海外逃避行

2017 Zambia

2017 Zambia

ザンビア

ルアングワの小さな村。こういう風景を見ると、アフリカに来たんやなあ…と実感します
ザンビア唯一のビール「MOSI」。ライトだが悪くない。この名前、ドイツ人にウケたりして(笑)。少し綴りは違うけど…
ロッジの犬。3匹いたらしいが、数週間前に1匹がロッジの下でワニに食われたそうだ。数年前にはヒョウに食われたことも

旅程
[Flight]
Osaka/Kansai(KIX) x Dubai(DXB) — KIX 23:45 - DXB 04:50
Dubai(DXB) x Lusaka(LUN) — DXB 09:25 - LUN 14:35
Lusaka(LUN) x Dubai(DXB) — LUN 21:25 - DXB 06:30
Dubai(DXB) x Osaka/Kansai(KIX) — DXB 03:30 - KIX 17:40


今回の旅行もゆえあって詳細なことは書かないことにしました。写真も出し惜しみしてます。同行はFOO2氏。エクアドルやインドネシアにも一緒に行ったことのある友人です。ある時彼がおこなった「ふーふー」という行為により、氏はその場にいた人たちからのリスペクトを一身に受け、以後アダ名になってしまったようです。その行為については、ワタクシはその場におらず目撃もしておりませんので、詳細の公表はひかえたいと思います。


今回の旅行もゆえあって詳細なことは書かないことにしました。写真も出し惜しみしてます。同行はFOO2氏。エクアドルやインドネシアにも一緒に行ったことのある友人です。ある時彼がおこなった「ふーふー」という行為により、氏はその場にいた人たちからのリスペクトを一身に受け、以後アダ名になってしまったようです。その行為については、ワタクシはその場におらず目撃もしておりませんので、詳細の公表はひかえたいと思います。

まずはドバイまでフライト。やたらとでかい空港なので、降りた場所からバスに15分以上ゆられて空港ビルへ。とりあえずルサカ行きの搭乗ゲートを確認し、あとは羽田から飛んだFOO2氏の到着を待つ。数時間後無事合流して、少し酒類を買ってからルサカ行きの便に。7時間ほどのフライトで無事ルサカに到着。チェックインでけっこう時間がかかったし、その後も空港係員から「日本から来たのかい?オレへのプレゼントはないのかい?」などと袖の下を求めるような要求がありましたが、「いやあ、荷物が多すぎてプレゼントは持って来れなかったよ。すまんな。Have a nice day!」と相手の主旨がわからんふりして、ポンと肩を叩いて脱出。うまくまいてやった(笑)。
空港からはNickさんの車でザンベジ川までロングドライブ。「今がベストシーズンだ」「ザンベジ川に沈む夕日はキレイだよ」とイイ話が続く。まあたしかに夕日はキレイだろうが、ベストシーズンとはいってもなにかしらの気象条件で事態が暗転することはよくあるのだ。あまり期待せず「そうかい、それは楽しみだ」と軽く答えておく。薄暗くなりかけた頃、Nickさんが車を停めて「あの木を知ってるかい?」という。「ん?バオバブみたいだけど」と答えると、「そうだバオバブだ。ここから先はこの木が増えていく」という。たしかにザンベジ川沿いにはバオバブがけっこう生えていました。車が国道から逸れて森とサバンナの中の地道に入った時にはもう日は暮れていました。そんな暗い小道を土地の女性が数人、頭にバケツを乗せて歩いていました。「よくやるよ。このあたりはライオンが出るのに…」とNickさん。「このあたりにはライオンがいるのか?」「ああ、いるよ。多くはないがたまに出る」「それで放牧地の電気柵が高いのか」「そういうことだ」。やがて車は小さな村らしき場所(明かりがついてないのでよく見えず、村らしき場所としかいいようがない)に到着。そこからボートでロッジへ。遅い夕食後、少し飲んでから就寝。深夜2時頃からひどい風が吹く。風は唸りまくり、ロッジの天幕は鳴り、周囲の木々の枝がぶつかりあう。時に枝が折れる音も聞こえる。川の波音も不穏に響いてくる。嫌な予感がする。

