Monthly Whiplash

vol.240

Sep.2026

この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月25日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は7月25日から8月24日までです。

今年は本当にアブナイ

今年は本当にアブナイ。この暑さは屋外での様々なアクティビティに危険を及ぼしますね。中でも釣り。正直、自分が行くような場所での日中のライギョ釣りは熱中症必至。魚も朝の8時を過ぎると沈黙し、日没後しばらくするまで動いてくれません。薄暗がりの中はともかく、ほとんどルアーが見えない状態でのライギョ釣り…当然水生植物が揺れるのも、魚がルアーについたのもわからない…というのはおもしろくないのもあって、少し気温が下がるまで保留中です。

まさか自分がリップレスクランク(いわゆるバイブレーションプラグ。アメリカではリップレスクランクと呼ばれることが多いので、この呼称が自然に出てくるように日頃から使うようにしています)にかかわるとは、数年前まではまったく思っていませんでした。いくつかバルサで作ったことはあるので、だいたいの仕組みはわかっていましたが…。まあでもいろんな制限の中でABSでやるのは初めての試み。そのわりに今のところ進行状況は悪くありません。3Dプリンターのモデルでの話ですが、立ち上がりもいいし、全速度域で安定感もあるし、リトリーブでもフォールでもイイ動きを見せています。フォールアクションはいわゆるシミー・フォールというヤツです。ちなみにシミーとは「小刻みな揺れ」という意味ですが、体を動かさずに肩を前後に動かすダンスの一種でもあるそうです。 これは1920年代にアメリカで流行し、特にジャズに合わせて踊られていたそうです。YouTubeでもベリーダンスの基本としてシミーを紹介しているものがありますので、興味のある方はどうぞ。自分はダンスにはまったくといっていいほど興味はありませんが、参考までにいくつか見てみました。
さて、リップレスクランクのシミー・フォールといえば、DUELさんの各モデルが素晴らしくタイトなフォールアクションを見せますが、ウチのはそれほどタイトではなく、もう少しゆらゆらっと緩やかに振れながら落ちていきます。偶然ではなく、もちろんその緩やかなシミーアクションを狙いました。正規のABSで再現を目指しますが、素材質量の関係上、少し変化が出ると思われます。先日のテストの際には、真っ昼間の人造湖で派手なアタリがあり1本釣れました。激チビでしたけどね(笑)。あと3か所修正し、それがうまくいけば、ABSの金型に進めるかな?

SWAYWARD-16の大型バージョン

SWAYWARD-16の大型バージョンがほしい…という声がけっこうありまして、ま、それだけではなく個人的に使ってみたいこともあり、現在ABS切削モデルでのテストが進行しています。3Dプリンターモデルは素材比重がABSとかなり異なることが多いので、参考レベルでしかないことがありますが、ABS切削モデルは量産モデルとかなり近いので、動きのイメージなどが明確にできます。大型で強い魚にも耐えられるようにボディの壁の厚みも上げたし、エイト環やオメガ環の線径も上げました。このモデルはFLS(フローティング・スイマー)とSKS(シンキング・スイマー)の2種類。16のようなFLW(フローティング・ウォーカー)の設定はありません。使いたくなったら自分の分だけウエイト配置を変えて作ろうと思います。同様に太軸フックを載せてもフローティング状態を保っていられるようなモデルも、自分の用途として必要なら、こそっと作って使おうと思っております。SWAYWARDシリーズとしては、サイズアップはこの19で終わりにするつもりです。逆に短いのは作ろうと考えていますが…。その短いヤツでSWAYWARDシリーズは打ち止め予定。
SWAYWARD-19は人造湖でのスイムテスト中に、やたらと子バスに絡まれます(笑)。絡みすぎてスレ掛かりしたヤツまで。そしてブルーギルもわらわら寄ってきます。
自分よりはるかに大きいルアーに集まるギルたち…奇妙な集魚効果。

LET IT ROLLのノイジーバージョンは

LET IT ROLLのノイジーバージョンはLET IT XXXXという名称で進行中。ノイジーといえばJITTERBUG、JITTERBUGといえばダンスの「ジルバ」、ジルバから派生したダンススタイルといえばXXXX…ということで、名称を決めました。JITTERBUGがなければ、このルアーは生まれていない、そういうことを考えると、XXXXとつけることはルーツをはっきりさせることにもなります。あとカップ形状と素材が決まれば、ABSに進行できます。またしてもプラ板を切って削って熱で曲げて、サンプルカップを作成。ホントにアナログですわ。これがイイ動きを生んでくれたので、工場に送って3Dサンプルを待っています。

LET IT ROLLがチヌ(クロダイ)に効くのは意外でした。何を思ったか担当氏が試してみたら大当たり。いやまあ興味ぐらいは持ってくれるとは思っていましたが、口に入りきらないボリュームのLET IT ROLLに出るなんて。貝のように嚙み砕くつもりなんかな? (笑) まあこの手のルアーが効くとなったら、ダウンサイジングという手もありですね。その際にはリップとかは少し変更したいな。現在進行中のルアーたちが手を離れたら、小型化にも着手してみようか…。

