Monthly Whiplash

vol.214

Jul.2024

月刊「WHIPLASH」Jul,2024 Vol,214 この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は5月26日から6月24日までです。

梅雨が近づきマナちゃんたちの活性が上がってきました

梅雨が近づきマナちゃんたちの活性が上がってきました。最短ポイントには30分もあれば行けるので、夕方のひと時遊ぶのにはぴったりです。 明るいうちには静まり返っていた川面が、夕暮れの気配とともに生気に溢れはじめ、やがてスポットではなく索餌遊泳エリアでルアーに飛沫が上がる。時間にして30~40分程度ですが、数度のアタックと1,2本のマナちゃんファイトを楽しみ、とっぷりと暮れてシシやシカが動き出す時間帯になる前に、藪の斜面を上って車に戻る。週1もしくは2週間に1回程度の釣行ですが気分的に癒されます。

当日使用タックル
Rod: RAW DEALER KAIKEN RK608LM3, RKMM3 (Whiplash)
Reel: TATULA TW100H (Daiwa)+PE1.5 or 2.0+20~25lb Leader
Lure: ノイジー系いろいろ

*えらく安くなってた際に複数の用途のために購入したTATULA TW100Hを6月に入ってから使ってます。実際手に取ってみると、カタログや店頭のショーケース内で見るより、実物の質感は幾分低い感じはします(←私見にすぎませんm(__)m)が、性能は10年前の上位モデルと比較して、ほぼ遜色はないどころか、項目よっては超えていますね。ハンドルノブを替えたり、そこにボールベアリングを追加したりと少しだけ自分の使い勝手がいいようにイジリました。実釣でも使いやすく、性能面においては不満はありませんでした。入門・初心者モデルではなく、その少し上がほしい…という人には価格帯も性能も合うと思います。

*夕方のマナちゃん釣りには、ZEQUEさんのライトスポーツというレンズの入った偏光グラスを愛用してます。個人的な感想ですが、夕マヅメ少し前ぐらいの時間帯に特に合ってるように思います。さらに暗い時間帯で、闇とライトが交錯するような港湾のバチ抜けスズキ釣りにはBUNNY WALKさんのナイトグラスを使ってます。後者は明るい視界を保てますが、鮮やかな黄色と強調されるコントラストに少し慣れがいるかな…と。個人的にはたいてい数分で馴染みますが。都市部港湾のあちこちにあるライトのギラつきが軽減できるのは○。

*JITTERBUG(大小)、JOINTED JITTERBUG(大小)、JITTERSTICK(大小)、CRAZY CLAWLER、TINY CLAZY CLAWLER、DALTON TWISTなど、ノイジー系の昔からあるプラグたちを使いこんで、あれこれ考証しています。いや、けっこうおもしろいですね。再発見がいくつかありました。今後のルアー制作(←製作ではなく)にいかそうと考えております(←ホンマか?)。

*JITTERBUGはダンスの「ジルバ」のことだというのを知ってる人は意外に少ないですね。VHのウチの担当さんも知りませんでした。まあ世代が違うしなあ。そのJITTERBUG(ジルバ)から派生したダンスにJIVE(ジャイブ)というのがあります。自分はダンスなどまったく無縁の無粋モノですが、雑学としてそういうことは知ってました。話はそれますがNAZARETHのレコードに『NO JIVE』というのがあって、アートワークはジャイブを踊るイラストでした。コレ、大好きなレコードのひとつです。ジョニ・ミッチェルのカヴァーバージョン…というか、すっかりNAZARETHのものとなった「THIS FLIGHT TONIGHT」(初出は『LOUD ‘N’ PROUD』)のリメイクも収録されてます。ロックアレンジのカヴァーとしてフォーク系原曲より断然好きなのは、JUDAS PRIESTによる「DIAMONDS AND RUST」(原曲ジョーン・バエズ)と、このNAZARETHの「THIS FLIGHT TONIGHT」かな。

