Monthly Whiplash

vol.182

Nov.2021

月刊「WHIPLASH」NOV,2021 Vol,182 この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は9月25日から10月24日までです。

表紙(?)写真は10/20の「ハンターズ・ムーン」です。
URIAH HEEPの名盤『DEMONS AND WIZARDS』に「POET’S JUSTICE(邦題:詩人の裁き)」という曲が収録されていますが、 歌詞の「Shine hard October moon」は「ハンターズ・ムーン」のことなのかな。
アートワークにも満月が描かれてるし。
ちなみに9月の満月は「ハーヴェスト・ムーン」。収穫月という意味ですね。

2回目のワクチン接種を受けました。

2回目のワクチン接種を受けました。接種自体は「?…今なんか触れた?」という程度で1回目より痛みは少なかったです。というか痛みはかぎりなくゼロでした。1回目と同じように接種後待機場所で15分ほど様子見をしましたが、その間周囲で体調の異変を訴えた人は2名。
接種後5時間半が経過した頃、打った場所にぼんやりした痛みが発生し、ついでに熱が上がった感じがしました。そして眉間から目のあたりが少し重く感じられる。測ってみると37度6分。前回とそうたいして変わらんか…。まあとにかくおとなしくしていよう。そして急に熱が上がった際に、すぐに飲めるように頓服薬を出しておこう。
なんにせよ週末はワクチンのおかげで丸つぶれなので、接種前に本屋さんに立ち寄って買ったBURRN!を読んだり、鬼滅の刃(いいタイミングでTVで再放送)を観たり、ボクシングを観たりしてゆる~く&ぐだ~っと過ごそう。調子がよければ秋の川バスでのテスト用に、ブランクスにガイドやハンドルをつけたり、ルアーの組み立てや塗装をしたり…そういうお仕事もやってみよう。
しかし、そんな楽観的な考えは早朝3時頃にくつがえされました。おかしな夢を見て悪寒に襲われて目が覚めました。歯がガタガタ鳴る。熱を測ると39度1分。前回以上やないか!そして朝も39度。頓服薬を飲んでも38度8分までしか下がらない。大殿筋と膝関節に痛みあり。倦怠感もある。マシなのは接種した場所の痛み。これは前回より随分マシで左手も上げやすい。接種から約26時間後、ソファにぐだ~っとなって鬼滅を観ていたら、なんか熱の上がりがおかしい。これはヤバイのでは?と思い測ると39度7分。前回とほぼ同じだ。これは人生のサードレコード。40度を超えるとうっとーしいので頓服薬を飲む。しばらくすると思いっきり発汗。汗冷えしないように気をつけないと。これまで頓服薬では下がっても5分程度だったが、よく効いたらしく一気に38度3分まで降下。いい兆候かもしれないし、ずいぶん楽になった。1回目がひどかったから2回目は少しマシだろうとタカをくくっていたら、なんのことはない同レベルであった。食欲もないが、なんか食べないと体によくないので、さらっと食べることのできる麺類を摂る。夜は相変わらず熱で寝苦しく何度も起きる。水分補給のついでに夜中に熱を測ると、また39度1分。そらまあ寝苦しくて当然だ。ここでまた頓服薬の出番。 翌朝は起床時に38度3分。頓服薬で37度3分まで下がるが、効果が切れた夕方には一時的に38度8分まで上昇。薬で熱が下がったし倦怠感もなくなったので、調子に乗ってロッドのハンドル部分の製作やルアーの塗装をやったからか? しかしその後はあっけなく熱が引いた感覚があり、筋肉痛も関節痛も倦怠感も完全に消えました。22時に計測すると37度1分。ずいぶん楽なので、そのまま頓服薬を飲まないで就寝。夜中に水分補給の際に測ったら36度9分。このまま収まるかも。
接種後3日目、前夜は頓服薬を飲んでないのによく眠れたし、寝起きの計測で36度8分。その後も問題なく通常の仕事に復帰。
1回目の接種時と比べて、熱の最高値は似たようなものでしたが、引きはやや早かった感じ。そして接種箇所の痛みは随分マシ。腕や肩を上げると少し痛いが、特に問題のないレベルでした。
接種翌日に再び激しく発熱した際には、3回目のブースター接種なんか絶対イヤという感じでしたが、すべて収まってみれば「引きも早かったし、仕方なければ3回目も打つか…」という気に…。喉元過ぎればなんとやら…である。もうほとんどの方が接種を終えたと思いますが、自然感染者でまだ2回目接種を終えてない方はご参考までに…。でもまあとにかく自然感染歴のある人は副反応が厳しいようです。体調が悪い場合は避けた方がいいように思います。

