- HOME
- Monthly Whiplash「月刊WHIPLASH vol.139」
- SOUND CORNER
SOUND CORNERvol.139
『FIREPOWER』
JUDAS PRIEST

個人的な感想としては、前作に『BRITISH STEEL』時代の空気をまとわせたといったところか。曲作りの能力は相変わらずメタル界最高峰だと思うし、低〜中音域をきわめて有効に使いつつも高音域にカッコよく移行するVoも凄い。年齢を考えると凄いではすまないほど凄い。やはりロブの声こそがJUDAS PRIESTなのだと実感。トム・アロムとアンディ・スニープのツイン・プロデュース体勢もいい方向にはたらいたのではないかと思う。残念なのはグレン・ティプトン師の病…。
最近の愛聴曲
- 全曲『THE ART OF DYING』 / DEATH ANGEL『THE ART OF DYING』
- 全曲『KILLING SEASON』 / DEATH ANGEL『KILLING SEASONS』
*デニス・ペパ氏に会ったので、リユニオン後の2枚をくり返し聴いてみた。というか『THE ART OF DYING』は車に積んであるので日頃から愛聴。
- VICTORY / RIOT V『ARMOR OF LIGHT』
*パワーメタル系の曲はよい。しかしそんなことよりジャケットのアートワークが凄すぎる。センターのジョニーも凄いが右端の武器をクロスして持ったヤツにノックアウトされた。ウケ狙いなのか、マジなのかよくわからん。しかも絵がかなり雑い。こんなことではヘタすると、コミックバンド扱いされるかも。富山のセンセーも大悶絶したそうだ。今年、これを超えるアートワークが出てくることはないだろう。そう断言しておこう。『NARITA』のジョニーに並んだ!
- 全曲『ZENO』 / ZENO『ZENO』
*ジーノ・ロート氏逝去。R.I.P.
- YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN' / JUDAS PRIEST『SCREAMING FOR VENGEANCE』
*デイヴ・ホーランド氏逝去。『DIFENDERS OF THE FAITH』ツアー、大阪フェスティバルホール、体にドコーン!と響くバスドラは、『BACK IN BLACK』ツアーの際のAC/DCフィル・ラッド氏の音同様、今でも印象に残ってます。R.I.P.