Monthly Whiplash

vol.215

Aug.2024

月刊「WHIPLASH」Aug,2024 Vol,215 この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は6月25日から7月25日までです。

7月初旬今年初の山岳渓流に行ってきました。

スーパーマーケットに食料品を買いに行くたびに、その値上がりを痛感します。少し前なら「これなら3000円ぐらいかな…?」という買い物でも、今はプラス1000円時代。物価は上がるし円はおそろしく下がるし、日本はどうなるのだろう? あれこれ不安がつきない今日この頃です。

7月初旬今年初の山岳渓流に行ってきました。まずはとある沢を魚止めまで上ろうということになり、釣りながら延々と遡行。魚影は濃いけど小型が多く、だいぶ登ったところでコーヘイ君に鼻の落ちたオスが釣れ、その直後に自分にも同様のオス。入渓点から3時間ほど上ったところの小さな滝が魚止めのようでした。その上を数十mの区間探ってみましたが、追いも食いもなし。
次に入った沢も小型中心。まあまあ釣れるし追いもあるし…と思っていたら、ある地点からまったくなくなり、岩の上に釣り人の真新しいフェルトソールの足跡が。足跡がついてるどころか水が滴ってるので、通過後5分も経ってない感じ。おかしいな、車を停めるスペースにはウチの1台だけだったけど。…ということは、そこに車が止めてあるのを知ったうえで、一般車通行禁止を無視して少し先回りし、我々の頭をはつったのか。そうだとしたらイヤなことをしやがったもんだ。ムカつきながらも退渓。

2本目の沢を入り口と少ししかやれなかったので3本目の沢に入ることに。あまり時間もないので堰堤あたりまで上ってみるか…ということで入渓。ここもイワナはわりと多く、あちこちで追いがあり釣れてくる。そして堰堤の少し下の小さな落ち込みで思いがけない重いアタリ。48ULBがひん曲がる。上げてみるとコンディションの良好な尺ちょうどのオス。この沢でこのサイズは初。これまで大きくても9寸あるなしだったのに。偶然ですが2本目の沢でどこかの釣り人に頭をはつられなければ、この魚と出会うことはありませんでした。なにが奏功するか知れたものではないですね。堰堤下の落ち込みはコーヘイ君にやってもらったものの不発。この先もう少し上る?…いや、堰堤を越えてしばらくは浅く平たい流れだし、伏流水になりがちなエリアやから、かなり歩かんと魚のいるところに出れんぞ…帰りが遅くなるし、今日はこの辺でヤメとくか…ということで納竿。次回は7月末の釣行予定。

Rod: SILVERCREEK STREAM TWITCHER 48ULB (Daiwa)
Reel: SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOM 8.5R (Daiwa)+Fluoro 3.5lb
Lure: EMISHI 50S(Ito Craft), SILVER CREEK MINNOW DART CUSTOM 48S(Daiwa), RIGGE FLAT 45S (Zipbaits)

今回からウェーディングシューズを替えました

今回からウェーディングシューズを替えました。DAIWAさんのWS-2302CというIDROGRIP FLEXを採用したビブラムソールのモデルです。自分が行く源流部では崩れた杣道や沢筋のけっこうな距離の歩行もあるので、やはりラバーソールのほうが好都合と思っています。事前に同社のMELセンパイや開発担当者さんやテスターの小林君から詳細な説明をいただいていましたが、実際に履いて沢に入ってみると、彼らのインプレッション通りでした。
まずは気になるグリップ性能。ヌメリのある岩に対してはフェルトやフェルト・スパイクには及びませんが、ほぼ必要十分かと。以前はSIMMSのヘッドウォーターブーツにスタークリーツを打ち込んで使用していましたが、そのクリーツがない分やや引っかかりが足りないかな…というレベル。でもクリーツなし同士で比較すると、IDROGRIPのヘッドウォーターブーツより靴裏の屈曲性がある分、WS-2302Cの方が接地面積を稼げるし、IDROGRIP FLEXの方が岩面への食いつきがいいように思います。ちなみに、IDROGRIP FLEXを採用しているのはSIMMS(フライウェイト・アクセスブーツ) とDAIWAさんのWS-2302Cだけなのだそうです。
軽さやフィット感はすごくイイ感じです。初履きなのに違和感なく歩行できました。軟らかいのでトレッキングシューズというよりハイキングシューズを履いてる感じ。耐久性は未知数ですが、コーデュラを使用しているし、軽い割には強度も確保されてるのかな…と思います。 履き口が大きく開くので着脱やすいし、使用後洗濯しても乾きが早いのも高ポイント。…というわけで個人的な嗜好では「いい買い物だったな」と思っています。

