海外逃避行
2014 Vietnam
2014 Vietnam
ベトナム
旅程
[Flight]
Osaka Kansai(KIX) x Taipei(TPE)
Taipei(TPE) x Ho Chi Minh City(SGN)
Ho Chi Minh City(SGN) x Taipei(TPE)
Taipei(TPE) x Osaka Kansai(KIX)
夕方タンソンニャット国際空港に着き、タクシーをひろってホテルに向かおうとするが、ここがすでにケイオス状態。ほぼ早い者勝ちなのだ。こちらが停めたタクシーにさっと荷物を積み込むオヤジとか、規定の場所よりずっと上でタクシーをとめて乗り込む家族とか。こうなりゃこちらも同じようにするまで。というわけで、規定線を無視してタクシーをつかまえ、ホーチミン・シティの中心部へ向かいました。
次のケイオスはタクシーのまわりを埋め尽くす、ホーチミン・シティ名物バイクの群れ。映像で見るのと体験するのとでは大違い。よくまあ事故らないもんだと感心。ホテルに着いてチェックインしてると、今回のコーディネイト役・現地在住の日本人TT氏と奥さんのヴァンさん、ガイド役のフンさんが登場。とりあえず荷物を部屋に放りこんで、夜の街路を歩いてみんなで夕食に。「SAIGON SPECIAL」を飲みつつ今後のスケジュールを確認。
翌朝は5時30分出発。まずはロッジつきのバラマンディ釣堀の視察。このあたりは以前は天然バラの生息地だったそうだが、みんな釣っては持って帰るのでその数が激減し、養殖バラを放流して釣堀にしたらしい。でもひょっとしたら天然モノも残ってるかもしれないとのこと。道中、道端のパン屋さんでフランスパンのサンドイッチを作ってもらい、車中で食べながら移動。このサンドイッチ、いろんなものが入っていてなかなか旨かったです。
釣堀に着くとけっこう先客がいる。しかも全員エサ釣り。TT氏によると以前はルアーの人だけで、こんなのは初めてだという。よく釣ってる人はエビを撒いてバラを寄せながらやってる。個人的には魚が放流されている釣堀というのは好きではないので、あまりヤル気はしないが、とりあえずどんなものか試しにルアーをつけて投げてみる。何気なく池を眺めているとテッポウウオを発見。こいつは放流モノではないし、小物釣師として食指が動く。あとでウルトラライトタックルで狙ってみよう。キャストしながら池を1/3ほど回ったところで、岸際でひったくるようなアタリ。アワセた瞬間、40cm強のバラが白銀の魚体を光らせて反転。おお、小さいのになかなか引くやん。苦もなくランディングするが、たしかにバスなんかよりはるかに強い。本日夕方以降の天然モノとの出会いが楽しみだ。
しかしその後がまったく続かない。日も高く暑くなってきたせいか沈黙。TT氏によると、そうなればバイブレーションで底を小突くのがいいそうだが、バイブレーション持ってきてないし…。あくまでも天然モノに絞ったルアーセレクトなので、釣堀で苦しむというおかしなことに(笑)。タダノリ氏はエビ撒き釣りの人をヒントに、ストリーマーをやめて甲殻類パターンを投入。するとすぐにヒット。しかも連発。TT氏やフンさんもバイブレーションでポツポツ。しかしそういうモノがない自分は手詰まり状態。で、苦し紛れにエビ系に見えなくもないカラーの5cmミノーを投入。タックルはテッポウウオや他の場所でナンヨウチヌを釣るためのULタックル。すると1投目からアタリ。2投目もアタリ2回。そして3回目のアタリでフックアップ。ULタックルなので30cm強のバラでもスリリング。とにかくいなしてランディング。どうやらこのパターンがハマリらしく、その後はほぼキャストごとにアタリがありバラ連発。ただし色にかんしてはちょっとセレクティヴな感じ。そうこうするうちにランチタイム。ここの名物は池の畔で飼われているニワトリを丸1羽つぶした料理。そのスープの効いた雑炊は絶品。そしてカキも◎。さらに釣ったバラも料理してもらった。ここのロッジは泊りもOKなので、家族で釣りがてら1泊なんてのも可能。食後は大きく移動してV地区へ。
