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- Monthly Whiplash「月刊WHIPLASH vol.146」
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SOUND CORNERvol.146
『LIFE OF CHANGE』
CONDITION GREEN

ともすれば過激なパフォーマンスばかり強調されがちなCONDITION GREENの1st。ライヴ映像のみならずアー写も非常にアヤシイ。しかし音楽はカッコよく、ブルーズロックをベースとしたもので、CREAMやジミ・ヘンドリクスにも通ずる部分を聴き取ることができる。STEPPEN WOLFやMC5を思わせる部分もある。そして時に「いかにも沖縄」という独特の哀感も漂ってくる。音源で特筆すべきは、後にHEAVY METAL ARMYにも参加するSHINKI師のギターだろう。とにかく冴えわたっているのだ。温故知新というわけではないが、ロックが極めて人間臭く汗臭く、暴発するような力に満ち、破壊的かつ猥雑であった時代を代表する1枚だと個人的には思っている。
興味のある人はYou TUBEなどで当時のライヴ映像をチェックしてほしい。沖縄の米軍人たちを驚嘆させたライヴパフォーマンスの一部を観ることができる。ヒゲのカッチャン師(Vo)の怪しさは格別だし、特に人間タワー(四重の塔)は必見。最下段のEDDIE師(B。故人)の人間離れぶりもスゴイが、そこから転がり落ちてもまったく途切れることなくギターを弾き続けるSHINKI師はさらにスゴイ。神憑かりである。ちなみにSHINKI師は「神鬼」と表記されることもあります。
最近の愛聴曲
- 全曲『HEART』 / HEART『HEART』
- 全曲『BAD ANIMALS』 / HEART『BAD ANIMALS』
*落ち着いて仕事をする時には、メタルよりこーいうのを聴いてます。グラマラスな時代のHEARTもけっこう好きだ。ナンシー・ウィルソンもオバチャンになったけど、今でも十分美人さんだし佇まいがカッコいいですね。
- IMAGE SONG / カルメン・マキ&OZ『カルメン・マキ&OZ』
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