オサムシ…いろんなサイトを見てもわかりづらい。今回見かけたのは赤銅色の個体で、マヤサンなのかヤコンやクロオサムシの銅色タイプなのかのなのか、写真ではうまく判断がつきません。かといって捕獲して標本にしてから同定というのもイヤ。だいたい捕獲したくないもん。こやつらが防御のために出す酢酸系のニオイの液と、漏らす排泄物や嘔吐物が発する魚や乳製品の腐臭が強烈に不快ということは、以前オオオサムシの件で書きました。疑う方は素手で捕まえて、鼻を近づけてダイレクトに嗅いでみられ。

山岳渓流から帰宅し、ガレージに車を入れようとすると、家の横の溝から気味の悪い叫び声が何度も聞こえてきました。ひさしぶりにアライグマ出没か。ライトをつけて見ると、溝の横穴に入ろうとするヤツとすでに中に入ってるヤツが交戦状態。15分ほどギャーギャーやってましたが、やがて静かになりました。翌朝庭にはヤツらの糞が2個。ムカつく…。

ひさしぶりにマナちゃん釣りに行ってきました

ひさしぶりにマナちゃん釣りに行ってきました。渓谷はわりと涼しく、周囲の山ではヒグラシが大合唱し、ヤマセミが飛び、いい夕涼みにはなりましたが、肝心のマナちゃんは低活性。軽い食い損ねが2度あっただけで、日が暮れてしまいました。なんか向こうの藪でガサゴソと怪しい音がしたり、風に乗って獣臭がかすかに漂ってきたり、そろそろ撤退しないとケモノに出くわすぞ…と思いつつも20時前まで粘ってみました。あと数投で帰ろうと思っていたら、やっとアタリがありしっかりフックアップ。いや、うれしかったです。

当日使用タックル
Rod: RAW DEALER KAIKEN RK608LM3 (Whiplash)
Reel: TATULA TW100H (Daiwa)+PE2.0 +25lb Leader
Lure: どこかのパチモンと思われるヘンなスウィッシャー

意図したものではなく

意図したものではなく、かなり偶然に近いところから思わぬルアーが生まれることもあります。こんなことを書いたら、自分の才能のなさを露呈してしまうことになりかねませんが事実は事実。ウソクソな能書きを垂れて賢しらな態度を取る人たちよりマシかと(笑)。…というわけで、偶然に近いところからヘンなルアーが生まれつつあります。見識の狭さゆえ、ひょっとしたら似たモノが世界のどこかにあることに気がついてないかもしれません。このルアーの弱点はバルサやウッドでは、実釣に耐えうる強度が出せないこと。見た目や動きも弱々しいが、手製レベルでは強度的にも弱々しい(苦笑)。なので、それらの素材を使った手製のモノは、アクションサンプルにすぎないのです。いくらワタクシ製作者にとって魅力的に思える動きであっても、それが「本当に魚を魅了するかどうか」を魚に聞くことができないのです。だから市販モデル化するとなると、「魚を魅了しそう」というレベルでの見込み発進になってしまいます。実釣テストを想定したモデルは、ABSなどによる中空切削モデルから始めざるをえません。…というルアーに現在着手しかけてます。用途としてはスロー~デッドスロー域のタダ巻きと、小さく軽いトゥイッチによる悶絶のたうちを想定しています。対象魚はスズキやバス、チヌとかかな。あまり泳力がなくファイトも激しくなく、ゆっくり動くモノでも捕食してくれる魚たちです。そうそうこのルアー、まだ企画書とかも通ってないというか、提出されてないので、市販はおろか正規の開発段階に入ることができるかどうかも不明です。あまりに不確かですが、ヘンなルアーなので、ついつい書いてしまいました。あ、カタチがおもしろいとかあざといとか、ウケを狙ってるとか、そういう要素はまったくありません。ただ単に形状が少し変わっていて、動きも変わっている…それだけです。

