Monthly Whiplash
vol.232
Jan.2026
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は11月25日から12月24日までです。
表紙写真は、ベルリンのブランデンブルク門前の馬車です。門の上の馬は勝利の女神
ヴィクトリアが乗ったクアドリガ(4頭立て馬車)を引いてますが、地上の馬は人間の観光客を乗せてます。2026年は午年なので、自分で撮影した馬の写真を探しましたが、意外なほど少なかったです。
久しぶりに北陸に釣行しました
久しぶりに北陸に釣行しました。ターゲットはスズキです。早朝からの釣りなので、前夜から現地入りして一泊。ところが福井県に入ったあたりから雨が強まり、次第にとんでもない雷雨に。その雷雨は一晩続きサイアクな事態になりました。翌朝はやや小止みになりましたが、それでも雷ゴロゴロ、時にざあっと降ってきました。そんな中、少し状況がマシになった頃合いに釣りスタート。よさそうな場所がいくつもあるのですが、いずれも不発。場所によっては合流河川からの濁りと浮遊物が入っていて、とても厳しい状況。岸際を引いていた際に、一度ルアーの下でぎらっと光りましたが、
食うには至らず…。ずいぶんあちこちチェックし、けっこうな時間が経った後、SWAYWARD-16FLSを少し潜らせ、アシ際で軽くトゥイッチした直後に、ぐん!と押さえ込むようなアタリ。ついにスズキが出てくれましたが、サイズ的にはハネ。でもうれしかったなあ。魚の反応は続かず、現地のSさんに一度追いがあっただけで納竿。結局3人で1本という貧果に終わりました。しかし、まったく知らない場所での釣りはわくわくするし、小さくても釣れたのだから大満足。
夜はSさんの友人も含めて飲み会。同行者FRAのTOMOさんは、のっけから「エアワイフ(文字通り空気で膨らます代用妻人形)」ネタで全開モード。釣り話よりアホ話で大いに盛り上がりました。また呼んでくださるなら行きますよ♪
TREMBLY TIDDLER 95Sに変更です。
前回Treble Hook:#7&8と記しましたが、このトレブルフックの機種のサイズ#7が現地工場で入手できない規格なので、腹もリアも#8に変更されます。
RAW DEALER R711RR-Sの後継機種的なロッド
RAW DEALER R711RR-Sの後継機種的なロッドHARPYCLAWING HC711RMRF2-S THE BRANDISTOCKの新しいプロト(4thモデル)が上がってきたので、これまでのモノ(3rdモデル)と比較テストに行ってきました。甲乙つけがたいレベルでしたが、R711RR-S的なティップセクションを持つ方を選びました。HC711RMRF2-SはR711RR-Sと比較してティップセクションはやや強く、ベリーからバットセクションにかけては、R711RR-Sの110%以上のトルクが出る感じです。DRIVIN’WIREぐらいなら快適に投げられますよ。GRINDIN’WIRE-13も垂らし投げだと問題ありません。
いずれのHC711RMRF2-Sプロトモデルもキャスタビリティは優れていましたが、ロッドのキャスタビリティより、来年発売のペンシルベイトSKIPPIN’FUGA 111Fの飛距離の伸び具合に、あらためて驚きました。軽いキャストでこんなにも伸びるのか…と。垂らしの短いキャストでも、ペンデュラムキャストでも、安定した飛行姿勢で気持ちよくすっ飛んでいきます。これは重量の問題だけではなく、ボディ形状とウェイトの配置がうまくいった結果。このルアーを思いついた、アンダイエ双子岩の地磯で使ってみたいです。ただし、このルアー、デジ巻き系のリトリーブによるドッグウォークはあまりうまくないかも。ドッグウォークやショートスライドは、ロッドのティップセクションとリールをシンクロさせた、従来のやり方の方がうまく演出できるように思います。きわめて簡単にドッグウォークやショートスライドが演出できるので、技術が上がった気分になるかも(笑)。前にも書いた通り、LIVEWIREなどのようなヒラ打ち感や身をよじるような動きはあまりなく、、水面直下でのダートはには向いていません。そのあたりは他モデルと使い分けてください。
