Monthly Whiplash

vol.217

Oct.2024

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は8月25日から9月23日までです。

久しぶりの山岳渓流を楽しめました

暑さと忙しさでロクに釣りに行けなかったのは先月同様。しかも少し旅行に出ていたので、日本での釣行は山岳渓流1回のみ。怠慢こいて朝8時出発だったし、同行者との約束で帰路の「道の駅はしご」も兼ねていたので、2つの沢の入り口だけをのぞいた感じ。さいわい小さいながらもイワナはけっこう出てくれて、久しぶりの山岳渓流を楽しめました。でも慣れない同行者は翌日から足が腫れて…。


Rod: SILVERCREEK STREAM TWITCHER 48ULB (Daiwa)
Reel: SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOM 8.5R (Daiwa)+Fluoro 3.5lb
Lure: SILVER CREEK MINNOW DART CUSTOM 48S(Daiwa), RIGGE FLAT 45S (Zipbaits) etc.

少し旅行に出ていたと書きましたが、いつものNOBU氏と羽田からLA経由パナマシティへ。トランジットの時間を利用してちょいとパナマ運河見物。そこの空港で知人N氏およびそのお友達のUMA氏と合流して、ボリビアに行っておりました。ガイドサーヴィス等のない旅行だったので、旅程は流動的でもあり、当初の想像や認識と違うこともあり、「???」や「!!!」なこともありましたが、サン・フアンの日本人のみなさんの厚意により、実に貴重な体験をさせていただきました。いずれ何らかの旅行記を書くこともあるかもしれませんが、まずはここでみなさんにお礼を申し上げておきたいと思います。サン・フアンの緒方ススムさん、奥さん、ショウ君、カズ君、お手伝いさん、ミゲルさん、ユウキ君、タカシさん、奥さん、ケニー君、その奥さん、トオルさん、ノボルさん、ジョージさん、コンドウセンパイ、ニキ、ビクトル…えーっとすみません、お名前を聞いてなかった方も少々…。本当にありがとうございました。もちろんN氏とUMA氏も。N氏と知り合うことがなければ、今回のことはなかったわけで…。いろいろありがとうございました。 そしてサンタ・クルスでお世話になったコンドウセンパイの息子さんのショウ君、緒方さんの娘さん、本当にありがとうございました。ふたりとも日本に来ることがあったら神戸か明石で明石焼き(明石では玉子焼き)を是非(笑)。 *お名前の漢字表記を聞いてなかったので、失礼ながらカタカナ表記とさせていただきましたm(__)m

あんなにたくさんのサカツラトキを見たのは初めてだったし、Maguari Stork(コウノトリの仲間)やツルモドキも間近で見ることができたし、レアは車の前に飛び出すし、アナホリフクロウのつがい(?)のいいカットも撮影できたし、住宅地の公園でフサオマキザルやリスザルを見るなんて…。さらに死体だったけどカニクイイヌも目撃したし、水たまりにカピバラやカイマン。こういう種の豊富さはジャングルではなく、それに併設された、ある程度人の手の入った農地だからこそなのかもしれない。前の日にはジャガーも出たそうだしね。車でのちょっとした移動の際も、自分はずっと窓の外の風景や動植物に目を奪われてわくわくしていました。タヒーボ(ブラジルではイペー)の鮮やかな黄色の花も、ボリビアデイゴの目の覚めるような朱色の花も目に焼きついていて、すでに数度夢の中に出てきました。

