Monthly Whiplash

vol.186

March.2022

月刊「WHIPLASH」Mar,2022 Vol,186 この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は1月25日から2月24日までです。

記憶障害系後遺症対策として

記憶障害系後遺症対策としては復唱を心がけていますが、それでもたまにふと分断され「あれ、何やったっけ?」ということがあります。仕事にかんすることはマメにメモを取るようにしていますが、何気ない日常ではそうもいかず、ふとプツッと記憶の糸が切れることも。あー、めんどくさい。リハビリだと思って、思い出すまで粘って記憶をたどってます (笑)。味覚と嗅覚は感染後2週間程度でほぼ完治しましたが、 この「脳の霧」はいつになったら晴れることやら…。

惜しまれつつ廃刊となった雑誌というのは意外に少ない気がします。よくあるのは初期からの読者から「読む気がしなくなった」という声が散発的に上がり始め、えらく極端な広告主重視になったり、見たい・読みたい人やモノが出なくなったり、記事が低質かつ薄っぺらになったり、リベラルさを欠いたり、写真のレベルが著しく低下したり、そして急場しのぎの寄せ集め感が増えたなあと思ってるうちに、休刊という名の廃刊…。それにしても最近、ホントに雑誌類を見なく読まなく買わなくなりました。ネットがあるからという理由ではありません。興味のある記事が出た時だけ『ナショジオ』を買うぐらいか…。

昨年末に壊した肩が

昨年末に壊した肩がほんの少し復調してきました。構造的には腕絡みを極められて、逃げようとした時に肩に来た…というようなトラブル。腕絡みではなく天然の岩と重力でそうなったんですけどね(苦笑)。試合でそうなった知人が完治には半年かかったと言ってたので、自分も治ってきたとはいえ、まだ当分岩場を上り下りするような釣りはムリやな…と。角度によってはまだけっこうな痛みが走るし…。仕方がないので、そのあたりに負担をかけないタイプの軽いトレーニングと、リハビリ系動作だけをやってます。簡易なものとはいえトレーニングをやめると、一気に生き物として劣化するような危機感があって…。強迫観念です。(笑)。

感染が収まらない中、ほぼ引きこもり生活が続いてます。食料品や日用品も仕事で外出した帰りにまとめ買い。たまに気晴らしでドライブと鳥眺め。つくづくおもんない生活やな…。そのせいか、最近よく海外で釣りをしてる夢を見ます。そろそろ禁断症状が出てきました。不思議なのはランディングした途端に魚がやたらと小さくなること。なんでやろ?

本来なら1月下旬から2,3月はフィッシングショーなどのイベントが連発する時期。 すべてに参加しているわけではないし、人混みや人前に出るのは好きではありませんが、なにもないとなるとそれはそれで張り合いがありません。来年は制限付きでも、そういう対面の展示会の類はできるかな? 昨秋の感染が落ち着いていた頃には、「大規模なフィッシングショーは困難でも、このままなら小規模のショップイベントぐらいはできそう」という話が出ていたぐらいですが、それすらもいつになることやら…。

現在リップレス・ジョインテッドミノーに取り組んでいます。

現在リップレス・ジョインテッドミノーに取り組んでいます。名前も決まったし、外観もほぼ決まり(ウロコ模様などのシボはまだ)、ダルマ環などのパーツの配置まで進みました。春からはABS中空ボディに自分でウェイトルームを組んだモデルの試作&テストができそうです。以前、もうあまり作るルアーはないなどと言いましたが、まだいくつか残っています。自分は陸からの釣りがほとんどなので、タックルやルアーの数は制限されます。なので、使うルアーにも作るルアーにもバーサタイルな要素を求めます。つまり一点豪華主義ではないということ。海外釣行でもそんなに釣具を持ち込むことはできないので、せいぜいボートやカヌー上にタックルは用途違いで2~3セット。荷物の関係上ルアーもそれほど多く持参できないので、こちらもやはりバーサタイルというのが重要になってきます。そういうわけで、今後作るルアーも何かに特化して用途が限定されるものにはならないでしょう。それとここにきて原材料の高騰があります。国内生産では自分が納得できるものを作ることができる反面、価格面が非常に厳しくなってきました。で、根がかりで消耗しやすいタイプのルアーは作らないことにしました(元から作ってないか)。これは失くした際の金銭的ダメージの回避だけでなく、水中に遺棄されたルアーはただのゴミなので、環境面と遺棄する気分を考えても作る気がしません。昨冬バルサでミディアムダイバーのミノーを作ってみましたが、これにかんしてもリップ形状や泳ぎでいかに根がかりを低減するか…ということを考えました。タイトないい動きをするので、いずれはバス、スズキ、野生マス族用としてリリースしたいと思っております。でもやっぱり失くしにくいといえばトップウォータープラグですね。今年DISTURBIN’WIRE 105とFLUTTERIN’WIRE 75をリリースするので、今のところバルサやウッドモデルが存在して、ABS化も考えているのはあと2モデルです。