V地区に到着し船で対岸に渡してもらう。いい感じの水門があり、その水流脇についていそうだが、いくら念入りに探ってもアタリなし。エサ釣りの人にもまったく釣れていない。水門を諦めて船着き場に戻るとタダノリ氏が46cmのマングローブジャックを釣っていた。こんなサイズになるとカッコいい魚だ。フンさんは小型のバイブレーションでコチやバラクーダを釣っている。地元の釣り人が船を出して沖を釣ろうというので乗せてもらうが、全員アタリなし。船を降りて陸伝いに足を伸ばしていると足元に10cm程度の子バラを発見。その近くのカケ上がりをルアーで探ってみるとピックアップ寸前にヒット。30cm級だったが初の天然バラ。しかしワンカット撮影した後、向きを変えようとしたら暴れて水に帰ってしまった。しかも背ビレで軽く刺された。TT氏はテッポウウオやトビハゼをルアーでからかうが、いずれもアタックのみでフックアップせず。そうこうするうちに夕暮れ。また船に乗せてもらい元の岸へ。そこのレストランで夕食。この店で食ったハマグリ風の貝のレモングラスを使った料理は実に美味。なんか釣り旅行ではなく、食い歩き旅行になりそうな気が…。
釣り2日目はV地区。車を停めて水路の脇を延々と歩いて船着き場へ。この水路にも天然バラが入ってくるらしいので、帰りにはテクトロでもしてみよう。船で川を上りポイントに到着。元は広大な汽水の湿地帯だったのだろうが、エビ漁のために土手を作り、水域を仕切ってある。もちろん川とはつながっているので、水位によっては魚は出入りする。マングローブもあり、島や浸水林もあり雰囲気はいい。小型のボラの群れもあちこちにいる。釣りを始めるがフィッシュイーターの気配はないしアタリもない。時折ボラの群れはザザーッと動くが、捕食者に追われている様子ではない。ミノーでは底を掻いて根掛りするのでトップに変更。沖合いの倒木と立木が点在する隙間を通していた時、不意に水面が割れた。明らかにバラマンディのアタックだったがルアーは吸い込まれず。その後数度狙ってみるが反応なし。残念。
荷物を置いていた漁師小屋に戻ると、川との水位差が縮まっていた。フンさんによると逆流すればチャンスだという。やがて逆流が始まるとボラの群れが集まってきた。そして明らかにフィッシュイーターに追われるものも。そこを狙ってルアーを投入するとアタリ。しかし食い損ね。もう1度ジャーク。またアタリ。しかしノラず。回収したルアーを見ると鋭い歯形が多数。犯人はひょっとしてバラはバラでもクーダの方か…。それを証拠づけるように、ボラの群れ真下からバラクーダが突き上げて跳躍。やっぱり…。やがて雨がひどくなってきたので、小屋で雨宿りをしつつ、漁師さんから買ったエビを料理して昼食。このエビが旨いのなんの。もちろん調理してくれたフンさんの腕も◎。
食後、雨の隙間をついて戻る。船着き場から車までは水路をテクトロ。しかし雨はヒドくなり、タダノリ氏もTT氏も漁師さんのバイクに乗せてもらって駐車点に速攻で退避。諦めの悪い自分は土砂降りの中最後までテクトロをやって、完全な濡れ鼠に。残念ながらアタリはなかった。この日は一旦ホーチミン・シティの中心部に戻る。翌朝は街から比較的近いC地区をほんの少しやって、その後車で4時間ほどかかるメコンデルタのB地区に行く予定。
ホーチミン・シティではアオザイのおねーちゃんが出迎えてくれる釣堀レストランで夕食。タダノリ氏がフライで奇妙なのを釣る。TT氏の奥さんのヴァンさんに言わせるとおいしい魚らしい。「キープ!」とのこと。TT氏の子供たちもコオロギをつけたサオで釣るが、小アタリだけで今イチ。自分は釣りをせず見物してました。
翌朝は5時に出発。まずは市街地からそう遠くないエリアの天然バラ狙い。都市部から車とフェリーで1時間半ほど。密林脇に車を停め、そこからは鬱蒼としたマングローブの小道を1kmほど徒歩で行く。1km…いや、もっとあった気がするなあ。
