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- Monthly Whiplash「月刊WHIPLASH vol.144」
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SOUND CORNERvol.144
『ABSURDITY』
UNITED

直接的な知り合いではないが、知人が数人、バンドと知り合いだったため、オフのヒドイ話(笑)はいろいろ聞かされていた。数年前にリーダー格の横山氏が逝去し、どうなるんだろうと危ぶんでいたが、それは本当にどーでもいい杞憂にすぎず、危ぶむことすら無意味だったと思うほどの快作をUNITEDは提示してきた。過去の作品よりシンプルな印象があり、速くても重いDr、カッコええB、一辺倒でないVo、刻み職人ともいうべきGが構築するスラッシュメタルは強力。歌詞がないし何を言ってるのかわからないが、T-7は情念渦巻く鎮魂歌。
最近の愛聴曲
- 全曲『THE WOLF BITES BACK』 / ORANGE GOBLIN『THE WOLF BITES BACK』
*オールドブリティッシュも爆走R&Rもメタルもサイケもブルーズも鍋にブッ込んで、じっくり煮込んで荒っぽくブチ撒けたようなアルバム。
- ALL SUMMER LONG / KID ROCK『ROCK'N'ROLL JESUS』
- SWEET HOME ALABAMA / LYNYRD SKYNYRD『SECOND HELPING』
- CEMETARY GATES / PANTERA『COWBOYS FROM HELL』
*R.I.P. ヴィニー・ポール氏と、そしてどことなく似ているマサ斉藤氏に。
- RYUKYU MY HOME / MURASAKI『QUASAR』
*合掌。
- I SAY A LITTLE PRAYER / ARETHA FRANKLIN
*R.I.P
- ROCKIN' IN THE FREE WORLD(Neil Young Cover) / KROKUS『BIG ROCKS』
*R.I.P
- 私は風(Carmen Maki&OZ Cover) / 中森明菜 1994 Parco Live
*カバーが原曲を超えることはめったにない。もちろんこれも原曲を超えてるわけではない。しかし、この苦悩の中から自由を求めつつも、また引き戻されるようなバージョンは、とても興味深く聴くことができる。