Monthly Whiplash
vol.229
Oct.2025
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は8月25日から9月24日までです。
8月末、山岳渓流に行ってきました
8月末、山岳渓流に行ってきました。避暑がてら行くつもりが、目的地近くは最高気温37℃の予報。サイトによっては39℃予報のところも。実際に現地に行ってみると、沢の近くの温度表示器でも33℃。しかも水量は多く水流は速く、非常にルアーを引きにくい。ポイントが小さい山岳渓流では、これはけっこう致命的。しかも前日か前々日と思われる、けっこうはっきりしたエサ師らしき足跡もあり。案の定、魚の反応は少ないし、たまに追ってもすぐにターン。フツーならいかにも出そうなポイントや大場所(…と言っても車2台分ぐらいの滝下だったり)はすべてダメ。相当叩かれたな…と思わずにいられませんでした。さらに水温が高い! ウェットウエーディングでも例年の「冷たい!」という感覚はなく、「気持ちいいな」というレベル。猛暑の影響は山岳渓流の水温にすら表われていたようです。…多すぎる水量・速すぎる水流・高水温・叩かれた後という4重苦のため、ワタクシはド貧果。激チビアマゴ1本とチビイワナ2本だけでした。でもまあ久しぶりの山岳渓流は楽しく、カラスアゲハを眺めたり、ヤマカガシやシマヘビの写真を撮ったり。同行の皆さんと夕食を食べて帰宅すると、宝塚は21時前なのに34℃。この時間でこの気温というのは今年最暑かも。水浴びして、ビタリストを飲んで、朝までエアコンをつけたまま寝ました。
「LET IT ROLL」
前回少し紹介したVIOLATIN’WIRE(ヴァイオレイティン・ワイア) 145F は、国内生産のABSインジェクションルアーですが、それ以外に海外で3モデルのABSルアーが進行中です。まずは先月PHOTO CORNERに写真を載せた「LET IT ROLL」から。
マナちゃんの口に掛かっていたヤツです。「LET IT ROLL」といえば、UFO『FORCE IT』の超有名オープニングチューンのタイトルと同じです。「(サイコロが)転がるに任せる」とか、「とにかくいっちょうやってみる」とかいう意味ですが、このジョインテッド・ルアーの「ロール」を交えたアクションとRock&Rollの「Roll」と、先ほどの意味をまとめて、名づけました。さらに「ロール」とはダンスの基本的な動きのひとつでもあるそうです(このダンスの「ロール」は、ルアーのデザインを見ると「あ、そういうことか」となるかも)。もちろんUFOのあの曲が大好きなのが発端ですけどね。
さて、このルアーは全長約81mm(ジョイント部を縮めた状態)、総重量約19.6gのジョインテッド・サーフェイスクランクです。これまでのウチのABSルアーは、基本的にお魚っぽい外観でしたが、このモデルはまるっきり異なります。ネタ切れというわけではありません。お魚系プラグでも、まだ8タイプぐらい製品化したいものが控えてますから(笑)。ずっと以前から、空いた時間にイキモノとはカンケーない、こういうルアーを作って遊んでいましたが、うまくそれを製品化がするタイミングがあったので、たまには従来のイメージと異なることをやるのもイイのではないかと。なんか世知辛い世の中だし、バスは減ってるし、マナちゃんも釣れにくくなってるし、それならコムズカシイ顔してコムズカシイ釣りをするより、性能はちゃんとしているけど見かけはファニーなルアーで遊んだほうが楽しいんとちゃう?(笑)
レンジは水面~10cm程度。基本的にロッドを立てて、水面をクネクネと泳がせ、攪拌するタイプのルアーです。リトリーブスピードはデッドスロー~ミディアム。大きめのリップやぽっちゃりしたシェイプ、高浮力のボディ前半部といった要素から想像される以上に、けっこうな速さまで破綻することなく泳ぎ切ります。特徴としては、WAKE THE DEAD 125Fのようにリップの基部に空洞を設定し、そこにグラスボールを封入。ボディ後部の埋め込みスイベルには、ウチのMCウィローリーフブレード#1(このブレードもやっとできました)をセットし、水中にキラめきや回転による振動、ボディとの接触音を撒き散らし、魚にアピールします。各アイも一般的なものに比べワンランク強化。すべて1.2mm径を採用し、ジョイント部のオメガ環は念を入れて1.4mm径を採用しています。そのジョイント部は流行の2点式ではなく、可動域の自由度を高めた1点ジョイントです。これによりクネった動きが発生しやすくなっています。標準装備トレブルフックはST-46に相当するタイプで、サイズは#4。スプリットリングはすべて#3です。ルアーの特性上、国内ではマナマズ釣りに多用されそうですが、その際はフックセッティングを変更した方が、フックアップ率が向上すると思います。
