Monthly Whiplash
vol.211
Apr.2024
月刊「WHIPLASH」Apr,2024 Vol,211 この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は2月25日から3月24日までです。
台北に行ってきました
友人夫婦たちと台北に行ってきました。なんと人生初の100%観光旅行です。趣味要素は一切ナシです。釣りナシ、自然観察ナシ、一眼レフもナシ。有名な観光地の九份や士林夜市、寧夏夜市、龍山寺、迪化街などに行ってきました。ツアーではなかったので、現地ではすべて自分たちだけで行動。たしかに九份の提灯で有名な茶房の夕景~夜景は美しかったし、いずれの夜市も雰囲気はよかったです。しかし、人混みに疲れた。台湾の友人が「え、九份に行くの?人を見に?(笑)」と言ったのは冗談ではありませんでした。さらに雨に疲れた。台北は台湾の中でも特に雨が多いとは聞いていましたが、そこに妖怪アメフラシ先生(友人夫婦のダンナ)が日本から現れたもんだから、晴れたのは帰国する日のみ(友人夫婦は1日早く帰国したので彼らの滞在中はすべて雨だった…笑)。特に九份でシャトルを待ってる時間は土砂降り。個人的に一番よかったのは、MRTの民權西路で降りて、迪化街の方に歩いている途中に偶然立ち寄った、少し道を入ったところにある市場でした。日曜の朝でしたが、来ているのはほぼ土地の人だけで、観光要素もなく、その生活感にワクワクしました。迪化街もレトロな感じでよかったかな。久しぶりにネコも触ったし。西門などの派手な場所より、静かで古い町並みのほうが好きです。そして一番参ったのは、夜市のあちこちにある臭豆腐の屋台。逃げようにも人でごった返しているので、呼吸を止めるしかなく、嗅覚のよいワタクシはかなりのダメージを負いました。アレは異様にクサかった。アレを食べるなんて考えられません。嗅ぐだけで拷問。観光地以外は主導権を握っておられる方々の食べ歩き(?)にお付き合い…といった感じでした(笑)。
もう春なんやな…と実感
ずいぶん日が長くなりましたね。庭のあちこちからヒメオドリコソウが出てきて、もう春なんやな…と実感しています。まだ先ですが、この春の個人的一大イベントは車の乗り替えです。とにかく自分の用途に合っていて、性能もサイズもデザインも価格もひっくるめて総合判断したらコレというモデルに決めました。自分は何事も見栄より実質なんでね。実質的な部分に満足できて、そのうえで外観がよくて、飽きがこなさそうであれば、それに越したことはありません。初のハイブリッド車で初のナビ付です。「えっ、これまでナビなしの車に乗ってこられたんですか?」とディーラーの人に驚かれました。いや、現在の車の購入を考えていた頃、借りていた駐車場やその付近でカーナビ窃盗が多発していたから付けなかったんですよ。あまり治安がよくなかったもんで。で、今回初めてナビというかセンターインフォメーションディスプレイとかいうヤツ付き。それにしても車の値段て上がりましたね。少し前まで「一般的なモデルやん」と思っていた車種が手の届きそうにないところにいってしまったり…。いろんなメーカー、いろんなモデルをチェックしつつ価格高騰を痛感しました。
Vで放映されていると必ず観る映画がいくつかあります。『キリング・フィールド(The Killing Fields)』もそのひとつ。1984年制作の英米合作映画で、記者としてカンボジア内戦を取材し、後にピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグの体験に基づく実話を映画化したものです。1985年のアカデミー賞において、助演男優賞・編集賞・撮影賞の3部門受賞した映画ですが、特筆すべきは助演男優賞のハイン・S・ニョール。カンボジア人助手のディス・プランを演じた彼は演技経験のまったくない人でしたが、カンボジア出身の医師で、実際に4年間クメール・ルージュの元で強制労働に就かされた経験を持っています。だからこそ、映画の中で赤十字キャンプにたどり着いた時のあの表情ができたのではないか…とも思ったりします。ひさしぶりにこの映画を観た翌日、現在のカンボジア情勢の報道を目にしました。カンボジアでは、フン・セン首相が40年近く実権を握っていますが、特に強権的な政治手法が目立つようになり、野党への弾圧のみならず国外で活動するカンボジア人への締め付け、その家族への脅迫などが変わらず続いています。あちこちの国で強権政治…私的としか思えない指導者の暴走…数年後の世界はどうなってるんだろうと不安がよぎります。
ちなみにカンボジアにはいつか行ってみたいと、ずっと昔から思っていました。アンコールワットを訪れて、静かな時間を過ごしたいな…と。アンコールワットを初めて意識したのは、1971年のゲゲゲの鬼太郎「アンコールワットの亡霊」を見た時なんですけどね。この話の続編は2020年に6期の91話「アンコールワットの霧の夜」として放映されたそうです。こちらはまだ観ておりません。
