Monthly Whiplash
vol.179
Aug.2021
月刊「WHIPLASH」Aug,2021 Vol.179 この雑記は適当にダラダラ書いているので、
前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。
今回の場合は6月25日から7月25日までです。
やっとCOVID-19の後遺症が消えました!
やっとCOVID-19の後遺症が消えました! 発症からちょうど2か月かかりました。一日を通じてほぼ平熱(感染前よりは平均的に3分ほど高いが…)になったし、夕方から熱が上がる感覚もなくなりました。眩暈もおそらく大丈夫。少しビビッている脱毛症状も今のところまったくありません。これで以前のように釣りに行けそうです♪
そうこうするうちにやっと接種券が届きました。しかし市では国からのワクチン供給が見通せないことから接種予約は停止というか延期。8月以降の実施予定だった接種そのものも当然延期。神戸在住の知人友人には、自分より少し年下でも2回目接種を完了した人もいるのに、こちらはすべてモヤの中。そしてなにもかもずるずると斜め下方に滑っていく感じ…。そうこうするうちに拡大中のデルタ株に加えラムダ株が上陸して、ワクチンを2回打っても効かないとか(←それがかりにデマであっても)、日本由来の超強力変異株が生まれたりとか、おかしなパニックとか、集団ヒステリーとか、なすり合いとか、そういうモノゴトが起こらないことを願う今日この頃です。
先日人生最悪の藪コギをやってきました
自分の釣りには藪コギはつきものですが、先日人生最悪の藪コギをやってきました。 ほぼ垂直で陸まで3m以上ある場所で魚をかけてしまったのですが、実はこの場所、減水している時には、15mほど離れたところの藪を分けると水辺に出られることを知っていたので、魚を湿生植物の中に引きずり込み、ラインにたっぷり余裕をもたせ、木に沿わせながらロッドを水辺まで降ろし、回収に向かいました。藪を分けて水辺までは問題なく出られましたが、水位が意外に高い。岸から張り出したフジが水面に浸かるまでオーバーハングしている。あの複雑に絡まった蔓の中を抜けなあかんのか?頭から突っ込んでも絶対手足や胴が引っかかって、霞網につかまった鳥みたいになるわな…。いっそ池に入った方がましかと思い、枯れ枝で水深を計るとけっこう深い。岸のすぐそばで約1m、すり鉢状なのでその先は急激に深くなっているはず。これは危険、ムリだ。仕方がないので意を決してフジ蔓の中に潜りましたが、これがまさに悪戦苦闘。やっとひとつ抜けたかと思えば、またその先に。結局3つのフジ蔓トラップをすり抜けて魚の元にたどり着きました。
さて帰りはどうしたものか。
無事フックをはずしてリリースしたのはよかったが、さて帰りはどうしたものか。往路はウェストバッグだけで手ぶらだったが、復路はロッドがある。結局護岸と自然の岸の隙間にわずかに登れそうな空間を見つけ、まずは近くの木に懸垂で登り、足でぶら下がったままロッドを引っ張り上げて一段上の斜面へ。そして人間はさらに上の枝をつかんで懸垂、木と護岸の30cm弱の隙間から、体を横にして何とか這い上がることができました。ガキの頃から木登りやら崖登りやらして遊んでいてよかった。知らない人が遠くから見たら「何アレ?大きなサル?」と思われたかも(苦笑)。次回ここで魚を掛けたら、この隙間を懸垂で降りよう。フジ蔓トラップ3つよりは絶対マシだ。陸に上がって身の回りを確認すると、服の中やらズボンの中やら髪の毛の中やら、いろんなところから枯れ枝や葉がばらばらっと出てきました。帰宅後シャワーを浴びるとあちこちヒリヒリ。数えてみると擦り傷が全身に20数か所。足にはズボンの上から枝が刺さった形跡までありました。
こんな話を書くと、その魚は相当デカいと思われるでしょう?ところが全然そうではなく…(笑)。Photo Cornerの写真を参照してください。あえて抜きあげなかったのは、周囲に草むらなどがなくコンクリートと急斜面の干からびた森だけで、写真を撮るにも水を汲める場所がなく、リリースするにも水辺に降りられる場所までけっこうかかりそうだったから。
