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- Monthly Whiplash「月刊WHIPLASH vol.150」
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SOUND CORNERvol.150
『VICE』
CIRCUS OF POWER

ヘアバンドに象徴されるキラキラのLAメタルやハードポップが、音はけっこうハードなのにポピュラリティを獲得した頃、ストリートレベルのR&Rがアンチテーゼのように現われてきた。虚飾に対するリアルである。CIRCUS OF POWERが現われたのもその頃だったと思う。どこか土臭さを漂わせ、あまり愛想のないヘヴィなR&Rを響かせたのだ。この『VICES』は2nd。1stより曲は多様化し、ブルーズの匂いが少し濃くなり、哀愁度も上がったと思う。当時個人的に大きくないハコでライヴを観たかったバンドの筆頭だったが、日本ではあまり人気が出なかったように思う。
最近の愛聴曲
- TOMORROW'S DREAM / BLACK SABBATH『VOL.4』
- OURAGE / MANOWAR『HELL ON WHEELS LIVE』
- HEAR MY TRAIN A COMIN'(Accoustic) / JIMI HENDRIX
*出て行く曲ばかり(苦笑)
- KEEP ON MOVIN' / DEEP PURPLE『COME TASTE THE BAND』
*ここ数週間、ずっと頭の中でこの曲が流れている。これもやっぱり出ていく歌?
- DUST IN THE WIND / KANSAS『LEFT OVERTURE』
*フィッシングショーの後、1年ぶりにマオ先生たちとメシに行って話してた時、会話の内容からふと思い出したのがこの曲。平家物語の冒頭文にも通じる無常感。「ひとえに風の前の塵に同じ」というやつだ。でも歌詞とは違って地球も空も残らないかもしれない。生命のあるすべてのモノに対して 死は必ず平等にやってくるのだ。生命体ではない永久機関なんてモノでも、それが存在する「場所」が消滅すれば、永久でも何でもなくなるわけだ。
- トラベリング・マン / 堀内孝雄
- デラシネ / 堀内孝雄
- 蜃気楼 / 桑名正博
*昔耳にした曲がふっと蘇ってきました。
- RUNNIN' DOWN A DREAM / TOM PETTY&THE HEARTBREAKERS
- LEARN TO FLY / TOM PETTY&THE HEARTBREAKERS
*いい歳して沁みるなあ…。