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SOUND CORNERvol.161

『THE BEST OF EVERYTHING HITS COLLECTION 1976-2016』
TOM PETTY AND THE HEARTBREAKERS

THE BEST OF EVERYTHING HITS COLLECTION 1976-2016  / TOM PETTY AND THE HEARTBREAKERS

2017年に亡くなったトム・ペティの2枚組ベスト。比較されることが多かったブルース・スプリングスティーンとの共通項もあるが、アクセル・ローズを思わせる部分もあちこちから聴こえてくる。つまりアクセルが影響を受けたのだ。実際、ライヴで「FREE FALLIN'」をデュエットする映像も存在する。多くの場合、トム・ペティの歌詞は私的だ。1人称告白体(?)であることも多い。それにより、曲がぐっと身近に感じられる。そして立場的にはロックスターであるものの、ナマの人間性がにじんでいる。自分は生前大ファンというわけではなかったし、たまに聴く程度だったが、楽曲はシンプルなのに、そのたびに新しい発見があった。今さらながら惜しい人が亡くなったものだと思う。あらためてR.I.P.
10ページに渡るライナーノーツも、トム・ペティの航跡をたどりつつも、実体験のエピソードを盛り込み、読みごたえあり。

最近の愛聴曲

  • AMERICAN IDIOT / GREEN DAY『AMERICAN IDIOT』
    *アルバム制作中に起ったイラク戦争への抗議が込められた曲。少し歌詞を入れ替えると日本にも当てはまる。つまり「JAPANESE IDIOT」である。さらに今のイギリスはどうだ?あちこちでおかしなことになってないか?香港、台湾はどうなる?真実も事実もうまく置き換えられたり、隠蔽されたり、ほとんど為政者に都合のいいようにフィルターをかけられる。そんな中で自分は「日本の愚か者にはなりたくない」と強く思っている。ところでそのGREEN DAYが近日新譜を発表するんですよね。大きいだけの音、フニャフニャな態度と当たり障りのない歌詞…、今やロックはアンサンブル形態でしかなくなりつつある。そんな風潮に喝を入れるだろうか?それとも…。もちろんメジャーではないミュージシャンたちで、反体制的ロックを引き継いでいるものがいることは知っている。しかし、フツーのTV番組でロックと呼べないモノにロックという言葉を当てはめるたびに、中指が立つ今日この頃。
  • FALL OF THE EMPIRE / ACCEPT『BLIND RAGE』
  • DIE BY THE SWORD / ACCEPT『THE RISE OF THE CHAOS』
  • KOOLAID / ACCEPT『THE RISE OF THE CHAOS』
  • END OF THE BEGINNING / BLACK SABBATH『13』
  • GOD IS DEAD? / BLACK SABBATH『13』
  • UNDER THE GRAVEYARD / OZZY OSBOURNE『ORDINARY MAN』
    *ニューアルバムからのこの曲を聴いていると、そのタイミングでオジーさん、パーキンソン病を公表…。
  • LEARNING TO FLY / TOM PETTY AND THE HEARTBREAKERS
    *「飛び方を習っているが翼がない」。淡々とした曲である分、いっそう訴えてくるものがある。個人的には、TOM PETTYといえばこの曲と「FREE FALLIN'」。他にも好きな曲はたくさんあるが、今の自分を顧みると、やはり「LEARNING TO FLY」が一番しみる。