Monthly Whiplash
vol.218
Nov.2024
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は9月25日から10月24日までです。
ヨーロッパに行ってました
「ANGLING INTERNATIONAL LIVE」という展示会のためにヨーロッパに行ってました。今回は珍しくイスタンブール経由。ここの空港、めっちゃ広い!それはいいとして、関空発の便が機材トラブル(電気関係のトラブルでユニットの乗せ換え作業?)のせいで遅れ、イスタンブールに着いた時にはブダペスト行きの便は絶望。
さいわいその後の便に乗せてもらえたので、遅れながらも予定日内に目的地に着。
簡単にいうと、9/25~9/28はブダペスト、9/29の早朝にイングランドのブリストルに飛んで2泊し、10/1にスペインのビルバオへ。そこからサン・セバスティアンに行き3泊して帰ってきました。ブダペストは昨年も滞在したので、宿泊したラーコーツィ通り周辺は何となく土地勘アリ。展示会最終日は早めに撤収だったので、他の皆さんと中央市場内で昼食後、エリーザベト橋の下流で分かれ、ひとりでドナウ川沿いを北上し、セーチェーニ鎖橋と「遊歩道の靴*」に行き、町中をプラプラしながら帰ってきました。2023年6月に行った時は鎖橋は改修中で歩行者は通ることができなかったし、その少し上流の「遊歩道の靴」には何となく行かずじまい…。
初だったのはブリストル。丘陵地帯から海へとつながる町で美しかったです。空港近くも放牧地だらけで牛やら羊やら。見上げたクリフトン吊橋も美しかったです。イングランドは食べ物が美味しくないという人がいますが、一昨年のワージングも今回のブリストルも魚介類の料理はおいしかったですよ。そういう店に連れて行ってもらえたからかな?当初ブリストルからコーンウォールの方までドライブしてヨーロピアン・シーバスなどの釣りをする予定でしたが、雨と風のため中止となりました。というか滞在中はずっと雨…。お世話になったHarryさんは「イングリッシュ・ウェザーだ。どうにもならない。残念だ。来年また来てください」と言ってくれたが…。
スペイン北部のサン・セバスティアンは2回目の滞在。ビルバオ空港でNicoちゃんに拾ってもらい、彼の勤務する会社で打ち合わせ。今回も夜はサンタ・マリア・デル・コロ大聖堂あたりでピンチョス食べ歩き(笑)。サン・セバスティアンはバスク地方のラ・コンチャ海岸に面した美しいところで、美食の街としても知られています。難点をいうなら雨が多い…。こちらも最終日以外は雨。その最終日も晴れたり曇ったり降ったり曇ったり…。バスク地方には雨の表現として「Shirimiri(シリミリ)」という言葉があって、それはしとしと雨や霧雨みたいなのを意味するのですが、今回はシリミリではなくかなり本格的な降り方。おかげで釣りは厳しかったです。Tonoさんとふたりで国境を越えてすぐのアンダイエの海岸に行き、ちょうどいい潮時にウェーダーを履いて磯場に入り、あちこちのポイントを計2時間弱。まるで磯ヒラ釣り。急激に潮が満ちてきたので帰路を断たれないうちに撤収。1回だけトップで派手な出方をしてくれましたが、ルアーにはかすりもせず。けっこういいサイズのヨーロピアン・シーバスだったと思います。NicoちゃんやTonoさんに言わせると「バスク地方は雨が多いから緑がきれいなんだ。だから雨が多いのはいいことだ」とのこと。たしかに山や丘陵地の緑はとてもきれいでした。フランスとの国境を越えたドライブの際も、緑の美しさは印象に残っています。もうひとつの難点は食事が旨いので太ってしまいそうなこと(笑)。なにはともあれ今回お世話になった方にお礼を。