やがて視界が開け水面が現れた。ここらにはいくつかの池が点在するようだ。まだ時間が早いのでトップをセレクト。不意に立木とカケ上がりの重なった地点でアタック。食い損ね。ちょこんと動かす。また出た。しかしこれもスカ。この2回でイヤになったらしく、バラは泳ぎ去ったようだ。それから15分後、別の立木際で出たが、これもアタックだけでルアーは浮いたまま。その後、つないであるボートで奥のワンドや水路状のポイントを念入りにやってみたが、タダノリ氏の9cmミノーに20cmのハゼが出ただけ。次のエリアは遠いので、この場所はさっさと撤収。
4時間以上かけてメコンデルタに着く。小さな村で夕食用のエビを買い、そこの船着き場から若い漁師さんの船で川を上る。そして川岸に点在する漁師の家のひとつに到着。今夜はここに泊めてもらうことになる。ここは蚊が多いらしいので、町で蚊屋を買ってもってきた。家の裏には水面が広がっている。沖にはマングローブがあり、岸にはエビやカニ漁に使う水門がいくつかある。日没まで土手伝いに移動してあちこちの水域でルアーを投げる。しかし岸には木が多く、キャストできる場所は少ない。かなりの距離を釣り歩いてみたが、小アタリが2度あっただけ。多分ナンヨウチヌだろう。元の場所に戻ろうと歩いていると、TT氏が鼻の穴を膨らませて登場。バラが釣れたらしい。場所は漁師さんちのすぐそばだという。写真を見せてもらうと、50cm級のキレイな天然バラ。案内役なのに釣ってしまってすまないと言うが、そんなこと気にする必要はない。ちゃんとクーダではないほうのバラがいることがわかって、逆にヤル気がアップ。この日はその後タダノリ氏に小型バラのチェイスがあっただけで釣りは終了。買ってきたエビやその場で捕れたノコギリガザミ、クロホシマンジュウダイなどを、フンさんと漁師さんが調理してくれて、シンプルで旨い夕食が完成。
夜中に手足が痒くて何度か目が覚めた。蚊屋にひっつきすぎていたので、蚊屋越しに蚊に刺されたのかな…と思っていたが、犯人は南京虫(トコジラミ)であろうことが後に判明。コイツはカメムシの仲間で、寝具や壁の隙間などに潜み、夜間に吸血のため這い出してくる。街に戻ってから数えてみると、自分は40箇所以上やられていました。同じ寝台で寝ていたタダノリ氏もかなりやられた模様。
うっすら明るくなる頃に目が醒めたので、表に出てあたりを見渡す。昨日船で上ってきた川は水位が落ちて、航行できない状態。驚くべき干満差だ。一方土手で区切られた水域はどれもたいして変化はない。
釣りができる明るさになったので、朝食までの間、あちこちでキャストしてみる。特に水流変化や地形変化は念入りにチェック。バス釣りの感覚なら「こんないいポイント、絶対釣れるでしょ」という感じなのだが反応なし。うーん、厳しい。スレているわけではないと思うので、魚影が薄いということだろう。ミノーからトップに変えた数投目、至近距離でアタックがあったが食い損ね。間違いなくバラだった。トップとミノーで徹底的に周辺を探るがそれっきり。やがて「朝食できたよー」と声がかかり一旦休止。
食後、釣り再開。岸沿いをうろうろしつつ、いろんなポイントをやってみるが反応なし。沖のマングローブでバラらしき捕食があったので、風にのせてルアーをそのあたりに入れ何度も探るが無反応。釣りはこの日の午前で終わりなのに…。
諦めずに丹念に探っていた時、岸際を泳いでいた小ボラの群れがすっと方向転換。小ボラの群れはそこらにフツーにいるし、こういう行動は何度も見てるのだが、この時は何か違う気がした。自分の中にいる動物が何かを感じた。すると濁り水の中に、新しいほんのかすかな土煙りらしきものが漂い、揺れ、消えた。すぐにキャスト。無反応。ミノーに付け替える。キャスト、無反応。2投目、土煙りらしきものがかすかに漂った地点から1mほど離れた立木の枝陰で軽くトゥイッチした瞬間、フッとルアーの抵抗が消え、直後に生命感のある重みを感じた。巻きアワセがカウンターで入った瞬間、ドラグが滑り出し、濁り水の中にほんの少し白銀が見えた。スピードのあるダッシュというわけではないが、そこそこの速度を伴ったトルク感のある走りだ。右側の立木に沿って走るので左に向きをかえる。急にラインが浮上し水面で白銀の魚体が反転、一瞬潜った後に全身を出して跳躍。その時、ずっと昔に知人がオーストラリアで撮ってきた写真と光景がかさなった。フッキング状態が見えたが、2本のフックがイイ位置を貫通している。これならバレる心配はない。スタミナがある魚らしく、けっこう抵抗したが、やがてボガグリップがしっかり口をとらえ無事ランディング。