梅雨末期の大雨に続くゲリラ豪雨の連発

梅雨末期の大雨に続くゲリラ豪雨の連発で、やっととある河川の簗を越えてケタバスが上がってきたという情報が、現地在住のヘラクレス氏から入ったので行ってきました。やってみると昨年同時期より、魚は少し多め。いない区間にはまったくいなかったりするが、いる場所では退屈しない程度に追いやアタリがあり、自分は15本ほど。同行者もアタリ&フックアップ12回、手前でバレたのが5回、5本キャッチ、うち塩焼き用キープ2本。同行者は浅い川に入っての釣りなんて初めてだったので、けっこうはしゃいでました。当日は曇りがちでにわか雨もあり、たいした暑さにならなかったので、遅い出発ながら十分楽しめました。

当日使用タックル
Rod: WISE STREAM 62LB-3(Daiwa)
Reel: MILLIONAIRE CT SV 70SH(Daiwa)+ PE #0.6+Fluoro 8lb Leader
Lure: SILVER CREEK MINNOW 61S(Daiwa), D-S LINE 6.5g(Smith)
今回はトップは完全不発。ヘラクレス夫婦が釣行した際には、けっこう水面でアタックがあったらしいが、わずか数日で繁殖モードなんてことはよくある。

本質は変わらないな…と思いました。暗殺未遂事件直後にはしおらしい姿を見せていたトランプ前大統領、短期間でころっと戻りましたね(苦笑)。民主党サイドはバイデン大統領の撤退。これはまあ自分のような素人から見ても妥当な感じで、よりによってなんて言い間違いを…というのを連発した後にコロナ感染、タラップを上る弱々しい足取り…これはムリやな…と。「銃弾から奇跡的に逃れた強いトランプ」に対し、この弱々しさはイメージがよくなさすぎる。で、カマラ・ハリス副大統領の出番。日本で報道を眺めるにつけ「ほぼトラ」な感じを受けがちですが、アメリカでの支持率をチェックしてみると、ハリスさんけっこう強い。ひょっとしてもっと伸びるかも。これは目が離せませんね。


夏本番です。お体にはくれぐれも気をつけてください。

最近の!!な試合

★WBCバンタム級選手権 中谷潤人 vs ビンセント・アストロラビオ
ここまで早く終わるとは…。1R2分過ぎ右ジャブからの左ボディストレート。見ている限りではそれほどの強打とは思えなかったので、立ち上がるだろうな思ったが無理だったね。呼吸も含めたタイミング、位置が完璧だったのだろう。現在バンタム級王者は全員日本人。まずは日本人同士の統一戦を期待したいが、先を読んでストーリーとしておもしろくするなら、WBA王者井上拓真選手との試合だろう。今のところ読めないのは中谷選手の打たれ強さですね。

最近の愛読書

★特になし

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★タワーファン
フツーの扇風機のひとつが最近急激にパワーダウン。で、場所を取らないタワーファンを導入しました。

SOUND CORNER Vol,215

『ROLL THE BONES 』

LUSH

1耳になじみやすいポップな歌と、技巧性の極めて高い演奏、そして複雑なリズムアレンジが『PERMANENT WAVES』以降のLUSHのスタイルといわれるが、シンプルさに比重を置いたということにおいては、『PRESTO』的ではあると思う。穏やかでもあり、モダンでもあり、無駄なく、テクニカルであり、テクノロジーと共存した形態とでもいおうか…。しかし、その奥にあるものは自分のような浅薄者には容易に踏み込めないほど深く、歌詞においてのみならず、故ニール・パート師の解説を読めば、そこですでにひとつの関門が待っているような気がする。

LUSH

最近の愛聴曲

全曲『PERMANENT WAVES』/ LUSH
全曲『MOVING PICTURES』/ LUSH
全曲『CLOCKWORK ANGELS』/ LUSH
あまり持ってないけどLUSHを聴き返してました。
APPLE PIE / MOGG’S MOTEL『MOGG’S MOTEL』
フィル・モグの新バンドの初MV。いや、シブイわぁ。
HERE COMES THE NIGHT / PAUL DI’ANNO’S WARHORSE
WARHORSE / PAUL DI’ANNO’S WARHORSE
クラシックで硬派なメタル。スタイルは変わったと思うけど、ポール・ディアノのVoは十分カッコいいし、刻まれるリフもいい。
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