SOUND SELECT
UNDER A DARK SKY / ULI JOHN ROTH
壮大な構想の『シンフォニック・レジェンズ』シリーズの第1弾という。
ウリ・ジョン・ロートはライナーの中で「これまで行ってきたものの中で群を抜いてダークなアルバムであり、
今後もおそらくこれよりダークなものはできないだろう」と語っているが、
ダークなだけではなく希望的なメロディもあるシンフォニックなロックアルバム。
今ドキの人たちが最初から最後まで緊張感を持続して聴き込めるかどうかが不安になってくる。
それはもちろん冗長という類いのものではなく、きわめて音楽的で緻密なものだ。
「行間を読む」という慣用句があるが、このアルバムを聴くにあたっても同様の読みがあれば、
さらに深みが出てくることだろう。アートワークも内容と呼応したハイレベルなものだ。 |
|
|
|
|