ウロコ模様などのシボ加工もなく、つるんとした素っ気ないボディで、これまでのウチのルアーとは似ても似つかないデザインなので、塗装やプリントは、シンプルながらカッコよく、WHIPLASHらしさを出しつつ、一部既視感もありつつ(この配色、なんかどこかで見たような…?という意味)、それでいてちょっとファニーな感じにしたつもりです。カラーサンプルの写真等の掲載は、もうしばらくお待ちください。企画・原型製作・内部設計・ウェイト配置・カラーサンプル作成・カラー指示など、いつものごとく自分でやっておりますが、ルアーがクネクネ泳ぐと、背中で○○がクネクネ踊るというフザケたイラスト(ここで前述の「ロール」が出てきます。リアルでもマンガちっくでもなく、単純化してシルエットにしてみました)もワタクシが描きました。次回は111mmのペンシルベイトを紹介します。
LET IT ROLL(レット・イット・ロール)
Length:約81mm Weight:約19.6g(スプリットリング、トレブルフック、ブレード含む)
Treble Hook:#4 Split Ring:#3 Blade:WF MC Willowleaf Blade #1
Color:8c*下記
LR1001FLC Heaven Made Candy(ヘヴンメイド・キャンディ)
LR1002MFLB Mat TB Chartreuse Silver Wing(マットTBシャルト・シルバーウイング)
LR1003FLC Flash Belly Tadpole(フラッシュベリー・タドポール)
LR1004MFLB Mat Bubble Gum(マット・バブルガム)
LR1005MFLB Mat Lemon Fire Wing(マット・レモン・ファイアウイング)
LR1006MBKB Night Wing(ナイト・ウイング)
LR1007FBB Cat Scratch FV(キャット・スクラッチFV)
LR1008CLB Orange Wing Ghost(オレンジウイング・ゴースト)
*LR1002MFLB、LR1004FLB、LR1005MFLB、LR1006MBKBはマットフィニッシュ
*FLC:フローレセント・クリア(蛍光クリア)、MFLB:マット蛍光ベース、MBKB:マットブラックベース、FBB:フェイクボーンベース、CLB:クリアベース
「キャット・スクラッチFV」は、あのテッド・ニュージェント氏の超有名曲「Cat Scratch Fever」からいただきました。ワタクシはリベラル寄りなところもあるので、曲のタイトルそのままにすると、テッド氏(極右として有名)の熱烈な支持者から脅迫されるかもしれないので「FV」((笑)。この曲のリフはAC/DCの「Back In Black」やDEEP PURPLEの「Smoke On The Water」と並びかねない、ハードロック史上に輝く名リフですよね。「ネコに引っ掻かれた傷が発熱…」というあたりが直訳になりますが、あのテッド氏がそんなかわいらしいことを書くわけがなく、「おねーちゃんに手を出して、ヒドイめにあった」とか、まあそんな感じでしょうか。「医者に行ったら治療してくれた」とか言ってるし(苦笑)。曲はバカバカしい歌詞とあいまって、おバカだけどノリのいいアメリカンハードR&Rという感じ。ワタクシはけっこう好きです。このカラーは、うーん、純粋に「ネコに引っ掻かれた傷が…」という感じでしょうか。いやそれなら蛍光ピンクでなく蛍光レッドで塗るわな…(笑)。最初はそうしてたんやけど。ちょっとテッド氏に寄せてみたというか…。このルアーはマナちゃん(キャットフィッシュ)釣りにも多用されそうだから、それにも引っかけて「キャット」というキーワードでカラーを考えていて思いつきました。まあとにかくシリアスではない色です。
猛暑のため滞っていたテストを再開
少し暑さがおさまった9月中旬、猛暑のため滞っていたテストを再開。しかし、相変わらず魚の活性は低く、そしてサイズも小さく、釣れることは釣れるけど、ロッドテストというほどのことにはならず。まあキャスタビリティや扱いやすさは確認できましたが…。この分では全テストを終了できるのは、10月半ばになりそうな…。