時々ヤマセミが飛び、初夏にはコジュケイが「ちょっとこ~い」と呼び、カジカガエルが鳴き、後ろの山ではホトトギスが鳴き、帰路は小川の畔を飛ぶホタルを眺めつつ…という恵まれた環境の渓谷で、ひとり静かにマナちゃん釣りというのは、実に恵まれてるな…と思います。でもそういうのを恵まれてると思うのは自分ぐらいであって、多くの釣り人は場所やターゲットがどうあれ、何が鳴こうが何が飛ぼうが、耳にも目にも入らず、ただ釣果のみを追い求めるだけのようです。そういう必死感を否定するわけではありませんが、もう少し余裕をもってもいいんやない?と思ったりします。ライギョやバス釣りでもつくづくそう思います。

黒くて長い魚のいる池にも時々行ってます

黒くて長い魚のいる池にも時々行ってます。場所によっては踏み跡がかなりあるので、そういう場所は避けて、できるだけ人が入ってなさそうなところを転々と。釣り人がいたらそこも避けて、魚影が薄くても人目につかなさそうな場所に移動。もう少し水面のカバーが濃くなり、岸の植物が濃く高くなると釣り人が来なくなるので、それまでの辛抱かな。最近なかなかイイ捕食音を聞くことがなく、「あれ?ルアー消えた?」なんて感じの音無し吸い込みが多いです。しかもアワセる間もなく一瞬で吐き出すヤツもいる(笑)。そんなに叩かれてる場所でもないのに、なかなか神経質。派手に波打って追尾し派手な捕食音とともに出るのは最高に気分がいいけど、もはやそんなことは滅多になく、「今のは魚が付いたのか?それともアカミミ?…顔が出ないな…ということは魚か…」なんて小さな反応の後に、前述の音無し吸い込みというのが増えてるかな。反応やアタリがしょぼいからといって魚が小さいわけではなかったりするんだけど、最近はアタリも魚も小さい(涙)。でも、遊んでくれるだけでもありがたいですね。

今年のケタバスは望み薄かも…

今年のケタバスは望み薄かも…。琵琶湖も流入河川も減水し、魚は簗を越えことができず。簗のない小規模河川をチェックしてみたものの、劇的貧果に終わりました。滋賀県在住のヘラクレス・アメフラシ先生に雨乞いしてみましたが、釣りにとっていいタイミングで降らすことはなく、逆に遠来のお客さんが釣りに来たタイミングで雨を降らせてみたり…。7月中旬までにもう1度ぐらいは行ってみるつもりです。それ以降は山岳渓流に避暑に通いたいので、ケタバスや黒くて長いお魚釣りは、しばしお休みする予定です。

本格的な夏を前にこの暑さ!また今年の夏も庭の植物が枯れたりするのだろうか…。自分もくたばらないように、高温多湿の湿地や池を避けて、山岳渓流に避暑に行きます。湿地や池は夕方限定にします。

ミャンマー、ウクライナ、パレスチナ、もちろんそれらだけでなく、あらゆる紛争地域に一刻も早い平穏を。

国際刑事裁判所が逮捕状を出したところで…。

年齢を重ねるごとにいろんな人の死に出会い、悲しみが浅くなっていく…というか、それが虚しさや諦めに近くなっていく気がします。先日、長患いしていた知人が、偶然彼の家を訪ねた別の知人によって、実は昨年夏に亡くなっていたことが11カ月を経て判明。これでかの地で世話になった人のうち半分が向こう側に逝ってしまいました。波乱万丈の人生、ほんとにお疲れさまでした。修羅道なんかに行かず安らかに。先に逝ったふたりと会っても喧嘩するなよ。合掌。