2026年はフィッシングショーにも参加しない予定
2026年は、国内のどのフィッシングショーにも参加しない予定です。このところよく出展させてもらっていた新潟も、2026年はWHIPLASHとしての出展はないとのことです。このあたりを決めるのはVHさんなので、まあ予算の都合もあるだろうし、社内の他ブランドとの調整など諸事情によるものと思います。残念ながら不参加ということになりました。楽しみにしてくれていた方々、申し訳ありません。
大阪のフィッシングショーにかんしては、せめて業者日だけは、お世話になっているいくつかのメーカーさんに表敬訪問に行こうと考えております。そうでもしないと、釣り具業界から完全に忘れ去られるからね(笑)。2025年は、金曜&土曜は会場近くのホテルで、外国のお客さんに会うために待機しておりましたが、2026年はそれもどうなるか現時点ではわかりません。
部屋内の塗装ブースを改装。塗料用のラックも替え、あれこれいじりました。いらんモノがあれこれ出てきたので、それらの処分をしたり、失くしたとばかり思っていたものが出てきて「あ、こんなところに!」と喜んだり…。なんだかんだで改装にはすでに10日以上かかっていますが、まだ思った通りにはなっておりません。。
パンダ外交のインパクト
パンダ外交のインパクト。グレイゾーンの多い日本に対して、白黒とはこれいかに?などと笑ってはいられない。すでに相当なダメージが広がっているように思いますが、上野の2頭まで返還となると、今どころではありませんね。いや、すごいですよ、ジャイアントパンダ。世界三大珍獣のひとつとはいえ、残るオカピやコビトカバが穴埋めできるわけでは全然ないし、レッサーパンダはいくら立ち上がってもインパクト不足だし、コアラはユーカリを食べてトリップしてるのか緩慢すぎて面白みに欠けるし…。ワタクシ個人的には万が一モリイノシシが来日したら、ジャイアントパンダどころでなくかぶりつきで観にいくと思いますが、そういう変人は日本にほとんどいないと思うので、この先にあるパンダ不在時代には、いくばくかの危機感を感じています。
「来年はタイに行くかも…」と言ったら、複数の友人から「ムエタイ修行ですか?」 と言われました。ちゃう!60歳を少し過ぎてムエタイ修行なわけないやろ。目的はアマゾン系のお魚がいる管理釣り場です。…なんてこともあるわけないやろ。ワタクシはそういうところで手軽にアラパイマを釣るより、南米のどこかの奥地に苦労して行って、野生のモノを自然の中で釣りたい。そしてもちろんカウボーイ通りやオカマさん劇場が目的なわけでもない(笑)。なにはともあれ、どこかのタイミングでちょっくらタイに行ってこようと思います。
今年もいろんなことがありましたね。異常な暑さ(ちゃんと水を与えていたのに庭木が2本枯れました)とか、想像の域を超えたクマの出没とか、年も終わる頃になって大型地震とか、予断を許さないことが多発して…。海外の様々な動きも緊張感があり、
ひやひやすることが多かったです。様々な負の連鎖ができるだけ早く収束することを願っています。
個人的に振り返ると、まあまあ充実した年だったかな…と。海外には3回行きましたが、うち2回はお仕事オンリーで釣りは1回だけだったな。それがちょっと残念でした(笑)。ブランドとしては、完全に作ることに重点を置いた年でした。それが来年以降に実ればいいなと思っております。
2025年も残りわずかですが、そのわずかな中に皆さんに少しでもいいこと楽しいことがあれば…と願っております。本年もとてもお世話になりました。ではよい年をお迎えください。
最近の!!な試合
★WBAバンタム級団体内統一戦 堤 聖也 vs ノニト・ドネア
