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vol.170

Nov.2020

製作中です

新型のABS製ルアーを製作中です。外形はほぼ決まったので、内部構造に移行。切削モデルでテスト開始です。ざっくりと言えるこ とは、1.水面用、2.淡水海水両用、3.主な対象魚:バス(大口&小口)、マナマズ、スズキ、小型青物。ABSに先立って製作したバルサ モデルは、当初自分が想像していた機能性を持ち合わせていました。それはABSでもかなりのレベルで再現できると思います。

今回は比重がABSに近いクリア板で、中 仕切りを作ってみた。曲げ加工ができる のが〇
MEKで溶着。部分的にまだしばらくお見 せできない箇所があります。ちなみにサ イズはLIVE WIREよりやや大きめで、5g ほど重くなってます
適当に塗装してみました。まだつるんと して味気ない。ウロコ模様等のシボ加工 を入れたら、イメージは変わるはず
届いた2つのABS切削モデルに中仕切り とウェイトを組み、すべてのパーツをつ けてスイムテスト。いい動きを展開する が、まだ想定していたレベルではない
押しの強い川でもテスト。かなり流水域 向きだと思う。水面は無反応だったので スピナーベイトを投入。がちっと締まった、 いいバスが出ました。引きも良好
釣り歩いていると後ろの森からシカの警 戒音がさかんに響く。50回ぐらい鳴いた だろうか? たくさんいるシカたちも、この レモンエゴマは食わないそうだ
上の2つのセッティングに不満があった ので、さらに異なるウェイトセッティング を試してみた。こちらも透明板をカットし たり曲げたりしてウェイトルームを作成
これでほぼ想定していたものに近くなっ た(一番下)。次は内部構造図を渡して工 場に切削してもらい、正規品により近い 状態のものを組んでアクションテスト

ご近所マナマズ

…といっても車で30分ちょいかかりますが。またしても雨で川がおかしくなり、ポイントも変わってしまいました。

いつもの滝下にはまったくいなかったの で、車で下流に移動。岩場の白泡の中に 1本潜んでいました
前ボディの腹のアイには小型ブレード、 フックはテイルにダブルフック1本のみ にしています
左の1本だけでマナちゃんの気配はゼロ に。岩場を戻っていると、ヤマカガシの幼 蛇がダイブして川を渡っていきました
夏向けの水通しのいいポイント。今年は もうつきそうにない
砂地にアライさんのフットプリント。大小 あったので親子連れのようです。こんな 場所でも増えてるのか…
ホオズキの花の季節ではないし、実もた くさん。マナちゃんポイントの近くにあっ たのは外来種センナリホオズキでした
岸辺のオニグルミも落ち始めました。とり あえず3個拾って帰りました。10月中旬に は収穫(?)に行こうと思います
外皮がついたままだと大きいが、剥くと 上3個のように小さくなる。食べられる部 分はこの殻の中で、ほんのわずか
ルアーテストのついでとかに拾って結局 30個以上。外皮を剥くとこうなります

ABUパーツ組み込み

バレーヒルさんから「BBクロスバー6000」というアンバサダー6000クラス用パーツの試作をいただいたので組んでみました。

昔愛用していた6500C3のアズキ色(Bur gundyというらしい)のヤツに組んでみる ことにしました
数々の大型を釣った際に用いてきたリー ルで、ウチに10台ほどある6000クラスの 中でも、特に思い入れのある1台です
このC3には以前パーツのテスト用として、 ボールベアリング入りのドリヴンギアを 組んでいました
下が純正、上が「BBクロスバー6000」。両 端にボールベアリングが装備されている
黒いギアの中心のネジをはずせば、左側 のボールベアリングも取り出して整備で きるのも利点
クラッチフリー状態における低速域の、 レベルワインダーの動きが滑らかになっ た
ウチの古いパーミングカップモデル2機 種。出た直後の6500CAと5500ST。6500 CAは青と黄色のシールがイヤだったの で、こちらのGARCIAシールの方を選んだ
実はけっこうアンバサダーがある。しかし 用途に合わせていじってあったり、サイド に名前が彫ってあったりするので、市場 価値はゼロ(笑)。もちろん売る気もない

2500クラス用にかんしても書いたように、 これを組みさえすれば、一気に飛ぶよう になるわけではありません。しかし、2ボ ールベアリングにより滑らかさはアップ したので、キャストフィールは向上するは ずだし、それが飛距離に貢献するのは間 違いないと思います。あきらかに変わっ たのは低速域の滑らかさ。レベルワイン ダーがすこんと止まらず、にゅるにゅる… と粘る感じ。 こういうパーツを買う人には今さら言う ことではありませんが、スプール両サイド のボールベアリングの清掃と注油など、 あたりまえの整備も合わせたうえで総合 的にチューンアップしてください。

生物など

9月末にアケビ(ミツバアケビ)を収穫。 昨年よりかなり少ない。全部はとらずに 残りは鳥に。テレスコ式の小型ギャフが 役に立つ
こちらはシバグリ。昔から日本の山野に 自生するクリである。小粒だが味は濃厚。 人が取りに来ない場所なので、大部分は イノシシ他の野生動物の食料になる
センセーもシバグリ取りに夢中である。 小さいのは食べにくいが、味は濃厚で美 味いちゃとおっしゃっておられる
自宅前の歩道を一心不乱に進む物体あ り。近づいてみるとセスジスズメの終齢 幼虫でした。コンデジを取りに家に入っ て出てみると、けっこう移動している
おそらく蛹になる地面を探しているのだ ろう。しかしこの先は行けども行けども舗 装されている。通行人に踏まれたらかわ いそうだが触りたくない。そこで杓にとま らせて土のあるところにリリース
まるで光ってるように見える目玉模様。キ モイといえばキモイが、見ようによっては 美しい。このカラーリング、ウチのルアー に反映させようか…キモイから買わない って?
庭にチョウセンカマキリのオスがいまし た。前足を合わせてお祈りしてます。だか らPRAYING MANTISというのだ
カマキリの複眼の中には擬瞳孔という黒 点があります。文字通りニセモノの瞳孔 だが、これは人が見ている方向に現れる
こうやって斜め下から撮っても、擬瞳孔は カメラの方に向いているように現れる。 そのためカマキリは表情豊かに見える
河川敷を歩いていると、あちこちにツバ メシジミがいました。小さい尾状突起が なんともかわいらしい
シロテンハナムグリが力なくひっくり返っ ていたので、少し栄養のあるものを飲ま せてやると、復活して飛んでいきました
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