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vol.180

Sep.2021

山岳渓流に行ってきました

今年二度目の山岳渓流釣行。しかし、同行者が足を傷めたので、残念ながら早めに退渓。

足元の岩になんか違和感。カジカガエル が岩化けして、人間が気づかずに通り過 ぎるのを待っていました
ヨシノボリの真新しい死体。代表的な種 類だけで14もあるので、これが何ヨシノ ボリであるか調べる気が失せる…
だいぶ上ったところでやっと小型のアマ ゴ。前日に入ったと思われる足跡があり、 平たい大場所以外は魚の反応は希薄
オスのアマゴが出ました。9寸いくかいか ないか…といったところ。でもこの沢では 上出来中の上出来です
この魚も平たい大場所の、どうあがいて も延べ竿の届かないエグレについてい ました。パーマークが独特でした
鼻(上顎)がやや伸び、いかつい顔をして います。エサ師に抜かれないように、元の 広いポイントにリリース

退渓後、ケタバス釣りに

平地なら大丈夫ということなので、山岳渓流の不完全燃焼をフォローするためケタバスに。しかし、季節と水量は味方せず。

水量が少なく本命視していた場所は干か らびてアウト。他の場所も水は少なく、繁 殖期も進んで追いは少なかった
追いも食いも少なかったが、食ってきた 魚は大きかった。この個体も尺超え
真上から見るとこんな顔。ケタバスに寄 るつもりはなかったので、山岳渓流用の タックルをそのまま流用。ニゴイが怖い
リアフックへのちょん掛かりが多かった。 山岳渓流用の自作フックにより、ケタバス 相手でもフックアップとホールドは良好
リリース時に水中撮影もやってみました。 クリアな水だと、こういう遊びもできます ね

雨上がりの野池(1)

雨上がりの野池でDISTURBIN’WIRE105とFLUTTERIN’WIRE75(こちらは切削モデルです)を投げていると、バスのかわりにこいつら が…。バスは超小型の食い損ねのみでした。

ブッシュ際でマナちゃん。たしかにバスは 少ない池だし、こいつらも多くはないが いることはいるし、雨上がりの夕方という こともあり、出る気配はあったのだが…
出方がマナちゃんぽくなく、ぐいーんと 横走りしたので、一瞬いいサイズのバス かと思ったのだが、すぐさまローリング に変わり正体判明
FLUTTERIN’WIRE 75にも出ました。EDM 手前まで進行したので全体像を公開し ます。細部はまだ先で…

雨上がりの野池(2)

長雨が続いた後の増水した野池に行ってきました。活性は低くなく、夕方1時間半程度でアタリは10数回。しかし、ルアーが消えた のは3回だけ。池の周りの草むらからはスズムシの鳴き声、少し離れたところではマツムシやクツワムシも鳴いていました。季節は 確実に晩夏に向かっています。

岸際のブッシュで悪くないサイズのライ ヒーが出ました。フックを外して撮影しよ うとしたら、この水たまりを飛び出し、池 に帰っていきました。元気でなにより
ここ数年の最小ライヒー。チビだとわか っていたが、ルアーが消えたので軽くア ワセたら、想像以上に小さいのがついて ました。めっちゃかわいい
BITE-SIZEDと顔を並べてもこんな感じ。 さすが小物釣師!

2021年、DRIVIN’WIREのカラーが一新されます(続編)

DRIVIN’WIREのカラーが一新されます。旧カラーとよく似たのもありますが、反射板が艶消し気味になっていたり、細部が変更され ています。蛍光イエローやブラックの反射板をインサートしたカラーも導入。フレッシュウォーター(FW)向け10c、ソルトウォーター (SW)向け8cの計18cです。もちろん、FWカラーを海でつかうのもSWカラーを淡水で使うのもOKです。前回サンプル未着だった ものをここに掲載しておきます。D007BLK IP ShadowgraphとD010BLK IP Mat Ochi-Ayuは、ともに反射板がブラックですが、ツヤ ありコーティングとマットフィニッシュ(艶消し)では、こんなに雰囲気が異なります。概要はいずれHPのカタログページで公開予定。

真ん中がD007BLK。一番右がD010BLK。 ツヤありとマットではこんなに違う。もう 一つのアユカラーはD008MSIでツヤあり です。D010BLKは側面下部にほんのりと クリアブラウンが入ります(写真のサンプ ルには入ってません)
こちらはSW系カラーです。両端の反射板 はマットシルバー(…といってもけっこう 反射します)、真ん中ふたつはラウンド系 ホログラムです
ラウンド系ホログラムの顔を部分ですが、 うーん、ホロの柄まではわかりにくいで すね。使用時にはマグマほどギラつかず、 マットシルバーよりはギラッ!って感じ

