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SOUND CORNERvol.92
『HURT ME』
JOHNNY THUNDERS

1991年に38歳で死去したジョニー・サンダースが1984年にリリースしたアコギ弾き語り作品。元GUNS'N'ROSESのダフ・マッケイガンによるカバーで有名な「YOU CAN'T PUT YOUR ARMS AROUND A MEMORY」収録。アルバム全体に儚さが漂うが、中でも「YOU CAN'T PUT YOUR ARMS〜」は切ない。大学生の頃に同じ大学で音楽をやってた女子に渡されたアルバムだが、当時メタルにどっぷり浸かっていた自分の視野を広げてくれた1枚でもある。今でも時々聴き返す。その度に胸がちくっと痛む。
最近の愛聴曲
- 全曲『THE OATH』 / THE OATH『THE OATH』
*引き続きなかば中毒的に聴き続けています。
- FULL MOON〜NIGHT OF THE DEMON / DEMON『NIGHT OF THE DEMON』
- INTO THE NIGHTMARE / DEMON『NIGHT OF THE DEMON』
- AN OBSERVATION〜DON'T BREAK THE CIRCLE / DEMON『THE UNEXPECTED GUEST』
- THE SPELL / DEMON『THE UNEXPECTED GUEST』
- TOTAL POSSESION / DEMON『THE UNEXPECTED GUEST』
- DELIVER US FROM EVIL / DEMON『THE UNEXPECTED GUEST』
- THE PLAGUE / DEMON『THE PLAGUE』
- NOWHERE TO RUN / DEMON『THE PLAGUE』
- FEVER IN THE CITY / DEMON『THE PLAGUE』
- BLACKHEATH-PART ONE,-PART TWO / DEMON『THE PLAGUE』
*THE OATHが「NIGHT OF THE DEMON」をカバーしているので、ひさしぶりに初期のDEMONを聴いてみました。
- 全曲『DELIVERING THE BLACK』 / PRIMAL FEAR『DELIVERING THE BLACK』
*メタル直球作品。個人的にはもっと攻撃性を上げてほしいし、もう少しヘヴィな音像にしてほしいし、曲によってはVoをほんの少しひっこめて(Vo、ウリなんだけどね)リズムセクションをもう少し出してほしいが、もちろんそれは聴く側の欲や好みであって、実にハイレベルなメタル作品であることにかわりはない。海外のド・メタル者たちは、こういう作品にたいしては、きっと「AWESOME!」と言うのだろう。この言葉の中には、メタル道を踏み外さず歩み、ハイレベルな作品を作り上げたバンドに対する「敬意」が含まれているのだ。音楽やバンドに対し「敬意」なんて、ポピュラーミュージックではメタルだけかも。
- 全曲『HELL ON WHEELS LIVE』 / MANOWAR『HELL ON WHEELS LIVE』
*なんとMANOWARがLOUD PARKに。21年ぶりの来日か…そんなに経つのか。大阪でも単独ライヴをやってくれないかな。そしたら絶対行くのになあ。20分のベースソロは拷問だが、「これがMANOWAR流のビールの飲み方だ!」とかやってほしいよなあ。ただのエロオヤジ・パフォーマンスだけど(笑)。それと爆裂爛漫息子閣下が悶絶した「父(FATHER)」は大真面目に演るんだろうなあ。もちろん日本語バージョンで。「OTOSAN〜」と歌われても吹いてはならない。そんな不謹慎なことではいけないのである。QUEENの「TEOTORIATTE」はフツーに聴けるのに、MANOWARの「父(FATHER)」で吹くような奴はサムライではないのである。
『BURRN!』誌でも少なくとも6頁ほどのディマイオ閣下の単独ロングインタビューを載せてほしいね。そうなればもちろんインタビュアーはディマイオ閣下と兄弟の契りを結んでいるはずの前田氏しかいない。
今年の夏は山岳渓流で見かけるマムシどもをすべて捕獲して特濃蝮酒を作り、はるばるお越しになられるメタルの戦士たちに献上しようかと思っておる。(←ウソ)