[当日使用タックル]
Rod: SERPENT RISING OBSIDIANUS ZSR701FSXR THE SPELLBOUND(Whiplash)
Reel: RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+ HEAD HUNTER-SRV #8(Valley Hill)
Lure: X.O.SR(Whiplash)
*ZSR701FSXRは市販モデルではなく、それにかぎりなく近い最終試作モデルです。
バス釣りをやってる知人が
バス釣りをやってる知人が「とある場所でいいサイズのライギョを複数見た」というありがちな情報をくれたので、梅雨の中休みというか、午後から雨が上がり、仕事も空いたタイミングでチェックに行ってきました。この手の話はたいてい眉唾で、特に魚の大きさにかんしてはアテにならないことがほとんどなのですが、水系的にそこにはライギョがいても何ら不思議がないのと、自分にとっての盲点みたいな場所だったので、まあダメ元でちょいと見に行ってみるか…と。
で、高温・超高湿度の中を1時間以上歩き回って魚影を探しましたが、結果的に視覚的・聴覚的にまったく確認できず。いそうな場所にルアーを送り込んでみましたが、まったくのご不在…。水位の関係でどこかに行ったのかな。ヤブカンゾウの花がきれいだったのと、ひさしぶりにラミーカミキリを見かけたのでまあいいか。そのラミーカミキリ。数匹目撃しましたが、ここの個体はいずれも青味が異様に強かったです。なにか地域的なものがあるのかもしれません。せっかくタックルは持ってきてるし、まだ夕方までに少し時間があるので、ちょいとライギョの顔でも見て帰るか…ということで1時間ほど車を走らせて野池へ。
ところが最初の野池はしらーっとした感じ。姿はないし音もないし、気配も感じられない。1時間ぐらいあちこち探ってみたが、アタリはおろかそれらしき反応もなく、15cmほどの小バスが2度ルアーをつつきにきただけ。虫ヨケの結界を突破してきた蚊に数か所刺されただけで収穫ゼロ。次の池も魚は完全沈黙。ブッシュの中で1度ウシガエルが寄ってきただけ。オマエは釣りたくない。梅雨の合間の曇天の18時過ぎ、時間も雰囲気も悪くないのだが、水面の沈黙具合はよろしくない。小魚の波紋も出ないし、トンボも飛んでいない。池全体、生き物全体の活性が落ち込んでる感じ。魚が出る気がまったくしないので、30分ほど移動して帰り際にもうひとつ池を覗いてみることに。
しかしここも活性は落ち込んでる感じ。
水生植物は例年より発育してないし、水面の小魚の波紋もほとんどないが、これまでのふたつの池よりはちょっとマシかも。しかしここも活性は落ち込んでる感じ。ライギョの姿も捕食も呼吸もないし、小さな流れ込みに高確率でついていて、ルアーを通せばたいてい反応してくるマナマズすら不在。20分ほど目ぼしいポイントをチェックしてみるが、まったく反応はない。最後に20mほどの距離のマコモのブッシュだけやって、それがダメなら帰ることにしました。そこも反応がないままに、ついにラスト1投。ところがこのラスト1投が思わぬことに。我ながらいい場所に入ったとは思う。しかしそこから1mほどのあたりは2度ルアーが通過しているし、期待はしていませんでした。やる気のある魚がいたら、その時のリトリーブで反応ぐらいはしただろうと。ブッシュ前の倒れたマコモの隙間で2度目の動きを入れた瞬間、前触れなく今年初めて聞く素晴らしい捕食音(こんなイイ音は数年ぶり♪)が響き、ラインがすっと左にそれました。アワセを入れるとずしっと重さが乗り、捕食の音質でわかっていたことですが、いいサイズであることが伝わってきました。オープンエリアに引き出してからのファイトもよかったし、足場の関係で少しランディングに手間取りましたが、最後の最後でいい魚に会うことができました。リリース後、一瞬欲が出て「森を抜けて藪コギして奥の浅場を…」という思いが頭をかすめましたが、日没までには時間があるものの、曇天のせいであたりは薄暗くなっていたし、ラスト1投と決めていたのにずるずる引き伸ばすのもいかがなものか…と思いなおし、踵を返して元来た草むらを歩き、車に戻りました。
