Monthly Whiplash
vol.224
May.2025
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は3月25日から4月20日までです。
春になったものの、
春になったものの、ほとんど釣りに行けず。行こうと思ってたらえらく寒くなったり、 海外からの来客があったり、国内旅行(ドライブに毛が生えた程度の1泊2日だけどね)に出たり、意外に仕事が片付かなかったり…。この分ではまともに釣りに行けるようになるのは、GWが終わって1週間後ぐらいからかな…。その頃には、水生植物も少しは出てるんだろうなあ。2025年はウィードレスプラグを2種類リリース予定ですが、2026年に向けたモデルもテストしないと。VHのWF担当氏がちょこちょこ煽ってくるので、こちらも先へ先へと仕事を進めてます。「できんもんはできん」と言ってますが、それ以外のできそうなモノやコトは、少しでもやっておこうと。
できそうなコトのひとつ、ロッドのテスト。バス専用というわけではないが主なターゲットはバスというルアーロッド2機種のテスト中です。どちらも釣場に持ち込んで様々な機能性をチェックしています。今のところ大きな修正はありません。シャキッとしすぎずしなやかさを兼備、確実な寄せのためのピーキーでないパワー特性、キャストのしやすさ、どれも及第点です。また、70度と0度の負荷テストでは、どちらもけっこうな数値をクリア。あはは、そこまで負荷をかけることは実釣ではないけどね。主なターゲットはバスなので、テストはバスでやってますが、ここまでバスが激減するととても釣りづらいです。で、今のところ結果はバス(x1)、マナちゃん(x3)、ニゴイ(x1)、もう1本もバス(x1)、マナちゃん(x3)。バス狙いなのにどうもマナちゃんが…。
あちこちから大型のウィードレスプラグを作ってほしいと言われています。国内だけでなく韓国でも言われました。わかりましたよ、デカけりゃええんやろ、デカけりゃ(苦笑)。…といってもワタクシの許容の範囲やし、ちゃんと性能を付加しますけどね。チューニングウェイト30g超、空気抵抗の軽減を考慮し、来年なんとかリリースする方向で考えます…というわけで原型製作。このモデルのキャッチは「わかったわ。デカけりゃええんやろ?デカけりゃ…」
アメリカの『WESTERN BASS』に掲載された「What is Whiplash Factory?」という記事、意外に閲覧数が多かったそうで、第2弾はもっとボリュームを上げてくれるのだそう。うれしいね。
尾道としまなみ海道に行ってきました
尾道としまなみ海道に行ってきました。千光寺の上の展望台から眺めた尾道水道の風眺望は素晴らしいのひとことでした。大三島で宿泊した料理旅館「さわき」もとてもよかったし、大三島ブリュワリーの「カカオブラック」も「!」だったし、生口島の食堂あおりのアオリイカ丼もよかったし、尾道で食べたお好み焼きもおいしかったです。つまりハズレがゼロだった! 大山祇神社の総門前で向かい合っている狛犬、特に吽はマキバオーみたいでかわいかったし、向島のむかいしま厳島神社の手水鉢狛犬はユニークで素晴らしい出来でした。帰りはちょいと寄り道して、鞆の浦(『崖の上のポニョ』のモデルになった土地)にも寄りました。1泊2日のドライブ旅行でしたが、同行者も喜んでくれたし、自分としてもいろんな風景を楽しめてよかったです。
なりたくないモノのひとつ
いい加減年をくってしまいましたが、なりたくないモノのひとつに「老害」というのがあります。見回してみたらいるでしょう?老害さん(笑)。釣り具業界にもぽつぽつといらっしゃるような気が(苦笑)。たいした年でなくても老害キャラクターっていますよね。ちゃんとした「一言居士」みたいな感じならイイし、それは見習うところもあるはずなのですが、そうではないのが老害さん。しゃしゃり出て不用意な発言をまき散らしてみたり、専門外のことなのに識者のように口をはさんでみたり、他者を口撃してみたり…。目の当たりにすると不愉快なので、ワタクシは釣具業界内にかかわらず、それに対しては基本的に「見ざる・聞かざる。言わざる」という態度を取っております。あ、つい言ってしまうこともあるな、「老害さん…あぁ、めんどくさ(溜息)」と。
近年最大級の!!!。やっとこれから…と思っていた矢先にトランプ関税。個人的にも
「!!!」だが、世界に混乱を巻き起こすことに。自国さえよければ…というより自分さえよければに思えるし、その自国すらも混乱に巻き込むことは間違いないと思うがね。
一流のビジネスマンなら長期の展望で動くべきだが、とかく目先の契約で儲けを得ようとする動きは、一流ビジネスマンともいいがたいな。しかも切ってくるカードに品がない(苦笑)。とにかく成り行きを見ているしかないのですが、経済の混乱はいずれ必ず生活にかかわってくるから不安です。
最近の!!な試合
★特になし
最近の愛読書
★にゃんこ関西弁辞典 西川清史著 飛鳥新社
大笑いする本ではなく、ふふっと笑える本。関西弁といってもいろいろあって、おおまかに大阪弁、京都弁とかあってその中にまた細分化された○○弁なんてのがたくさんあるので、自分は分類上関西人ですがこの本の通りには使ってないし、「ぼんさんが~」でも自分たちは「ぼうさんが~」だし、「いのく」ではなく「いごく」と言います。自分の旅行仲間NOBU氏は関東人で、親しく接した関西人がFRAのTOMOさん。このTOMOさんは自分のことを「ワシ(漢字にすると儂)」というので、NOBU氏は関西というか大阪人の多くが自分のことを「ワシ」というと思っていました。そんなわけなかろうが…(笑)。TOMOさんは他にも「じくむ」とか「もーもーしいや」などの耳慣れない珍奇な関西弁を使うので、いろいろ尋ねたところ奈良系でした。ちなみにワタクシは西宮市生まれで宝塚在住、言葉は大阪より神戸寄りです。西宮は武庫川を隔てて尼崎に隣接していますが、その川による分断のせいか、あまり言葉はアマっぽくない気がします。むしろ大きい川がなく地続き(?)な感じの神戸寄りかと。
