Monthly Whiplash

vol.170

Nov.2020

月刊「WHIPLASH」Nov.2020 Vol.170
この雑記は適当にダラダラ書いているので、
前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。
今回の場合は9月24日から10月23日までです。

とある川に行った際にバスを見かけたので、

とある川に行った際にバスを見かけたので、後日釣りに行ってきました。水位がかなり変わって、バスを見かけた場所に通じる岩場が水没気味。四駆(両手両足を使うという意味)で越えたものの、流れは一様に速く、さらに水温の急低下で反転流などには出てない感じ。製作中のルアーのスイムテストを終わらせ、ミノーとスピナーベイトで探るものの、ニゴイの追いがあっただけで、以前ちょこちょこ見かけたバスはゼロ。川の変化で大幅移動したのか? しかし水位が上がってるので、人間の移動には限界がある。適度な水深の岸辺の岩場に水流変化が絡むポイントがあったので、スピナーベイトを通すと、ひったくるようないいアタリ。これは感触や場所からしてニゴイやないよな。流れのせいもあるが、まあまあ引くし、水面でも暴れたし、足元に来てから再度流れに逃げ込もうとしたし、オオクチのわりには頑張ってくれました。この川の上流部の湖のバスはデブで怠慢なのが多く、引きは期待できませんが、同系統とはいえ川育ちは、力も体形も違う。でも結局これ1本きりで日没に…。

[当日使用タックル]
Rod: RAW DEALER R711RSL2 THE HEAVEN RAISER(Whiplash)
Reel: 18 RYOGA 1520H(Daiwa)+PE#2.5+Nylon 30lb Leader
Lure: S.O.B-SC 1/2oz DW(Whiplash)

*ラインがバス釣りらしくないのは、とある外道対策です。季節柄、バスと重なるポイントではまず出ないとは思いつつも、もしもの時にこれぐらいなら獲れるだろうと。
以前流速のある岩場で川バスを釣ってた際に、ナイロン16lbの通しで90cm強、約10kgのコイが食ってきて、それをランディングしたことがありますが、それよりは安全性が高いだろうと…。

そのバス釣りをやってた川の背後の森はシカだらけ。

そのバス釣りをやってた川の背後の森はシカだらけ。昔からいることはいたのだが、近年の増加はすごいと思う。警戒音はしょっちゅう聞くし、森の中を歩いている足音も聞こえる。たまに驚いて崖に逃げて、石を落としてきたりもする。帰路、近くの工事の資材置き場内をのうのうと歩いているヤツも見かけた。ここだけでなく、ウチから20分もドライブすると、シカ避けの柵だらけになっている。イノシシと同じエリアで痕跡を見かけることもあるが、どうもここ数年、イノシシよりも足跡が多く、幅を利かせている観がある。一頃オオカミを放してシカをどうこうという議論があったが、そんなもので抑えられるレベルではないと思う。こういう捕食被食の関係で抑制しようというのは、研究不足(常識不足?)でいろいろ失敗してますね。コガネムシとヒキガエル、ハブとマングース…。それでもタイリクオオカミ放獣を妙案と思うのかね??それともナニかあるのかね?

新しいABS製のトップウォータープラグに着手しています。

新しいABS製のトップウォータープラグに着手しています。部分的に隠しており、まだ全体をお見せすることはできませんが、自分のハンドメイド以外では、こういうものは見たことがないのでカタチにすることにしました。特許とか実用新案は面倒くさいので取っておりません。パクリたかったらパクれというわけではありませんが、あざとくパクっておいて、自身のオリジナルみたいなことを発信してると、カッコワルイ目に遭いますよねー。ただまあこれだけいろんなモノがあふれているので、偶然の他人の空似が発生しても仕方がないかもしれないですね。工程が進むにしたがって少しずつ公開します。多分来月あたりから。

それと実はもうひとつ水面系のルアーに着手しています。上のヤツが一段落したら移行予定です。これも世間にあまりない形態だと思います。ひとつのボディで2タイプを予定。こちらもバルサモデルではなかなかイイ動きをしました。すべての制作面は自分ですが、「こんなルアーがほしい」と言い出したのは、担当のスギゾー君です。なんでも友人が使ってるルアーを見て触発されたそうで。彼のいう外見に近いモノを昔作ったことがあったので、それをベースによりWHIPLASHらしくシェイプを絞ったバルサモデルを作りました。そいつを泳がせてみるとなかなかイイ感じ。シェイプは個性的だし顔も悪くない。こちらもすでに原型製作を終えています。

