海外逃避行

2022 Spain

2022 Spain

スペイン

2022年9月、日本はまだまだコロナで閉鎖的 だったが、ヨーロッパではコロナなんて過去 のよう。屋外レストランは満席でマスクなし 
ビルバオからサン・セバスティアンに向かう 道。美しい風景が楽しめた
「ホネ」って何?(笑) 他にも日本語の入った商 品はけっこうありました。「できる」と入ってる のとか「YOKOZUNA~」とか「AIKIDO」とか

旅程
[Flight]
09/11 ITM(伊丹) 07:05 - HND(羽田) 08:15 → HND 09:50 - MUC(ミュンヘン) 17:30 → MUC 22:25 - BUD(ブダペスト) 23:40 09/12 BUD 13:25 - MUC 14:40 → MUC 16:00 - BER(ベルリン・ブランデンブルグ) 17:05 09/15 BER 10:15 - LGW(ロンドン・ガトウィック) 11:20 09/17 LGW 08:30 - BIO(ビルバオ) 11:30 09/20 BIO 13:40 - MAD(マドリッド) 14:50 → MAD 16:00 - LYS(リヨン) 17:50 09/22 LYS 10:20 - FRA/EDDF(フランクフルト)11:45 → FRA/EDFF 13:55 - HND 09:45(09/23) 09/23 HND 13:00 - ITM 14:05  

ヨーロッパに行ってきました(イングランドの次はスペイン)


本来はハンガリーのブダペストで開催されるEFTTEXに行く予定でしたが、2023年に延期となったため、ハンガリー、ドイツ(ベル リン)、イングランド(ワージング)、スペイン(サン・セバスティアン)、フランス(リヨン)をまわってきました。

ビルバオ空港で初めて「ワクチン接種」の表示を求められた。数日前の夜にこの空港に到着した知人は「係員もおらず接種証明の提示は求められなかった」と言ってたが…。遅かったら係員帰ってしまうんや、なんかいい加減やな(笑)。ここで待ち合わせている人物も実は初対面。貿易会社の人によると「小さい空港だし、日本人が降り立つことはまずないので、向こうが見つけてくれますよ(笑)」とのことだったが…。ゲートを出て見回すと、明るい顔立ちの人が近づいてきた。「Nicolasさん?」「そう、Nicoです」という具合にすぐに会えました。昼食前に釣具店に一軒寄るというので同行。その後屋外のレストランへ。ハンガリー、ドイツ、イングランドでもマスクをしている人はほぼ見かけなかったが、ここはビーチも近く陽光が降り注いでいる開放的な町ということもあり、なおさらコロナは過去のようでした。HAKEという魚の料理、そしてエビがとても美味でした。昼間からビールも1杯(笑)。この日はもう一軒釣具屋さんにあいさつに行ってから、宿泊するサン・セバスティアンの町へ。
Nicoさんはロックが好きで自分でもバンドをやっており、車の中でその音源をいろいろ聴かせてくれました。自分より一回り若いせいもあり、NIRVANAやPEARL JAM風味の楽曲が多かったかな。直接的な影響を受けたのはグランジのようだが、そこから80年代メタルや70年代ハードロックまでさかのぼったようで、ロックの素養はなかなかのもの。音楽談義で楽しく過ごせました。ちょっと心配なのは運転があまり上手くないのと、道をけっこう間違えること。初めてここに来た人間に「あれ、釣具屋さんはどこだっけ?通り過ぎた?」なんてきかれてもなあ…(苦笑)。その日はホテルにチェックインして、セントロ(旧市街)へ飲み歩き&食べ歩きに。翌日は風があるので船での釣りは中止。かわりに河口にスズキ釣りに行きました。自分のすべての釣具はベルリンの空港に置かれたままなので、一切合切借りることにしたのですが、これが不備だらけ。ロッドとリール、そしてウチのルアー数個はあったものの、ハサミがない、プライヤーがない、リンキングパーツもない。Nicoちゃん、やらかしてくれるわ(苦笑)。それでもとある河口で釣り開始。時間は正午前、天候は晴天、流れの変化もなし、釣れそうにないこと甚だしい。Nicoちゃんが指定したポイントはダメ感が漂っていたので、「あそこがダメなら別の川かなんかに移動してくれ」と言って下流の橋に向かいました。さらに下流の橋には釣り人がひとりいて、見ているとセイゴを1本。それを見たNicoちゃんは「ほら、間違いなく魚はいるんだ。早く釣ってくれ」とせかす。でもアレはエサ釣りやん…。橋脚はよくなさそうだが、少し下流の水深2mほどの場所に地形変化を見つけたので、その上でFLUTTERIN’ WIRE 75を動かしてみる。あれ、今ルアーの下で波紋が出た? あ、今度は小さい飛沫。もう1回パシャ! よし食った。上がってきたのはヨーロピアン・セイゴちゃん。真昼間の釣れそうにない時間帯、しかもルアーは自分とこのトップ、小さいけどとてもうれしい。後で下流の釣り人と話してわかったのですが、彼はトウゴロウイワシ系の7cmぐらいの魚を泳がせて釣っていて、その魚がこのエリアの主要なベイトフィッシュということでした。いやまあFLUTTERIN’ WIRE 75とは似ても似つかんこと(笑)。これでもマッチ・ザ・ベイトに固執するかね?

