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vol.167

月刊「WHIPLASH」AUG,2020

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は6月24日から7月23日までです。

今年2度目の山岳渓流釣行は山釣り初の知人夫婦と。天井が開けていない場所や、冷たい水に浸かっての釣りなんか初めて…というお二人でしたが、豊かな自然と放流モノではないキレイなイワナ、山深い沢のおいしい空気をとても喜んでくれました。バスやライギョ釣りではうっとーしい程度でたいした障害ではないクモの巣が、これほど難儀なものとは思わなかった…というのも新発見だったみたい。前日・前々日の雨のおかげで魚は高活性。ヨメさんは残念ながら追いのみでしたが、ダンナさんは初釣行なのに数本キャッチ。自分もけっこうな数のイワナを釣りましたが、雨後のせいか、これまでこの狭い沢では見たことのない、一瞬「尺いった?」という良型のオスも出ました。実際には9寸は余裕で超えたものの、尺には届きませんでしたが…。当初遡行目的地にしていた地点までは行けませんでしたが、3本の沢に入り、自然の中でたっぷり遊ぶことができました。
今回は狭い沢だったのでDAIWAさんのSILVERCREEK STREAM TWITCHER 48ULBを使用。4ピースの51ULB-4より5インチ短く、同モデルよりややシャープでありながら、素材的にもテーパーデザイン的にもしなやかさを兼備したモデルです。いい意味でクセがなく使いやすいロッドでした。ぶっつけ本番の初使用でしたが、51ULB-4より早く慣れた感じ。アンダーキャストを多用する藪沢では、やっぱり短い方がいいですね。もっと狭い場所では、これまで愛用してきたWISE STREAM の45ULB-3を使おうと思います。
Special Thanx to R “Metal Hentai” N san(Daiwa), T.N san(Daiwa)

[当日使用タックル]

  • Rod: SILVERCREEK STREAM TWITCHER 48ULB (Daiwa)
  • Reel: SS AIR(Daiwa)+PE#0.4+Fluoro 5lb Leader
  • Lure: EMISHI 50S(Ito Craft), SILVER CREEK MINNOW 50S(Daiwa), SILVER CREEK MINNOW DART CUSTOM 48S(Daiwa), RIGGE FLAT 45S(Zipbaits)

作っておきたいABSルアーもあと数モデルになりました。トップウォータープラグにかんしては、残りは複数のサイズ設定の1シリーズかな。このルアーについては、その機能にかんして以前から構想だけはあり、いくつかの大きさでバルサモデルを作ったりもしていましたが、なんかしっくりこなくて、自身の機能と造形を両立させる能力不足に嫌気がさしていました。再びそれに着手したのはCOVID-19の緊急事態宣言期間。あれこれ絵を描いてるうちに、機能性を伴いつつも個性的なカタチができてきたのです。そこでバルサモデルを数個製作。解除後に野池や川で動きを見ると、どれも想像以上でした。特にリトリーブスピードへの追従性が想定以上。ABSで製作した場合の内部構造案も並行していたので、これもほぼできたし、外出自粛期間を有効活用できたような…。ネガティヴな方向に陥りがちな時間を、ポジティヴな方向に活かすことができたような…。このルアー、なんとかカタチにしたいと思います。まずは標準サイズ(といってもLIVE WIREより少し大きい)、次に小さいヤツ(87 TRAVIESOより小さい)、最後にG-13程度の大きいモノも。そしてトップ以外にも2モデルぐらい作りたい。これらを全部終わらせたら、WHIPLASHとしてはもういいかな…という感じ。そんなことを言いつつも、そのうちきっと作りたいものが出てくるんだろうけど。そうそう、ABSやウィードレスプラグ、ワイヤー系やソフトベイト以外でも作ってみたいルアーがひとつありました。もう20年も前に某雑誌の編集者(今はその雑誌もないし、その人も業界にはいない)から「考えてみてくれ」と言われてたものが…。それについても再考してみたいです。コストを度外視したらイイものができそうなのですが、そーいうワケにはいかないタイプのルアーなのがネックです。しかもイマドキの日本ではウケないだろうなあ…。
ちなみにハンドメイドではシンキングペンシル(JA-DOのヨレヨレとか、Lucky Craftのワンダーみたいなタイプ)も作っていて、これもなかなかイイ動きなのですが、そーいうルアーってWHIPLASHらしくないよなあ。よってABS化予定ナシ。バイブレーションプラグも自作して、これもとてもイイのだが、なんというか突出した個性が感じられないし、とにかくバイブレーションプラグは根掛かって湖底のゴミになる可能性が高いので作りたくないのである。他にも抜群によく動く多目的小物用70mmミノーペンシルとか、同サイズのシンキングミノーとかもありますが、こーいうのもなんかWHIPLASHらしくない気がして…。