お魚釣りにかんする仕事としては、上記のルアーたちの他にカラーサンプルの製作やら、数モデル分のガイドセッティング案やら、〇〇の設計ベースやら…。まあなんだかんだとやっております。いずれ陽の目を見ると思いますので…。

地下水系に棲むドラゴンスネイクヘッド科ゴラムスネイクヘッド。(ライギョ+ワラスボ+エソ)÷3という感じ (笑)。新種というだけでなく、科も新しいのは凄い発見だ。

またしてもムハンマドの風刺画をめぐって殺人事件。

またしてもムハンマドの風刺画をめぐって殺人事件。たしかに殺人という罪をおかした人物は非難されるべきだし、法によって裁かれるべきだろう。しかし、ムスリム自体を悪のように非難する人たち、あんたらイスラム教徒がキリストをおちょくった風刺画を描いたとしたら笑ってすませるかい?

海外の友人と「神」にかんする話をする時、自分は日本の八百万の神々のネタをやります。天岩戸の前の天宇須女命(あめのうずめのみこと)の局部露出ストリップの話やら、美人の女中が水を汲んでいると、釣瓶につかまって上がってきた井戸のカミサマに引きずり込まれた話とか、便所のカミサマは汚してると臭い仕返し(←どんな?)をする話とか、山のカミサマは器量のよろしくない女神なので、もっとブサイクな顔のオコゼをお供えして機嫌を取る話とか、海のカミサマは男神なので、海に釣りに行くときはエロ写真を携行して機嫌を取って爆釣祈願している友人がいるとか…。自分は、こんなユルいカミサマたちがいいです (笑)。

人間性より政治そのものか。でも政治の内容に人間性も相当出ると思うけどなあ。事実かなり迷走してきた観があるんだけど。なにはともあれ談合ではないので、アメリカの大統領選の方が興味深いですね。

最近の!!な試合

★UFC 253 ミドル級選手権 イズラエル・アデサニヤvsパウロ・コスタ
対ヨエル・ロメロからすると、パウロ・コスタに期待がかかる試合。開始早々からアデサニヤはさかんに右のカーフキックを飛ばす。明らかに前足をつぶして踏み込みを殺す作戦だが、全部受けるコスタ。2Rになると明らかにコスタの左足の動きはおかしくなり、完全にアデサニヤのペース。そして来たるべきTKO。作戦勝ちだし、打撃の正確さで圧倒した感じだ。もはやミドル級で相手がいないような…。 ライトヘヴィ級はジョン・ジョーンズが王座を返上したので空位。そこで決定戦となったわけだが、かつてジョーンズを追い詰めたドミニク・レイエスを、ポーランドの ヤン・ブラホビッチが重くて硬そうなパンチでKO。これも見ごたえ十分の試合だった。そしてフライ級のカイ・カラ・フランスvsブランドン・ロイバルもいい試合だった。サブミッション好きの自分としては、ロイバルの今後に大いに期待。

★4団体統一 ライト級選手権 ワシリー・ロマチェンコvsテオフィモ・ロペス
たしかに終盤まで手数は少なかったが、クリーンヒットはあったし、ロマチェンコがポイントアウトしたやろ…と思った。個人的な採点では116:112でロマチェンコ優勢だった。まぎらわしいラウンドをロペスに入れたらドローか。その場では抗議もせずにさらりとリングを降りたロマチェンコだが、その内心はどうなのだろう?早期の再戦を望む。ちなみに再放送で採点してみたらドロー。採点に迷う2つのラウンドを、手数と攻撃的な姿勢を評価してロペスに入れると、112:116でロペスの判定勝利になりました。
前座のS.ミドル級のエドガー・ベルランガは逸材だと思う。ちょっと止めるのが速い気がしたが、デビュー以来15戦連続1RKO。1RKOを続けているが、がむしゃらな倒し屋ではないし、見るところは見るし、パンチは硬く異様に重く、右でも左でも倒せる破壊力がある。今後もっと強い選手と当たった際に、どんな試合をするか楽しみ。

最近の愛読書

★『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民』 奥野克巳著 亜紀書房
読むのは3回目かな。わりと気楽に読める、意外なほど深い人類学エッセイ。

最近の珍事件

★かかとが取れた
なんか歩きにくいなあ…と思いつつ河原を歩いていたら、ニーブーツのかかとが取れかけてぶらんぶらんに。車まで戻って脱いだ途端にポロリ。接着剤でつけてもダメだろうし、底は随分擦り減ったし、側面からの浸水もあったし、新しいのを買い直さないと。