サン・セバスティアン3日目は渓流に。この日Nicoちゃんは急用ができたので、目的地手前の朝食レストランで合流したTono(Antonio)さんの車で渓流に向かう。このTonoさんは相当釣りや自然に造形の深い人物ときいていて、車中で話をしているとそれが事実だと確認できました。ぶかぶかのウエーダーに戸惑っていると、Tonoさんが「This is Basque size. ここは体のでかい人が多いからな」と笑う。まあ、自分は日本人でも小柄なほうだし…。森の中を流れる川にはニジマスが放流されていて、それを釣るらしい。「?!」と思ったのはタックルとルアー。海のライトゲームタックルに3lbライン。ルアーはアジング用のジグヘッド+ソフトベイト。「ここの魚はミノーなどのハードルアーを見すぎているので、こんな方が食ってくれるんだ」とのこと。しかし、この日はちょっとした追いがあるだけで、全然食ってこない。ミノーもダメ。そこでスピナー登場。水面で捕食してる個体がいたので、試しに水面にかすかに波が立つほどの直下引きをやってみる。いきなりアタック。その後50cmほどのまあまあいいサイズも釣れ、さらに2本追加とスピナーが大活躍。それを見ていたTonoさんが「Traditional but very attractive」。スピナーだけではおもしろくないので、50mm程度のシンキングミノーも使って1本確保。そしてまたスピナーで。「昨日は休日だったのでけっこうな数の釣り人が来たはずだ。だから今日は釣りづらいはず。それなのに初めて来た釣り人がこんなに釣った。これは素晴らしいことだ」という。フィッシングプレッシャーの高い釣場には日本で慣れてるからね。たっぷり遊んで遅い昼食を取り、一旦ホテルに戻る。夕方にNicoちゃんが来て、一緒に町にスーツケースを買いに行きました。土日は飲食店以外はほとんど営業しておらず、やっと月曜日になったのでお買い物ができたという具合。 日本ではありえない話だ。買い物の後はまたセントロで飲み歩き&食べ歩き。
最終日の朝、タクシーで新しいスーツケースとともにビルバオ空港に向かいました。そしてマドリッドを経由して最後の目的地、フランスのリヨンへ。



サン・セバスティアンは映画祭の真っ最中で した。おかげで町にアクセスしやすいホテル は高額&超満室
サン・セバスティアンといえばピンチョス。パ ンの上にいろいろ載せた料理で、店も種類も 多く食べ歩きが楽しい。このあたりの海際で しか栽培されないブドウを使った、ややスパ ークリングな「チャコリ」というワインも◎
レストランで仲良くなったカップルと。後で偶 然別のバルでも会って、けっこう時間一緒に 飲みました。スキンヘッド氏は日本旅行に来 たこともあり、奈良のシカや京都の風景他、い ろんな写真を見せてくれた。右はNicoちゃん
レストランはこんな感じでにぎわっていまし た。集団免疫というやつだろうか、コロナはす っかり過去になったみたい
ここはハモン(生ハム)で有名な店。独特な風 味があり美味でした。ここで食事してると偶然 日本人カップルが入ってきたが、彼らも日本人 のワタクシが町の人に紛れ込んで飲んでるの に驚いていました
店内のみならず街路でも飲食。日本人がやる と何かだらしなく見える風景だが、街並みと合 ってサマになっている
セントロのロックバー。Nicoちゃん行きつけ の店らしい。日本のおすすめバンドを尋ねら れたのでOUTRAGEを推薦。すぐに店内に「B LOOD AND SCARS」が流れました
何なん、そのTシャツ? 「信頼と希望」とか「SE MPAI」とか?(笑) 日本が好きなのはうれしい けど。後日訪れた際は、UFOやRAINBOWなど 70年代後半ハードロックが流れ続けてました
セントロの街路はこんな感じ。異国情緒あふ れてます
スズキ釣りに行った川。橋脚以外にはストラ クチャーらしいストラクチャーはなかった
エサでセイゴを釣った地元の釣り人。この自 作のエギをくれた。ありがとう!
彼が使っていたのがこの魚。ほぼトウゴロウ イワシ。たまに水中にもこいつの姿が見えた
FLUTTERIN’WIRE 75に出たヨーロピアン・セ イゴ。チビとはいえ、真昼間にトップって奇跡 的ではないかい?
ニジマス釣りに行った渓流。月曜日だったの で、釣り人は自分たち以外にはひとりだけ。お すすめのジグヘッド+ソフトベイトは不発…
案内してくれたTonoさんと
ニジマスのアベレージは35~40cm。海用ラ イトゲームロッドに3lbラインなので、けっこう ハラハラ。流れの中を走って跳ぶので、慎重に ドラグセッティング
とにかくスピナーが効きました。いろんな意味 でスピナーというルアーを再認識させられま した
50cmほどのニジマス。これが最大でした

Special thanx to George-san(Prime Angling), George-san’s wife, Pete-san, Martin-san, Yuki-san(Fisherman), Mineyuki-san(H it Company)



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