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vol.229

Oct.2025

山岳渓流に行ってきました

避暑がてら行くつもりが、現地も猛暑。水量多すぎ、水流速すぎ、水温高すぎ、前日か前々日に入った釣り人あり…の4重苦で、ド貧果に終わりました。でもまあ、山の中の沢は気持ちのいいものです。下界の喧騒を忘れて楽しめました。

アマゴちゃんの自己最小記録更新かも(笑)。竿抜けポイントで小アタリがあり、このお子ちゃまが釣れてきました。ルアーは45mm
林道にフシグロセンノウが咲いていました。しっとりしたオレンジ色の花を咲かせる、ナデシコ科の植物です。例年なら、よくこの花にカラスアゲハやミヤマカラスが来ているのだが、今年は見かけませんでした

プロダクツとテスト

2025年は「作る年」に徹した感じです。国内でABSプラグ1モデル、海外でABSプラグ3モデル、さらにNOIZE ADDICT RHINOCEROS復活に向けての試作、アメリカ向けソフトルアー(国内販売ナシ)の試作、ライギョ用ウィードレスプラグ、GPプライヤー200 TOUGHの件、VHさんのスプリットプライヤーデザイン、ライギョロッドのニューバージョン(SERPENTRISING新シリーズ他)、バーサタイルロッドのニューバージョン(RAW DEALER後継)など、2026年に向けてあれこれやっておりました。

竿袋の試作があがってきました。製品は何とか年内に…と考え、いろいろやっておりましたが、現場の生産ライン等の都合により延期。2026年の発売となりました。お小遣い、貯めておいてね(笑)
SERPENTRISINGの新バージョンと来年用のウィードレスプラグのテスト。釣れてくれたのはうれしいけど、こんなサイズばかりでは竿のテストにはなりません(涙)。ウィードレスプラグは、アクションもフックアップも上々でした
調子よく1キャスト目の5アクションぐらいで水面が割れました。X.O.SR系の来年用のウィードレスプラグは、オールラウンダー。小気味よいショートスライドがウリですが、立ち気味チューンにおける、タダ巻きスイミングも良好です
元気のいいヤツが出ました。サイズのわりにけっこう激しく抵抗しました。パワー感やスムースさなど、ロッドの性能チェックにもなりました
しばらくポイントを寝かせておいて、夕方に静かにアプローチ。岸際の水生植物が揺れ、こんなのが出ました。こういうのが寄ってるので、カエルたちが水ではなく、全部陸に逃げるわけです
その頭部。大型特有のしっかりした盛り上がり方です。ランディング時に、手のひらを内側から圧迫する、独特の触感がうれしい。ニューSERPENTRISINGのロゴがある程度読めるかも…

生物など

山岳渓流の林道や川岸にいました。

ニホントカゲがけっこういました。幼体はこのように尾が青いです。オスは成長すると色が変わりますが、メスは幼体の色を残したまま成熟することが多いようです。この個体は、小さくても頭ががっしりしてるのでオスかな?
ん、細長いしサシガメ?と思ったら、ホソヘリカメムシでした。幼虫の頃はアリみたいに見えることで知られています。成虫は飛ぶと腹部の黄色が見え、足を下げて飛ぶ姿勢とあいまって、アシナガバチのように見えるそうです。どちらも擬態ですね
草地にキリギリスの褐色型のメスがいました。最近はキリギリスもニシとヒガシに分けるそうです。これは前翅に黒斑が多いので、ヒガシか?北海道のハネナガやカラフトみたいに、モロに違う感じがないし、生息地がやや入り乱れているのもメンドークサイ…

皆既月食。

9/8、仕事を終えて何気なく窓の外に目を遣ると、満月が地球の影に隠れかかっていました。あ、そうや、今日は皆既月食やったんや…と思い出し、ちょいと撮影。観察できるのは2022年11月以来、約3年ぶりだそうです

製品テストで山間の川にいた時、聴き慣れない猛禽類系の声がしました。見上げると、けっこう大きめの鳥が3羽、はるか上空を舞っていました。

最大100mmのコンデジしか持ってなかったので、撮った写真そのままだと、こんな感じです。光学30倍とか40倍の高倍率コンデジ買おうかな。場所は六甲山系の延長上ですが、このあたりでトビ以外であの大きさといえば、生息しているとされるハチクマでは?
トリミングしてみました。腹部の色やシルエットからすると、やはりハチクマだと思います。他の猛禽類より顔がしゅっとしてるし…。5分ほど山の上空を舞ってましたが、やがて険しめの山が多い北の方向へ消えていきました。3羽いたということは、両親と親離れ前の子だったのかも

旅行中のパートナーさん(←最近はこういう言い方をするそうだ)が、「ヘビがいた」と写真を送ってきました。

体後半の模様を見て一瞬「ん?」となりましたが、細いし、目の後ろといい、顔つきといい、これはアオダイショウ。幼蛇期には、こんなニホンマムシっぽい斑紋を持っているのです。擬態? 自分の経験では全長90cmほどの個体でも、この斑紋が残っているのを見たことがあります。
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