
Head Gunner J-Version
[ヘッドガンナー J-バージョン]
輸出モデルが装いを変え、国内向けとして登場。
元来極東ロシアの広大な湿原のノーザンスネイクヘッドをインフレータブル・カヤックから狙ったり、東南アジアのダム湖や野池のスネイクヘッド族をボートやカヌーから狙ったりするために開発されたシリーズです。GUN2 ZERO SNAKEHEAD SPECIALやSERPENT RISINGシリーズの企画開発者である、WHPLASH FACTORYの新家邦紹氏が、ロシアに渡航した際に、現地の人たちと一緒に釣りをし、彼らのリクエストと自身の構想を合わせて、そのスタイルに適応したロッドを作ろうと発案したことに端を発します。そのため日本国内でへヴィーカバーエリアを陸から攻略するために作られた従来のライギョロッドより、全体的にやや短く、ややライトに作られています。したがって典型的なへヴィーカバーでは力不足であることは否めません。しかし、従来のライギョロッドではパワーをもてあますライトカバーや、煩雑なキャストと細かいルアー操作を求められる小規模用水路などでは絶妙にマッチすることがあります。このHEAD GUNNER J-VERSIONは輸出モデルをベースにスレッドカラーとリールシートを変更。そして、グリップブランクスを若干強化しました。必要十分なパワー、ストレスのないテーパーデザイン。適度な張りを保ちなたらも、フレキシブルでしっかり粘ります。腕力に自信のない方や、女性アングラーにもお勧めできるし、上級者にも納得して頂けるトータルバランスを備えています。
2020年「HEAD GUNNER J-Version」が、新たにマイナーチェンジ。
初代の輸出仕様が黒を基調としたスレッドワークだったのに対して、J-Versionではえんじ色とガンメタリックで、少し和風を演出したものを採用していました。その組み合わせは、とある具足の小札板(こざねいた)と糸威(いとおどし)から思いついたもの。そして今回リリースされた2020年モデルは、新たにスレッドワークが変更されており、えんじ色の代わりに緑系の落ち着いた色彩となりました。着想の元は抹茶であり、それをダークトーンに落とし込んでいます。また変更したのは、スレッドだけでなくガイドにも及びます。元来#8-#16のセッティングだったのが、ティップセクションをワンサイズ小口径化した#7-#16に変更。このセッティングは、すでにHGJ-608LH Maculata Striataでも採用されていて、実用性は証明済みです。
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GUIDE
剛性のFuji.S.i.Cガイド・ダブルフットモデル(PKWSG)をダブルラッピングで搭載。トップガイドはPMNST。
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REEL SEAT
従来より細めのTCS-D18。緩みにくく締めやすいロングナットフードを採用。
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COUNTER BALANCER
グリップエンドには25gのカウンターバランサーを内蔵。