Monthly Whiplash

vol.221

Feb.2025

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は1月6日から1月24日までです。

2025年も新潟フィッシングショーに出展することになりました

2025年の大阪フィッシングショーには出展しません。金曜の業者日と土曜の一般日には、会場すぐ近くのホテル(フクラシア)で主に外国からのお客さんと話す場があり、基本的にそちらにいることになってます。商品も少し展示してます。一般の方でもフィッシングショーに来られたついでにそこに少し寄ってもらうのは問題ありませんが、土曜日は午前のみ、昼からは打ち合わせに入るため終了します。金曜日にはフィッシングショーの会場にも表敬訪問に行く予定です。
フィッシングショーついでに…。2025年も新潟フィッシングショーに出展することになりました。飛行機の便の関係で、土曜日の午前中に会場入りする予定です。2025年の出展は新潟だけです。規模はそんなに大きくありませんが、個人的にはすごく居心地のいいフィッシングショーです。2024年はインドから帰国して自宅で1泊だけして、早朝便で新潟に飛んでそのまま会場入りしたので、なんか少しぼやっとしてたかも。それと30℃超のインド、シンガポールのあとの真冬の日本だったので、寒暖差もきつかったな。2025年はそういうことはなく、普段の状態で会場入りできると思います。それと小倉の西日本釣り博には出展ナシとなりました。九州や山口の方々、すみません。

ワタクシ、昨年ついに0歳になってしまいました

まったくもってどうでもいい私事なのですが、ワタクシ、昨年ついに0歳になってしまいました。つまり暦が還ってしまったということ、いわゆる還暦、もっと平たくいうと60歳。「赤いのを被れ!」とか言われましたが、それもやっておりません。記念にやっておいたほうがいいのかな?M林さん(某社のソルトウォーターのテスターさん)はとても似合ってたけど、自分は似合わないからやめておこう。どうしても被れって?バンダナぐらいでごまかすとするか(笑)。それはさておき、まだせいぜい45歳ぐらいのつもりなので、自分ではその事実は受け入れがたいのですが、月日が流れるのは速く、若い頃には想像すらつかなかった年齢になってしまいました。さいわい大病はしてないし、急激に何かが衰えたということもないこともあって、実感がないのかもしれません。子供の頃60歳の人は、失礼ながらほとんどジジイに見えましたが、今はそういう時代でもなく、自分より年上でも若くしゅっとして見える人はたくさんいるし、身体能力の高さを維持している人もいます。そういう人を目標にしてこの先やっていこうと思います。

誰かがいってましたが「筋トレは裏切らない」というのは事実だと思います。自分なんぞは軽い宅トレのレベル(←私見です。一般的にはまあまあハードだそうです)ですが、若くいられるのも、体力も体形もある程度維持していられるのも、それによるところが大きいと思います。その他、暴飲暴食はしないとか、眠れる時にはできるだけ眠るとか、メンタルヘルス(←非常に大事だ)をキープするとか…。現在身長166cm(昔より少し縮みました)、体重63~64kgですが遠目のシルエットはいまだにやや細め。ジーンズ等は28“(スリム系は脹脛=ふくらはぎが入らなかったりするけど)。2020年にコロナで筋肉ごと6kg以上落ちました(今よくよく考えると8kg近く落ちたというのが事実やな…)が、それも治癒後約1カ月で90%以上復活したのは、軽微なものとはいえ日頃の鍛錬のおかげだったと思います。筋トレ以外にも、普段さっさと歩くようにしています。さらに駅ではエスカレーターを使わずに階段を使うとか…。この件ではよく文句を言われますが(苦笑)。

グリーンランド、パナマ運河、カナダ…

グリーンランド、パナマ運河、カナダ…金と最高権力を握る予定の人物は狂気の沙汰の一歩前か…まあ演技もあるだろうけど。内容はほとんど脅し。脅しで譲歩を引き出そうということだろう。品格も何もあったもんじゃない。軍事力で侵攻するいくつかの国家元首と根本は変わらないし、より多方向に暴走を向けないかと気がかりだ。日本もそのうち例外ではなくなるかもしれない。
…なんて思っていたら、某鉄鋼会社CEOの品格のかけらもない日本批判。こんな連中が巻き起こす混乱に飲み込まれてはいけない。
民主主義はいくつもの国で相当傷ついている。日本もまた。