イヤな虫(節足動物を含む)が多かった

イヤな虫(節足動物を含む)が多かったのも特筆事項かも(笑)。まずはサンドフライの多さ。「Sandfly」で調べると「サシチョウバエ」と出てきたりしますが、自分がいうサンドフライは形態的にも生態的にもむしろ「ヌカカ」の仲間です。これは自分史上トップタイですね。サハリンのノグリキ北の川といい勝負。アームガードのずれたところや手の甲などを20カ所ほどやられました。次にブユのようなヤツ。これにも7か所ほどやられました。サンドフライとは腫れ方も痒みのタイプも違いました。そしてムクイン系の粉ダニ。全身で15カ所ほどかな。うん、この程度なら軽いもんだ。さらにマダニ系のヤツにも2カ所。腰のあたりにヘンな痛みが走ったので、そこを触ってみるとなんか小さな物体が…。少し爪を立てると皮膚からはがれたので見てみると2.5mmほどのダニ。体はけっこう強く、爪と爪でプチッやらないと潰れないぐらいでした。剥がれた際に口は皮膚内に残してしまったみたいで、まだ少しそこに違和感あり。それと「白いマント」らしきヤツにも1か所。これは故・藤田紘一郎氏の『サナダから愛をこめて』に出ていたサシチョウバエの写真とよく似ていました。室内にいる際にチクッとしたので叩くと、灰白色のふわっとした3mmほどの昆虫が手に張り付いてました。これがサシチョウバエだとするとリーシュマニア原虫の運び屋さんで、皮膚・粘膜リーシュマニア症の場合はやられた傷が大きくなり、中が潰瘍に、まわりは火山のように盛り上がり、全身に広がるという。内蔵リーシュマニア症の場合は3ヶ月ほどの潜伏期間のあとに高熱が出て、次第に肝臓や脾臓に進行するという。いずれも相当重い病気なのだそうだ。同書には「赤い斑点ができ猛烈なかゆみに襲われる」とありましたが、赤い斑点は2日ほどで消えたし痒みはほとんどありませんでした。ま、やられたからといっても、その個体が原虫をもってなければ感染しないし…。しばらく様子を見るしかないですね。もちろん蚊にも少しやられました。日没と同時に久しぶりにTシャツごしに刺してくるツワモノたちに遭遇。しかももろにチクッときて飛び上がりそうになる。避難する前に5カ所ほどやられました。
自分はその程度でしたが、NOBU氏は靴下やアームガード内に相当な数のムクインが入ったらしく、特に足は片方でも百どころではないぐらいやられて無残なことになっていました。日本で会った際(やられてから20日以上経っていた)にも「まだ痒いし、丘疹状になっている」と嘆いてました。体質にもよるんだろうな…。

そうそう、カピバラがいる水辺の草にはダニが多いので気をつけたほうがいいそうです。まあ滅多にそんなところに行く人はいないか(笑)。

ウユニ塩湖

まったく予定外だったのがウユニ塩湖。緒方ススムさんの「ウユニ塩湖に行ったことがない人たちはこの際だから行って来たら?」という提案で、何度もボリビアに来ているN氏以外、つまりUMA氏とNOBU氏と自分は、かの有名な塩湖に行くことになりました。その際にも防寒着を貸してもらったり、フライトや宿をおさえてもらったりと本当にお世話になりました。季節柄、写真でよくある塩湖の姿ではありませんでしたが、地平線まで続く塩の原は想像をはるかに超えたものでした。サボテン島からの眺めもよかったし、愛想のいいガイドさんも楽しませてくれました。夕方から急に曇り、塩湖に落ちる夕陽や満点の星や月は拝めませんでしたが、こちらも貴重な体験でした。夜の寒さもなかなかのモノでした。当日の気温はたしか最高13℃、最低-1℃だったはず。ちなみにサン・フアンやサンタ・クルスは最高気温32℃以上、最低気温も24℃ぐらいでした。
本来ウユニ塩湖に行くには、その高さに体を順応させるために時間をかけて慣らすべきなのですが、今回は早朝にサンタ・クルス→ラパス。そのままラパス→ウユニというフライトで、慣らすことのできない行程でした。いただいた薬がよく効いたせいか、自分はサボテン島でシャッターを切る際に息を詰めた後少し息苦しいな…という程度でしたが、UMA氏は夕方から調子が悪くなり夕食が食えないほどのダメージ。そしてNOBU氏にも軽い高山病の症状が…。さいわいおふたりとも翌朝には回復していたので大事には至りませんでしたが、弾丸登山みたいな短い行程でウユニ塩湖に行くのは、けっこうなリスクがあると思います。

