Monthly Whiplash
vol.216
Sep.2024
月刊「WHIPLASH」Sep,2024 Vol,216 この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は7月26日から8月24日までです。
WAKE THE DEAD 125Fのウェイト配置が決まりました
暑さと忙しさでロクに釣りに行けませんでした。そこに個人的釣り自粛期間のお盆が重なり、釣行は2回のみ。そのうち1回は炎天下のチヌトップ。6回出たけどルアーは1度も消えませんでした。合計8名での釣行でしたが、全員キャッチはゼロ(涙)。昼食時にすでにビールを飲んだことは釣果に関係ないと思うけど、慣れた人でもアタリのみだったので、まあ何というか、お魚のやる気が乏しかったということでしょう。忙しさゆえの時間の取れなさは9月にも持ち越されそうで、この感じでは自分史上最も釣行の少ない8,9月になりそうです。そうやな、9月には2回ぐらい釣りに行けたらいいな…と。
お盆は個人的に釣り自粛期間ですが、釣りにかんするモノぐらいはええやろ…と、開発が決定したルアーの原形を作ったり、リミテッドカラーを考案したりしていました。開発が決定したからといって、ソレが100%市販化されるかはわかりません。途中で技術的な問題が出てこないともかぎりません。市販というずっと先の目標日程は不明ですが、年内にはABS削り出しモデルでのアクションテストまでは行けるかな…。他にも作るモノはあるし、テスト予定のモノもあるし忙しくなりそうです。
やっとWAKE THE DEAD 125Fのウェイト配置が決まりました。フックを替えて使う場合も考慮して、少し余裕をもたせてセッティングしました。基本的な装備はST-46#1に#4スプリットリングですが、ST-56#1と#5リングとか、シングルフックのS-125M#4/0とか、強化型#4ダブルリング仕様、もしくは強化型#4+#5のダブルリングにSJ-41TN#5/0(←何に使うねん?という方もいらっしゃるでしょうが…。ワタクシはよくダブルリング+横アイシングルフックを使います)とかもチェックし、泳ぎの破綻がないようにしました。うまくいけば今秋内にリリースできるかも。
奇妙な魚を見かけました
少し前の話(6月中旬)になりますが、琵琶湖に東からの流入する某河川で奇妙な魚を見かけました。それは水深60cm程度の護岸下のちょっとしたエグレに張り付いていたのですが、自分が近づいたのでさっと逃げ、数m離れた物陰に張り付きました。さっと泳ぎ出した瞬間に自分が思ったのは「え、サワロ!?」。サワロはアマゾン水系の魚で、いわゆるブリコン属。そんなモノがいるわけありませんが、2023年に釣ったサワロに背中が少し似ている気がしました。体の厚みはサワロほどありませんでした。逃げた先にそっと近づいてのぞきこむと、これまたすぐに逃げられたのですが、先ほどよりほんの少し長く、数秒程度見ることができました。全長42~43cm、コイやフナではなくソウギョ似の背ビレ、アブラビレなし、各ヒレの色はコイやフナより濃い感じ、ウロコはコイやフナより細かめ、側面はけっこう白銀系、それとやや受け口風に見えた気がします。上から見ただけですが体高はけっこうありそう。その後は一気に川を下って遠くにいってしまったので、詳細を確かめることはできませんでした。一体何やったんやろ、アレ? 帰宅後あれこれチェックしてみたら、よく似ているモノが出てきました。それは霞水系で増えているダントウボウ。琵琶湖水系にはアメナマもけっこういる(流出河川にてルアーで釣れたこともあります)し、ついにダントウボウもか…。
2023年アマゾン水系に行った際の動画がアップされました
2023年アマゾン水系に行った際の動画がアップされました。2本目の小型アラパイマ以外、時間の関係上ファイトシーンはかなりカットされています。なお編集の都合上、新家の大型アラパイマとNOBU氏の大型アラパイマは、順序が逆になってます。正しくは新家が釣ってしばらくした後に強烈なスコールがあり、それが止んだ直後にNOBU氏に大型が食ってきました。なお、その大型の10分ほど前に、NOBU氏にとんでもないのがヒットしバレてしまいます。遠目に見ても圧倒的な魚でした。そのあたりのちゃんとしたストーリーはいずれなにかのカタチで残そうと思います。
