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AUSTRALIA 2017

  • こういうサインボードを見かけると、いかにもオーストラリアって感じがする。野生のコアラは滅多に見かけないらしい

  • こんな放牧地帯を朝露に濡れながら30分以上歩いて川に向かうことも。ここでは野生のワラビーとキツネ(移入種)を見た

  • 内陸部の住宅地は目覚まし時計不要。夜明け前からこのガラー(モモイロインコ)やマグパイ(カササギフエガラス)が騒ぐので、自然に目が覚めます

オーストラリアに行ってきました

旅程

[Flight]
Osaka(KIX) x Cairns(CNS) — KIX 20:55 - CNS 05:15
Cairns(CNS) x Gold Coast(OOL) — CNS 08:55 - OOL 11:10
*フライト4時間遅延のためOOLには行けず、実際にはCNS12:45の便でBrisbane(BNE)に行きました。
Gold Coast(OOL) x Cairns(CNS) — OOL 06:00 - CNS 08:25
Cairns(CNS) x Osaka(KIX) — CNS 13:00 - KIX 19:30

今回の旅行もゆえあって詳細なことは書かないことにします。気楽な(はずの)単身旅行です。

いきなりKIX発が4時間ほど遅れ、ケアンズ(CNS)に着いたのは国内線が飛んだ後。で、国内線空港のカウンター(CNSは国際線から一旦出て、屋根付き通路を5分ぐらい歩いて国内線に行きます。もちろんすべての荷物を自分で携行)で事情を話すと、「まあよくあることだ。そしてアンタはゴールドコースト(OOL)ではなくブリスベン(BNE)に飛ぶことになる」「え?ゴールドコーストでガイドと待ち合わせしてるんだけど…」「BNEからは長距離バスがあるから、それでOOLまで行けばいい。そいつも手配しよう」。というわけで、CNS12:45発のBNE行きのQANTAS QF649への搭乗を手配してもらいブリスベンへ。航空会社はそこからOOLへのバスを手配してくれたが、BNE〜OOLの1時間半程度の移動時間を短縮するため、現地ガイドのAdam君に電話してBNEまで来てもらうことを交渉。「いいよ、問題ない。BNEまで行くよ。心配無用」と快諾してくれたので、ほっと一息。「フライト遅延のおわびに」とカウンターでもらった16ドルチケットで遅い朝食とビール。単独海外旅行は気楽でいいけど、こういうトラブルの時にはほんの少し心細い。

そのBNE行きも少し遅れたが、空港のバゲージコーナーでAdam君とばったり。初対面のあいさつをすませ、彼の車に荷物を積み込み、彼が住む内陸のGIの町へ。けっこうなスピードで6時間ほど走っただろうか。途中何分も人家の明かりが見えない場所をいくつも通過したし、対向車とまったくすれ違わない時間もけっこうありました。ようやくAdam君の家に着き、その夜は泊めてもらうことに。おとーちゃんもおにーちゃんもタトゥーだらけだし、やんちゃそうな弟もいたが、みんな感じよく迎えてくれた。メールでやり取りをしている時に「こっちに来たらナイスなステーキで歓迎する」なんて言ってたが、その晩はその「ナイスなステーキ」。うわ、俺、肉苦手なんやけど…。がんばって何とか完食。オージービーフのステーキはその後ロッジやキャビンでもほぼ毎晩食卓に登場。ある晩などは「おお今日はPRAWN(エビ)のクリームソースやん♪」と喜んでいたら、その下からステーキがこんばんは(涙)。結局お肉から逃れたのは1晩だけでした。
彼の一族はみんな釣りをするようだが、なかでもおとーちゃんは相当好きなようで、家の壁には巨大なマーレイコッドのトロフィー(頭部剥製)がかけてありました。それを指差しながら「これがオレのレコードフィッシュだ。とってもマッシヴなヤツだったよ」とおとーちゃんは上機嫌。しかしみなさんキョーレツな訛りがあるので、なかなか聞き取れないんだな。
「today」が「to die」とか「hospital」や「hotel」の「h」を発音しないなんてのは知っていたし、現地ではTVのアナウンサーでもフツーに「today」が「to die」だが、「babies」が「バイビィス」になるとは知らんかった。「バイト」と言ってるから「bite」だと思ってたら「bait」だったり、例をあげたらキリがない。