[当日使用タックル]
Rod: SERPENT RISING OBSIDIANUS ZSR607RXR2 THE HELLBOUND(Whiplash)
Reel: RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+ HEAD HUNTER-SRV #8(Valley Hill)
Lure: X.O.SR(Whiplash)
*ZSR607RXR2は市販モデルではなく、それにかぎりなく近い最終試作モデルです。
それ以外にも時々夕方テスト釣行をやってます
それ以外にも時々夕方テスト釣行をやってます。伏字のロッドは来年発売予定です。
つまり2022年の新製品は2モデル。
[使用タックル]
Rod: SERPENT RISING OBSIDIANUS ZSR○△◇※○△ THE R○△◇※○△(Whiplash)
Reel: RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+ HEAD HUNTER-SRV #8(Valley Hill)
Lure:いろいろ(Whiplash)
[使用タックル]
Rod: SERPENT RISING OBSIDIANUS ZSR◇※○△○△ THE A◇※○△○△(Whiplash)
Reel: RYOGA SHRAPNEL C3000H(Daiwa)+ HEAD HUNTER-SRV #10(Valley Hill)
Lure:いろいろ(Whiplash)
配慮のない動画
配慮のない動画類によって釣り場が潰されていくという話を耳にします。自分は国内の釣り動画、特にライギョやバスやオーナマや陸からのスズキをアップする気はありませんが、もしその他の魚種でもアップすることがあれば、場所にかんしては十分配慮しようと思います。これ以上釣り場が潰れるのは嫌ですからね。釣りブームのせいで、行きやすいいろんな場所に人が増え閉鎖になった話も聞くし、渓流も最近人が増えてトラブルも出てきたという話を聞きます。聞くところによると、無責任なガイドもどきや焚きつけるだけの人も出てきたようだし、ゴミ捨てキャンパーたちも徐々に入り込んできたようだし、釣りの最後の聖域も侵食されてきた観があります。釣り人であれキャンパーであれ、ちゃんとした人ばかりなら何も問題ないんだけど。
山岳渓流釣行3連続お流れのウサ晴らし(笑)
山岳渓流釣行3連続お流れのウサ晴らし(笑)で、コーヘイ君&カヨコさんと琵琶湖の北の方まで今年初のケタバス釣りに行ってきました。「あれ?なんか人が多いぞ」というのが、いくつかの川を見た印象。ひょっとしたら動画かなんかで場所がわかるような出し方をされたのか?ここ何年もケタバス狙いの人なんてほとんどいなかったのに…。いかにもその釣りに慣れてない感じの人たちがぞろぞろ。おまけに簗のすぐそばの禁止区域内で釣りをしてる奴もいる。せっかく北の方まで来て、人だらけのところで釣りするなんてイヤなので、とにかく人のいない場所を探す。
人が多かったエリアから20分ほど車を走らせて離れると、魚影は薄いけどさいわい釣り人のいないポイントがありました。まずはシンキングミノーでオスが1本。その後はなぜかメスが多発。トップでも出るがいつも以上にノリが悪い。ルアーのサイズを上げると一気に出が悪くなる。さいわい昨シーズンからはまっているスプーンは連発。尺超えも2本出てまあまあイイ感じ。最後に別のポイントに入ってから帰ろうということで、またけっこうな距離を移動。