Parenco san, Misha, Harry san, Inaki san, Tono san, Nico chan, Yuki san, Atsuko san, Rie san, Vincent kun…あ、それとフランスの若い兄弟にも。
*「遊歩道の靴」
ナチスのユダヤ人差別思想を強く受けたハンガリーの極右政党「矢十字党」がナチスの支援を得てハンガリーを支配すると、ナチス同様ユダヤ人の虐殺を始めました。彼らは多くのユダヤ人をドナウ川の東岸に連行し、そこに並ばせて、靴を脱ぐよう命じた後に銃殺。その遺体はドナウ川に遺棄されました。靴を脱ぐように命じた理由は、靴は貴重だったので、後で回収して転売するためだったそうです。2005年、虐殺の歴史を忘れないように、犠牲者を追悼するために「死者の靴」というタイトルの銅製の靴のモニュメントが、ブタペストを流れるドナウ川畔に作られました。女性の靴、子どもの靴もあり、今回訪れた際にも花が捧げられていました。
マナちゃん釣りに行ってきました
帰ってきて手元の仕事がある程度片付いたので、ある夕方思い立って近所の渓谷にマナちゃん釣りに行ってきました。ところが出ない。いそうな場所を丁寧に狙っても反応もない。よく着く場所に目を凝らしても姿もない。まさかアタリなしボーズ?なんて思いつつ投げてるうちに17:30.日の入りは17:38やったっけ?もうそろそろ終わりやん…と思っていたら不意に水面が盛り上がってチェイス。数度食い損ねた後にやっとフックアップ。最後にマナちゃん釣りに行ったのは7月の下旬だったから、2カ月半以上ぶり。うれしいね。その後視界が効きづらくなる前に別の場所で捕食アリ。今度は1度のアタックでフックアップ。あれ、えらく引くな?流れのせいだけではないやろ、これ…と思ってたら突然ジャンプ。足元まで寄ってきてもターンして突っ走る。岩場の水たまりに誘導してランディング。そら引くやろ、これはマナちゃんとしては異様にデカイわ。今年の最大魚、いや人生最大魚でした。オーナマならぬオーマナ(笑)。リリースした後、手を洗っていると30mほど背後の森でイヤな音。これはそろそろヤツらが水辺にお出ましになる前兆…。
撤退すべく河原を歩いていると、あちこちに盛大に土を掘り返した跡が。昨年はシカの足跡の方が多かったのだが、今年はシシの痕跡だらけ。気をつけないと。
秋の恒例メッキ釣りに行ってきました
今年も秋の恒例メッキ釣りに行ってきました。結果から言うと潮周りはよくなかったのに、けっこう釣れて楽しく過ごすことができました。手のひら程度のギンガメ中心で、場所によってはロウニン混じり。帰り際にはカスミも釣れてアジだけで3種。それにヒラセイゴとコトヒキ、アカメフグだかヒガンフグだか、クサフグも入れると7目。フックアップしませんでしたがアオヤガラも釣ってたらさらに…。そういう多種釣りも楽しいです。この日は昼過ぎから雨が降り出し、時には雨宿りが必要なほどの本降りに。そして17時は本降りが続くというので、夕マヅメを待たずに小雨の中を撤収。その撤収する途中にカタクチイワシを追ったメッキのボイルが散発し、トップで連発というメッキ釣りとして最もおもしろい展開になりました。同行者も人生初のトップの釣りを楽しんでくれました。もう1回行けるかな…?