海外の友人たちからもワクチンの副反応の話がいろいろ届いています。AZのワクチンでも「体がぐだ~っとなって地に足がついてない感じ」という話も。

自分の周囲の一定以上の年齢の人はほとんど接種を受けたようですが、やはり受けてない人も。理由は様々でアナフィラキシーショックが出やすいとか、ワクチンと合わなさそうな持病があるとか、急作りのワクチンなので信用できないとか、ワクチンの恐怖をあおる本を読んで怖くなったとか、単にビビリで副反応が怖いとか…。その他には、コロナは陰謀でありワクチンも仕組まれた陰謀であり接種することによってどうのこうの…というのもありました。「マイクロチップがどうのというヤツ?」と尋ねたら、いやマイクロチップではないが接種により組織のコントロール下におかれて云々…。「アリの脳をコントロールする槍型吸虫とか、カマキリをコントロールするハリガネムシとかそういうハナシ?」と尋ねると、そういうガクモン的なムズカシイことはわからんが、とにかくそこには世界的な陰謀が存在し危ないのだ、だからキミも絶対打つなとおっしゃる。はぁ、そうですか…もう打った後だけど…。

接種会場などでの非接触式の熱測定と、体温計を脇挟みで測るのとでは明らかに差が出ますね。常に非接触式のほうが5分から8分ほど低い。今回も家を出る前に測ったら35度6分だったのに、会場の非接触式で首での測定では36度ジャスト。暑い中すたこら歩いて行ったのだから、本来少しは上がっているだろうに…。脇挟みでも体温計によって差が出るし、いったいどれを信じたらええんやろ? 正確さはおいといて、いわゆる平熱レベルなら問題ナシってことか…。

JUDAS PRIESTのファンなのだそうだ。バイクを「乗り回していた」そうだ。自分は大学の講義に1限の空きがあればバイクで六甲山に行くほどよく乗っていたし、ツナギのまま講義を受けて、終わったらまた山へ…なんてこともやってたが、「乗り回していた」という表現は絶対使わない。自らこの表現を使う人には、過去の経験からいって、自分を大きく見せようとか、不良っぽく見せようとか、自己を誇大表現するタイプが多かった。なにはともあれ、趣味に共通項があるからといって、そんな私的なネタで支持しようとは思わないね(笑)。自分は政策や考え方を重視します。だって政治だからね。

FLUTTERIN’WIRE 75は

FLUTTERIN’WIRE 75はちょっとした金型修正とシボ加工に移行しました。シボなしのABS成形品はよく動いてくれました。ミノーペンシルほど足は長くありませんが、移動距離を抑えた左右へのショートスライドや、口部の形状によるちょっとした音などはサイズのわりにアピール能力も悪くないと思います。シボ加工済みのモデルが上がってきたら、ウェイトの最終設定に入ります。このルアー、形状的&アクション的に、夕方に子ギルが水面の虫をついばんだり、フナが水面でぱくぱくしてる状況下で使用すると、いかにもバスを連れてきてくれそうな感じです。実際の効果はわからんけど、「~な感じ」ってけっこう重要ですよね。

で、そろそろFLUTTERIN’WIRE 75が一段落しそうなので、次のルアーの原型を工場に渡してきました。ビッグベイトというほどではない、全長16cm(ソフト系尾ビレも含めて)程度のリップレス・ジョインテッドミノー(2連)です。このタイプのルアーもすでに飽和状態、なんで今さらアンタとこのようなブランドが?という声もきっとあるでしょう。すでに出ている定番商品に及ぶか及ばないかは別として、これは自分なりのリップレス・ジョインテッドミノーのカタチと動きを具現化したものです。ベースとなるハンドメイドモデルは一般的なこの手のルアーに比べると、S字のスラロームの間隔が短く、各ターンが「グリン、グリン…」とロッドに伝わってきます。タイプとしてはスローフローティングとスローシンキング、さらにあともうひとつ。その「もうひとつ」がなかなかイイのである。このハンドメイドモデルのアクションを目の当たりにしたのは、前担当者スギゾー君だけだが、目を皿のようにしていたので、きっと動きに驚いたのだろう。「リップレス・ジョインテッドミノーを作るよ」と友人に言ったら、「全長16cmの次は全長20cm以上のを作ってほしい」という声が複数上がりましたが、それはおいおい考えることにします。ちなみにこの友人たちの用途はバス以外の魚たちです。