そこでもぱたぱたと数本釣れましたが、サイズはどれも小振り。そうこうするうちに夕方になり、そろそろ帰らないと夕食にありつけんぞ(←飲食店の閉店早いもんね)…ということで、ラスト1投。ところが先日のライギョ同様、これがまたしても思わぬことに。水生植物際の深みにルアーが着水し、流されながら少し沈んだ瞬間、どすんと重たいアタリがきました。同時にアタリの主はけっこうな流れの中を上流に向かって走り出しました。これ、絶対ケタバスとちゃうやん(もちろんバスでもない)。ライトなトラウトタックルでしたが、こういうシーンには慣れてるので、ブッシュに走り込んだり、流れに乗ったりするヤツをコントロール下におき、わりと短時間でランディング。正体はやっぱりニゴイ。しかも異様にがっちりして色黒で強そうなヤツ。全長は60cmを軽く超えていましたが、65cmには少し届かないぐらい。たまにこういう外道が出るからケタバス釣りといっても油断はできない。ラインシステムとドラグセッティングに配慮しないとね。まあとにかく最後に楽しませてもらいました。
[使用タックル]
Rod: WISE STREAM 62LB-3(Daiwa)
Reel: MILLIONAIRE CT SV 70SH(Daiwa)+ PE #0.6+Fluoro 10lb Leader
Lure: LIVEWIRE 87 TRAVIESO(Whiplash),自作ミノー&ミノーペンシル,SILVER CREEK MINNOW 61S(Daiwa),D-S LINE 6.5g(Smith)
*この日のケタバスはルアーのサイズや形状をけっこう選びました。体高のあるルアーはよくなく、サイズも70mm以下のルアーへのアタックが多かったです。色は「蛍光色の強いものはよくなかった」とコーヘイ君が言ってました。スプーンは自分にはよく釣れましたが、使い方にコツが要るようです。金ベースでも銀ベースでもよく反応しましたが、コーヘイ君の使っていたマットブラックは「さっぱりアカン!」かったようです。そういや以前マットブラックに蛍光レッドのドットが入ったカラーが徹底的に嫌われたことがあったなあ(笑)。それとスピナーはさっぱりダメでした。プラグやスプーンのイレギュラーな動きにはよく反応しますが、リーリングに頼るスピナーの直線的な動きには、まったくといっていいほど興味を示しませんでした。せっかくMEPPSのアグリアTWとかRUBLEXのセルタとか、時代を超えた名品をチューニングしたヤツを携行していたのに…。まあ状況によって反応は変わるので、今回よかったルアーがいつもよく効くか?といえば、そんなことはないかもしれないし、今回ダメだったルアーがいつもダメかといえば、そういうこともないだろうし…。
*PEとリーダーの接続には、昨年からライトゲームで多用しているAlberto Knotをベースにしたノットを使いました。簡単で個人的信用度も○。渓流、メッキ、マナちゃんなどにも使っていますが、まだトラブルはゼロです。構造が簡単なので細いラインであっても自分はリーディンググラス(←平たく言えば老眼鏡…笑)なしで組めます。リーダーやPEが太くなると、結び目を小さくできて、ちゃんと組めば信頼性の高いFGノットを多用します。
クマさんの出没情報
本州も北海道も今年は例年に増してクマさんの出没情報や被害が多いように思います。しっかり気をつけましょう。忌まわしいウィルスによる嗅覚異常からも完全回復したので、山では危険察知機関のひとつとして、聴覚と併用して以前同様に機能してくれそうです。事実、自分は嗅覚によって何度も危険を回避しています。同行者にも獣臭にかんしては常に教えています。でも意外に匂いに敏感な人は少ないですね。特に男は鈍いようです。モニター宮田君やカヨコさんみたいに鼻が利く人たちは「ケモノクサイ、クサイ」とよく言ってますが…。
で、クマさんの出る山岳渓流にも行ってきました。
で、クマさんの出る山岳渓流にも行ってきました。3連続お流れ後の釣行は自分にとって初めての水系。当初コーヘイ君夫婦と計3名の予定でしたが、2日前に2度目のワクチン接種を受けたカヨコさんの副反応が消えず、まだ腕に痛みは残るものの熱は下がったコーヘイ君と2人で行ってきました。
