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vol.144

月刊「WHIPLASH」SEPT,2018

9月の目標:少しでも多く釣りにいく

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は7月24日から8月23日までです。

とにかく釣りに行きませんでした。7月下旬の旅行の後片付けやデータ整理、旅行によって分断されてた仕事類、異様な暑さ…それらがマシになったと思いきや、お盆の個人的禁漁期間になりました。盆にはいっさい釣りをしないと決めている(←宗教上の理由ではなく、民間的な日本の慣例が好きだから)ので、当然どこにも行かず。気がつけばバス釣りゼロ、ライギョ釣りゼロ、夕涼みマナマズ釣り3回だけでした。

今年はメディアに出過ぎた。自分はただの釣師なので、プロとかいう人種とは異なり、年に3つも出れば個人的には出過ぎ感があるのだ。内外出版社さんのナマズムックは2回目、つり人社さんのライギョムックも2回目、同『つり人』は初めて。今年はもう依頼はこないと思うので、あとは締め切りも取材のプレッシャー(←そんなもん感じてないように見えるらしいが、取材がうまくいくように記者やカメラマンに気遣いはしている。取材前には必ず自分の足で、簡単ではあるがロケハンもやる。釣りをしないまでもフィールドを見て回る。これをせずに他人の情報だけをアテにしてロケに行くのは、いかがなものかと思う)もなく、校正(場所を特定しやすい写真や、写りこんだ事物チェックし、サシカエや画像修正を依頼することもある。ライターさんが書いた文章にかんしても、ある程度のチェックは入れる)もなく、好きな釣りをしようと思う。しかし暑い。ヤル気を削ぐだけでなく、お魚さんも沈黙させる暑さだ。あ-、カムチャッカとかサハリンの北の方とかに行きたいなあ…。

『WALTON』『つり人』と連続してルアー専門でない雑誌が届いたので、暑さに倦んで仕事を放棄したくなった時に読んでみました。押し付けがましくなく、なんかホっとするなあ。コマーシャリズム全開・オレオレ度全開の人たち(メジャーなジャンルに多いね)がしゃしゃり出てると、それだけでうんざりやもんなあ。ライギョムックもイマドキよくあるカタログ雑誌的でなく、よかったんじゃないかと。何ケ所か「これイイのか?」というところもありますが…。ライギョムックにかんしては、当初自分としては釣りの取材は受けず、誌面にも極力出ない方向で考えていました。それがつり人社さん側といろいろ話しているうちに少しずつ変わって、めったに取り上げられない小型ライギョ、近畿圏のライヒーでもやるか…となり、昨年初秋に取材予定を入れたのですが、台風接近のため中止。その後しばらくして編集上の問題か、ムックの発売延期の通知が来て、最終的に2018年春発売の予定が7月中旬発売予定に変更。それなら5月下旬の取材が可能ということになり、ギリギリで釣行したわけです。実は発売をもう1年遅らせて、スケールのでかいことをやる話(←スケールがでかいといっても、たいしたことではない。ただし各方面の準備に時間はかかりそうだし、ワタクシ個人はもちろん自腹OKだが、他の資金の問題もある)も上がったのですが、これ以上の延期は絶対ムリ!となり、その話は流れました。ライヒーというマイナーなターゲットなので、巻頭はヤメて、せめて巻末にしてほしいと言ったのですが、なんせ撮影に来られたカメラマンが巨匠・津留崎健さんなもんで、編集サイドもツルケンさんの写真をケツにまわすなんてできるか!!ということもあり(←多分)、不肖ワタクシの取材記事が巻頭となったのだと思います。

なおその記事に出ているショートかつライトなHEAD GUNNER J-VERSIONですが、別に取材に合わせたわけでなく、昨年から企画していたモデルの1stプロトがちょうど上がってきたので、それを持参して使っただけです。その後、ちょっと張りが強いか?ベリーセクションを少しいじるか…そのあたりの微妙なトロ味を出すにはコンポジット比率も…などと考え、2ndプロトを発注。そして先日2ndのチェックをおこない、それがほぼ想定通りだったので、現在商品撮影や展示会に使える完品同様のモノを作ってもらっているところです。HGJ-610Hより少しショートでライト。無理のないスムースなベンディングカーブを描く扱いやすいサオになっています。というわけでヘヴィカバーのカムルチー釣りには厳しいです。J-VERSIONとして出しますが、想定用途の中には東南アジアに多いハルアン(ストライプド・スネイクヘッド)のカバーゲームや、トーマン(ジャイアント・スネイクヘッド)のカバーエッジゲームなども含まれています。さらにはヨーロッパで人気のビッグベイトを使用する大型パイクのソナー・フィッシング、これまた大型ルアーを使用するオーストラリアのマーレイコッドなども想定内。自分は実際に現地でそれらの釣りを体験してきたし、海外のお客さんからもそういう釣りとの相性の良さを認める声をもらっています。想像や机上の空論でモノを言ってるわけではありません。さきの2モデルにはサブネームがありませんが、このモデルにはあります。「MACULATA STRIATA」。これはライヒー(Blotched Snakehead=Channa Maculata)とハルアン(Striped Snakehead=Channa Striata)の学名の一部を拝借したもので、MACULATAは「斑点だらけ」つまり英名のBlotchedの部分、そしてSTRIATAは「ストライプ」の意味。日本語読みは「マクラタ・ストリアータ」、日本語訳は「ぶちぶち・しましま」となります。読みの響きは悪くないが、訳すと実にどんくさい(苦笑)。実はCATHEDRALの「HOPKINS(THE WITCHFINDER GENERAL)」という曲の歌詞に「Lucifera Vampirella」という一節があり、その響きと韻の踏み方が昔から気に入ってたので、ちょいと拝借いたしました。発売は2019年晩春の予定です。