ドネアが4Rに放った右アッパーは「勝負あった!」と思った。残り時間に救われた堤選手だが、上昇期・全盛期のドネアをよく観ていた自分は、5R開始と同時に倒しにくるところを想像していたので、風前の灯と思ってしまったのだ。しかし、今のドネアには「閃光」と呼ばれた、あの恐ろしいほどの切れ味はないし、シャープな動きもない。ともすればチャンスを狙いすぎた省エネボクシングを展開しがちだ。やがて堤選手が持ち直して攻勢に。判定難しいな…個人的には僅差で堤選手かな。4Rに少しでもグローブがマットにかすっていてダウンをとられたならドネアの勝ちだろうけど…と思っていたら、2:1のスプリットディシジョンで堤選手の勝ち。この試合は勝敗より、本当に中身が素晴らしかった。個人的には年間最高試合候補。こんなことを書きながら、あらためてドネア選手の凄さを実感した。43歳でこの試合をやってのけるのか…負けたものの最大の賛辞を贈りたい。それにしても堤選手の試合はいつもおもしろい。いや、おもしろいなんて言ったら失礼だが、本当にスリリングで心の強さを見せてくれる。次戦も楽しみだ。
最近の愛読書
★満州アヘンスクワッド1~22巻 原作:門馬司 漫画:鹿子
漫画家の鹿子先生に謹んで追悼の意を表します。独特の細密な描写、時にぶっ飛んだ表現、感心しつつ楽しんで読ませてもらいました。『満州アヘンスクワッド』は代筆者を立てて完結まで続くそうですが、一読者として今後の展開を楽しみにしつつ、これまでの作品も読み返しつつ、追悼しようと思います。合掌。
★ペリリュー 楽園のゲルニカ 全巻+外伝4巻 武田一義著
劇場版『ペリリュー』を観にいってきました。あの絵だからこそいっそう残虐に思えたり、想像していた以上の音に驚いたりしながらも、劇場版用にリファインされた部分を原作と比較しつつ観ていました。パートナーさんはそうとうビビッてましたが。平日の午後でしたが、若い人たちもけっこう観にきていてよかったな…と。鑑賞後、原作を知らないパートナーさんといろんな場面について話をしました。こうやって深い話ができたのも、やはり作品の力だと思います。多くの人に観てほしいですね。でもやっぱり原作を。
最近の珍事件
★ハイタカ?いやツミらしい
用事で宝塚北SA(新名神に乗らなくても、一般道からウェルカムゲートでアクセスできるので便利なのだ)に行った際、建物から出て駐車場に向かって歩いていると、地上1mぐらいのところをヒヨドリよりわずかに大きいぐらいの鳥が滑空するように飛んできて、フェンスにとまりました。飛び方がヒヨとは異なりタカっぽい感じだったのでピン!と来たのですが、よく見るとハイタカより少し小さい感じなので、どうやらツミらしい。残念ながらコンデジすら持ってなかったので、スマホを出そうとしていると、車が接近してきてツミは40mほど離れたフェンスへ。そちらに向かうと、またしても車が来て、鳥は山の方に消えました。姿が見えなくなった直後、山のそのあたりにいた小鳥たちが慌てふためいて逃げるのが見えました。今冬はすでにノスリを2羽見ているし、平野部に降りてきたタカたちに縁がありそう。郊外に出る時には一眼レフかTZ-99必携だな。
最近のお買い物
★特になし
SOUND CORNER Vol,232
『NO QUARTER』
JIMMY PAGE ROBERT PLANT
1994年、ジミー・ペイジとロバート・プラントのプロジェクトは、LED ZEPPELINの再結成!?という希望的憶測(?)を呼んだ記憶がある。しかし、このアルバムには、ZEP独特の豪快なグルーヴは感じられない。過去の曲の再録もあるが、ストリングス、オーケストラ、モロッコのミュージシャン、女性Voなどによって、新しい解釈が加えられた感じだ。自分は昔から年末などのせわしなく差し迫った時に、このレコードを聴きたくなる。時には仕事をしながら一日中聴いている。特にモロッコのマラケシュで、現地ミュージシャンが参加した数曲の原始的というか神秘的というか、不思議な魅力にとりつかれる感じだ。

最近の愛聴曲
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全曲『III』/ LEDZEPPELIN
全曲『IV』/ LEDZEPPELIN
全曲『THE HOUSES OF THE HOLY』/ LEDZEPPELIN
全曲『DEF LEPARD』/ DEF LEPARD
全曲『DIAMOND STAR HALOS』/ DEF LEPARD
LAST DANCE / DEF LEPARD『DEF LEPARD』
THIS GUITAR (feat. Alison Krauss) / DEF LEPARD『DIAMOND STAR HALOS』