最近のお買い物

★というわけでニーブーツ
購入数日後、早速川に釣りに出かけたが、枯葉みたいな小バス(←ちょっと言いすぎ)1本とマナちゃん1本。でもまあなにかしら魚が相手してくれたので、それはそれでよかったな…と。

SOUND CORNER Vol,170

『VAN HALEN 』

VAN HALEN

衝撃だった。あのKINKSの曲がこうなるのか!?VAN HALENの「YOU REALLY GOT ME」を最初に聴いた時、脳天に一撃をくらった思いがした。彼らはたった1曲でロックの新しい時代を切り拓いたのだ。弾きっぷりも凄いし、恐ろしくドライにドライヴする音も凄い。あの時代にあの音、まさに衝撃。某音楽評論家はエディ・ヴァンヘイレンのソロやフレーズを「情緒性の欠落」「無機質」「湿気のなさ」「スピードと無意味な暴走」という言葉で表したが、無意味な暴走はさておき、たしかに情感というものは感じないし、湿気など微塵もない。でもおそらくそれが、あのルックスとも相まって新鮮でカッコよかったのだ。ちなみにMVではやたらと腰をグラインドさせるDL.ロスに目が点になった。アメリカのおねーちゃんたちは、こーいう露骨で激しいのにせまられたり、ツキツキされたいのかーなどと友人と笑ったものだ。のちにDL.ロスの衣装はエスカレートして、尻だけ出るとかいった、セクシーを通り越してコミカルな領域に入る。それはさておき、ロックに目覚めてほとんど時間のたってないガキには、「ERUPTION~YOU REALLY GOT ME」という流れは、新時代の幕開けのように思えたが、周囲の友人たちと違って、自分はほとんどVAN HALENにはまらなかった。凄すぎるほど凄く圧倒されるのだが、大好きかといえばそうでもなかったのだ。ただとてつもない天才であり、ギターの新時代を提示した人であることに疑いをはさむ余地などなく、自分は故ジミ・ヘンドリクス師などと並び立つ、レベルの違うミュージシャンとして、そのプレイに触れていた。R.I.P.

VAN HALEN

最近の愛聴曲

全曲 / VAN HALEN『VAN HALEN II』
全曲 / VAN HALEN『WOMEN AND CHILDREN FIRST』
全曲 / VAN HALEN『FAIR WARNING』
全曲 / VAN HALEN『A DIFFERENT KIND OF TRUTH』
*個人的に思い入れがあるのは初期の4枚。そして最後のスタジオアルバム。2nd~4thは邦題がまったくそぐわない。
全曲 / FLEET WOOD MAC『英吉利の薔薇(ENGLISH ROSE)』
GREEN MANALISHI / JUDAS PRIEST『PRIEST IN THE EAST』
*ピーター・グリーン師といえば、ジャケットのインパクトと邦題の組み合わせが怪しすぎるこのアルバムと、JPによるカバー曲が真っ先に思い起こされる。R.I.P.
全曲 / QUIET RIOT『METAL HEALTH』
全曲 / QUIET RIOT『CONDITION CRITICAL』
TWILIGHT HOTEL / QUIET RIOT『QRIII』
*フランキー・バネリ逝去。毎月複数のR.I.P.が続く…。
全曲 / BLUE OYSTER CULT『THE SIMBOL REMAINS』
全曲 / BLUE OYSTER CULT『45th ANNIVERSARY LIVE IN LONDON』
ROADHOUSE BLUES / BLUE OYSTER CULT『EXTRA TERRESTRIAL LIVE』
*『THE SIMBOL~』は19年ぶりの新作。『CURSE OF THE HIDDEN MIRROR』からそんなに経ってたんや…。いかにもBOCな伝統性と新しさが融合した快作だと思う。それにして音が若々しい。『45th~』で聞かれるエリック・ブルーム師のVoに漂うふにゃっとした感覚は、ここではまったく感じられない。バック・ダーマ師のギターは相変わらず冴えわたっている。70年代初期にバンドに冠されたヘヴィメタルという言葉の語感は今日のそれとは違うので、いわゆる今のメタルらしさはないが、ハードロックの範疇なのは間違いない。
SON OF A GUN / PHIL CAMPBELL AND THE BASTARD SONS『WE’RE THE BASTARDS』
BITE MY TONGUE / PHIL CAMPBELL AND THE BASTARD SONS『WE’RE THE BASTARDS』
*前作に続き期待できそう。
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