Monthly Whiplash
vol.185
Feb.2022
月刊「WHIPLASH」Feb,2022 Vol,185 この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は12月25日から1月24日までです。
毎年PCに向かって仕事をしながら年が明ける
毎年PCに向かって仕事をしながら年が明けるのだが、今年は10年ぶりぐらいに、仕事量がヘヴィ。なかなか前に進まない。年末に外出したのは墓参りとウラジロ採りと仕事による引きこもり用に食料品他の買いだめ、年始は3日になってやっと2時間ほど時間を空けられたので、近所の神社に歩いてお参りに行っただけでした。TVは食事中と仕事が終わった深夜に少しだけ。そんなことだから芸能界とかには極度に疎いし、それは別にかまわないが、世の中の動きにまで疎くなるとよくないので、世界情勢・政治経済には注意を払うようにしています。ちなみにバラエティー番組て、いつの昔だったか、知人宅で夕食をよばれた時にたまたまついていたので、見るともなく見たぐらい…。
年が変わってだいぶした頃、PCに向かって仕事をしていたら、突然電話が鳴りました。「誰や?こんな時間に」と思ったら国外から。「調子はどう?まあなにはともあれHAPPY NEW YEAR!」という新年のあいさつの電話でした。時差の関係で向こうはちょうど日付が変わったところか。少しざわついた音が入ってくるので、新年の通りからかけているようだ。メールなどではちょくちょく英語を使っているが、しゃべるのは半年ぶり。ホントに言葉が出てこない。しかも聞き取りづらい電話だし…。でもこうやって海外からわざわざ電話してくれるのってうれしいね。パンデミックが落ち着いたら日本に行くし、その時には釣りに連れてってほしいし、こっちの国にも遊びに来てくださいとのことなので、「そらまあもちろん、パンデミックが落ち着いたらこっちに来たらいいし、一緒に釣りをしよう。そっちにも絶対行くし…」などと、しばらく雑談。ホント、早いところ動けるようになってほしいね。
元旦、激寒大荒れの日本海で
元旦、激寒大荒れの日本海でおかっぱりでルアーを投げてた人がいる。釣れようが釣れまいが、それが毎年の慣例なのだそうだ。体脂肪が少なく爬虫類並みに寒さに弱いといってたが、それでものこのこ行ったそうだ。さすが「首から下は25歳」の50代アスリートである。しかし自ら言ってたこの表現は撤回するという。今後は「首から下は現役大学生」の50代アスリートにするそうだ。首から下限定だが、いまだに進化していると豪語している。まあおそらく筋力の話であって、チ○コのことは別だろう(周囲の50代にはけっこうドーピングしている人もいるようだ…笑)。そちらが50代になって進化したら大変である。そして首から上には鍛えようがない部分がある。この現象を治すことができたらノーベル賞といわれている「毛髪の減少」だ。彼も「首から下は現役大学生」と胸を張っても、後ろから見られたら、そこに老いの証拠を発見されてしまうだろう(笑)。
クズは相手にしないし、「クズやな」以外に何か申し上げるつもりもない。時間の無駄。
そろそろフィッシングショーの準備で・・
年末に「そろそろフィッシングショーの準備で忙しくなるのでは?」と外国の知人から言われましたが、「来年は全部ナシですよ」と答えると、「日本のそんなに激しい感染状況ではないのにナシ?日本はホントに気をつけてるんだね」と感心されたり…。たしかに1日の新規感染者が記録更新していても、マスクなしで通りでワイワイやってる海外の映像なんかを見てると、日本は随分気をつけているように見えます。しかし年末年始の人混みはなんとも気持ちが悪い。自分はとにかく人混みが苦手なので、パンデミックでなくても混みあった場所には行かないし、人が多い通りは避けて歩く習性があります。感染症だけでなくいろいろ気をつけることは多いです。人とすれ違う時もさりげなく気をつけてたりする(おかげで意味不明の襲撃から身を守ることができたことが数度あります)し、縦長の細い雑居ビルなどはいろいろ怖いので、3Fより上には入りたくない。できるだけ入り口が見やすい席に座るし、そうでない場合も店内店外の人の動きは見るともなく見ています。窓の外を確認し、伝って降りれるモノがあるかどうかや足がかりの有無も見るし、緊急時には椅子程度でも叩き割りやすいガラスかどうかもさりげなくチェック(笑)。変人扱いされるのですべて「さりげなく」というのが大事です。身を守るってのはそういうこと。密と閉が苦手でよかった。
…というのは2021年末の話。年が明けてからの急速感染拡大は気味が悪い。「第6波といっても第5波には及ばないレベルだろう」とタカをくくっていたら大変なことに。
そして欧米の感染状況には驚くしかない。おかげで2021年内が航空券との交換期限だったクーポンが6カ月延長になった。2022年6月末か…。それまでには状況は少しは好転してるだろうか? 少しでも先が読めそうな状況になっているだろうか?