阪神間ではチヌがやたらと増えている気がします。どうってことない小さな川にも黒々したヤツらがわらわら、入江にも港湾にもわらわら。10年前はこんなにいなかったよな。で、キビレをあまり見なくなったような…? 自分は今年はまだ1度しか行ってませんが、面倒なのは駐車問題かな。釣り場近くの有料駐車場に入れるしかない…。来年あたりチヌにも使える4pcsロッドを開発して、バイクで行ってやろうかと。これなら移動も早いし駐車料金ゼロ(笑)。その1回の釣行時は川の水が死んでいたし、しかも岸にはどこかで刈られた草がちょこちょこ流れ着いていてやりづらい状況でした。で、誤爆1回とボラ1本(涙)。そのボラがまた65cmほどあるのに全然引かなくて(涙)。
そのチヌ釣り、流行らせる気はありませんが、食ってるモノに影響を受けやすいスズキのトップウォーターゲームより、「なんでこんなルアーに出るねん?」というところはバスに近い感じ。専用タックルがなくても、まずはバスタックルを流用できるし、バスが激減してターゲット不足でお嘆きの方はやってみるのもいいかもしれません。同じ大きさならラージマウスバスよりは引くと思う(たまに引かないグダグダなヤツもおる)し、短時間の釣りならワンタックルとルアーがいろいろあわせて10個もあれば成立すると思います。

また今年も盆には墓参りに行って

また今年も盆には墓参りに行って、家では仏壇を掃除して迎え火を焚いて…という一連の行事をおこないましたが、TVを見ていたら迎え火ってのは、住宅事情もあり令和の今ではあまり焚かないそうですね。まるで昭和の風物詩みたいに語られていました。最近はLEDのキャンドルスタンドみたいなので代用するところも多いとか…。ウチは幸い一戸建てなので、祖母の時代からの慣習にのっとって庭でおがらを焚きます。それも必ずマッチで火をつけて。どんだけ昭和やねん…と言われそうですが、火を焚く自分も昭和生まれ、仏壇に入ってる人たちも昭和や明治生まれ。あ、江戸生まれの人たちも入ってはるわ。なんせ参勤交代の際に携行されていたらしい仏壇なので。というわけで、仏壇に入っている人たちにも馴染みのあるやり方をとっています。昔は玄関の近くの木に提灯を吊るして、その下で迎え火を焚いてましたが、その「閑月燈」と書かれた箱に入ってる提灯は底部を固定できなくなってるし、吊ってる間に風が吹くと崩壊してしまいそうなので、安全な窓辺に置いて使っています。

そろそろ釣りも「タイパ」だとか「コスパ」だとかいう時代になるのかも。趣味というのは、それらを超えたところにあると思うんだけどね。なにもかもが薄っぺらで皮相的・表層的になっていくような気がして不安です。

熊本地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。酷暑の中本当に大変だと思いますが、一日も早い復興を祈っております。

千葉水害で被害に遭われた方々にも心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興を祈っております。

災害続きで、いったいこの先日本は、世界はどうなるんだろう…と、真夏の暑にやられた頭でぼんやり考えたりしています。先日のコロンビア地震もそうだし、6月のベネズエラ地震も。そんなことを書いてたら、インドネシアのフローレス島でも。阪神大震災をもろに経験した自分は、それ以前と比べると、ちょっとした揺れに対してでも急激な動悸を感じます。実質的な被害もさることながら、そういう精神的ともいえる後遺症も長引いています。

災害もですが、自分はAIによる人類絶滅…とまではいかなくても、未来のとんでもない災害を危惧しています。だからというわけではありませんが、AIをあまり活用(活用するということはAIに情報を与えているということ)せずに、自力で調べたり判断したりするようにしています。2026年7月のリポート『AI 2040』にはプランA、B、C、D、S という5通りの道筋が提示されていますが、AIの開発を完全停止するプランSが現実的でない以上、現状で最良なのは「世界は透明性をもって開発されたAIを社会に広げ、その恩恵を得る」というプランAだそうですが、それに至る可能性は10%程度と推測されるそうです。『AI 2040』の著者のひとりは、現在の我々がいるのはプランDであるといいます。Dとは開発競争が続いてAIの性能が止まらなくなり、やがてAI自身が自らの生き残りのために、人類が邪魔になると考え、生物兵器によって人類を滅亡に導くというもの。近未来に置いてそんなことが起きるかどうかはわかりませんが、「最悪のシナリオとの多くの共通点が出てきている」と『AI 2040』の著者のひとりは危機感を示しています。かつてのSFの世界が、近い将来で現実のものとなりませんように。

TVで人型ロボットの運動会を観ました。すごいですね。シンプルな競技では人類の記録が塗り替えられていく。それ以外にも盾と棒をもった警備のロボットとか…。これらのAI知能の人型ロボットが災害救助や様々な補助に使われるのはいいことだとは思いますが、そのうち人間がやりたくないことを請け負うようになるのでは…という懸念もあります。極論すると死刑執行とかね。