しかし、それから10日もすると、イイ感じに気温が下がり、テストに好適な状況になりました。あるモデルでは大型を釣ることができ、パワー感やスムースさを確認することができました。この日は16時過ぎの1キャスト目から元気な魚が釣れて、幸先イイな…と。減水した水際の草地を歩いていると、カエルがけっこう飛び出すのですが、どれもこれも水と反対の陸方向に逃げました。水に逃げたのはゼロ。なるほどそういうことか…と思いつつ、夕方再度同じ場所に入ると、岸から1mほどの距離で反応があり、魚は水生植物を揺らしながら反転し、ルアーの位置を確認してから食ってきました。こういうカバーエリアの至近距離はひさしぶり。ゾクゾクしますね。ま、人とは7mほど間隔があったのですが。さらに薄暗くなってからもう1度、岸ギリギリ(1m以内)で反応あり。こちらは食い損ねた後に障害物にぶつかったらしく、それに違和感をもったのか、反転して沖へと泳ぎ去りました。カエルが陸に逃げる理由に気づいてよかった♪
減水した池の畔を歩きながら釣りをしました
ちょっと無理して垂直に近い藪の斜面を降り、減水した池の畔を歩きながら釣りをしました。釣り人の足跡は皆無で気分がよかったのですが、どこから降りてきたのか、イノシシとシカの足跡がたくさんついていました。あ、そうか、小さい橋の下の流れ込みを伝って山から来たのか…まさか自分のように倒木で足場を作ったわけではないだろうから。…ということは、日没後はさっさと退散した方がよいということ。すぐに出てくるわけではないだろうけど、余裕をもって退避するにこしたことはありません。イノシシともシカとも、こんな逃げ場のないところで鉢合わせしたくないからね。民家も近いけど、日没後に数m下の水辺林の陰を歩いているので、近隣住民と話をしていても、誰も「そんなモノ見てないよ」というわけだ。角の家の認知の入った柴爺(シバジー:自分が家の前を通ると、間のぬけた声で吠える)も反応しないのだろうか? (笑)。大型獣も嫌だけど、マダニも嫌だな。
製品テストからの帰り、夜の道は街路樹であれ森であれ林であれ、樹木が続くかぎりアオマツムシの合唱が続きます。時には約15分にわたって、鳴き声が途切れずに、車窓から流れ込んできます。今年は特に多いような…。このアオマツムシ、中国産の外来種で、ウチの近所では、あまりにうるさいので苦情が発生し、街路樹が伐採されたことがあるほどです(←それはそれでヤリスギ感があるが…)。
ホンモノのマツムシも、釣り場近くの草原や河原でよく鳴いています。先日、日が暮れて釣りを終えて、車に戻るため、薄暗い森や林や藪の小道を10分ほど歩きつつ、「よくまあ、あんな音が出せるもんやな」と感心しました。以前も書いたことがありますが、マツムシは有名(?)な句がありますね。「分け帰る道の松虫音に啼きて」。織田信長の49日、つまり7月20日に本能寺の焼け跡で、細川藤孝が催した追悼連歌会の際に、里村紹巴が詠んだとされる句です。紹巴は明智光秀とも懇意で、『信長公記』によれば、光秀が謀反の意を込めたとされる句「とき(時とも土岐ともとれる)は今 あめが下知る 五月哉」を詠んだ際に、「花落つる 流れの末を 関とめて」と、信長の世を終わらせてほしいとも、謀反を諫めたともとれる句を詠んでいます。「分け帰る~」の松虫はどちらのために啼いているのでしょうね。光秀が殺されたのが里外れの藪の小道だったことを考えると…。藪の小道を歩いている時にマツムシの声がすると、ふとこの句を思い出します。
ヌートリア
静岡県磐田市は、ヌートリアを駆除したうえで、ジビエとして食材に活用する研究を始めると発表したそうです。まあそら齧歯類やし、きっと料理次第では不味くはないだろうと思うけど。齧歯類といえば、昔ブラジルでカピバラを食ったことがありますが、アレも不味くはなかったな…。カピバラが日本でやたらと流行ってた頃なので、カピを食った話をしたら「ヒトデナシ」扱いをされましたが(苦笑)。もちろん、自分が狩ってシメて捌いて料理して食ったわけではなく、その地で獲れたカピバラを使った料理が出たので、少し食っただけですけどね。その他、エクアドルの奥地では、猟師が吹矢で仕留めてきたサヒノ(Sajino=クビワペッカリー)を焼いたのも食ったなあ。ファンガナ(Huangana=クチジロペッカリー)は食ってませんが、ジャングルで数十頭の群に威嚇されたことがあったなあ。吠えるような声とともに、牙をカチカチ鳴らす音が茂みの中から聞こえてきました。