北京オリンピック

北京オリンピック。「うわ、すごいな」と素直に驚くこともあれば、感動的なシーンもありました。しかし、なんともキナ臭い場面もいろいろ。政治臭ぷんぷん。IOCって何?(苦笑)

深夜にNHKの特番を観ていて思いました。「幸せなら手をたたこう」は前の時代の「WE WILL ROCK YOU」だと。しかもこの曲の誕生の話を知って感動。

夢の中で何度か異世界へ迷い込んだことがあります。大阪のとある駅(どこの駅かは不明)の裏を歩いているうちに、小さな商店街に迷い込んで、それは多分サラリーマン時代にいた鶴橋の記憶が関係するのだろうけど、その鶴橋のあたりとはまた違い、天井が異様に低く薄暗く、やがて小さな飲食店がひしめく路地に出て(これは天神橋筋から天満のアタリに近いような気がするが、まったく人がいない)、しかし、いつしか迷路のようになってやがて地下に入り、再び地上に戻った時は大日の一角に似た場所にいて、そろそろ日が暮れるのに誰も町を歩いておらず、建物にも明かりはついておらず、工場のシルエットが黒く重く地面から突き出ていて、それでも自分はどこかに行かなくてはならないのだが、その行き場所すらわからず、線路に沿って南の方に歩いていく…というもの。歩きながら前に来た時はどうやって駅に戻ったのかを思い出そうとするのだが、記憶は手繰れず、人に尋ねようにも誰ひとり見当たらず、線路があるからにはどこかの駅に着くだろうと思って、有刺鉄線の張られた広大な荒れ地と線路の間にある道を、寂れた薄暗がりの中、黙々と歩き続ける。ずっと向こうに町らしい明かりがかすかに見えたりするが、いくら歩いてもそこには近づけない。何度も似た場所を通る夢を見たのか、それとも見たのは一度だけで劇中劇というか夢中夢みたいなものなのかはわかりません。とにかくこれはきっと日頃から先行きに不安を抱えているからなのでしょう。たいていは歩いているうちに現実世界で夜が明けて目が醒めます。目が醒めてから「あのままあの道をずっと歩くとどこに行きつくのだろう?」と、その先を想像したり、それぞれの場所に近似した現実世界の場所を特定しようと試みたりしています。ほぼ無駄ですが(苦笑)。

現在、本気で怖いのがウクライナ情勢。

現在、本気で怖いのがウクライナ情勢。というかロシアの動向。ウクライナの先に絶対欧米を見据えているよなあ。そしてここにきてトランプはアメリカ国内の分断を煽るような発言。ロシア側の言動を見ていると、まるでそうなることもお見通しであるかのような…。分断が深まればそれもロシア(というかプーチン氏やね)の思うつぼ。以前ロシアの知人と雑談していた時に、彼がことあるごとに「いや、それはないだろう。なぜならプーチンだからだ」とか「もちろんそうだ。なぜならプーチンだからだ」という回答をしていたのを思い出します。独立承認とか、カムチャッカ半島にミサイル着弾とかも、ものすごく不穏な空気を感じます。ベラルーシの発言も気味が悪い。地域的暴走が世界規模に膨れ上がらないように祈ってます。

と書いた翌日、軍事侵攻が開始された。THE THREAT IS REAL.