2022年、WHIPLASHはいろいろ変わります。HPも変わるし、ブランドの顔ともいうべきロゴマークもハートウィングタイプをベースにしながら、かなりいかつい方向に変わる予定です。新しくデザインしたロゴマークを数人に見せたところ、おおむね好評でした。RAW DEALERもREPURATIONを統合して単一シリーズに変わります。ちなみにEXTREME EDITIONはシリーズとして継続するも内容は変わっていく予定。KAIKENは在庫がなくなり次第終了です。いろんな変化の詳細は年が明けてから発表します。

そのRAW DEALERの新シリーズですが、

そのRAW DEALERの新シリーズですが、まずは7ft足らずのミディアムパワーのモデルのテストを開始しました。とにかく早く使いたかったので、パーツ組みのために工場に返していたブランクスを送ってもらい、自分でガイドを巻き、ハンドルパーツ類も加工して組み立てました。キャストフィールは良好だし、使用感は軽快だし、あとは実際にそこそこのサイズのお魚を釣って、いわゆるファイトコントロールのチェック…というわけで、とある夕方河川でマナちゃんに使ってみました。いきなりそこの平均を余裕で上回ったサイズが出ました。けっこうヒン曲がりましたが余裕はたっぷり残っており、なんてことなくランディング。さらに少し下流でまさかのいいバスも(笑)。おかげで悪くない、いや出来過ぎの初回実釣テストになりました。写真はPHOTO CORNERに載せてありますのでご覧ください。あとは別の場所で口の大きさに問題のある北米原産の魚に使って、さらに野池でいろんなルアーを試してみて…という感じです。そのロッドの概要は以下です。
品番:RD609MX-RF(仮称) 品名:THE SL○○▽○◇□△○☆◎(←この時点で当てたら1名様に景品進呈。ウソ。まあヒマな方は考えてみてください)
長さ:6ft 9in(予定)、1pcブランク+オフセットハンドル、パワー:ミディアム(R607RRとR703RSの中間ぐらい)、テーパーデザイン:レギュラー・ファスト(ミディアム・ファストとも。いわゆるファストテーパーより、ややモデラート〔モダレイト〕寄り)、リアハンドル長:270mm、ガイド:FujiチタンフレームSiC #5.5~#12 シングルフット&ダブルフット
このモデル以外に2本、来月(11月)からテスト開始予定です。

その数日後、口の大きさに問題のある魚に使ってみました。夕方集中的にまあまあのサイズが5連発。岩の隙間狙いや様々なルアーの操作性、急流内での魚のコントロールや岩盤からの引き離しなど、いずれの項目も満足のいくものでした。97%合格です。
あと3%は今回使わなかったルアーへの適性チェックです。
Rod: RAW DEALER RD609MX-RF-test (Whiplash)
Reel: 18 RYOGA 1016H(Daiwa)+Nylon 14lb
Lure: THUNDERBUCK RAM 93SP(Whiplash)

北陸に青物釣行の予定が悪天候のため中止、ウサ晴らしに四国南部にメッキ他の小物釣り。この日を境に一気に秋になり、それまで家では素足でしたが靴下をはいたり、長袖のパーカーを引っ張り出したり、窓を閉めて寝たり、扇風機を仕舞ってヒーターの準備をしたり。今年は秋の訪れが急でした。