そんな中に迂闊に入ると、寄ってたかって咬み殺されて食われてしまいます。余談ですが、パラマリボの動物園でファンガナに悪臭をかまされたことがあります。近くにいたメスに、向こうからやってきたオスがいきなりバックマウント。その瞬間、背中あたりの毛がブワッと逆立って、同時に猛臭が広がりました。ペッカリーは背中に臭腺があるのです。オスはいきなりの行為を嫌われたらしく、メスに威嚇・抵抗されて退散。未練がましそうな顔をしていましたが、その際のニオイが空気に乗って、NOBU氏の肘のあたりに付着し、30分経っても消えませんでした。水で洗っても完全には取れてなかったなあ。どんなニオイ? うーん、強烈なワキガをさらに数十倍に濃縮したような…。彼らにとっては性臭であったり、個体識別臭であったりするんでしょうけど、ワタクシどもにはとても耐えがたいニオイでした。
さてヌートリア、自分の住んでるあたりでは確実に個体数が減りました。以前は近所の武庫川でも見かけたし、別の川のマナちゃんポイント近くにも数匹棲んでいて、一度だけですが、すぐそばを通った時に襲ってきたアウトレイジャスなヤツもいました。襲ってきたとはいえドンくさい生き物なので、噛まれることはなく、逆に足で転がして背中を軽く踏んで懲らしめてやりましたが…(笑)。ライギョ釣りに行くいくつかの池でも、ヌートリアは確実に減りました。…というか、いなくなりましたね。かわりに目につくのはアライグマの足跡です。自分の経験では、アライグマの方がヌートリアより夜行性が強いので、釣りの最中に見かけることは滅多にありませんが、アライグマの増加とヌートリアの減少には関係性があるのではないか?と思います。
あ、そうや。先に書いたイノシシとシカの足跡だらけだった池。ここは普段はアライグマの足跡をけっこう見るのですが、大型獣の足跡が多く、頻繁に出没してる時期には、活動時間帯がかち合うせいか、アライグマの足跡がほとんどありません。
全国的にクマ出没が話題になっていますが、阪神間の山手では、大型獣ではシカとイノシシがよく出没します。先日池田市で昭和アンティークカフェを訪れ、経営している古い知人と話していたところ、シカに庭の花を食われるわ、そこらへんはシカ糞だらけだの、近所のサモエド(犬種)が茂みから飛び出してきたイノシシに尻を咬まれて大怪我をしただの、被害が頻発しているそうです。我が家のあたりは、相変わらずアライグマです。溝を伝って夜間に移動するので人目につきにくいですが、溝の中をピチャピチャ歩く音や、たまに声が聞こえるので、「あ、また来てやがるな」と。溝から庭に侵入されないように、防御柵を設置予定。そんなことを書いてたら、溝の中から足音が…。成獣2匹が西に移動していきました。
気がついたら
気がついたら阪神が優勝してました(笑)。阪神間に住んでるし、新聞もとってますが、スポーツ欄はほとんど見てなかったし、TVもあまり見ないし、周囲にプロ野球ファンがいないため、夜のニュース番組で報道されたのを見て「あ、そうなんや」と。
1985年の優勝の時は、ウチの近所(ただの住宅地です)でもファンが酔っ払って、明け方近くまで大声上げて騒いだり、歩道で倒れて寝ていたり…と、結構迷惑でしたが、それから比べるとウソみたいに静かで…。阪神にかぎらず、昔はひいきにしている球団が負けると、翌朝機嫌が悪く、些細なことで生徒に当たり散らす教師とか上司とか、いろいろ迷惑な熱狂的ファンがいましたが、今ではそういう人たちも減ったんだろうな。平穏でいいですが、昭和の熱狂がなくなったのは、ほんの少し寂しい気もします。自分は熱狂の外から眺めているだけでいいけどね(笑)。
ひさしぶりにオーストラリアの友人から連絡があり、「ガイドサービスを立ち上げる準備がほぼできた」とのこと。自分がオーストラリアに行ったのは、コロナのずっと前のこと。現地で指を骨折したため、うまく釣りができなかったので、いつかフルにお魚釣りをしたいな…と。この人物、現地のAnglers of the yearになったことがあるぐらいなので、釣りのウデや知識もあるだろうし、日本に来た時に何度も会ってるので、人となりもある程度わかる。基本的に明るくて冗談が好きでフレンドリー。土地柄、対象魚はマーレイコッドとオージーバス、イエローベリーあたりになるのかな。ガイドサービスが軌道に乗ったら、ウチのユーザーさんに希望者がいたら紹介しますよ。日本からゴールドコーストへの直行便はないはずなので、香港とかシンガポールとか、シドニーとかで乗り継ぎが必要です。