最初に入った沢はいきなりイワナの追いがあり、魚影の濃さを感じました。張り巡らされたクモの巣と湿度にうんざりしましたが、小さいながらもイワナはけっこう釣れました。でも小さい。とにかく小さい…。次に入った沢は天井がわりと開けているせいもあり、あちこちに釣り人の姿(ルアーではない)。けっこう林道を上ってから停車し、彼らから相当距離を空けて入渓。彼らがそのままのペースで釣り上がったら、自分たちの入渓点に着くころには日が暮れるだろう。ここは魚影は薄く、たまに追いがあってもチビアマゴ。枝沢も登ってみたけどチビイワナ。そしてなぜかその先にはアブラハヤ天国。ここまで登ってきてオマエたちか…。そんなわけで期待が持てず、数キロ離れた別の沢へ。
この沢はイイ感じで入渓直後から少しマシなイワナが釣れました。時間があるので廃道まで釣り登ることに。最初の沢ほどの魚影ではありませんが、要所要所にはたいてい魚が着いていて、食わないまでも追いはありました。だいぶ登ったところの小さな落ち込みで、ちょっとマシな魚の追いがありました。しかしポイントが狭く引きしろが確保できず、連続トゥイッチではすぐにルアーが魚の追い範囲から出てしまいます。
そこでトゥイッチからダートにアクション変更。するとしっかり食ってくれました。
この狭い沢にしたら上出来の8寸超え。正しくは26cmをほんの少し超えていました。個人的にはこれで満足でしたが、せっかくだから目標にしていた廃道まで登りました。夕方が近づき雨も降ってきたので、廃道から上は釣らずにここで終了。今年初の山岳渓流だったせいもあり、ちょっといい運動をした気分。
[当日使用タックル]
Rod: SILVER CREEK STREAM TWITCHER 48ULB(Daiwa)
Reel: SS AIR(Daiwa)+ PE #0.4+Fluoro 5lb Leader
Lure: 蝦夷50S (Ito Craft), SILVER CREEK MINNOW DART CUSTOM 48S(Daiwa), RIGGE FLAT45S (Zipbaits)
*フックは9割方自作シングルに替えてます
*知人から「あの水系では毎年クマさんに会うよ」と言われていましたが、今回は痕跡は見つからず、動物といえばシカの警戒音と足音を聞いたのと、風の動かない谷に溜まった彼らの濃厚な獣臭を嗅がされたぐらいでした。
*数人から「SILVER CREEK GLASS PROGRESSIVEってどう?」と訊かれましたが、触ったことも使ったこともないのでわかりません。すみません。今年はフィッシングショーがなかったし、近所で売ってる店もなさそうだし…。来年フィッシングショー大阪が開催され、そこで展示されていたら触ってチェックしてみます。先の話やなあ。しかも開催されるかどうかわからんし。…というより、オイ、オマエたち、先に買って、どんな竿か教えてくれ(笑)。
トップウォータープラグは終わりにしよう…
もうABSのトップウォータープラグは終わりにしよう…と思いつつも、DISTURBIN’WIRE 105に続きFLUTTERIN’WIRE 75。そしてあとまだ2つ、作りたいものが控えています。いやアレも加えると3つか…。自分はディープクランキングなどはやらないので、そういうルアーをあえて作ることはないでしょう。またバイブレーションプラグを作る可能性もWHIPLASHとしてはまずないと思います。だってほとんど使わんもん(笑)。ちなみにバイブレーションプラグ、バルサでいくつか作ったことがあるし、そのうち数個は我ながら絶妙な動きなので、それを応用してABSで作ることはできるけど、自分が使わんモノを作っても仕方がないもんな。
その他にかんしていえば、一部の方から要望のある山岳渓流向けのモノたち。たとえばロッド。これも現在DAIWAのシルバークリーク・ストリームトゥイッチャー・シリーズにすごく気に入ったモデルが複数あるので、WHIPLASHから出そうとは思いません。ルアーもITO CRAFTやDAIWA、ZIPBAITSなどに性能的に優れていて気に入っているモデルがいくつもあるので、あえてWHIPLASHでやろうとは思いません。