SNSのフェイクニュース。その中の善意のカケラもないものをいくつか見て、驚くと同時に腹が立ちました。大変な局面で現れる愉快犯は日本人として…というより、人間としてクズ以下やね。でもこういう流れはまだしばらく加速するんだろうな。巻き込まれない判断力を身につけないとね。

イスラエルとハマスの停戦合意は喜ばしいことだが、本当にうまくいくのか心配です。
その合意にかんして、手柄を宣言しまくる大統領と次期大統領。ハマスへの影響力をもって停戦と人質解放を仲介したカタールの存在感は、ここ日本ではなんかすごく地味な気がします。

アメリカ大統領の交代で世界の分断は加速するのか心配ですが、日本の中でも分断は進行していると思います。批判は認めるよりカンタンらしいし、悪口は褒めるよりカンタンで気分もイイらしいし、攻撃は受け身より爽快らしい。そしていずれも匿名になると加速し暴走の域に入りかねない。結果、死ななくていい人が亡くなったり、出て行かなくていい人が出て行かざるをえなくなったりする。「トランプの作り方」をマネする人がたくさん出てこないことを願います。

一番「!」となったのは、議会襲撃で入所していた極右の連中に恩赦を与えたことです。その数約1600人。これによって法執行当局が「米国史上最大の捜査」とまで表現した事件にかんする刑事告発と有罪判決が帳消しになりました。民主主義がどうのという以前に、こんなのはどう考えても自分に都合のいい方向の暴力容認やろ。

気がつけばあの震災から30年。昔のことのようで、つい最近のことのようで。今自分は60歳なので、現在の人生のちょうど中間点であの地震が起きたことになります。知人や友人も何人か亡くなり、自分のその人たちの記憶は若い頃の顔でとまったまま。
人生に「もしも」はないけど、今か彼らが生きていたらどうなってるんだろうな…とふと思うことがあります。もちろんそこから先の想像はしないけど。
「もしも」がないことをたっぷり味わってきた人間として、想像は無意味だし、悲しくなるだけだからね。犠牲になられたすべての方々に、あらためて哀悼の意を表します。もちろんその後の各天災で亡くなられた方々にも。

最近の!!な試合

★S.ミドル級10回戦 ハイメ・ムンギアvs ブルーノ・スライス
カネロ・アルバレスには敗れたものの、終盤はくらいつきいい試合を見せ、その後は復帰戦でKO勝利、再びS・ミドル級戦線の上位に浮上したハイメ・ムンギア。直前で相手が変わり、代役は無敗ではあるもののノーランカーのフランス人選手ブルーノ・スラス。しかもKO率はかなり低い。オッズは20:1という大差で圧倒的にムンギア有利なのもうなずける。2Rには左でスライスからダウンを奪い、その後もコンスタントにプレスをかけて追い込む。一方のスライスもロープを背にしながら要所で反撃。けっこういい攻防のあった5Rの後、連打をスライスに浴びせるムンギア。あ、ちょっと雑やな…5Rも時々そうやったけど…と思いつつ眺めていると、スライスの右フックがムンギアのアゴを横から急襲。背中からリングに倒れたムンギアは起き上がったが、続行不可能と判断したレフェリーはストップ。初の海外試合でムンギアの地元ティファナでの試合という完全アウェイ、しかもノーランカー、とんでもないレベルのアップセットが実現。こういう試合はボクサーでなくても見ていて教訓になる。負けたムンギアからも学ぶことはあるし、もちろん勝者スライスからも学ぶことはある。もちろん純粋にボクシングの試合として観ても興味深く、エキサイティングであったけど。