Adam家に泊めてもらった翌朝は牧場の中を流れる川に行く。しかし水が多く、しかも濁っていて釣りにならない。その翌日はこの川にかかる橋で、Adam君の弟の車が増水のためスタックしかけたそうだ。今回最も期待していた山の中の川も見に行くが、ここも増水で近寄れない。こんなところで釣れたら最高だろうなあという素晴らしい渓相だっただけに残念。

釣りにかんすることはいずれ場をかえて書くこともあろうかと思うので、今回も思いっきり割愛します。

ある晩のこと。まだ1本も魚を釣ってないのに、ちょっとした不注意がアダとなり、左手の薬指にトラブルをかかえてしまいました。予期せぬ転倒をした時に左手の薬指1本に全体重が乗ってしまい、指があらぬ方向にヒン曲がってしまいました。
激痛が走る指を見た瞬間「ウソやろ?夢かなんかやろ…」と目をそらしたほどの異様な曲がり方でした。しかしそれはまぎれもない現実で、このままほうっておくわけにもいかないので、右手でつかんでえいっと元の位置に戻し、適当にマッサージ。痛いながらも何とかグーもパーもできるので靱帯はイッとらんな…と。しかし第2関節は異様に変形してるし、薬指の延長上の手の甲も腫れてきて、ここにはピリッとした骨折系の痛みも感じる。今は興奮状態にあるので本当の痛みが出るのは少し時間が経ってからだろう…これは明日以降の釣りは無理かな…となるとオーストラリアに来て魚に触れることもなく帰ることになりかねない。自分の不注意が悔やまれるが、やってしまったことは元には戻らない。部屋に戻って明日以降のことを考える。そーいや今日の夕方ワライカワセミの声を聞いたなあ…それに見知らぬ鳥がたくさんいたなあ…ロッドは握れなくてもカメラは持てる…今回は鳥の撮影旅行にしてもいいかな…よし、それだ…鳥の撮影をやりながら痛みが薄れるのを待ち、調子がよければ少し釣りをしてみよう…明日は町の本屋で鳥のガイドブックを買おう…そしてAdam君に頼んで野鳥の多そうな場所に連れていってもらおう。この夜は鎮痛剤を飲んで眠りに就いたが、それでも痛みで数度目が覚めた。

で、以下は撮影した鳥の一部です。目撃した鳥のうち同定できたものは47種。そのうち撮影したものは32種。

  • SULPHUR-CRESTED COCKATOOことキバタン。ギャーギャーうるさい鳥の代表格(笑)