ケタバス用タックル…なんて声も聞こえたことがありますが、それ用としては6ft台でライトアクションのトラウトロッドで適度なバットパワーを備えたモデルを流用し、それがすごくマッチしていると感じているので、今後も使い続けるつもりです。専用ロッドなんて考えたこともない(笑)。ルアーもミノーはトラウトルアーの応用で十分だし、トップにかんしてもバスやライトソルト用の小型ミノーペンシル等で十分以上に対応できます。欲がないわけではありませんが、なんでもかんでも自分とこのブランドで…というのは、ワタクシとしては「違う」感じです。作る側の人間としては70mm未満のミノーやミノーペンシル、シンキング・リップレスミノー(WANDERみたいなタイプ)もやってみたい気はしますけどね。
多少の誇張とともに自分とこのモノをアグレッシブに売り込むのはまだしも、根拠のない話をまことしやかに振りまいて他を落としてまで…というのはどうかと思うなあ。そのうち化けの皮を剝がされて痛い目に遭うぞ。そういう行為はたいていどこかでかなりの代償を払うことになる。
もうなんというか、ぐだぐだやな。
もうなんというか、ぐだぐだやな。未曾有の事態なので困惑・混乱は仕方ないと思うけど、これはもうどうしようもない状態かも。「緊急事態」なんて言葉からは、ただの使いつくされた響きしか感じられなくなっているようだ。感染・闘病経験のある自分は、もう2度とあんなのは御免なので相変わらずいろいろ気をつけているが、街の夜の光景には目を覆いたくなる…というか溜息モノですね。飲食店の人が言う「我慢の限界」というのはわかるけど、そこらのフツーの人が言う飲み会我慢の限界って何? こんな調子ではちょっとやそっと接種が進んだぐらいでは、絶対元に戻れないよなあ。あんなに接種が進んだイギリスもヒドイ感染状況になってるしなあ…。これでオリンピック開催でしょ? 持ちこむ人、持ち出す人、デルタとラムダをさらに強力にしたオリンピック株なんて変異が出たらどうなるのだろう? そして周囲でもこのところ急に、誰それが感染したとか、濃厚接触者になったとか、その手の話がちらほら。皆さん、くれぐれも注意してください。そして「なんか変だ」と思ったら、ぐずぐずせずにとっととお医者さんに行ってPCR検査を!
開会式は中継で観たものの、
開会式は中継で観たものの、何となく始まっていた観のある五輪。完全に意識になかった4連休。先日通りかかった時に見たけど、アクセスのいいキャンプ場なんて人であふれかえっている。お誘いがあったけど、自分にはああいうのはムリやな…。屋外に出たらできるだけ人を見たくないもん(笑)。
その開会式、なんか散漫な印象でよくわからんかったけど、ドローンによるシンボルと地球はすごくよかったと思います。あとパントマイムによるピクトグラムもおもしろかったね。しかしプラカードの吹き出し内の国名表示とか、選手入場の背景の人たちのヘンなデザインの服とか「最後にこれらが集まってなにかになるという仕掛けなのかな?」と思いつつ観ていたが、結局なにもならず。それならもっと「和」を意識して、そちらで一貫性を持たせた方がよかったんじゃないのかな?と。いろいろ大変なところに直前でゴタゴタが散発したり、尋常ではない状況で行われたのはわかるけど…。
水害に遭われた方々につつしんでお見舞い申し上げます。
最近の!!な試合
★WBA S.ライト級選手権 マリオ・バリオス vsジャーボンテイ・デイビス
ありえないような試合なのである。これでデイビスが勝てば同時3階級制覇になる。たんなる3階級制覇でもすごいことなのに、今この瞬間にWBAの3つの階級のベルトを同時保持という異常な事態になるのである。序盤のバリオスの動きはよく、うまく戦っている印象を受けたが、終盤デイビスは本来の持ち味を発揮し、瞬間的に距離を詰め、ついに11RにTKO。これでWBAのS.フェザー、ライト、S.ライトの3階級の同時王者となった。S.ライトの4団体統一王者ジョシュ・テイラーとの完全統一戦も観たいが、それよりも体格的に近似しているライト級のロマチェンコ戦を観たい。