FLUTTERIN’WIRE 75、進行中

FLUTTERIN’WIRE 75は電極まで進行しました。磨いて少し手を入れて、盆明けに工場に返送。金型でのショットが楽しみです。

今回の電極は、届いた時点で相当キレイ に仕上げてあったので、どこに手を入れ ようか迷ったほどでした。でもまああちこ ち磨いて少し手を加えました
こんな顔です。顔の作りはWHIPLASHの 他のプラグと共通性をもたせてあり、ブ ランドとしてのイメージが散漫にならな いようにしています
左からスタンダードモデル、シングルス ウィッシャータイプ、シンキングタイプ。 *これらはインジェクションではなくAB S切削モデルです

生物など

山岳渓流の林道脇で昼食中、アオハナムグリを発見。珍しくはありませんが、けっこう美しいので掲載します。

緑系と赤系という補色で構成されていま す。コガネムシ類にはけっこう多い配色 です。緑なのにアオというのが日本的
こういう角度から見ると、なかなかカッコ いい。エッジの赤紫の金属光沢がイイ感 じで輪郭を引き締めています
背のマットグリーンに対し、腹はメタリッ ク・レッドパープル。黄褐色の毛も目立つ が、ナミハナムグリほど毛深くはない

毎日裏のヤブカラシにアオスジアゲハがやってきます。

自分の住んでるあたりではフツーに見か ける種ですが、日本でも東・北方向に進 んでいくと、見かけなくなるそうです
羽ばたきが速いのでシャッタースピード を速めに設定
飛行中、翅はけっこう撓んでいます

帰宅時に塀のところに何かいるのに気づき、植物(タニウツギ)ごしに確認してみると、イソヒヨドリの若鳥でした。

濡れたコンクリート塀にカモフラージュ。 本来の生息場所である岩場にも紛れ込 む色彩です。庭木に来る昆虫を狙って現 れたようです
意外なほど警戒心が薄く、接近しても逃 げませんでした。のうのうと羽繕いまで 始めた。イソヒヨはここ数年、どんどん低 い場所に降りてくるようになりました
全体像はこんな感じ。ヒナっぽさが残っ てます。巣立ちしてそんなに日数は経っ てない。外見が似ているだけでヒヨドリ 科ではなく、ヒタキ科でツグミの仲間

庭のあちこちでタカサゴユリが咲いてます。植えた覚えないのに…。

最初に咲いたのはコレ。タカサゴユリは 名の通り台湾原産の外来種で、風に乗っ て種子が飛び、あちこちで増えています。 高速道路の法面などでも大増殖
勝手に植木鉢の中に居着いて花をつけ てるヤツも。現在庭内に6本。横の溝にも 1本。種が散ると面倒なので、秋になった ら気をつけよう
庭の通路であろうがおかまいなし。きれ いな花だけど、花粉が服に着かないよう に注意。切り花ではよく雄しべが除去さ れてます。芳香は少なめ

夜間にガーデンライトに飛来したハナムグリがハッカにとまっていました。またいつものシロテンか…いや、ちょっと小さいし雰囲 気が少し違う…ひょっとしてシラホシ?というわけで捕まえて細部をチェック。おそらくシラホシハナムグリだと思います。

見つけた時の状況。雨のかかりにくい軒 下のハッカの葉にとまっていました。ハナ ムグリといっても、この手のモノは花より も樹液や果実にくることが多いです
18mm弱。ウチのあたりのシロテンは、 たいてい20mmはある。そこらにあった 発泡スチロールに載せて観察開始。この 手の虫はすぐにホーニョーするので注意。 この時も3度やられた。しかもクサイ
全体像。斑点の特徴でいえば、背中の白 点がかなりセンターに寄っている。シラ ホシはこの傾向が強いらしい。でも斑点 だけなら個体差ということもある
頭楯(口の先の部分)にくぼみがほとん どなく、フラットな感じ。これはシラホシ の特徴らしい。前脚フ節も短め
ケツの尖りが小さく、背面の3本の隆起 がクサガメみたいにはっきりしている。 …というわけでおそらくシラホシハナム グリで間違いなし。ちなみにウチの近所 にはシロテンは多いがシラホシは少な く、今回が初見でした
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