最近の!!な試合

★WBAライト級選手権 ジャーボンティ・デイヴィス vs フランク・マーティン
18戦全勝12KOの同級2位のマーティンが、29戦全勝27KO「裏のパウンド・フォー・パウンド」デイヴィスに挑む。しかもサウスポー対決。マーティンのスタイルはデイヴィスにとってけっこうやりにくいのでは?…と思っていたが。デイヴィスは入場からいきなり「ゴースト・バスターズ」で、チームのTシャツもあの映画をパロったもの。マーティンのニックネームを完全におちょくってるところがおもしろい。試合前半はマーティンはよくやってるな…と思わせる部分がけっこうあり、その証拠にデイヴィスの右頬に赤い腫れ。しかしラウンドが進むにつれ、マーティンはプレッシャーを躱せず受け止められず、コーナーに押し込まれる場面も。そして8R、ロープに追い込まれたマーティンにオーバーハンドの打ち落とし。一旦少し離れた後の左アッパーでぐらつかせると、次の左フックで完全決着。中継では左アッパーは見えなかったのだが、角度を変えた映像ではそれがほぼ致命的であることがわかるように映っていた。全勝対決とはいえ、やはり格の違いがあったんだな…と痛感。こうなると最も期待するのはWBC王者シャクール・スティーヴンソン戦。KOこそ少ないものの、ボクシングスキルの高さで無敗のまま今日にいたるスティーヴンソンをいかに倒すか、またスティーヴンソン側からするといかに躱してポイントアウトするか…という真っ向からかみあうことがなさそうな試合も観てみたい。そういう意味ではIBFのロマチェンコ戦も期待。
「裏のパウンド・フォー・パウンド」なんて失礼な(笑)。個人的にはPFP
最上位はこのデイヴィスとテレンス・クロフォード、オレクサンドル・ウシク、カネロ・アルバレス、井上尚弥の5名が競り合ってる感じなんだけどね。さらにシャクール・スティーヴンソン、そしてロマチェンコも再浮上。すごい面々だなあ。

最近の愛読書

★特になし

最近の珍事件

★目覚ましウグイス
6月初旬のある朝、強烈な「ホーホケキョ!」で目が醒めました。6:30まで寝ようと思っていたのに、5:00に庭の木で「ホケキョ」3連発。ウグイスをウチの庭や裏の校庭で見かけるのは、たいてい3~4月なんだけど。どこぞのロッジの極悪オンドリによる至近距離鼓膜破り絶叫よりは随分マシでしたが、すっかり覚醒してしまい、おかげで3時間半足らずの睡眠時間で、福井県立恐竜博物館まで片道300km近くのドライブに行く羽目に…。

最近のお買い物

★ウェーディングシューズ
長らく履いてきたSIMMSのシューズが修理不能なほどになったので、新しいウェーディングシューズを買うことに。条件としては、まずはラバ-ソール。そしてフィット感がよく軽量であれば…。その候補に挙がったのがDAIWAさんのWS-2302C。
まずは渓流にも通っているDAIWAのMELセンパイに使用感を聞いてみたものの、2302Cは履いたことがないということで、わざわざ開発担当者さんによる解説を送ってくれました。さらにDAIWAのテスター小林マサヒロ君にも使用感を教えてもらい、いろいろ検討した結果購入しました。まだ実釣には使ってませんが、足の形状にもよるのでしょうが、フィット感はこれまで履いた10種類ほどのウェーディングシューズの中で最高レベルでした。クロロプレンソックスを使用するので、通常の靴よりワンサイズ上の27.0にしましたが、これがジャストフィットでした。MELセンパイ、開発担当者さん、小林君、いろいろ教えていただきありがとうございました。

SOUND CORNER Vol,214

『HAPPY BASTARDS 』

THE BLACK CROWES

15年ぶりの新作。流行にのっかることなく、嘘もごまかしもない、R&R創世記の精神に根付いた「ロックンロールはまだ生きていて、これはロックンロールへのラブレター」というセリフが表すとおり、シンプルでカッコいいR&Rが詰まっている。「削ぎ落とされた骨太のロックンロールを聴かせてくれる。それは、艶も煌めきもなく、硬質でラウドなリズム&ブルースそのものだ」という表現があるが、ラウドなリズム&ブルースについてはたしかにそう思うけど、艶も煌めきはあると思うなあ…(苦笑)。『The Southern Harmony And Musical Companion』のジャケットを塗り潰したアートワークも意味深。

THE BLACK CROWES

最近の愛聴曲

PRIMAL / FLOTSAM AND JETSAM『I AM THE WEAPON』
METAL RULES! 独特の節回しが新鮮。新作アルバムが中だるみのないことを祈る。
全曲『BLOOD IN THE WATER』/ FLOTSAM AND JETSAM
新作が近いので前作をみっちり聴き直し。
全曲『STIFF UPPER LIP』/ AC/DC
全曲『BLACK ICE』/ AC/DC
全曲『POWER UP』/ AC/DC
このところよく聴き直してます。
全曲『THE DARK SIDE OF THE MOON』/ PINK FLOYD
7/25、中国の無人探査機「嫦娥」が月の裏側(THE DARK SIDE OF THE MOON)の土を初めて地球に持ち帰りました。
Page Top