パリオリンピック柔道を眺めていて
パリオリンピック柔道を眺めていて、なんかしっくりこないジャッジやな…と。しかもそれは1回や2回ではないし、日本人選手だけが対象になってるわけでもない。審判も人間だし、寝技が好きとか立ち技が好きとか、そのあたりもジャッジに影響を与えることもあると思うが、雑というか、ちゃんと見てんのか?という瞬間もあり、せっかくのいい試合がジャッジメントによって「はぁ?」なんてことになってしまったり…。
でも何といっても、個人的には角田選手の巴~腕十字に目ウロコです。スローで見ると足の指まで使ってコントロールしてる。しかも足の指が長い!自分も足の指が
長めかつ器用なので、やっていいのかどうかは別にして、寝技においてどさくさに紛れてこっそり道着や帯をつかんだりしていたものだが…。いや、ワタクシゴトなどどうでもいい。今後一層研究されるであろうけど、その上をいく巴~十字を見せてほしいと思います。それと元の階級に戻して阿部詩選手とも対戦してほしいけど…。
終戦の日であっても、あの戦争にかんする番組はわずか。年をおうごとに減っていき、いずれは一顧すらされなくなるのだろうか…。そんな中、某女子卓球選手の言葉にはっとしました。
戦争末期、エンジニアだった叔父が軍部のえらいさんと面会。とある特攻兵器の改良を依頼されたそうです。いわく直線安定性と○○の角度を調整し、効率よく体当たりできるようにしてほしい、と。自分は人が死ぬためだけの兵器に加担するのか…と気が進まなかったそうですが、軍部の命令とあらば当時は絶対。試行錯誤しているうちに終戦になり、さいわいその改良型は実戦に使われることはなく、図面や書類などの証拠も命令によって焼却。この話の詳細をいろいろ聞きたかったのですが、その叔父も90歳を超えて他界。自分はアジア戦線の惨い話を実際そこにいた人から聞いたことがあるし、母方の実家の近所の人から、友軍兵士(隣村の知人だったそうだ)による一般市民への残虐行為を目の当たりにし発狂寸前になったことなどを聞いたこともあります。時間は過ぎ当事者はどんどん減っていき、記憶はどんどん薄れていく。そして太平洋戦争にまったく興味のない人たちがどんどん増えてくる。でもおそらく自分のルーツや係累をたどれば、誰かがその戦争に否応なくかかわっていた、というか、かかわらされていたと思います。
あと数か月生きていてくれたら、戦争が終わって帰ってこれたかもしれない、ひとりの叔父の位牌は、勲章とともに仏壇のいつもの場所におさまっています。盆に仏壇を掃除するたびに、勲章よりも会ってみたかったな、そしてその地のことを聞いてみたかったな…と思います。合掌。この合掌は叔父だけでなく、犠牲になったすべての人たちに。
カマラ・ハリス氏の勢いが凄いように見えます。日本での報道は恒常的なモノではなく、トランプ銃撃事件後はそちらに集中していたし、注目度が高い方を扱うわけで、今は勢いに乗るハリス氏。だからここ日本でTVで報道を見る分には、ハリス氏の勢いがガラスの天井を突き破りそうに見えるんやな。自信に満ちた表情も板についてきたし、大会にはオバマ夫妻が出てきたり、ヒラリー・クリントンも出てきたり、華すら感じますね。
まだまだ酷暑が続きそうです。熱中症にはくれぐれもご注意を。かくいう自分は軽いけど罹ってしまいました。忙しさのあまり、ロクに朝食を食わず、あまり水分を摂らず、昼飯も軽く済ませた程度、そのくせ炎天下に2カ所ほど用事で出かけて…その後大阪に電車で向かい、待ち合わせ場所の百貨店へ。あれ、おかしいな、頭がぼぅーっとしてる…軽いめまいも…冷房が効いてるのに顔がやたら暑い…帰宅後も調子が悪く食欲が出ない…でもサマーエンジェルの味ははっきりわかる…でも食べると軽い吐き気がする…頭部だけサウナに突っ込んでるような暑さ…足が地に着いてないような奇妙な浮遊感…なんてことになりました。とにかくおとなしくして水分を十分にとり、涼しい部屋で就寝し、翌日も適度にエアコンをかけた部屋で仕事をしていたら、少しラクになりました。しかし完治するには発症から丸3日。ほんのわずかな無理が熱中症の原因になるんやな…と痛感しました。