「インドに行って人生観が変わった」という話を聞くことがあります。自分はそれはありませんでしたが、いろんなモノや人や暮らしの一部を眺め、視野は広がったと思います。人って何やろ?その土地で生きるって何やろ?ホンマにそれぞれやな…と。まあこれはインドに限ったことではなく、どこの国に行っても多少は感じることなんですけどね。前述の「インドに行って人生観が変わった」という人をけなすような発言もあるようですが、それに対する自分の感想は、別に人生観が変わってもええやん、その人の感じ方やねんから、その人次第やねんから…ということ。
フィッシングショー
フィッシングショーの類やメディアでは、ありえないような話が耳障りのいい言葉に乗って飛び交ってますね。それが本当なのかどうなのか…常識的な頭で考えるとわかりそうなものですが、プロやらテスターやら権威らしき人たち、調子のいい巧みな話術や場の雰囲気で判断できなくなるようです。自分はよく「釣り人も賢くならないといけない」と言いますが、なかなかそういう言葉には反応してもらえないようで…(苦笑)。
3月末のフィッシングショーin東北で、今年自分が参加するフィッシングショーの類は終了です。ショップレベルのイベントでどこかに行くことはあるかもしれません
が、とりあえず規模の大きいものは終了です。
ワケありで今期1回かぎり限定生産することになったGGZ-VINTAGE LIMITED(ヴィンテージ・リミテッド)。モデルはGGZ-76SH ALGA MASTER。CLASSICやOLDと命名せず、あえてVINTAGEという名称にしました。そこからのイメージでブランクスのカラーはダークワインレッド。てきとーなブランクを切断して、自分で調合したワインレッドを塗装して色見本として工場に渡しました。スレッドワークもシブめです。自分がかかわる市販ロッドとしては初めてNCP系スレッドを使用しました。ガイドセッティングやフォアグリップも変更。現行のリールを載せても違和感はないし、ABUのクラシックスタイルのリールももちろん似合います。個人的には6500C3のバーガンディがいいかな。これまでのGGZやSERPENTRISINGシリーズを見慣れている方には「??」かもしれませんが、すべてのデザインを担当したワタクシとしては、GGZらしさは減退させたけど、これはこれでなかなかカッコよいのではないかと思っております。
3月中には1度ぐらいはお魚釣りに行こうと思っていましたが、予定日はことごとく雨に祟られてアウト。フィッシングショーin東北から帰ってきたら、コクチとオオクチ釣りに行こうと思います。それに近所の渓谷のマナちゃんたちもそろそろ活性が上がる頃。
「もしトラ」に備えよというが、当人の恥知らずな発言や腹心バノン氏のインタビューを見ていると、こんな連中が権力を握って専制君主的な色合いを強めたらどうしようもないな…と。ロシアの大統領やイスラエルの首相は歓迎するかもしれないけど。日本は尻尾を振ってポチになるのか?それとも?そしてここにきてモスクワでは大規模テロ。ISが犯行声明を出したらしいが…。事前にテロ情報は流れていたにもかかわらず防ぐ手はなかったのだろうかとか、まさか政府はあえて放置したのかとか、足りない頭であれこれ考えてみたり…。このままケイオスへと向かうのか…と思えば心配の種が尽きない。
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SOUND CORNER Vol,211
『INVINCIBLE SHIELD』
JUDAS PRIEST
改めて恐れ入った。ロブ・ハルフォード師は本当に凄い。これが70代の声か?これが70代の歌唱か? 個人的にこれ1曲!というのはないが、どの曲も完成度がきわめて高い。そして各曲あるべき位置に配置されていて、曲順も完璧だと思う。イントロダクションが長めなのはK.K‘Sを意識したのか?(笑)
最近の愛聴曲
- KILLING FLOOR / SLASH『ORGY OF THE DAMNED』
- HOWLIN‘ WOLFのアノ曲。SLASHのGはカッコいいし、ブライアン・ジョンソン師のVoも激しさをともないつつもシブイ。そしてスティーヴン・タイラーのハーモニカも熱い。アルバムが楽しみ。
- KILLING FLOOR / JIMI HENDRIX『LIVE AT MONTEREY』
- この曲はジミ・ヘンドリクス師の名演でも知られている。
- 全曲『CHINATOWN』 / THIN LIZZY
全曲『RENEGADE』 / THIN LIZZY - THIN LIZZYといえば『JAILBREAK』『BLACK ROSE』を挙げる人が多いが、自分はこの2枚も好きだ。最後のスタジオアルバム『THUNDER AND LIGHTNING』はある意味きわめて印象深い作品だが、そこにTHIN LIZZYらしさは希薄だと思う。