  • よく見かけるGARAHことモモイロインコ。やや大型のインコで住宅地では目覚まし時計がわり

  • EASTERN ROSELLAことナナクサインコ。とにかく色彩が鮮やか

  • AUSTRALIAN DARTERことオーストラリアヘビウ。湖ではよく見かける

  • コクチョウもこのあたりではネイティヴなのだ。野生のものは警戒心が強く近づけない

  • PURPLE SWAMPHEN。セイケイという。マレーシアなどの熱帯アジアにもそっくりの亜種がいる

  • TAWNY FROGMOUTH。ガマグチヨタカである。まさか野生のコイツを見ることができるとは…けっこう感激

  • BLUE-FACED HONEYEATERことアオツラミツスイ。顔の模様がスパイダルコの「メイトリアーク」みたい

  • CRESTED PIGEONことレンジャクバト。髪型がとってもCOOL! 住宅地でも郊外でもフツーにみかけるハト

  • AUSTRALIAN MAGPIEことカササギフエガラスは人懐っこい。手前の色がボヤけたのは若鳥。いろんな声で鳴く

  • MAGPIE LARK。ツチスドリ。こういう白黒の鳥の名には、よく「MAGPIE(カササギ)」という言葉がつく

  • 見た目よりかわいい声で鳴くAUSTRALIAN RAVENことミナミワタリガラス。ウチのネコが人を呼ぶ声に似ている

  • ロッジの裏の木にとまった、もふっとした鳥を見つけた瞬間は大いに感動しました。LAUGHING KOOKABURRAことワライカワセミです

  • ワライカワセミが木切れで遊んでいると、NOISY MINER(クロガオミツスイ)が集まってきました

  • オーストラリアの変顔鳥といえば、やはりこのMASKED LAPWINGことズグロトサカゲリでしょう

亀裂骨折から40時間後、ほんの少しだけど痛みが薄れたようだ。いや痛みに慣れたのか。右手だけでのキャストなら問題ないし、グリップエンドを脇に挟み、人さし指と親指でフォアグリップをホールドすれば、リトリーブや軽度のファイトもなんとかなりそうだ。両隣りの中指と小指を動かすと痛みがひどいが、少し離れた人さし指と親指ならたいして痛くない。
こんなことをやってると治癒速度に影響が出そうだが、かつて「トカゲの尻尾のような」と言われた治癒能力を過信し、ムリのない程度で釣りをすることにしました。
がたがたの山道を走り、Big Billy(でっかい野生のオスヤギ。ワタクシはP.P.A.PならぬB.B.S.B=Big Bad Stinky Billyと呼んでおります)やカンガルーを追い散らし川の畔へ。そしてこの川を遡上しつつ釣った2本のマーレイコッドは、たいしたサイズではないものの、忘れえぬ魚となりました。1本は落ち込み周辺の渦の緩流帯、もう1本は急流脇の岩盤沿いにできた反転流をルアーが通過した瞬間、重く引ったくるようにアタってきました。魚も印象的でしたが、Adam君が「やった!よかった」と喜んで、指がイカレてる自分の左手めがけて握手してきた時の痛みも衝撃的でした(笑)。
翌日以降は以前水が多くて釣りにならなかった川、広大な人造湖で釣り。何本かのマーレイコッドとスパングルド・パーチを釣って終了。増水と指の怪我で思うような釣りはできませんでしたが、目的の魚は釣れたし、いろんな鳥を撮影できたし、まあ悪くない旅行だったな…と。残念だったのは、最終日の日没、人造湖で陸から釣っていた際に、立ち木だらけのワンドの至近距離で出て、見事に食い損ねた大型コッド。その1時間ほど前にはAdam君にも強烈な食い損ねあり。水面に出た尾ビレから察するに1mをゆうに超えた魚だったようだ。同じ魚ではないし、どちらも予測のつかない出方でしたが、あの水面を割るド迫力の捕食音は強烈に印象に残っています。またいつか、そう遠くないうちに行かないと。体と気象条件に問題なければ、いい魚に巡りあえそうな気がします。それと次回はイエロー・ベリーも釣りたいね。

  • 増水気味の川。陸まで冠水していてポイントにアプローチできなかった

  • 手前の緩流帯にはコッドがついていた。ルアーが通過するなりガツン!ときた

  • もっとも楽しみにしていた川なのだが、濁ってるし荒れてるし岩場も濡れてるので危険と判断。次回はこの川で釣る

  • まずはガイドのAdam君に1発。体高のあるカッコいいコッドが出た

  • 自分にもコッドが出た。落ち込み下の緩流帯をルアーが通過した瞬間、ぐいっ!と引ったくった

  • 自分の2本目。この川ではかなりのグッドサイズだと言われた。大きさがわかるようにタックルと並べてみました

  • 2本目のコッドはタックルが置いてある岩沿いの反転流で出た。急流に出ていかなかったので容易にキャッチ

  • コッドの歯はバスと同じようなタイプ。でも大型個体はウッドルアーにこんな歯形を残すほど

  • で、素手で口をつかんでランディングしたり撮影したりすると、こんなことになる

  • 水量が落ち着いたので放牧地帯の川に入った。すぐにコッドが出た。45〜55cmぐらいのが多い

  • この朝は自作スピナーベイトで多発。ロケーションは異なるが、20年前の日本の川バス釣りを思い出した

  • こんなチビがこんな大型ルアーに。釣ったAdam君が「組み合わせがおもしろいから写真撮って(笑)」と

  • スパングルド・パーチ。湖のワンドや立ち木エリアに群れていて、小型ルアーをよく追う。平均的に15〜18cm

  • あまりに小さいスパングルド・パーチが釣れた(笑)

  • この後、日没にこのワンドで大型魚のド派手な食い損ねをくらった。Adam君にも自分にも追い食いはなかった

生物など

  • 「おお、カンガルーや!」と色めきたったのは最初だけ。すぐに見慣れてしまうほどハイイロカンガルーがいた

  • 水辺にもたくさんいた。群れがいっせいに逃げる際に地面を蹴る音はけっこう迫力がある。魚が散るー!