自分が行ったときは関空→ケアンズ→ゴールドコーストの予定だったのですが、ケアンズ行きのジェットスターが大幅に遅れて、ケアンズに着いた時にはゴールドコースト行きは飛んだ後。カウンターで交渉したら「カンタスのブリスベン行きをおさえてあげよう」と言われました。「ゴールドコーストで知人と待ち合わせやねんけど?」と言うと、「ブリスベンからゴールドコースト行きのバスがある。そこで名前とパスポートを提示したら乗れるように手配する」とのこと。時間を尋ねると、ブリスベン~ゴールドコーストは1時間~1時間半とのことだったので、結局バスは使わず、ガイドに電話してブリスベンまで来てもらったことがあります。無理をきいてくれたAdam君、いいヤツだったなあ。今回ガイドサービスを立ち上げようとしている彼のところは、ゴールドコーストから車で2時間以内の、内陸の小さな町だったはず。オーストラリアの内陸部では、おいしい食い物はあまり期待しない方がよいと思いますよ(笑)。
YouTubeでとある項目をチェックしていると
YouTubeでとある項目をチェックしていると、River Runs Through Japanというのが出てきて、そこに「安曇川と竹竿職人の小さな幸せ A Little Happiness Of Fly Rod Builder」というタイトルとサムネイルがありました。竹竿?Fly Rod Builder?そしてこの横顔は長いこと会ってないけどカクヒロさんやん? で、見てみると、やはりカクヒロさんでした。まだカブに乗ってる (笑)。韓国とブラジルに一緒に行ったことがあるし、糖尿病になられる前は、カメラマンの小西敏機さんやスタイリストのいざささんも一緒に、時々飲み会に参加させてもらいました。カクヒロさんは蝶が好きなので、近年は自分がどこかの国で珍しい蝶の写真を撮った際には、釣りの写真と一緒にメールで送り、少しメールでのやりとりがあるだけです。先日ウェストパプアやインドのコチの写真を送った際には「またビールでもやりたいですね」と返信してくれましたが、え、いいのか、ビール?(笑)。
それはさておき、この動画は見ていて染み入ります。「安曇川と老フライフィッシャーマンの祈り Something great that an old fly fisherman believes in」もカクヒロさんが主演です。いずれも心にしみる内容です。フライにもバンブーロッドにも興味のない方でも、一見の価値があると思いますよ。リンクを貼っておきましたので是非。
「安曇川と竹竿職人の小さな幸せ │ A Little Happiness Of Fly Rod Builder」
「安曇川と老フライフィッシャーマンの祈り │ Something great that an old fly fisherman believes in」
カクヒロさん関係だけでなく、他のコンテンツもよかったですよ。
加古川の権現ダムの下に「BASS」という喫茶店がありました。東播西播にバスが多かった頃は、しょっちゅう仲間と昼食に立ち寄ってました。ちょっと前に亡くなった稲川君ともよく行ったなあ。モニターのあすかちゃんがこちらに釣りに来た際に、ヘラクレス&さーちゃん夫婦も一緒に行ったのが最後だったか…。西洋毛鉤センセイがライヒー釣りに来た時はお休みだったしな。それ以降行ってないまま閉店されて…。ここでは焼きそばとシーフード焼きめしをよく食べてました。10年ほど行ってなくて、ふと訪れた時に、ママが「いつものヤツやろ」と言ってシーフード焼きめしをもってきてくれましたが、いや懐かしい味でした。しかし、閉店された今、それを食べることはできません。ヘラクレスも気に入ったらしく家で試して、自分たちが訪問した際に作ってくれましたが、なんか違う。で、それなら何十回も食ってた自分がマネしてみよう…と思い、最近ちょくちょく作ってます。そっくりとまではいきませんが、けっこう近い感じかな…というところまでいきました。BASSのシーフード焼きめしのコピーまがいだけでなく、昭和なフツーの焼きめしも作ったりしています。卵に少しマヨネーズを入れたり、ハムだけでなくチョリソーを少し入れたりして、ちょっとだけ工夫してます。
それにしても日本はトップの入れ替わりが早い。まだ入れ替わったわけではありませんが、石破氏の辞任表明により時間の問題。たしかによくない印象を少なめにして辞めるなら、タイミングはここだったのかな…という気はしますが、あっという間でしたね。これまでの数人の総理に比べて、自分の言葉でしゃべる人物だったな…と。