最近の珍事件
★オオタカの狩り
三田市の桜づつみ回廊を散歩していると、対岸の水際に茶色っぽい物体が土手すれすれを滑るように降ってきて、ふわっと翼を広げました。その直後、けたたましい鳥の声。その物体はムクドリぐらいの大きさの鳥をひっつかんだまま、こちら側の岸に移ってきました。ここでようやくその物体が判明。サイズ、色からオオタカの若鳥。あわててカメラを出そうとしましたが、オオタカはすぐに対岸の、しかもかなり離れた森に消えました。その後ろをハシボソガラスが2羽追尾…。まあカメラといってもこの時はTG-5しか持ってなかったので、ほぼムダだったんですけどね。オオタカの狩りを見るのはこれが2回目です。初回は神戸市西区の野池エリアでコサギを捕獲して食っているのを目撃。この時は望遠を積んでたのでうまく撮れました。今回目撃したエリアはカモやオオバンもかなりいるし、土手にはムクドリやスズメ、セキレイも降りているし、狩場として好適なのでしょう。このあたりに張り込んでいたら、また狩りを見ることができるかも。
★湖西線ストップ
所用あって富山に行ってきました。お金をケチって大阪から敦賀までは新快速。そこから北陸新幹線で富山へ…とうまくいくはずが、湖北の近江今津駅で列車が急にストップ。しかも列車はここから折り返しになり、敦賀へは1時間後の新快速に乗り換えてくれというアナウンス。理由を言え、理由を。日本語のしかも聞き取りにくいアナウンスなので、大阪から乗った際に一時的に同席したインド人夫婦はきょとんとしつつも、まわりの日本人乗客のざわつきを感じて不安そう。で、理由は知らんがこの便はここでストップ、で、1時間後の新快速に乗り換えろと言ってるよ、一旦降りたほうがいいよ、と伝えて、自分も降車。だいぶ経ってやっと理由がアナウンスされました。その先で強風が吹いているという。しかも風速25m! 1時間後の便に乗り換えても列車はなかなか発車せず、動いてもまたすぐにストップ。そんなことを繰り返して敦賀に着いたのは予定時間を2時間ほど過ぎた頃。さらに新幹線も特急サンダーバード待ちでなかなか発車せず、結局富山には2時間半オーバーで到着。それを除いては湖西線からの眺めはいいですね。往路は雨でしたがキジのオス1羽とつがいを見たし、ミサゴも見ました。それにしてもあちこちにオオバンが増えたな…。復路はどでかいニホンザルも目撃。何気なく車窓からながめているだけでこんなのが見られるので、しっかり見ていたらもっといろんな生き物や興味深い風景に気がついただろうな…。
最近のお買い物
★スーツケースの把手
国内の出張などに使っているスーツケースの把手が裂けました。なくてもスーツケースは使えるのですが、やはりこれがないと不便。…ということでリプレイス品はないかな…と探してみたら、けっこう出てきました。その中で形態が近くサイズが合致するものを購入。簡単に取り付けることができました。把手もキャスターもリプレイス品がいろいろあるので、ちょっとしたことなら安く直せて便利ですね。
SOUND CORNER Vol,224
『BIRTH OF MALICE』
DESTRUCTION
ブックレットの最後に「WE KEEP THRASHING TILL DEATH」とあるとおり、年をとってもテンポを落とすどころか、速くてアグレッシヴなレコード。テクニカルでもあり、メロディックな要素もしっかり組み込まれていて、激しいながらも聴きやすく耳に残る。

最近の愛聴曲
- 全曲『THE BEST OF EVERYTHING』 / TOM PETTY AND THE HEARTBREAKERS
- 時々ふと聴きたくなるアメリカンロック。懐かしさと瑞々しさと生身の人間の情念。
- 全曲『六弦心 Vol.1』 / V.A
全曲『六弦心 Vol.2』 / V.A - 日本のメロディは本当にいいなぁ…と時々聴き返してます。各ギタリストのアレンジセンスの良さにも脱帽。
- 全曲『FUGITIVE』 / EARTHSHAKER
全曲『MIDNIGHT FLIGHT』 / EARTHSHAKER - 『六弦心 Vol.1』で滝廉太郎の「花」を演奏している石原慎一郎氏のEARTHSHAKER。歌謡曲とハードロックの融合的な感覚もあるのだが、ゴリゴリのスラッシュ寄りだった若い時代にもすごく気に入って聴いていたのが、この2枚。「SHINY DAY」なんかふと昔を回想して泣けそうだし、「MORE」や「FUGITIVE」のカッコよさは不滅。ポップとも表現できる「RADIO MAGIC」や「MIDNIGHT FLIGHT」も本当にイイ曲だと思う。これらのレコードが出たのは学生の頃だったなあ…。その頃は意識してなかったけど、それはまさにSHINY DAYだったのかもしれないね。今聴くと当時と全く別の懐かしさがこみあげてきます。その頃つるんでた人は何人も鬼籍に入ってしまったし、 ロックを聴かなくなってしまった…というか「卒業した」なんてヘンな表現を使う人もいるし、なんというのかな、スピリットも失ってしまった人もたくさんいるし。でも、あの時代の輝きは一瞬のものではないと思うんだけどね。俺がロマンチストなだけなのかな…。