きわめて私事ですが、COVID-19のせいで仕事だけでなく、いろんな計画が見直しを迫られたり、変更を余儀なくされたり、一旦白紙に戻さざるをえなかったり…という状態になりました。到底自分の力の及ぶところではないし、まあそれでも焦らず地道にやってたら、いつか光は差し込んでくるだろうと、楽観と諦観の入り混じった気分で過ごしております。

毎年梅雨の頃には、あちこちの古傷が痛む…。それぞれの傷が「忘れるな」といわんばかりに痛むのである。不注意によるものもあり、若気の至りのものもあり、不可抗力のものもわずかにある。これらが痛むのも「教訓」と思った方がよさそうだ。昔のように無茶することはなくなったが、それでもいろいろ気をつけないと。その梅雨の長雨のせいで全然釣りにも行けず…。

早朝、住宅街に響く放送で目が覚めました。その少し前から雨の音がおかしいな…と夢うつつに思っていたのですが。聞こえにくいながらも「土砂災害警戒…」という部分は何とか聞き取れました。しかし、あの時間に一体何人があの放送で目を覚ましたか、何人が内容を聞き取れたかは不明。このあたりもレベル3だったそうです。さいわいその後しばらくして雨はおさまり、それから10時間ほど後に近所の川の上流域を見に行きましたが、少し水量が下がっても平常+2.5m。道には河から水があふれた跡もありました。…ということは一番水位が上がった時には、自分が見た時より1m以上。つまりその場所でも平常水位+3.5mほどあったことになります。
その後も半日程度の休止はあっても、またぶり返して降り続く。そしてまたレベル3。こんなしつこく激しい梅雨って、このあたりであったっけ?
各地で被害に遭われた方々に、つつしんでお見舞い申し上げます。

緊急事態宣言後の感染者増加にかんしては、ほとんどの人が何となく予想していたと思う。絶対気が緩む人が増えるはずだから。ただ、ここまで急増するとは…。自分の住んでるあたりは飲み屋はほとんどないが、それでも6月下旬以降、夜中に複数の人が酔っ払って騒ぎながら歩いているのがよく聞こえる。若い声が中心だ。しかし自分はまだ普通の外食はともかく、外での会食や飲酒は3月の初旬以降ゼロのまま。過度に警戒して控えているわけではないが、友人たちも何となく誰も行かない。それに接待を伴う飲食関係やいわゆる「夜の街」など、単なる飲食よりぐっとお金がかかるところにはもともと出向かない。お金がどうというより、そういう環境が好きではないのである。人にかまわれたり、人をかまったりするのが面倒なのだ。自分たちの間で酒豪というか無類の酒好きとして知られ、コロンビアのガイドの元締めからも「BIG DRINKER」なる称号を与えられ畏怖されているFOO2さんも、2月以降いっさい外での飲酒はしてないらしい。毎日のように仕事帰りに飲みに行ってハシゴしてたはずなのに…。FOO2さんを見習えといってるわけではなく、自分と周囲や家族の安全にはしっかり配慮したうえで行動しましょうということですね。
ちなみにFOO2さんは、日夜いろんな肴を作って家飲みを楽しんでる模様。どんな状況下でも楽しみを見出してしまうところがさすがなのだ。
飲み友達のTOMOさんは女子を含めたオンライン飲み会に誘われたものの、「家にはヨメやムスメがいるので、聞かれたら困るエロい話ができないからイヤ!」と断った模様。とにかく酒が入るとエロい話がお好きなのである。もちろんマジメな話もいろいろできる人だが、酒が入って女子がいると、エロい話をしたがるのである。そんなことやから、各国のガイドさんたちから「Hentai King」などの名誉な称号を授かるのである。~Kingだの~Hunterだの~Starだの、たいていの場合そーゆーのは自称であったり、便宜上の呼称であることが多いが、彼の場合は他称であり、そこにはリスペクトすら漂うのである。つまりは周囲が認めたホンマモンということである。そういや某ガイドがTOMOさんのイツザイ的発言のあとに、「Hats off to you, Tomo-san!」と言って深々と頭を下げたのを思い出した。そのお方も外飲みは控えておられる。

50年の約束もへったくれもあったもんじゃない。崩壊させられていく一国二制度。世界的なコロナ禍のタイミングで加速する独裁は、デジタルからフィジカルに向かっている。香港はもちろん台湾も心配だ。いろんな国の最高権力者がこれほど低質な時代になるとは…。

そして日本はこの状況下において、国と各自治体がかみ合っていない。ちぐはぐでつぎはぎだらけで、臭いものにはフタをするだけ。それでコトを運ぶために、隠蔽にはさらなる隠蔽で、歪曲にはさらなる歪曲で推し進めていく。コロナ禍は国政も崩壊させるか?すでにかなり崩壊してるか…。

最近の!!な試合

★UFC251

アブダビにあんな施設を…凄い!やることが違う。 やはり251の最注目カードはウェルター級選手権試合。王者カマル・ウスマンの対戦相手がCOVID-19に感染していることが出国時に発覚。そこで急遽「超問題児」ホルヘ・マスヴィダルが代役に。試合6日前にオファーを受け、約3日で10kgも減量して出てくるとは見上げたものだ。そして試合でも本当に頑張ったと思う。結果は総合的に勝るウスマンが、マスヴィダルのよさを封印して勝った感じだが、十分見ごたえはあったと思う。