さいとうたかを氏の逝去に合掌。

さいとうたかを氏の逝去に合掌。喫茶店や散髪屋に『ゴルゴ13』があれば必ず手を伸ばすし、かなり知人から長いこと借りて読んだし、CATVでアニメをやってると時間が許せばたいてい見ました。その程度の自分がゴルゴについてあれこれ言うと、友人のヨメにM-16の銃床で殴られかねないのでヤメておきますが、とにかくすごい作品だといつも感嘆していました。氏の亡き後も続くそうですが、デューク東郷の表情に少し変化が出るか?とか、ストーリーだけでなく作画やコマ割りにも興味があります。
なにはともあれ、劇画をひとつのジャンルにした巨匠がこの世を去ってしまったという感慨…。あらためて合掌。


遅ればせながら『WALTON』に原稿を送りました。多分、最遅入稿では…?まあカッコの悪い話をぐだぐだ書いてるだけなので、読んでくださいなんていいませんが、自分以外の方々はきっとちゃんとした内容だと思いますので、Vol.11が出版されたら手に取ってみてください。今回一番カッコワルイのは、自分には「人生計画などない」と白状しているところかな(笑)。実は昔から一度も人生計画なんて立てたことはありません。そんなもの立てる余裕なんてないまま暮らしてきたもん。サラリーマンを続けてたら、ひょっとしたら立てざるをえなかったかもしれないけど。自分は都合のいい嘘や調子のいい話は苦手なので、正直に「そんなもの(←人生計画のこと)考えたこともない」と発言して相手を大いに失望させ、家庭をもつ機会を失ったこともあります(まあそれだけが原因ではないけどね。面倒くさいので、ワルイのはぜーんぶ自分ということにしてます…笑)。どこでどう転ぶかわからない世の中、なんの保証もないフリーランス、ヘタな計画は逆に行動や判断を誤らせかねないと思う。まあここまでなんとかやってこれたということは「人生計画などない」というのがよかったのかもしれません。ちなみにそんなカッコワルイ自分にも立てられる次の計画は、2022年の2年半ごしの海外旅行です。このままコロナの収束傾向が続き経済復興の流れができると、ちょうど今から1年後だし何となくイケそうな気が…。

日本はウソのような新規感染者減。ワクチンや感染対策のおかげだけとは考えにくい気もする。ひょっとしてSARSがふっと消えたの時のように…? 下げ止まりと言ってるけど、ウィルスがなくなる、いわゆる「ゼロ・コロナ」なんてことにそう簡単になるわけではないだろうし、多少は仕方がないのでは?まあでも個人的にまだ当分、十分気をつけて生活しようと思います。イギリスなんかここにきてまた感染爆発だし、ワクチン接種率の低いロシアもそうだし、接種率は高くてもシンガポールは不穏な感じだし、日本でも2回接種後の感染例はちょくちょく出てきてるし…。

最近の!!な試合

★UFC266フェザー級選手権 アレクサンダー・ヴォルカノフスキーvsブライアン・オルテガ
1,2Rは「まあそんな感じだろう」と観ていたが、ヤマは突然3Rにやってきた。サブミッションのオルテガと打撃のヴォルカノフスキーのグラウンドの展開は、素晴らしい緊迫感を伴う攻防だった。かなりボロボロに削られながらも、最終ラウンドに押し返したオルテガには、判定で敗れたものの最大の賛辞を贈りたい。

★WBOフェザー級選手権 エマヌエル・ナバレッテvsジョエト・ゴンザレス
ほぼフルラウンドにわたり激しい打撃戦が展開された。右目下の傷の悪化にもかかわらず、すさまじいハートの強さを見せつけたゴンザレスを称賛したい。結果はナバレッテがユナニマス・ディシジョンで判定勝利したが、ゴンザレスの株はこの試合で急上昇したと思う。

最近の愛読書

★ルート66を聴く アメリカン・ロードソングは何を歌っているのか 朝日 順子著 青土社
軽く旅をしている気分で読めるので、こんなご時世にはうれしい本。ルート66とは関係がないのか、ここでは取り上げられてないが、ロードソングといえばTHE DOORSの「ROADHOUSE BLUES」が大好きです。「寝起きからビール」とか「青白い女」とか、歌詞はどうでもいいことだけど。原曲より退廃性は後退しハードロック化しているが、BLUE OYSTER CULTのバージョン(『E.T.L』収録。元THE DOORSロビー・クリーガー参加)の方がもっと好きかな。

