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vol.164

月刊「WHIPLASH」MAY,2020

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は3月24日から4月23日までです。

毎日COVID-19の感染者数と死者数を眺め、つくづくえらいことになったもんだ…と思う。自分は過去において、爆発的な感染の中に身を置いたことがない。SARSもMERSもその脅威にさらされた国の人には失礼ながら、対岸の火事だった。過去最悪のスペイン風邪は歴史の中でしか知らないし、香港風邪の時は生まれてはいたがほとんど記憶はない。2009年の新型インフルエンザも、これほどの薄気味悪さを伴わなかった。相手は理屈も交渉ごとも通じないし、決定的な対処もまだ見当たらない。しかも変異して強力化する可能性もある。これが原始的かつ単純な生き物(?)の恐ろしさである。誰かが「世界はコロナ前とコロナ後に分かれる」と書いていたが、本当にそうなるのかもしれない。とにかく一刻も早い収束を願うばかりです。そして自分に課していることは「適正かつ冷静な判断と平常心を失わないこと」です。

自分が当初の予定通りに南米旅行をしていたら、現地の首都に到着するまさにその日にロッジが閉鎖となっていました。というのも、その直前にロッジからヨーロッパの某国に帰った客が、帰国後にCOVID-19に感染していたことが分かったからです。おそらくですが、その客はヨーロッパで感染したまま症状がない状態で入国してロッジに滞在し、帰国後潜伏期間が終了して発症…ということになったのでしょう。自分たちは最終日に一晩だけそこに泊まる予定で、それ以外はジャングル内の別の場所に滞在予定だったので、接触はないわけだが…。しかし、なんとも気味の悪い話。まあそれ以前に空・海・川ともに封鎖されたので、行くに行けなくなっていたのだが…。逆に予定を少し早めて行ってたら、今頃まだ現地の首都で足止めくらって、帰国できずに空港で寝泊まりしていたかもしれないし、なんにせよ間一髪でした。

緊急事態宣言。なんでこのタイミング?もっと早く発令すべきだったはず…と思ったが、ひょっとして1ヶ月という期間ありきで、区切りのいいGW明けまでとなるように引き伸ばしていたのでは?と勘繰りたくなります。GW明けの解除?それは無理やろ…。もちろん外出は自粛していますが、たまには外の空気に触れないと精神的によくない。さいわい郊外の山や川まで近いので、買い物ついでに時にはひとりでちょいと寄り道して、自然を眺めて、いろんな鳥の声を聞いて、いい空気を吸ってこようと思います。ついでに海外旅行に連れていけなかった新調一眼レフとレンズも持って、ほんの少しだけ緑の中で息抜きを。

自分の釣りにかんしては、単独で人の来ない場所に行くことがほとんどなので、「3密」とは無縁だし、ストレス解消になるとはいえ、いわゆる「不要不急の外出」にあたると思うので自粛します。緊急事態宣言の期間が終わっても、不適切と判断した場合には行きません。でも必要品の買い物に行ったついでに少し足をのばして、人の来ない場所で、ひとりっきりで夕方1時間以内…という程度なら、たまにはいいかな…とも思っています。岩場や石ごろごろの河原を歩きながらの釣りや、急斜面を降りて森や藪の際のぬかるみを歩きながら釣りは、自分にとってはジョギングや散歩のかわりみたいなもの。それにジョギングや散歩と違って、人とすれ違うことすらないし…。でもそういうのも憚られる雰囲気がひしひしと押し寄せている。

その緊急事態宣言が出た、まさにその週でも、たまたま通りかかった遊興施設の駐車場は昼間から満車状態。「家にいてもヒマだし、休業してないんだから入って何が悪い?」ということか…。恐れるあまりにパニックになるのは問題だが、危機感ナシ・緊張感ナシ・想像力ナシも大問題。遊興施設にかぎらずニュースで見かける集中的な人出にも不安を感じる。なにごともなければいいのだが…。

危機は権力に利用されやすいという。権力だけではなく、危機に乗じて、人の心のスキマに入り込み繁殖しようとするモノもある。くれぐれも気をつけましょう。故・清志郎さんは「地震のあとは戦争が来る」といったらしい。災害や危機のあとに、かりに戦争でなくても、もうひとつとんでもないことが起こる可能性があるという意味だと解釈しています。いや、武力衝突だけが戦争ではないし、広義の解釈なら戦争は起こりうるわけだ。しかし、狂ってるとしか思えない為政者のいる国では、ヘタすれば暴動→警察介入→軍介入となりかねない危険すらはらんでいると思う。

COVID-19が人工的なウィルスで、それが研究所から漏洩したというのが本当なら、とてつもなく恐ろしい話だ。デマであってほしいね。かりに真実であったとしても、国家は100%隠蔽するだろうし、事実を知る人は沈黙を強いられるだけでなく、場合によっては消されるだろう。世界に放映された天安門事件さえ「存在しない」と言い切るデジタル独裁国家…なんとも不気味だ。

とにかく前例のないことなので、対応の遅れや不手際はある程度まで仕方がないのかな…とは思います。しかし、原因に為政者側の保身やくだらぬ「ご都合」等があるなら、それは断じて弾劾されるべきだと思う。その際にもうまくスリ抜けるかな?

「Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.(たとえ明日世界が滅亡しようとも、私は今日リンゴの木を植える)」というマルティン・ルターの言葉があります。故・開高健氏もこれをもじって使ってましたね。 真意はともかく、各人によっていろんな風に解釈できると思います。平常心であれ、自分のやるべきことをやれ…自分はそんなふうに平べったく解釈し、なにかあった時にふと思い出しています。

「Nothing is all the world is more dangerous than sincere ignorance and conscientious stupidity.」。こちらはマーティン・ルーサー・キングJr.牧師、「キング牧師」としてよく知られている人物の言葉です。「この世で本当の無知と良心的な愚かさほど危険なものはない」。これも自分が常に身近においている言葉。マーティン・ルーサー・キングJr.牧師の名は、上のマルティン・ルターに由来します。ワタクシは基本的に無宗教ですが、いい言葉はいい言葉として、宗教であれ哲学であれ、隔たりをとっぱらって耳を傾けるようにしています。

それがいつになるかわかりませんが、気兼ねなく外に出られるようになった時のために、軽い筋トレは欠かしていません。延々と歩く釣りに備えて、足と体幹は多めに。

海外の取引先や友人からも時々連絡がきます。最後はどれも「安全に、健康に!」とか「とにかく気をつけて!」とか「コロナが終息したら会おう!」で締めくくられています。自分もいつも「平穏な日が戻ってきたら会おう!その時のために準備してる」と返信しています。というわけで、皆さんもくれぐれも気をつけて。「Stay At Home」に徹するなら、その中で自分のやれることをやっておきましょう。読書でも語学や資格の勉強でも、楽器の練習でも筋トレでも釣り具の手入れでも…。すべてのモノには必ず終わりがあるはずです。でも今回のパンデミックに終わりはあっても、このウィルス自体には終わりはないかもなあ…。

最近の!!な試合

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★オオカミ追跡18年 斐太猪之介著 実業之日本社

★三河のオオカミ・山犬 今村豊著 文藝春秋企画出版部

★ニホンオオカミは消えたか? 宗像充著 旬報社

★ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見 遠藤公男著 山と渓谷社

★猪変 中国新聞取材班編 本の雑誌社

家にいる時間が長いので、ニホンオオカミものなどをあれこれ…。さいわい昔から本にまみれていたので、ヒマつぶしに読むものには事欠かぬ…。

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