7月末のクソ暑い日の夜、道場からの帰りにエンマコオロギが鳴いてるのを聞きました。「あれ、少し早いかな?…ということは今年は秋が早いかも」と希望的観測をもったら、異様な暑さは下降。お、いい調子やん…と思ってたら8月下旬になって猛暑再来。一体どうなることやら…。日差しは確実に秋に向かっているんだけどね。まだまだ熱中症や暑さ由来の体調不良に気をつけてください。

最近の!!な試合

★特になし

最近の愛読書

★霊長類図鑑 サルを知ることはヒトを知ること 公益財団法人 日本モンキーセンター編 京都通信社
自分は特にサルが好きなわけではありませんが、海外旅行の際に見かけたりすると観察したり撮影したりしています。野生で見たことがあるのは、ニホン、カニクイ、ブタオ、タイワン、カオムラサキラングール、ハヌマーンラングール、テングザル、ベルベット、キイロヒヒ、コモンリスザル、ボリビアリスザル、フサオマキ、シロガオオマキ、クロホエザル、アカホエザル、クモザルぐらいなもの。意外に少ないです。声だけならウーリーとギボン(テナガザル科のことだが、あの声の主の種類までは不明。シロテだとは思うが)も聞きました。この増補改訂版が出た時点で霊長類は524種もいて、そのうち228種が収録されています。見るだけでなく、読む部分も充実しているので、仕事の合間に楽しんでます。もし機会があるなら、野生のドリルとシロガオサキは見ておきたいな。自分にとってドリルは最もかっこいいサルなんよな。そういやつい先ごろ、コンゴ共和国の「リクウェリ」が新種「コロブス・コンゴエンシス」として確認されたそうです。まだまだ地球は奥深いな。人跡未踏の土地には、いろんな生物の新種が生息しているんだろうな。

最近のお買い物

★冷感グッズあれこれ
シャツミスト詰め替え用とか、シャワー用のボディジェルとか、担当氏おススメの頭を冷やすスプレーとか。シャツミストは短時間ですが若干蚊ヨケ効果があるような…。

最近の珍事件

★特になし

SOUND CORNER Vol,240

『SPRAT!』

DEEP PURPLE

ここ数年で最もハードかつヘヴィな…という表現をけっこう見かけたが、そうかなあ…?そんなことより楽曲は充実しているし、ギターとキーボードの拮抗するプレイは文句なくカッコいいし、リズムセクションの年季の入ったプレイも素晴らしい。そしてVo。清々しい歌いっぷりはその実年齢を感じさせない(もちろん昔のイアン・ギラン師とはかけ離れてるけどね)。このレコードにはイアン・ギラン師によるコンセプトがあって、それは「人類の終焉、あるいはDEEP PURPLEの終焉がテーマだが、それは単純な終末論のイメージではなく、物理的存在を超えた変容を描写している」のだそう。ふとサルバドール・ダリの作品を思わせるアートワークも興味深い。

SPRAT! / DEEP PURPLE

最近の愛聴曲

THE ONLY HORSE IN TOWN / DEEP PURPLE『SPRAT!』
静かな情景が浮かんでくる歌詞がとても気に入った。
CHILD IN TIME / DEEP PURPLE『IN ROCK』
PICTURES OF HOME / DEEP PURPLE『MACHINE HEAD』
SMOOTH DANCER / DEEP PURPLE『WHO DO WE THINK WE ARE』
TIME AND AGAIN / GILLAN『GLORY ROAD』
NO EASY WAY / GILLAN『GLORY ROAD』
SLEEPING ON THE JOB / GILLAN『GLORY ROAD』
ON THE ROCKS / GILLAN『GLORY ROAD』
RUNNING, WHITE FACE, CITY BOY / GILLAN『GLORY ROAD』
NIGHT RIDE OUT OF PHOENIX / GILLAN『FUTURE SHOCK』
NO LAUGHING IN HEAVEN / GILLAN『FUTURE SHOCK』
BLUESY BLUE SEA / GILLAN『MAGIC』
LONG GONE / GILLAN『MAGIC』
LIVING A LIE / GILLAN『MAGIC』
世代的なこともあってか、個人的にはDEEP PURPLEよりGILLANの方がなじみ深いなあ。
STILL OF THE NIGHT / WHITESNAKE『WHITESNAKE』
稽古の後の飲み会で、一見メタルやハードロックとは縁のなさそうな空手家Mさんと画家のOGA BENさんがメタルがどうのと言い出して…(笑)。で、Mさんの懐かしの1曲がこちら。ちなみにMさんは中学生の時に映画『SID AND NANCY』を観て初期パンクにもはまったらしい。
TWILIGHT OF THE GODS / HELLOWEEN『KEEPER OF THE SEVEN KEYS Part 1』
OGA BENさんはジャーマン系がお好きらしい。自分とOGA BENさんの共通曲の1曲がコレ。帰宅後どちらも聴きなおしてみた。
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