★WBC ミドル級選手権 ジャモール・チャーロ vsフアン・マシアス・モンティエル
大差のユナニマス・ディシジョンでチャーロが勝利したが、モンティエル(長谷川をKOしドネアにKOされるフェルナンド・モンティエルの一族)の曲者っぷりが見ものだった。終盤チャーロがボディブローとアッパーに苦戦する場面もあり、試合として楽しめた。
セミファイナルのライト級10回戦イサック・クルスvsフランシスコ・バルガス(元S.フェザー王者で三浦をTKOに下した)もいい試合。綽名通りのピットブルぶりだけでなく、実は防御にも優れているクルスの今後に注目。ロマチェンコ戦なんかも観たいなあ。
★4団体統一S.ウェルター級選手権 ジャーメル・チャーロ vsブライアン・カスターニョ
双子で世界王者のジャーメル・チャーロ(WBA, WBC, IBF)とWBO王者カスターニョの統一戦。オッズ通りチャーロ優勢と思っていたが、カスターニョのハートの強さと巧さが光り、左フックでチャーロの腰が落ちかけるシーンも。結果は三者三様の判定でドロー。ひとりのジャッジがドローにしていたことを考えると、10Rのチャーロの攻勢がなければ、カスターニョが判定でベルトを4本統一したわけだ。下馬評通りにはいかないところがおもしろい。
★UFC264 ライト級選手権 ダスティン・ポワリエ vsコナー・マクレガー
両者1勝1敗で迎えた第3戦。開始後蹴りを多用するマクレガーに対し、ポワリエの落ち着きっぷりが印象的。マクレガーのあらゆる動きに対応できるという自信がうかがえた。テイクダウンにいったポワリエに対してのマクレガーのフロントチョークは極めの締めというより、一時しのぎ的に見えた。案の定解除されグラウンドでヒジを食らう。ダメージの蓄積は間違いないし、スタンドに戻った直後のマクレガーの足元はふらつき気味。そこでパンチが交錯した瞬間、左足がおかしな方向に捻じれてマクレガーがダウン。パウンドをくらうがブザーに救われる。しかし足のダメージは深刻で試合続行不可能となり、ポワリエのTKO勝利。マクレガーは吠え続けるが、ポワリエは冷ややかなコメント。試合前からの両者の態度そのものといった感じの幕切れだった。マクレガーはアクシデントといい試合に負けたわけではないと吠え続けたが、
あのグラウンドでのダメージを受けたまま2Rになり、またしてもポワリエが冷静かつ緻密な試合運びをしたら、前回の二の舞のようになっていたのではないか…という気がする。もう第4戦は観なくてもいい。ポワリエにかんしてはオリベイラ戦を観たいし、マクレガーにかんしてはマイク・チャンドラー戦を観たいね。チャンドラーのラッシュとレスリング力、スタミナにマクレガーが耐えられるか…?
その他の試合で印象的だったのは、代打としてのUFCデビュー戦でショーン・オマリーと対戦したクリス・モウティーニョの異様なまでのタフさと強靭な精神力。最終ラウンドに頭部へのダメージが深刻と判断されレフェリーストップされたが、スタイリッシュなオマリーとの対極性もあり、デビュー戦で強烈な印象を残したことは間違いない。
最近の愛読書
★笑うカイチュウ 藤田紘一郎著 講談社文庫
★空飛ぶ寄生虫 藤田紘一郎著 講談社文庫
★踊る腹のムシ 藤田紘一郎著 講談社文庫
★体にいい寄生虫 藤田紘一郎著 講談社文庫
★サナダから愛をこめて 藤田紘一郎著 講談社文庫
★からだに良い水悪い水 藤田紘一郎著 小学館文庫
★日本人の清潔がアブナイ! 藤田紘一郎著 小学館文庫
★寄生虫博士のプーラン・プーラン 藤田紘一郎著 青春出版社
ホントかな?という内容もあるし100%信じたわけではなかったが、とにかくおもしろい著作が多かった寄生虫博士。辺境海外旅行の際にいろいろ参考になりました。感謝&合掌。
最近の珍事件
★特になし
最近のお買い物
★ソーラー発電のLEDライト