とにかくイイのが1本出てくれたので、しばらくそのあたりは手をつけずおく。フンさんが「徒歩で行ける範囲にバラのいるエリアがいくつかある」というので、ワンタックルと最小限の荷物だけで行く。たしかにいろんな場所がある。マングローブ、倒木だらけの場所、底が凸凹だらけの場所、ド濁り、ささ濁り。かなり奥まで足を伸ばしたが、タダノリ氏がチヌを釣っただけでタイムアップ。戻って昼食をとったら出発だ。
ホーチミン・シティに着いたのは夕方。TT氏の経営する釣具屋さんに寄ったあと、街路の店でみんなで食事。フンさんやヴァンさん、ドライバーさんと別れた後、タダノリ氏とTT氏と一緒に街のにぎやかなエリアに飲みに行く。ストリートウォーカーっぽい女の子たちがいる。オカマさんもいる。いろんな国からの旅行者がいる。火の芸をやって小銭を稼ごうとする子供もいる。もちろんフツーの人たちもたくさんいる。ここでも日本とは異なる活気を感じる。アテなしでビールを次々に飲みながら、今回の旅行を振り返る。短期旅行だったのでこれが最後の夜なのだ。ビールの本数が増えるにつれ、南京虫にやられた痕が痒くなる。この痒みを忘れて就寝できるかどうか不安だ…。
結局今回の釣行は結果だけでいうなら貧果に終わったが、様々なフィールドを訪れることができて楽しかった。がっかりすることもあったが、わくわくすることもあった。視察ということで、あちこち回り釣りをしたが、また来ることがあれば、もう少し腰をすえてやってみたいと思う。しかしオーストラリア等で、ボートとしっかり確立されたガイドサーヴィスの元にバラマンディを釣った経験のある人なら、今回自分たちが入ったベトナム南部の天然バラ釣りはずっこけるかもしれない。陸っぱりが中心のため、攻めることすらできない場所が多いし、魚影も濃いとはいえないし、エビ漁の天敵として漁師からは嫌われていて、保護などされていない。だが自分のように釣りだけでなく、その周辺部も楽しむことができる旅行者にとっては、いろいろと興味深い場所だ。北部は南部よりは魚影が濃く、大きいモノもいるそうなので、いつか機会をみて行ってみたいと思う。とにかくこの国でのゲームフィッシングは始まったばかりの観があります。この先ひょっとしたらすごい場所が見つかるかもしれないし、ガイドサーヴィスも確立されるかもしれない。新たなターゲットだって見つかるかもしれない。その逆で先細りの可能性も否定できない。今回コーディネイトしてくれたTT氏だって、まだまだ模索の段階だと思う。しかしその「未確立状態」だって魅力だと思うのだ。何が何でも絶対バラを釣りたいという人には、他国か釣堀に行くことをお勧めする。だが天然モノを未確立状態の中で狙う、やっとこさ1本釣れる、その1本の重みを心地よい満足感に変えることができる人は、1度ベトナム南部の天然バラを釣りに行ってみるのもいいと思う。食い物にはほぼハズレはないし、いやむしろかなり旨いといっていいし、人の笑顔はいいし、時間はゆっくり流れている。
今回もフリーライドアングラーズさんにお世話になりました。ありがとうございました。
Special thanx to Toshiaki Takasago san, Van san, Hung san, Driver san, Professional Fishermen(V&C&B Area)
Main Camera:EOS50D+EF-S 18-200mm
Sub Camera:TG2(Olympus)
Sun Glass:VANQ GAGA Lens Color:TV(Zeal Optics), MARDOC-X Lens Color:Smoke(Bouche)
★Tackles
[For Barra-1]
Rod:RAW DEALER EXTREME EDITION REX605HX-T THE SCOUT'N'ASSAULT(Whiplash)