翌朝、ザンベジ川は流れと逆の風により、白ウサギの大群が跳びまくっていました。「2時間もすればおさまるだろう」とのことだが。やがて少しマシになったので釣りへ。流木かと思えばカバ。現地の人たちが洗濯している少し先の水面にもカバ。最初は「おっ、カバがおる!」などとカメラを向けたものだが、やがてまたカバか…ぐらいにしか思わなくなる。かなり上流に走ったあと釣りを開始するが、キャストしてもルアーが返ってくるような強風はおさまらない。魚はアタリもカスリもしないまま数時間。1度「ガツッ」というアタリがあったが、フッキングにはいたらなかった。
その後ちょっとした反転流でルアーに魚が触れた感触があり、2投目に同じあたりを通すと、いい感じの引ったくりアタリ。重さはないがキレのある走り。そして軽快なジャンプ。タイガーフィッシュを賞賛する言葉として「KG FOR KG」というのがあります。つまり様々な魚たちを同じ重さとした場合、おしなべてどの魚が最強かというランクづけにおいて最高峰であるという意味ですが、全面的に賛同することはできないまでも、強い魚であることは間違いない。のちにエサで釣れたタイガーはさほどではないということが判明しますが(笑)。この初魚もサイズのわりには素晴らしいファイトを展開。ランディング後に確認すると。たった2kgの魚のくせにやや太軸の#2/0シングルフックが少し開いていました。しかしそれっきりで後が続かない。いろんな人の話からはまったく想像できない超低活性…。計5日の釣りにかんしてはいつか書くことがあると思うので割愛させていただきます。
後日風はおさまったが、魚の活性はまったく向上しない。エサをつけて流しているボートマンにすらアタリがない状態が続く。以前釣行した知人は「ルアーがダメでもエサをつけて流せばすぐに食ってくる」と言っていたが、ボートマンのエサにさえ丸1日アタリがないこともありました。ロッジのオーナーHugoさんによると「ここ数日天候が1ヶ月分ほど狂った。そして強風による波でジンバブエ側の土砂が削られて川に流れ込んだ。それが低活性の原因だろう」とのこと。ポーランドやアメリカから来た4人の釣り人もタイガーはゼロ。かろうじてコーニッシュ・ジャックを1本釣っただけだったようだ。さてそのコーニッシュ・ジャック。これはやや濁ってるほうがいいようで、エサで狙ってみると、投入後1分もしないうちFOO2氏にアタリ。2kg弱のが釣れました。その後1分ほどして自分にも2kg。引きが強いわけではないし、エサつけてブッ込みという芸のない釣りですが、ロバが生アクビしたような顔はチン魚感満点!結局3kgのが最大でした。

気象条件により釣りはダメダメでした(もちろんボーズではありませんが)が、野生動物はけっこう見ることができました。あきるほどいるカバはもちろん、アフリカゾウやブッシュバック、ウォーターバックにクードゥー、撮影はできませんでしたがハイラックス(キノボリイワダヌキ)も目撃。クロコダイルもけっこう見かけました。サルはミドリザル(サバンナモンキー)とバブーン(チャクマヒヒ)。これらのサルはロッジの敷地内でも見かけました。
とにかく釣れませんでしたが、今となれば、いや現地にいる時でも楽しいことばかりでした。タイガーフィッシュにかんしては、いつか別の国で別の水系で釣ってみたいと思います。



1stタイガーフィッシュ。小さいがよく引きました
よく太ったタイガー。こんな体形のはこれ1本だけでした。ファイトもよかったです
タイガーのアベレージはこれぐらいかな…
コーニッシュ・ジャックはモルミルスの仲間。体形から想像できる通り、引きは期待できません。3kgの個体
ロバの生アクビ
ボートマンのエサ釣りにかかったヴンドゥー(アフリカヒレナマズ)22kg。途中からFOO2氏がファイトしました
こんなナマズも釣れました
タイガーに使ったルアーたち。釣果のわりにボロボロにされました