夜に帰ってきた時、家のどこにも明かりがないと寂しいので、ソーラー発電で暗くなると自動点灯するLEDライト(ガーデンライトとかいうやつ。ガーデンというほどの庭はないが…)を購入&設置しました。センサー付きなので、帰宅時にそこらがふっと明るくなって便利でもある。
★蚊連草
ローズゼラニウムとシトロネラ(コウスイガヤ。レモングラスもこの仲間)の異種交配植物「蚊連草」を買ってみました。蚊が嫌がるシトロネラ―ルを含んでいて蚊避けになるそうだが、まあそーいう効果はよっぽどもりもりに茂ったヤツをガサガサして揮発させないかぎりなかろうし、それよりも葉の匂いがけっこう好きなので2株購入。挿し木でどんどん増えるそうなので、いずれプランター2つ分ほどもりもりに茂らせて、ホントに蚊が嫌がるか試してみよう。
SOUND CORNER Vol,179
『BLOOD IN THE WATER』
FLOTSAM &JETSAM
アルバムに先行して公開されたT2、T1、T3を聴いて思わず血が沸騰しかけた。この3曲だけでも凄いアルバムになることは予想がついていたが、すべて聴き終えて実感するのは、近年稀に見るスラッシュメタルの傑作(←完全に個人的な好みで言ってます。さらに個人的な好みで言わせてもらうと、近年どころか…)だと思う。いやスラッシュと呼んでいいのかどうか…。
攻撃性を剥きだしつつもメロディは忘れていない。時に織り込まれる抒情性もたまらない。楽器隊の充実度はもちろん、元から歌えるVoが一層歌に重きを置いたようだ。前作、前々作もよかったが、その流れを汲みつつもさらに高みに上った観がある。自分にとっての2021年の年間最高アルバムであることは、おそらく動かないだろう。
こんな凄いアルバムでも国内盤は出ないのか…。
最近の愛聴曲
- 全曲 / IRON MAIDEN『THE BOOK OF SOULS』
- THE WRITING ON THE WALL / IRON MAIDEN『SENJUTSU』
- *6年ぶりの新曲‼ アニメーション仕立てのMVに過去のいろんなエディやアートワーク、その他おもしろいものがたくさん出てきて、目を皿のようにして数度続けて観返しました。
- THE BROTHERS OF THE ROAD / K.K’S PRIEST『SERMONS OF THE SINNER』
- *新譜から3曲目のMV。その3曲の中ではコレかな? 3曲通して思うのだが、ここまでハイトーンでやる必要があるのだろうか?自分はリッパ―氏の中低音にも魅力を感じているのだが…。
- CUT TO THE BONE / VICTORY『GODS OF TOMORROW』
- *あの(ってどの?とほとんどの人が言いそうだが…)VICTORYの新曲。おねーちゃん仰向けV字開脚ジャケットの「ON THE RUN」とその他数曲しか知らなかったが、 随分洗練された印象。そりゃアレは1985年やもんね(笑)。2000年代に入ってもアルバムは出してたみたいだけど、全然聴いてませんでした。「CUT TO THE BONE」という言い回し、時々ロックの歌詞に出てきますね。最初に印象に残ったのはMOTORHEADの「IRON HORSE(BORN TO LOSE)」。日本の紫の「KOZA ROCK CITY」にも。ビジネス的には「(経費などを)ぎりぎりまで削減する」などという意味で使われますが、歌詞では「骨身にしみる」の場合が多いです。
- RYUKYU, MY HOME / 紫『QUASAR』
- *ベートーベンのピアノソナタ第8番ハ短調作品13「大悲愴」とピアノコンチェルト第5番変ホ長調「皇帝」(←ピアノソナタNo.13「大悲愴」とピアノコンチェルトNo.5「皇帝」としか覚えてませんでした。こういうあたりはメル先輩が異様に詳しい)をモチーフにしたバラッドナンバー。上で紫のことを少し書いたので、大好きなこの曲を久しぶりに聴きました。
- NO MORE RAIN~風に吹かれて / 中山ラビ
川にそって / 中山ラビ - 「もう店じまい」なんですね…。涙。合掌。