最近の愛読書

★怒れ!憤れ! ステファン・エセル著 日経BP
たった32頁。2010年にフランスで出版され、若い人へのクリスマスプレゼントしてベストセラーになったそうだ。そして欧州全域に波及し300万部を超えた。著者のステファン・エセル氏は90歳を超えた元レジスタンス活動家。ナチに逮捕され処刑寸前に脱出した若き日々を振り返りつつ、「世の不正義に目をつぶるな。行動を起こせ!」と無関心でいる人々に対して訴えたシンプルな内容。貧富の格差拡大、人権問題、環境問題などが溢れかえる今、再びこの本が人目にさらされるべきだと思う。すでにこの時代においてもガザは「屋根のない巨大な監獄」と表現されていることにも留意すべきだ。2013年2月、エセル氏は95歳で亡くなったが、翌日の午後、彼の名はフランスやスペインのTwitterでトレンドキーワードの首位だったそうだ。フランスのオランド大統領は「エセルの憤りの容量は彼自身の生涯と違い限界をまったく知らない。死去したとも、彼は私たちにすべての不正を受け入れることを拒絶するという教訓を残してくれた。」と述べ、国連人権理事会議長レミギウス・ヘンチェル氏は、「エセル氏は人権における大いなる人物だった。彼の生涯は私達の任務を激励し続ける。」と言ったという。国連人権理事会はエセル追悼に黙祷をささげた。これは「前代未聞」だったといわれている。日本語版のカバーの折り返し裏にはサルトルの言葉が引用されている。「君には、神に対してではなく、党に対してでもなく、個人としての責任がある。君は君の道を見つけて、それに従わなければならない」。自分も共感する。そのエセル氏が今生きていたら、この世界に向かって何と言うだろう…。

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★特になし

SOUND CORNER Vol,221

『PLEASE DON’T LEAVE ME』

JOHN SYKES

ひさしぶりに個人的に最大級の訃報。ジョン・サイクスが亡くなった。思えば『SPELLBOUND』が出たのは高校生の頃で、その鮮烈なプレイにシビレたものだ。『CRAZY NIGHTS』は総合的にみて疑問符がつく内容だったが、THIN LIZZY加入が報じられ『THUNDER AND LIGHTNING』を聴いた時には、スコット・ゴーハムとの対比もあり、ゴーハム&ゲイリー・ムーア時代を激化したかのような印象を受けたものだ。
時間軸でいくと『PLEASE DON’T LEAVE ME』は『THUNDER AND LIGHTNING』の前であり、その制作中にLIZZY入りが決まったらしい。この曲を最初に聴いた時の印象は「なにこれ、ポップスやん」。しかし、そこにはポップスではすまないハードロック的な深みがあったのだ。そしてやはりゲイリー・ムーアへの傾倒がよくわかる。書き出すとあれこれ長くなってしまうのでやめておこうと思う。とりあえず所有しているサイクス氏の音源を聴きつつ追悼したい。R.I.P.

PLEASE DON’T LEAVE ME / JOHN SYKES

最近の愛聴曲

全曲『AMERICAN IDIOT』 / GREEN DAY
全曲『REVOLUTION RADIO』 / GREEN DAY
『AMERICAN IDIOT』はバンド7作目のレコードで「パンクオペラ」とでもいうべき構成。とにかくタイトルトラックの「American Idiot」は強烈だと思う。マスメディアに踊らされるアメリカの大衆に向けてブチかますかのような勢いとシニカルさも秘めた歌詞は、SNSに踊らされる今の日本にも通ずるものがある。2016年の大統領選挙の投票・開票の2日前、MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードでこの曲を演奏した際に、歌詞の「Fxxk」を「Trump」に変えて歌ったのは知られた話だ。他にも「Boulevard of Broken Dreams」、「Holiday」、「Wake Me Up When September Ends」、「Jesus of Suburbia」は名曲だと思う。2025年、再びドナルド・トランプが政権に就いた。再び「American Idiot」は響くのか?もしくはそれに代わるモノは現れるのか?
全曲『SPELLBOUND』 / TYGERS OF PAN TANG
全曲『CRAZY NIGHTS』 / TYGERS OF PAN TANG
全曲『THUNDER AND LIGHTNING』 / THIN LIZZY
全曲『LIFE』 / THIN LIZZY
全曲『BBC RADIO ONE LIVE IN CONCERT』 / THIN LIZZY
全曲『SLIDE IT IN(US Remix)』 / WHITESNAKE
全曲『WHITESNAKE』 / WHITESNAKE
全曲『BLUE MURDER』 / BLUE MURDER
全曲『NOTHIN’ BUT TROUBLE』 / BLUE MURDER
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