生物など



カバだらけ。就寝中にこいつらのものすごい咆哮で目が覚めたことも。迂闊に近づくと危険だし意外にクサイ…
アフリカゾウもほぼ毎日見かけました。放牧牛のフンが乾いたようなニオイがする先には、たいていゾウがいました
ウォーターバックはおしりの白い円模様が特徴
Kudo(クードゥー)はタテガミ状の毛と、肩のあたりの背ビレのような毛が特徴。これはメスと若いオス
Wart Hog(イボイノシシ)は1度だけ目撃。遠くの草陰にいたのでうまく撮れず
今回の旅行で一番よかったのはリカオンに会えたことかも。写真を見た日本の人は皆「ハイエナ?」と言ったが…
乾燥地帯の家畜の代表はヤギ。車が来てもどかないし、無意味に飛び出してくることも
カラフルな嘴が特徴のSaddle-billed Storkことクラハシコウ。図鑑でしか知らなかった鳥に会えました
Milky Storkことアフリカトキコウ。東南アジアで見かけるインドトキコウに少し似ている
Goliath Heronことオニアオサギ。日本のアオサギも大きいが、この種と較べると貧弱に見える。世界最大のサギ
African Fish Eagle。和名はサンショクウミワシ。ザンビアの紙幣にもデザインされてます
Egyptian Goose。いわゆる水鳥としては、このエジプトガンを一番多く見かけました
部屋内に現れた大型サソリ。前肢開長14cm弱。自分のズボンの裾にもぐろうとしてました。毒は強くないそうだ
Citrus Swallowtail。小型のアゲハチョウといったところか
Clouded Mother Of Pearl。名前がイイですね。表面に独特の真珠っぽい光沢あり
こういうのを見ると「ああ、アフリカに来たんやなあ」と実感
洗濯ついでに川で遊ぶ人たち。カバやワニとは絶妙な距離を保ってます
Red Cliff。ロッジ名の由来となっている山肌。夕日が当たるとこんなに赤い
川そのものの魅力にかんしていえば、やはり熱帯雨林の中のアマゾンのほうが個人的には上だな…
ジャックの岩。ロバ顔チン魚ポイント。川の周囲は岩山やサバンナが多く、ジャングルと呼べるような場所は少ない
到着した日の夕暮れ時、ロッジへ向かう途中、国道沿いでバオバブを見かけました


今回の旅行はフリーライドアングラーズさんにお願いしました。
Special thanx to Hugo-san(Redcliff Zambezi Lodge), Nick-san(Assa Abloy), Denis&Staffs of RCZL, Tomo-san(FRA),Nakatani-san(Nature Boys)

Main Camera:EOS50D+EF-S 18-200mm
Sub Camera:TG2(Olympus)
Sun Glass:WALZ Lens Color:TVS(Zeal Optics), SERIO ELF Lens Color:TVS(Zeal Optics)



★Tackles


[For Tigerfish-1]
Rod:RAW DEALER R711RSL-S2 THE HEAVEN RAISER AR(Whiplash)
Reel:CERTATE HYPER CUSTOM 2500R(Daiwa) + PE#2.5 + Leader + Wire Leader
Lure:THUNDERBUCK RAM 107SP(Whiplash), T.D.DIVING MINNOW 105SPDaiwa)



[For Tigerfish-2]
Rod:RAW DEALER R703RS2 THE CROSSFIRE BSV(Whiplash)
Reel:CATALINA BJ 100SH(Daiwa) + PE#3 + Leader + Wire Leader
Lure:THUNDERBUCK RAM 107SP(Whiplash)
*やはりタイガーフィッシュ相手には、短いワイヤーリーダーをつけたほうがいいと思います。



[For Tigerfish-3]
Rod:RAW DEALER R707RX2 THE EXECUTIONER BSV(Whiplash)
Reel:RYOGA 2020H(Daiwa) + PE#4 + Leader + Wire Leader
Lure:THUNDERBUCK RAM 107SP(Whiplash), Deep Diving Crankbait etc.
*このタックルはほとんど出番なしでした。



[For Vundo]
Rod:EXPEDITION 83改75B(Zenaq)
Reel:SALTIGA Z30T(US Daiwa) + PE#8 + Leader
Hook:SSWアップアイサークル #10/0(Owner)



[For Smallfish]
Rod:ESCAPE-50[Fifty] WEC508LML_test(Whiplash)
Reel:ALPHAS FINESS CUSTOM(Daiwa) + PE#0.8 + Leader
Lure:小型ミノー、小型シャッド、小型スプーン、小型スピナー etc.



*参考までに

受託手荷物総重量 ローリングサンダー 80L(North Face):約19kg, ロッドケースAIR(Nature boys):約3kg

*今回エミレーツ航空のエコノミー席の受託手荷物制限は上記でクリア。



今回の昆虫ならびに節足動物による被害

ゼロ!
*同行のFOO2氏がヒトスジシマカに似た蚊に1度刺されただけ。まあ部屋にサソリは出たけどね。



今回のその他のトラブル

特になし

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