アメリカでは大統領が自分に批判的なTV局の免許剥奪を主張しています。日本でも2016年に、ちょっと似た件「電波停止発言」がありましたね。「政治的に公平性を欠く放送を繰り返した場合、政府が電波停止を命じる可能性がある」というもの。そもそも政府は政治的なわけで、それが政治的に公平性を欠くと判断? これは今のアメリカ大統領同様、自分たちに批判的な放送をコントロールするという風にとらえられても仕方がないですね。真意は知りませんけど。
いわゆるディスってからでないと、自分のくだらぬ正当性さえ主張できないのかね?低すぎるモノを見てると、引き込まれてご自身まで低くなってしまいますよ。気をつけましょうね。見ない・聞かないが一番かもしれません。ジャンルを問わず、ローガイ系かまってちゃんたちが最もイヤなのは、相手にされないこと(笑)。
活動家暗殺によりアメリカ国内の分断が大きくなる。それを煽るような大統領発言、アンティファのテロ組織認定。アメリカのこういうことは、海外に飛び火する可能性が高いので恐ろしいです。
最近の!!な試合
★特になし
最近の愛読書
★世界の呪術と民間信仰 国立民族学博物館コレクション 平凡社
1970年万博の跡地にある国立民族学博物館、略称「みんぱく」。そこは民族学・文化人類学等の研究を推進する大学共同利用機関。ここには太陽の塔の地下に構成された「根源の世界」に展示するために集められた、世界各地の仮面や神像、生活用具などもあります。企画展などで何度も行きましたが、そのたびについ長居してしまう、自分にとっては興味深く楽しい空間です。その「みんぱく」の呪術や民間信仰のコレクションの主だったモノをざっと紹介したが、このムック。また行きたくなりました。ウチからそう遠くないから、思い立ったらすぐに行けるんですけどね。
最近の珍事件
★特になし
最近のお買い物
★特になし
SOUND CORNER Vol,229
『THE ESSENTIAL』
MOLLY HATCHET
ウチのお客さん&ユーザーさんにはメタル/ハードロック/R&Rにブルーズ好きが多いが、MOLLEY HATCHETを聴いている人は少ないと思う。簡単にいうなら、MANOWAR風?のアートワークでサザンロックをやっているバンド。サザンロックといっても全盛期BLACKFOOTのような剛腕タイプではなく、LYNYRD SKYNYRD寄りな感じで、そのLYNYRDよりも地味で、ノリがライトな印象だ。かくいう自分も、その昔友人にコピーしてもらったテープをまあまあ気に入って聴いていたぐらいで、長いことLPもCDも持っていなかった。ここで紹介するレコードは「1枚ぐらいMOLLY HATCHETのフィジカルも所有しておくか…」ということで購入したベスト盤である。こうやって有名曲を並べられると、なかなかもって悪くない。いや、それどころかけっこうカッコいいのである。中でも「FALL OF THE PEACEMAKERS」は、LYNYRD の「FREE BIRD」、BLACKFOOT の「HIGHWAY SONG」を思わせる曲調だが、歌詞は全く異なり、かなりシリアス。今この時代をにこそ「Stop the madness」という言葉が注目されてしかるべきだと思う。

最近の愛聴曲
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FAIRIES WEAR BOOTS (Black Sabbath Cover) / ALICE IN CHAINS
「BACK TO THE BEGINNING」のSABBATHカヴァーの中では、個人的にこれは上位に入る。
IRON MAN (Black Sabbath Cover) / HARP TWINS
PARANOID (Black Sabbath Cover) / HARP TWINS
CRAZY TRAIN (Ozzy Osbourne Cover) / HARP TWINS
LED ZEPPELINの「IMMIGRANT SONG」も◎
MAMA, I’M COMIN’ HOME (Ozzy Osbourne Cover) / AYLA CHAN
アニメーションとともにかなりアレンジされた「MAMA, I’M COMIN’ HOME」だが、原曲がいいとカヴァーもイカした出来になるんだな。最後に挿入されているOZZYさんのナレーションに涙。