  • 気配を感じて振り向くと、釣りをしてる背後にもひっそり立っていた

  • 人為的に積まれたかのような岩。よく見るとなにか動物らしきモノが…

  • 思いっきり望遠レンズをのばして撮るとこうなる。ヤギの身体能力はすごい

  • これは「山羊の谷」の大将、B.B.S.BことBIG BAD STINKY BILLY。見るからにEVILな感じだし、常にメスのケツを嗅いでいるHORNY BxxTxxD!(笑) 発情期なのか、この谷にはオスヤギ臭が激しく充満していた。どんなニオイか知らないって? 一度嗅いでおきなさい

  • ウォータードラゴン。湖の立ち木からルアーめがけて飛びかかってきたのもいた。お前なんか釣りたくもない

  • 通称RED ANT。怒りっぽくすぐに襲ってくる。やられたら激しい痛みに見舞われるという。このアゴも武器だが、ケツに毒針も装備した危険なヤツ

  • 湖で発見した濃いブルーのザリガニ

今回の旅程は現地ガイド君からの提案をもとに自分が立てました。航空券はフリーライドアングラーズさん。
Special thanx to Adam kun, Adam's dad and bros, Nic san, Mark san, Hiroaki Waki san(VH), Tadanori san(FRA)

Main Camera:EOS50D+EF-S 18-200mm
Sub Camera:TG2(Olympus)
Sun Glass:SERIO ELF Lens Color:TV(Zeal Optics), FANTOM Lens Color:LS(Zeal Optics)

Tackles

[For Cod-1]
Rod:RAW DEALER EXTREME EDITION REX703HHX-T THE CROSS OF THORN(Whiplash)
Reel:RYOGA BJ C2020PE-H(Daiwa) + PE#5 + Leader
Lure:自作スピナーベイト, 自作トップウォータープラグ, 借り物スピナーベイトetc.
[For Cod-2]
Rod:RAW DEALER EXTREME EDITION REX703HHX-T THE CROSS OF THORN-test(Whiplash)
Reel:RYOGA 2020H(Daiwa) + PE#5 + Leader
Lure:自作スピナーベイト, 自作トップウォータープラグetc.
[For Yellow Belly]
Rod:RAW DEALER KAIKEN RK609MM3 THE RISING TEN-FLAME(Whiplash)
Reel:RYOGA 1016H(Daiwa) + PE#2 + Leader
Lure:LV 150GP(Lucky Craft+Ja-Do), クランクベイト, スピナーベイト, チャターベイトetc.

*まったく釣れんかった。一度チャターのトレーラーを千切られたが、あれはひょっとしたらイエローベリーの仕業だったかも。ボートからインレットなどをチェックすれば釣れたと思う。ガイド君が言うには「この湖にはイエローベリーはたくさんいるよ」とのこと。このタックルでは借り物の極小プラグでスパングルド・パーチを釣って遊びました。思いっきりオーバーパワーだけど。

*参考までに

受託手荷物総重量 ローリングサンダー80L(North Face):約19kg, 自作ロッドケース:約4kg

*今回ジェットスターの受託手荷物は計25kgで申請。

今回の昆虫ならびに節足動物による被害

カ:10箇所程度刺される アリ:20箇所ぐらい咬まれる

*カはAdam君の家のあたりにも釣場にもいました。夕方になると出てきますが、たいした数ではありませんでした。アリにかんしては池の畔で知らずにアリの巣地帯に入り込み、チクチクと20箇所ほど咬まれました。このアリはどうってことなかったのですが、林や森にいるアゴの大きいレッドアントは危険です。こいつはきわめて攻撃性が強く、ケツに針までもっていて、やられると激痛に苦しむことになるそうです。どんなアリかは上の写真を参照してください。
事前にガイド君に確かめたところでは、「蚊はもちろんいる。毒グモもいる。毒ヘビもいる」とのことでした。毒ヘビってキングブラウンスネイク以外にひょっとしてナイリクタイパンとかタイガースネイクとか…などと期待したが、無毒の小型のヘビを1回見ただけに終わりました。

今回のその他のトラブル

KIX発が4時間遅れでその後の予定が狂ったのと、左手第4指中手骨亀裂骨折&第4指第2関節軟骨変形。このケガにかんしては4ヶ月以上経つ現在でも痛み、変形ともに残っています。実は非常にビビっていたのは、帰りのフライトがハリケーンDEBBIEによって欠航になること。超大型のこのハリケーンにかんしては、現地のTVでも警戒をよびかけていて、ちょうどゴールドコーストを発つ頃に上陸が予想されていました。さいわい進行が遅かったので、クイーンズランド州に上陸する前に無事OOLを発つことができました。