最近の!!な試合
★特になし
最近の愛読書
★ペリリュー ー外伝- 3巻 武田一義著 平塚柾緒原案協力 白泉社
解説で里中満智子氏が書いておられるとおり、いろんな読み方があると思います。自分の場合は、シンプルな絵ゆえに、一瞬間をおいて、救いようのないエピソードが重くのしかかってきます。衝撃的だったのは「ALL ABOUT SUZY」の中で、とある人物の名を耳にした際の片倉副部長(元兵長)の目の描写です。自分の手で殺した友軍の兵士の元妻から、その名を告げられた時、元来無表情系の人物の動揺の一瞬をおそろしく巧みに表現していると思います。「救いようのないエピソード」と書きましたが、この作品にはところどころに、小さな陽だまりのような救いを見つけることができます。自分のような人間でも、読んでいてふっと涙が滲みそうになります。
ますます風化していく太平洋戦争。ますます拡大する世界各地の衝突や紛争。悲劇はあちこちで起こり続けています。「ペリリュー -外伝-」は4巻で完結するようです。
今からその内容が楽しみです。
最近の珍事件
★KEEP OUT
ある夕刻、最後のポイント移動。そこに向かって歩いていると、水がある方向で黄色いテープを張ってる人影が。ん、遠目にだがベストを着ているような…あの色のベストと黄色いテープ…ということは警察、つまり「KEEP OUT」ということか。海辺で「KEEP OUT」ということは薬物か遺体か…。帰りかけた時にその方向から歩いてきた散歩の人によって、後者であることが告げられました。事情はわかりませんが合掌。
最近のお買い物
★ガラスの精霊馬
キュウリやナスに爪楊枝で足をつけたアレです。お盆にご先祖さまたちがこちらに帰ってくるとき、そしてまた向こうに戻るときの乗り物です。本物のキュウリやナスに爪楊枝をさして放っておくと食用に適さなくなってもったいないし、木か樹脂で自作しようかと思ったけど時間がないし…というわけで市販のガラス製のかわいいヤツを購入。特にナスのがめっちゃかわいい。きっとご先祖さまたちも喜んでくれたと思います。
★黒豆麦茶リピート
兵庫県にはあまりお茶のイメージはないと思いますが、ところどころに産地はあり、その中のひとつがバス釣りで知られる青野ダムの北に位置する母子。以前行った時には茶葉による正統的なお茶も購入し、どれもおいしかったのですが、その中でも黒豆麦茶がとても口に合い、早くも底を突いたので、ひとっ走り出かけてリピートで購入。水出しでも長めにバッグをつけておくと、とても香ばしくておいしい麦茶を味わうことができます。冷蔵庫で冷やしておけば、酷暑の夏にぴったり。
SOUND CORNER Vol,216
『CRIME PAYS』
THUNDERHEAD
ハードR&Rという表現が似合う、ドイツ・アメリカ混生バンドの1991年リリースのレコード。パワフルでアグレッシヴ、エネルギッシュなTHUNDERHEADのハードR&Rは、やはりVoのテッド・ブレットに負うところが大きいが、ヘニー・ウォルターのギターも聴き逃せない。時流に媚びない強力な1枚だと思う。アルバム中唯一バラッド風に始まる「Life Is Only A Goodbye」は今でも心に響く。
最近の愛聴曲
- YOUNG AND USELESS / THUNDERHEAD『KILLING WITH STYLE』
- 代表曲はコレなのかな?
- 全曲『THUNDERSTRUCK』/ AC/DC
全曲『ALL THE RIGHT NOISES』/ THUNDER
全曲『THUNDER AND LIGHTNING』/ THIN LIZZY
- THUNDER というワードつながりでいろいろ…。
- WITH LOVE / THIN LIZZY『BLACK ROSE:A ROCK LEGEND』
ROISION DUBH(BLACK ROSE):AROCK LEGEND / THIN LIZZY『BLACK ROSE:A ROCK LEGEND』 - なんかこの2曲が妙に沁みて…。