収まったと思っていた後遺症が
収まったと思っていた後遺症が頭をもたげてきました。揺れる透明壁を見た時の眩暈感とふと途切れそうになる意識、そして脳の霧現象(自分の場合は時にふと記憶が分断される障害です。けっこうこの症例を耳にします。物忘れが異様に激しくなったり、言葉が出てこなくなったりする人もいるようです)も少し…。8月にデルタ株に感染して中等症1までいった知人も、まだ味覚が戻りきってはいないようです。味覚が戻らないというのも困ったもので、食事がおいしくないから食べられない→体力・抵抗力低下→コロナ以外の病気にも耐性がなくなる…という悪い連鎖に巻き込まれる危険性があります。それこそちょっとした風邪程度でも深いダメージを負いかねません。自分は早い段階で味覚と嗅覚が完全に戻りましたが、2週間以上ロクに食べられずに痩せた時は何キロ減になっていたことやら…。ちなみに現在は筋肉量は復活させましたが、感染以前よりシルエットは少し細めになりました。体脂肪が少し落ちたようです。こう書くと太っていたように思われますが、10%ぐらいだった体脂肪がさらに落ちたということ。そらまあ寒くて当然ですわ。それにしても何気なく何事もなくフツーに生活していた頃がいかにありがたかったかということを思い知らされる今日この頃です。
後遺症は半年から1年は続くといわれていますが、ホントに1年で消えるのだろうか?なんかもっと長引きそうな気がします。そんなわけだから、できるだけ感染しない方がいいですよ。オミクロン株は重症化率が低いといってナメてたら、ひょっとしたら何ともイヤで不安が募る後遺症に悩まされるかもしれませんよ。そしてこの後遺症の話、感染経験のない人にはウソみたいに聞こえるのも難点。自分も「たかが風邪みたいなモノに感染したぐらいで何が後遺症だ。大袈裟いってんじゃねえぞ、ケッ」という態度を取られたことがあります。思わずカーフキックを入れそうになりました。いや、ホントに自分の右足の指に力が入り、左足がぴくッと動いたもん(笑)。危ないところでした。自制できてよかったです。コロナ後遺症、当事者にとってはいろいろ辛いし、不安なんだけどね。
トンガの海底火山噴火
トンガの海底火山噴火には驚きました。現地に知人はいませんが、とにかく被害が少ないことを祈ります。
そして気がつけば阪神大震災から27年。昨日のことのように…とまではいいませんが、いまだにそんなに昔のこととは思えません。何人かの知人があの震災で亡くなりましたが、特に用事がないから会わないだけで、彼らはまだフツーに神戸や西宮で暮らしていて、どこかでばったりと会いそうな気がして…。あらためて合掌。
そんなタイミングで日向灘を震源とする地震も。恐ろしい…。
1/23にフィッシングショー大阪のTV版が放送されていたそうだ。翌日知人から聞いて初めて知りました。その日UFC270とNHKのクズリの番組(←クズリは好きだしちょうど夕食時に放送されていたので)と『鬼滅の刃』は観たが…(笑)。自分は実態的には釣り業界に半分ぐらい足を突っ込んでいますが、気分的には1/4も突っ込んでないような…。釣り具を作ることは仕事の中の数10%を占めていますが、お魚釣りそのものは仕事にしたくありません。元来そうだったし、趣味というか遊びとして続けていきたいと思います。そういう意味では今後もずっとアマチュア釣師のままやっていきます。アマチュアと聞いただけで多くの人が見下してくれますが、肩書なんかどーでもいい。なんとかハンターとかなんとか達人とかなんとかマスターとか言わずと知れたなんとかとか、自分にはそーいうものは一切無用です。アマチュアなのでメディアとは適度な距離を置くつもりです。きわめて稀にしか声は掛からないので、あえて距離を置くというほどではないですね(笑)。それにあの感染症以降少し人嫌いにもなってるしね。そういう精神的な後遺症も少しあるのです。ちなみに自分が「アマチュア」という言葉を使う場合、ニュアンスとしてはアマチュアレスリングのそれに近いです。そのあたりお間違えなく。
最近の!!な試合
★UFC270 ウェルター級3回戦 ミシェル・ペレイラvsアンドレ・フィアリョ
サイード・ヌルマゴメドフ(ハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟。試合は多彩だがインタビューはとても素っ気ない…笑)の強さは際立っていたし、フライ級選手権におけるモレノvsフィゲイレードの第3戦も名勝負だったし、ガヌーvsガーヌのヘヴィ級選手権も見ごたえ十分だった。しかし、UFCの舞台なのに「なんでそこで飛ぶねん!」などと突っ込みを入れたくなるエンターテイメント性も見せつけたミシェル・ペレイラが今回最も印象的だった。それでもUFCという世界最高峰の場で勝つのだから凄いことだ。
★WBC WBO S.ミドル級選手権 トーマス・ハーンズ vsシュガー・レイ・レナード