Reel:DAIWA-Z 2020H(Daiwa) + PE#4 + Leader
Lure:DRIVIN'WIRE(Whiplash), LIVE WIRE(Whiplash), REALIS JERKBAIT 100SP(Duo), T.D.SALT SHAD(Daiwa)
B' FREEZE GP100SP Type-J(Lucky Craft+Ja-Do)
*トップでは計5回の天然バラマンディのアタックがありましたが、残念ながらいずれも食い損ねに終わりました。DRIVIN'もLIVE WIREもフックを太軸のモノに変更。
B' FREEZE GP100SPは本来は3本フックですが、純正の小型フック3本だとひとたまりもないことは明らかなので、センターを外し、前後のフックを大型太軸化しました。もちろんリングも交換。REALIS JERKBAIT 100SPもフックを大型太軸に変えて使用。リングも強度アップ。かりに2kg程度でもバスとは異次元のパワーとスタミナなので、ドラグを締め気味にしていたら、バス用フックなどいとも簡単に伸ばされてしまうはず。
[For Barra-2]
Rod:RAW DEALER EXTREME EDITION REX605HX-T THE SCOUT'N'ASSAULT(Whiplash)
Reel:RYOGA 2020H(Daiwa) + PE#5 + Leader
*スペアで持参しましたが、今回は出番なし
[その他用]
Rod:RAW DEALER KAIKEN RK609MM3 THE RISING TEN-FLAME_test(Whiplash)
Reel:RYOGA 1016H(Daiwa) + PE#2 + Leader
*こちらも今回は出番なし
[小物遊び用]
Rod:6' UL SPINNING
Reel:14 CALDIA 2004H(Daiwa) + PE#0.6 + Leader
Lure:DR,MINNOW 5F&5FS(Daiwa), 小型クランクetc.
*ナンヨウチヌやテッポウウオ用に。テッポウウオは2度出ましたが、食い損ねに終わりました。チヌは1度だけ狙ってみましたが、アタリが数度ありました。このタックルは釣り堀の子バラにも使ってみました。30cm強のバラが食うとそらもうスリリング。この時「バラってチビでも強いしスタミナあるなあ」と実感し、その後の日程におけるネイティヴとの出会いが楽しみになりました。14 CALDIAはUTDのおかげもあり、小バラ相手にも使いやすかったです。伸びのないPEのせいで、ジャストで滑るドラグの性能がよくわかりました。今後とも海外釣行における小物釣りに登用予定です。見た目も価格以上だしね。あまりほめると上級機種が売れなくなって、DAIWAさんから文句言われたりして(笑)。ま、そんなことはないわな。
*参考までに
受託手荷物総重量 ローリングサンダー30" 80L(The North Face):約14.5kg, 自作ロッドケース:約5kg
*今回のチャイナエアの無料受託手荷物制限は総重量20kg以内。合計19.7kgで問題なくクリア。
今回の昆虫ならびに節足動物による被害
南京虫:40箇所ぐらい 蚊:10箇所程度
*人生で初めて南京虫にやられました。漁師さんの家に泊めてもらった際に吸血されたようです。痒みの質はムクインなどのダニ系と似た感じですが、腫れは異なるし、やられた翌日のほうが痒かったです。痒みも痕もムクインほどしつこくはありませんでした。南京虫の被害は脇腹やパンツのゴム周辺に集中するといわれていますが、今回のものはそういう部分もありましたが、腕や足など露出部で寝台に接触してる部分をところかまわず…といった感じでした。
今回のその他のトラブル
帰国後少し体がだるかったのと、微熱(といっても平常時より0.5℃ほど高かっただけ)が発生。それと現地ではなんともなかったのですが、帰った翌日おなかがほんの少し緩くなりました。タダノリ氏は帰った翌日にかなりの発熱とムース状→液状下痢に見舞われたそうです。ふたりともすぐに復活したので、たいしたことはなかったけど。原因は何だろう?