10月にはせめて4回は釣りに行こうと思います。テストとかもあるし、新しいモノも作らなあかんし…。それとは別に景色のいいところで純粋に楽しむだけの釣りもしたいですね。

「身を守るにはアナログな手段が効果的」という言葉があるが、なるほど…と頷かされます。ハイテクなセキュリティも大事でしょうが、個人の感覚や行き届いた対処などアナログな部分を軽視すると、何かよからぬことに巻き込まれそうな気がします。

最近の!!な試合

★WBA, WBC, WBO S.ミドル級選手権 サウル・カネロ・アルバレス vs エドガー・ベルランガ
IBF王座を剥奪され3冠となったアルバレスとWBA同級1位のベルランガが激突。ベルランガはプロ22戦無敗で16試合連続1RKOの強打者。白熱した試合でKOを期待したのだが…。結局のところ試合を支配してアルバレスが3:0の判定で勝利。3Rのアルバレスの左フック一閃は見事だったが、無理せずKOを狙いすぎず、流れに任せた感じか…。しかし、強打と巧みな防御、安定した試合運びはさすがの一言。ただこの試合でベルランガが見せた破壊力だけでなく、タフさと意外な防御の上手さも今後の活躍を期待させるものだった。L.ヘヴィのベナビデスvsベルランガなんてのも観てみたいな。

最近の愛読書

★特になし
最近新しい本を買ってないし、読んでもない。時間ができたら本屋さんの文化人類学コーナーや生物学コーナーに行ってみようと思います。ネットで探して買えばしまいなんだろうけど、本屋さんの匂いっていいやん?

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★スーツケースの交換用キャスター
出張が近づいてきてスーツケースを引っ張り出すと、キャスターがボロボロ。加水分解とかいうやつだ。キャスターだけの問題でスーツケースを買い替えるのはもったいないので、修理の方法を検索。すると交換用キャスターがけっこう出ていました。1セット2000円もしなかったので、現行品のサイズを計ってから購入。元からついてるキャスターはカシメ式のためスマートに分解できないので、ホイール内を貫通している金属シャフトを切断。狭い隙間に金属用鋸を入れて切断するのでけっこう面倒ですが、無事4個とも取外し成功。取外しに比べて取付は至極簡単。ボールベアリングとシャフトにはグリスを塗布してから装着。ネジ式なので、これならまた傷んでも簡単に替えられそう。耐久性は不明ですが、引っ張ってみた感じはスムースで◎。

SOUND CORNER Vol,217

『MY YEARS WITH UFO』

MICHAEL SCHENKER

「50th ANNIVERSARY CELEBRATION」とあるとおり、様々なミュージシャンがお祝いに集まった感じ。どの曲にも新しい息吹が吹き込まれているが、改めて原曲の良さに気づく。そしてついフィル・モグ師のあの声を探してしまう。ジャケットのアートワークは『STRANGERS IN THE NIGHT』をイメージさせる色彩だが、曲順もそれ。そして「ROCK BOTTOM」と「MOTHER MARY」も『STRANGERS~』のバージョン。あ、「DOCTOR DOCTOR」の歌詞も『PHENOMENON』のバージョンではない。

THUNDERHEAD

最近の愛聴曲

全曲『PHENOMENON』/ UFO
全曲『FORCE IT』/ UFO
全曲『NO HEAVY PETTING』/ UFO
全曲『LIGHTS OUT』/ UFO
全曲『OBSESSION』/ UFO
全曲『STRANGERS IN THE NIGHT』/ UFO
SUZIE HOLD ON / SAXON『WHEELS OF STEEL』
実はベースラインがすごく好み。ルックスはどうあれライブでもカッコいいし、若き日のスティーブ・ドーソン、再評価。ピーター・ビフ・バイフォードは『MY YEARS WITH UFO』にも参加し、「THIS KIDS」で歌っている。
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