2019年発売予定といえば、うまくいけばLIVE WIREの弟分が出るかも。もう少しで内部構造に移行できそうです。他にもいくつかネタはありますが、ウェイト配列が決定したTBR-93を除いては、このLIVE WIRE TRV(仮称)が最も進行が順調です。ちゃんと仕事はしているのです。TRVは略号で、あるスペイン語の形容詞が入る予定です。その形容詞は自分が好きだったメキシコの某ボクサーのアダ名にもなっていました。

上記のムックの中にトーマンにかんして「虹色」という表現が何回か出てきてました(本田君夫婦とあすかちゃんの項)が、トーマンが「虹色ライギョ」なら、カランダン(もしくはケランダン)は「花柄ライギョ」ですね。 このOcellated Snakehead(日本ではオセレイトスネイクヘッド。フラワートーマンとも呼ばれている)は、体形がライヒーに似た小型種で、先日ボルネオ島で出会いました。自分たちが行ったあたりでは、スネイクヘッドの中で最も個体数が多いと思われます。熱帯魚雑誌等でターコイズブルー・メタリックとでもいえそうな、鮮烈なブルー系の胴にオレンジの眼状斑が並んでいるものの写真を見かけますが、今回はわずかにグリーン系の入ったものもいましたが、ほとんどのものがダークオリーブやダークブラウンの地色でした。食味はトーマンよりは上か?別にトーマンも不味くはなかったですよ。スモークされたトーマンは、使用した木のせいか、ちょっと正露丸みたいなニオイがあったけど。これで自分が食したスネイクヘッドは、ノーザンスネイクヘッド(カムルチーもしくは亜種)、ハルアン(ストライプドスネイクヘッド=プラーチョン)、トーマン、カランダンと4種になりました。釣った種類はこれで7種です。もう1種釣りたかったのですがダメでした。来年以降の課題です。

リールの本体であれスプールであれ、軽ければいいというものではないことを実感しています。スプールが軽ければキャストフィールがいいというわけではない。立ち上がりはよいが収束は早い。もちろんブレーキはよく効く。特に磁力によるブレーキ。昔からベイトリールを使い続けてきた自分には、時にこれが感覚的にマイナスになることがある。慣性による後半の「伸び感」がなくなるからだ。そしてスプールの回転はラインによっても変化する。フロロ中心で考え作られたスプールにナイロンを入れたらどうなるか?さらに比重の軽いPEを入れるとどうなるか…?どんなライン素材を基準にすべきなのか?それとも完全に個別にするべきなのか?ラインも多様化する現在、高い次元での万能とかバーサタイルとかいうモノは、想像以上に困難になりつつあると思います。しかし自分の場合、国内釣行はもちろん海外釣行でも、道具はミニマムに抑えたいので、ルアーもロッドもリールもバーサタイルという概念から逸脱するものはセレクトしづらい。ボートにずらずらっとタックルを並べたり、付き人に予備タックルを持たせたり…という釣りはやらないんでね。さらにいうと、そういう人たちが良しとする道具は、自分の用途には適していないこともあるのです。

ラインといえば、最近は「バス釣りにナイロンラインを使ってる」というとバカにされることがあるそうな…。自分はたまにフロロを使うこともありますがメインではありません。以前バス釣りの人から「えーっ、フロロを使わないんですかぁ?」と、イマドキそんな人がいるのか?という嘲りを含んだワザとらしい驚き方をされたことがあるし、現在のウチの担当者・フジミではないスギモト君も「ナイロンは使わないです。フロロです」とのたまう。それでLIVE WIREがうまく動かんのか?(笑)。ラインなんてものは適材適所で、フロロの利点を活かせる釣りにはフロロを使うのがいいし、ナイロンの利点が活かせる釣りにはナイロンを使うのがいい。もちろんPEも同様。自分のようにトップウォータープラグに生命感を与えたい…という向きにはすこーんと沈むフロロより、適度にしなやかで漂う感じのナイロンが向いてると思うし、その他ラインが沈むことによってルアーが引っ張られるのがイヤ…という場合や、ラインにしなやかさが求められる釣りにもナイロンが向いている。個人的にはキャストフィールもサミングの感触もナイロンのほうがずっと好みだ。プロとか有名人がフロロといえばなんでもかんでもフロロを使う…そんな主体性のないことでどうするんだ?自分の釣りに合わせてラインを選ぶべきだろう。ナイロン;フロロ、比重1.14:1.78の差は大きい。上でスプールのことを書いたが、この比重差が慣性に影響を及ぼすはずだ。さらに比重0.98のPEになるとフロロとの差はいっそう明確になる。先日ボブ高浜と電話で話した際、某新型リールの話からこうしたラインの話になり、池に浮かぶソーラーパネルや河川工事の話になり、メディアや海外旅行の話になり、最後はボブが最も得意なガールズメタルの話で終わりました。ボブのイチオシはLOVEBITESだそうです。それなら1stだけでなく2ndも買っとけ!(笑)