[当日使用タックル]
Rod: 7‘1“改造ロッド
Reel: CARDIA FC LT2500S+SLP 2500SS Spool(Daiwa)+ PE 0.6G+Fluoro 8lb Leader
Lure: Sinking Minnow 50mm, Pencilbait 60mm
*今回はメッキを多めに持ち帰り、その夜のうちにさっと捌き、翌日の夕食のおかずにしました。ムニエルもフライもおいしかったです。ちなみに捌いたのとムニエルを作ったのはワタクシ、同行者は今回はフライ作りと食べる係(笑)。
10月にはせめて4回は釣りに行こうと思います…なんて言ってましたが、10/24の時点でまだ2回のみ。あと2回か…。
日本被協団のノーベル平和賞受賞
日本被協団のノーベル平和賞受賞、そしてその受賞理由は素晴らしいことだと思う。
その数日後、深夜にTVで「キノコ雲の上と下~米兵の心に苦悩を刻んだヒロシマ」を見ました。時間帯ゆえに一体何人の日本人がこれを観たのだろうか…?と思います。本当に沁みました。泣きそうになりました。
「エノラ・ゲイ」と「リトルボーイ」は知られていても「ボックスカー」と「ファットマン」の知名度はあまり高くないように思います。憎しみのために刻むのではなく、
歴史のひとつとして覚えておいてもいいのではないかと。
最近の!!な試合
★WBCバンタム級選手権 中谷 潤人vs ペッチ・ソー・チットパッタナ
おそらく中盤以降に中谷選手がKOするだろうとは思っていたが…。序盤から右ジャブはよく伸びてるし、左もいい。しかしペッチ選手の破壊力ありそうなパンチとタフさは想像以上だった。5R、前に出てきたペッチ選手をうまくかわしつつ、パンチを入れてはいるものの、被弾すると危なそうなパンチは散見できた。6R中盤接近戦からの左からのラッシュでキャリア初のダウンを奪ったが、それでもペッチ選手のパンチはまだ生きていたと思う。終了間際の左は当たった瞬間決定打とわかるもので、これによりキャリア78戦目1敗のみダウン経験なしのタフなボクサーを仕留めた。WBAは入れ替わったものの、主要4団体のバンタム級王者はすべて日本人。統一戦を望まないわかがないが、やはり頭ひとつ抜けだしているのは中谷選手だろう。
最近の愛読書
★NATIONAL GIOGRAPHIC
1冊まるごとアマゾン特集!
最近の珍事件
★特になし
最近のお買い物
★オフィスチェア
背もたれのあたりが破れてきたこともあり、PC関連の仕事用の椅子を新調しました。座面や背もたれがエラストマーメッシュのヤツ。家具屋さんで片っ端から座り心地をチェックし、懐具合と相談して決めました。組み立ても15分程度でできました。使用感はとっても快適。もっと早く買ってたら真夏のデスクワークももう少し快適だったかも…。
SOUND CORNER Vol,218
『ONCE BITTEN』
GREAT WHITE
遅れてジャック・ラッセル氏の訃報に接した。個人的に1番好きなレコードは『…TWICE SHY』だが、そのブルージーでアダルトテイストなハードロックという方向性を完全に打ち立てたのが、この『ONCE BITTEN』。もちろん『…TWICE SHY』とは言葉のうえでも対をなしている。「ROCK ME」はおそらく間男ソングだが、このバンドを代表する名曲のひとつ。注目を集めるジャック・ラッセルのVo、マーク・ケンドールのGだけでなく、ローン・ブラックのBが異様にカッコいい。静と動の対比も絶妙だと思う。他にも1曲目の「LADY RED LIGHT」、「ALL OVER NOW」、「MISTREATER」、ハードロック然とした「FAST ROAD」、「SAVE YOUR LOVE」など捨て曲らしきものは見当たらない。残念なのはジャケットのアートワークぐらいかな(笑)。R.I.P.
最近の愛聴曲
- 全曲『…TWICE SHY』/ GREAT WHITE
全曲『HOOKED』/ GREAT WHITE
全曲『STAGE』/ GREAT WHITE
全曲『GREAT ZEPPELIN : A TRIBUTE TO LED ZEPPELIN』/ GREAT WHITE
全曲『HE SAW IT COMIN’』/ JACK RUSSELL‘S GREAT WHITE
全曲『MEDUSA』/ RUSSELL GUNS
HEART THE HUNTER / GREAT WHITE『…TWICE SHY』
COMFORTABLY NUMB / BODY COUNT『MERCILESS』
- 『THE WALL』収録のPINK FLOYDの名曲をBODY COUNTがカバー。これが思ってた以上に素晴らしい。しかもディヴィッド・ギルモア師がギターで参加。なんともたまらないあの独特のトーンが、時に無機的にも感じられるラップ系Voと絶妙に絡む。
- 全曲『IRON MAIDEN』/ IRON MAIDEN
全曲『KILLERS』/ IRON MAIDEN - …辛いわ。ポール・ディアノも向こう側に…。