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SOUND CORNERvol.130

『HURRICANES AND HALOS』
AVATARIUM

HURRICANES AND HALOS / AVATARIUM

現存するメタル系バンドの中で、最も好きな女性Voのひとりが、このAVATARIUMのジェニー・アン・スミスだ。しかし、ここにきてAVATARIUMをメタルのカテゴリーで語るのには少し無理が出てきたように思う。たしかに重い部分は重いし、ハードな部分はハードだ。ただし「陽」の部分が増え、いっそうキャッチーになっている。フツーならここで「AVATARIUMは軟化した」とか、「ポップになったバンドから興味は失せた」なんてことになりかねないのだが、このアルバムは違う。現在のAVATARIUMを凛と示している潔さと、音楽性の高さの前には、重いだとか軽いだとか、硬いだとか軟らかいだとか、ポップだとかそうでないとか、そういう議論は意味をなさない。個人的にドゥーミーな1stと2ndが大好きだが、この3rdにかんしても何ごともなく受け入れて愛聴している。

最近の愛聴曲

  • 全曲『DEAD HEART, IN A DEAD WORLD』 / NEVERMORE『DEAD HEART, IN A DEAD WORLD』
    *リリースされたのは2000年だから随分前になる。HR/HMにも流行り廃りはあるが、それでも他のジャンルと比較すると、うわつかず地に足がついている印象がある。これがエクストリームなのかどうなのか、そんなことはどうでもよく、メタルの歴史の中のややダークサイドに青白く存在を主張する超名盤だと思う。1曲目から「見えない神のために地を流す最後の生き残り」「命は砂時計から流れ落ち冷たくなっていく」などと印象的なフレーズが多発する。メタルはバカっぽいなどと口が裂けても言えなくなるほど、構築美と知性と技術に彩られたメタルを聴くことができる。
    リリースされて17年、今でもよく聴いている。
  • THE RISE OF CHAOS / ACCEPT『THE RISE OF CHAOS』
    *ニューアルバムからのタイトルチューン。発売は8月だそうで。
  • QUINN THE ESKIMO / KROKUS『BIG ROCKS』
    *ボブ・ディラン師の曲。GOTTHARDは『G.』の中で「MIGHTY QUINN」として演ってます。
  • WHOLE LOTTA LOVE / KROKUS『BIG ROCKS』
    *いわずと知れたZEPの超有名曲。エンディングの余分な一言が◎。余分な一言は他の曲にもあって、やっぱりKROKUSは、というかここのVoのマーク・ストレイスはAC/DCが好きなんやなーと。
  • ROCKIN' IN THE FREE WORLD / KROKUS『BIG ROCKS』
    *ニール・ヤングのカバー。個人的にはオリジナルよりも好きだ。
  • BACKSEAT ROCK N' ROLL / KROKUS『BIG ROCKS』