最近の愛読書

★特になし

本棚にあるものを適当に読んでます。パニックものは現在のコロナ禍と共通性が多いですね。たとえそれが三毛別の日本最大の獣害をベースにした『羆嵐』であっても…。

最近の珍事件

★人生初。マムシの襲撃

山岳渓流釣行時、廃道化した林道へのルートを確認するため、20mほどのガレ場の急斜面を登っていた時のこと。2mほど前方の低い草の隙間から異音がしました。少し近づいてみると、マムシが緩くとぐろをほどいた状態で体を広げて、尾を振って威嚇していました。通常マムシは人を見てもとぐろを巻いたまま静物化(「巻き○○擬態」ともいう…笑)して、気づかずに通り過ぎるのを待っていることが多いのですが、この個体はなぜかヤル気満々。さらに近づいて距離が1.5m弱になると、いきなり首を飛ばしてきました。といってもヤツの射程はせいぜい15cm。どんなに頑張っても20cmには及ばない。わはは、そんなもんで届くか(笑)。すると、次の瞬間スルスルっとこちらに40cmほど寄ってきて、再び首を飛ばしてきました。そしてまたスルスルっと接近。マムシの方が高所にいるので立場はこちらが不利。この挑戦的な行動にムカついたのでそこらの棒きれを拾って、軽く押さえつけてイジメてやりましたが、その棒きれに何度も咬みつくほどお怒りの様子。ま、とりあえず「マムシ、怒る!」の写真でも撮っておくかとカメラを出すと、その隙に斜面を滑るように降りていきました。そんな逃げ腰でも棒で行く手を阻むと、その都度首を飛ばして咬みつきにくる。そんなことを繰り返しているうちにマムシの方が根負けして、岩の隙間に逃げ込んでしまい、撮影はできませんでした。
自分の経験や認識ではニホンマムシは基本的におとなしい毒蛇。これまで相当数のマムシに出会ってますが、こちらが何もしてないのに、自衛範囲(ワタクシの経験ではとぐろの中心から半径30cm以内かな…)外に進んで攻撃してきたのはこの個体が初です。産卵期には気性が激しくなるという話は聞いたことがありますが、それは通常8-10月。現在6月末、だいぶ先だし…。生き物には習性だけでは測れない個性があるということですね。まあたまにはこんなこともあるので、マムシを見つけたら不用意に接近して彼らの自衛の範囲に入らないようにしてください。観察・撮影はマムシとのソーシャル・ディスタンスを確保しておこなってください。怖がりすぎるのはよくないけど、ナメてかかるとひどい目に遭うかも…。
自分たち、いわゆる「野ガキ」のなれの果ては、子供の頃に親や知識と経験をもった年上の人たちから、野外の危険に対する「正しい恐れ方」を教わっているので、過剰な怖がり方はしないし、危険生物だからといってむやみな殺生はしません。しかし、イマドキのハナアブとハチの区別もつかずに殺虫剤で皆殺しにするような親に育てられた子供が、将来野外に出るといろんな意味で心配です。

★知人夫婦、ツキノワに遭遇

山岳渓流でマオー先生夫婦がツキノワに遭遇。以前は林道脇に立っていたツキノワさんをダンナが見つけたものの、クマの方が「アカン!こんなニンゲンに捕まったら食われる!!」とばかりに慌てて逃げたそう。実際何度か食ったそうだし(笑)。今回は沢の斜面の高所を移動する、黒くてツヤツヤした物体をヨメさんが発見。ダンナの方は直前に枝が折れるような音は聞いていたものの、その音の主がクマとは思わなかったそうです。自分はこの水系では真新しい子グマの足跡を発見したのと、さっきまでそのへんにおったやろ?という濃厚なニオイを嗅がされた程度で、クマ道や爪痕はそこらにフツーにあるものの、まだご本尊に遭遇したことはありません。

マスク崩壊

政府配布のありがたいマスクを一度だけした人がいて、使用後洗ってみた(本人曰くぞんざいな洗い方はしていないとのこと)ら、綿埃みたいなのがぞろぞろ出てきて、とてもじゃないが2度とする気がせず、資源の無駄遣いとは思いつつも、流用方法も思いつかず、いたしかたなく廃棄したそうです。小学校の頃の給食当番のマスクだってずっとずっとマシだったぞ。そんなものに何百億って…? 自分は当然使用する気はなく、かといって廃棄するのもどうかと思うので、コロナ禍における国民の税金の無駄遣いを象徴する「負の遺産」として、引き出しの奥に放置、もとい記念として保管しておこうかと(笑)。日本がこんなふうに軽く政府をおちょくった発言程度でも監視対象に指定するような国家にならないことを祈るね(笑)。

最近のお買い物

★特になし

今月のダメな人

★特になし