WOWOWで黄金の中量級時代の特集があり、シュガー・レイ・レナード、トーマス・ハーンズ、マーヴィン・ハグラー、ロベルト・デュランの稀代の4選手の名勝負を放送していたので、無理して仕事を空けて観ました。この試合は再戦であり、ともに五階級制覇王者というとんでもない肩書同士の対戦。結果はドローなのだが、個人的には僅差でハーンズ勝利と思っていた。レナードはハグラー戦でもそうだったな。あの時もレナードの手数より相手に与えたダメージと攻勢を重視してハグラー勝利と思ったもん。それはさておき、ハーンズvsレナード第2戦の試合内容はとんでもなく凄い。ラウンドが終わるごとに観ているこちらまでコーナーに座りたくなるほどだ。ボクシングが好きで格闘技が好きで…というなら、是非一度観てほしいと思います。これはどーでもいいことだし、意味のあるデザインらしいが、リングイン時のレナードの衣装は関西人にはどうにもアレに見えて仕方がない(笑)。もし大阪で試合があってレナードがあの恰好で入ってきたら、とんでもないどよめきが起きたことだろう。野次も飛ぶかもしれない。「帽子と眼鏡は楽屋に置いてきたんか?」とか…。
黄金の中量級時代の選手で自分が一番好きなのはマーヴィン・ハグラー。試合内容といい、佇まいといい、派手な言動を好まないリング外の態度といい、最も憧れたボクサーであり、個人的には歴史的PFPと思っています。今日のミドル級に来ても、全盛期のハグラーなら最強の称号を手に入れることができると思うなあ。残念ながら昨年の3月に亡くなりましたが、それがワクチン接種に起因するものだったと後に聞いてなおさら残念。自分の部屋には今でも古いMIZUNOのカレンダーの一部が貼ってあって、そこには左をボディに伸ばしたハグラーと右を頭部に伸ばしたレナードのモノトーンの写真が使われています。そしてシンプルに「BLACK BEAT CRUSH」というタイトル。ハグラー選手の略歴等が最も簡単に読めるのは下記かな。
【スペシャルコラム】Vol.5「驚異の男」マーベラス・マービン・ハグラー|エキサイトマッチ ファンクラブ|WOWOWオンライン
それはさておきトーマス・ハーンズ。特にリング内では目つきは怖いし、無慈悲な倒し方をするが、試合後のインタビューでは好人物っぽい。ハグラーにKOで負けた時の「いや、かなわないよ。やられたよ」という笑顔も、レナードとの再戦後の「やるべきことはみんなやった」という清々しい発言も好感がもてるものだ。本当はどんな人物なのかは知らないけどね。
最近の愛読書
★特になし
最近の珍事件
★特になし
最近のお買い物
★コンパクトステレオ
仕事スペースでも聴けるようにおいてあるコンパクトステレオが時々おかしなことになるので、新しいのを購入しました。7年以上、自室や仕事スペースにいる時間はほとんどコレで音楽を流していたので、けっこうな酷使レベルだったのではないかと…。古い方は1階に降ろして主にラジオ用として使います。
SOUND CORNER Vol,185
『SWALLOW THE SUN』
MOONFLOWER
重く暗く悲しく美しく、それでいてメタルとしての激しさも伴った作品。ジャンル的にはドゥーム&ゴシック風味のデスメタルとかいわれるのだろうけど。アーティスティックかつエクストリームで、聴いているだけで絶望感が攻めてくる。血で描かれた赤い月とドライフラワーのゼフィランサスのアートワークをどう解釈したらいいのか…。中面に描かれた眼窩から涙を流す人物は、一瞬「初年兵哀歌(歩哨)」を思い出させた。もちろん関係性はないだろうが…。
最近の愛聴曲
- ONE DAY / THE REBEL RIOT『ONE DAY』
BELLA CIAO / THE REBEL RIOT『ONE DAY』 - *ミャンマーのパンクバンド。体制に立ち向かう気概と姿勢に心打たれる。第6波下でミャンマーの軍政のことなど忘れていた?
- HUNTER‘S MOON / GHOST
CALL ME LITTLE SUNSHINE / GHOST - *GHOSTの新曲がアップされていた。明るいようで陰もあり、軽いようで適度にヘヴィ、そして湿り気もある楽曲には、何とも言えないセンスの良さを感じるのだが、今回も日本盤はナシかなあ…。
- 『全曲』/ MEATLOAF『BAT OUT OF HELL』
- *ミートローフ氏、死去の報。何故欧米であんなに人気があるのか、自分にはなかなかピンとこなかった。ルックスが評価を妨害したのか(苦笑)。『BAT OUT OF HELL』は邦題『地獄のロックライダー』として知られる名作なのだが、アートワークやタイトルから受けるヘヴィメタリックな要素は希薄で、ロックオペラ的な作品として聴いたほうがいいのかな…と。ラックの後ろの方から引っ張り出して、あらためて聴いてみた。今のリベラルな耳で聴くとホント凄いレコードだと思う。R.I.P.
- 『全曲』/ LED ZEPPELIN『PHYSICAL GRAFFITI』
『全曲』/ LED ZEPPELIN『PRESENCE』
『全曲』/ LED ZEPPELIN『INTHROUGH THE OUTDOOR』 - *昨秋頃から個人的にZEPPELIN期。家でも車でもZEPPELIN。『INTHROUGH~』が 駄作だと?こんな音楽、ZEPPELIN以外に何者が作り得る?