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SOUND CORNERvol.184

『SERVANT OF THE MIND』
VOLBEAT

またしても快作! R&R、ブルーズ、サイコビリーやパンク、時にはカントリーの匂いさえするが、それらをメタル系のサウンドとダイナミズムの中に混ぜ込んで、絶妙にセンス良く豪快に放出する感じだ。ずっと以前、特にロックが好きなわけではない外国の友人を車に乗せた時、偶然VOLBEATの「REWIND, REPLAY, REBOUND」をかけていたのだが、ヤツがご機嫌で軽く体を揺らしていたのを思い出す。「けっこう激しめやけど、こういうの好きなのか?アンタの好きなラテン系ダンスミュージックとはまったく違うが…」と尋ねると「激しさよりノリの心地よさを感じるね。ヘヴィだけどポップだ」とお答えになった。このバンドはそういう一般性と即効性も持ち合わせているのだ。ジャケットのアートワーク「自分の脳みそをのぞきこむ男」はなんとも意味深…。そしてやっぱりヒゲは生えている。

最近の愛聴曲

  • SCENT OF THE DARK / TONY IOMMI
  • *トニー・アイオミ師、久しぶりの一曲。香水にまつわるものらしいが、らしさ全開のダークなインスト。

  • LAGUNA SUNRISE / BLACK SABBATH『Vol.4』
  • EMBRYO~CHILDREN OF THE GRAVE / BLACK SABBATH『MASTER OF REALITY』
  • FLUFF / BLACK SABBATH『SABBATH BLOODY SABBATH』
  • *トニー・アイオミ師のインスト曲つながりで、SABBATHのインストで特に好きなものを。「EMBRYO」は「CHILDREN OF THE GRAVE」の導入部のような感じだが、胎児(EMBRYO)~子供(CHILDREN)という流れになっている。そして「CHILDREN~」は今の世界をも切り取っていて、自分にとっては革命歌でもある。以前ライヴでは「CHILDREN~」で終わり、余韻を「FLUFF」が静かに醒ましていく流れであった。自分はどよめきの中を流れる「FLUFF」を聴きながら立ち尽くした記憶がある。でも何といっても一番好きなSABBATHのインスト曲は「LAGUNA SUNRISE」。独りで静かな環境で目を瞑ってこれを聴くと、本当に意識の中に陽が昇るのである。そこに見える風景は行ったことのないカリフォルニアのラグナビーチではなく「潟」の方だけど。