どーでもいい話ですが「16lbのフロロの方が20lbのナイロンより強いんですよ」とバス釣りの人に知ったかぶりで言われたことがあり、「コイツ数字の大小もわからんのか?」と思ったことがあります。正しい意味での20lbとは直線強度であり、20lbの負荷で破断するということ。16lbが20lbより強いわけがありません。4lbつまり約1.8kgもの差があります。このようにデータでの直線引っ張り強度比較は簡単ですが、同じ20lbでもフロロとナイロンでは径が異なることもあるし、実釣では表面強度による耐摩耗性や吸水性、紫外線劣化他いろんな要素が絡んでくるし、使用状況によって一概にどちらが強いかは難しくなります。もちろんさきの人物はこういうことを知ったうえで言ったわけではなく、どこかでプロだかなんだかがそう言ってるのを聞いて、ケーハクにも得意げに受け売りしてきたのです。ちなみに素材特性でいうなら、ナイロンのほうが直線強度も結節強度も出しやすいといわれています。

バス釣りにPE+ナイロンorフロロリーダーを使ってる人たち、電車結びはエエことないですよ。面倒かもしれないけど、ノーネームノット(8の字ぐるぐる)か単線オルブライトノットの改良バージョンぐらい覚えましょうね。

この暑さを考えると、東京五輪はとてもじゃないがアスリート・ファーストなんていえたものではない。しかも冷房なし?死人が出るぞ。サマータイム?それがなにか…。

唯一の戦争被爆国なのに。過去には国土を大破壊した鉄のロバ野郎に勲章をくれてやるし、核兵器禁止条約にはそっぽ向くし…。
強い日本?聞いて呆れるわ。

いかん。先日の海外旅行は旅行としてはおもしろかったが、釣行としてはしょぼすぎた。このままでは年が越せんぞ。まだ8月だがそんな思いが脳裏をかすめます。もう1回どっか行くか…。 あぁ、金と時間が…。最近とみに思う。残ってる時間はあまりないな…と。お金もだけど…。

最近の!!な試合

★WBO S.フェザー級王座決定戦 クリストファー・ディアス vs 伊藤雅雪

自分はあらゆるスポーツその他において、日本人贔屓ではない。日本という国そのものへの愛国心は強いが、日本だから応援するなんて考えはまったくもって持ち合わせていない。スポーツにおいて武道においてその他において、卑怯な手段、下劣なものに対しては、国籍がどこであれ、あからさまに不快感を表わす方だ。おかしな判定にかんしてはなおさらである。しかし、この試合のような実力伯仲、揺るぎない意志のぶつかり合いには、文句なく讃辞を送りたい。いいものを観た。

★ソフトボール女子世界選手権決勝戦 アメリカ vs 日本

自分がTVで球技を見ることはめったにない。ポルポト政権にかんする番組を見ようとしたら、繰り下げでソフトボールの決勝戦をやっていたので、なんとなく見ていたらこれがすごい試合になってきて、結局最後までTVに張り付いていた次第。いやなにが凄いってピッチャーの上野選手。「魂の熱投」なんて評されてたが、そのありきたりな表現以外にこれといった言葉が当てはまらない。もちろん支えるチームも素晴らしかったが。

最近の愛読書

★特になし

最近の珍事件

★住宅地ハヤブサ

ウチの近所…といっても最寄り駅(映画『阪急電車』の撮影によく使われてました)と隣駅の中間点あたりですが、ちょくちょくハヤブサが出現します。以前は神社の森の上を飛んでるのを見ることが多かったのですが、昨年は住宅地の電柱の上でピーピー騒ぐ若鳥を見かけたし、つい先日はそこらの住宅の上を旋回する成鳥を目撃。周囲を歩いてる人は誰も気づきませんでしたが、視界の隅をかすめた飛行姿勢が独特だったので目で追うと、やはりハヤブサでした。ハトやムクドリなどの獲物は、山より住宅地の方が多いので、よく現われるようです。

最近のお買い物

★アナログ目覚まし時計

いつでもどこでも一番時間をあわせやすいのは、やっぱりコレやなあ。手のひらにすっぽり入る旅行用のアナログ目覚まし時計を購入。個人的にはアラームの時間がデジタルみたいにタイトでなくてもかまわない。余裕をもって少し早めに設定するからね。

今月のダメな人

★特になし