最近の珍事件

★陸地でニーブーツ内に浸水
小さなサンドバーを越えたら、いちいち岸辺に戻って藪コキをせずに下流にワープできそうなので、大丈夫だろうと思いつつも用心してゆっくり渡ってみました。一歩め、セーフ。二歩め、ふくらはぎ(ニーブーツのエッジまで5cm)。おっとアブナイ。三歩め、同様。半分を越えたしこのままいけそう…。四歩め、いきなりめり込みずぶずぶずぶっとニーブーツのエッジまで。つられて後ろに残した左足もずぶずぶっと沈んでいく。このままでは人間ストラクチャーになりかねないので、脱出を最優先。左足を抜き前進しようとした瞬間、右のニーブーツ内に水と砂がざざーっと流れ込みました。もう仕方がない。左足を前に運び、浸水して砂に埋もれた右足を引き抜く。さいわい左足を着いたところは下の方の砂が硬く、ふくらはぎまでしか沈みませんでした。そのまま数歩、ふくらはぎの中ほどまで湿った砂に埋もれながらサンドバー脱出。粘土質の泥ならくるぶしまで埋もれたらアウトですが、荒い川砂で助かりました。一見何てことなさそうな場所でも十分気をつけないと。
この日思ったのですが、まだ自分の体力は大丈夫だな…と。コロナ感染後の筋肉の落具合と心肺機能の低下には気が滅入りそうでしたが、回復のための地道なトレーニングとけっこう強いといわれる精神力により、今では感染前よりパワーアップした感じです。足場の悪いところを抜けたり、岩や崖を登ったりしても、筋肉は疲れないし息も切れない。東北マタギの人たちは、相当な年でも素晴らしい身のこなしで山に分け入るそうですが、できれば自分もそれにあやかりたいと思います。狩猟はやらないけど。

最近のお買い物

★特に無し

SOUND CORNER Vol,181

『 THE SOUND TRACK FROM THE FILM THE SONG REMAINS THE SAME』

LED ZEPPELIN

2018年版。未発表楽曲を追加してリイシューされた2007年版のリマスターである。緻密にコントロールされたスタジオ盤の音作りと比べ、一音一音に宿る生命感が際立っている。ステージが進むにつれ演奏が乗ってくるのもいいし、スローな曲でも異様な長さの曲でも全くダレないのも凄いし、とにかくこのバンドのケタ外れっぷりが伝わってくる。いわゆる超絶テクニックのバンドは現在数あるが、そこから生み出されるものとはエキサイトメントの種類が異なる。肉感的なのだ。何年かぶりに数日間こればかりをぶっ通しで聴いていた。そうだ、今は秋。ZEP狂の友人が突然心筋梗塞で亡くなったのも秋だった。もう何年経つだろう…。「来年の夏、アラグアイアに行こう」。それが自分たちの最後の話題だった。

最近の愛聴曲

THE SONG REMAINS THE SAME / LED ZEPPELIN『HOUSES OF THE HOLY』
*多分天国にいるであろうその友人へ捧げるのはこの曲。カリフォルニアの陽光より赤道近くのベレンの乾季の太陽、カルカッタの優しい雨よりアラグアイアの天地をひっくり返すようなスコール、ホノルルの星明りもキレイかもしれないが、やっぱりアマゾン水系奥地の空全面にちりばめられた星にはかなわないと思う。そう思うでしょ?住本さん。2004年、自分が初めて行ったブラジルで見たシングーの満天の星には言葉を失った。砂浜に仰向けになってしばらく無心で眺めていた。そしてまた自分は奥地に向かう計画を立てている。いつかまとめて報告したいと思う。またその時に。合掌。
思えば多くの知人や友人が逝ってしまった。そういう年齢になってきただけでなく、自分の周囲には生き急ぐかのように人生を走り抜けてしまった人もいた。時々寂しさと虚しさが胸のあたりを締めつけてくる。
全曲 / LED ZEPPELIN『I』
全曲 / LED ZEPPELIN『II』
全曲 / LED ZEPPELIN『III』
全曲 / LED ZEPPELIN『IV』
全曲 / LED ZEPPELIN『HOUSES OF THE HOLY』
全曲 / LED ZEPPELIN『PRESENCE』
DECIEVER, DECIEVER / ARCH ENEMY
SIREN SONG / JERRY CANTRELL『BRIGHTEN』
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