最近の!!な試合

★UFC271 ヘヴィ級3回戦 デリク・ルイス vs タイ・トゥイバサ
最近はヘヴィ級でもスマートな試合が増えたが、これはまったく違った。一時は攻勢を取ったルイスにトゥイバサの反撃の右ヒジ。この後のルイスの倒れ方があまりに印象的で…。

最近の愛読書

★秘密の動物誌 ジョアン・フォンベルタ&ペレ・フォルミゲーラ著 荒俣宏 監修
菅 啓次郎訳 ちくま文芸文庫
久しぶりに引っぱり出して読んでます。ケンタウルス・ネアンデルタレンシスが夢に出てきそう(笑)。こんなのをおもしろがって読んだりしてるから、自分とこのロッドに学名…なんて発想になるのかな(笑)。

最近の珍事件

ある夕方、庭にスズメが1羽落ちていました。拾い上げるとまだかすかに生きていて、
調べたところ外傷はなし。毎朝ウチには米をねだりに来るスズメが10羽ほどいるのですが、その中の1羽かもしれません。家に入れて寝かせていると、10分ほどで動かなくなり虹の橋を渡ったようです。ところで自然下でのスズメの寿命ってどれぐらいなのだろう?と思って調べてみると、せいぜい2年ぐらいなのだそう。車にぶつかったりして死んでるスズメはたまに見ますが、自然死らしい死体って意外と見ませんよね。とりあえず一晩屋内で寝かせて、翌朝庭の仲間のスズメたちがよく来るあたりに、米を少し持たせて埋めました。小さい石を墓標にして米も供えておきました。昔、多分江戸の頃、行き倒れは辻(道の交差したところ)に埋め、その上を通る人によって踏まれることで鎮魂という話を聞いたことがありますが、このスズメの場合も墓に供えた米を仲間が食べて墓を踏んで、それが弔いになればいいなと。確かに仲間たちはやってきて墓標の前の米を食べました。そこまではいいのですが、去った後に墓標に土がついた米みたいなものが載ってるので、「あれ、食べ残し?」と思ってよく見ると、それは仲間のフンでした(苦笑)。
ちなみにウチの庭にはスズメやらネズミやらがちょこちょこ埋まっています。今回のスズメ以外は全部、21年一緒に暮らしていた三代目ネコと、その前の二代目(←20年一緒に暮らしました)が獲ってきたもの。二代目と三代目は、ウチに上がり込んで家猫として暮らすようになるまでは野良だったので、狩りが上手でいろんなモノを獲ってきました。

最近のお買い物

★特になし

SOUND CORNER Vol,186

『VANDENBERG』

VANDENBERG

VANDENBERGのバンド名をタイトルにした1st。若いバンドなのにイキのよさだけでなく妙なシブさがあり、ふとBAD COMPANY?なんて風味が顔を出す瞬間もあり、デビュー当時自分よりも年長の耳の肥えた人たちにも評価されていた記憶がある。A面ラストのバラッド「Burning Heart」がシングルカットされ、アメリカでスマッシュヒット。2ndも同じ位置に「Different Worlds」というバラッドが入っていて、こちらも哀愁系のいい曲だった。元々タイムレスな楽曲のバンドだったので、今聴いても古臭さは感じない。それにしてもアルバムリリースが1982年だからもう40年も前のことである。先日古い友人と話をした時、彼の口から「最近またVANDENBERGをよく聴いている」という偶然の一致があり、懐かしさのあまり当時のHM/HR談義に長時間花が咲いてしまった。

最近の愛聴曲

THIS IS WAR / VANDENBERG『HEADING FOR A STORM』
WAITING FOR THE NIGHT / VANDENBERG『HEADING FOR A STORM』
DIFFERENT WORLDS / VANDENBERG『HEADING FOR A STORM』
*2ndからはこの3曲。
HANDSHAKE WITH HELL / ARCH ENEMY『DECIEVERS』
*ARCH ENEMYのすべてのカタログの中でも、この曲はトップクラスに好きかも。
STRANGE DAYS / NAZARETH『SURVIVING THE LAW』
*この曲を聴いた感じでは、新作は前作の延長上にありそう。Bのネズミストラップ!欲しくはないけど…(笑)。
『全曲』/ LED ZEPPELIN『I』
『全曲』/ LED ZEPPELIN『CODA』
A WHITER SHADE OF PALE / PROCOL HARUM
*最初に聴いたのはHSASによるカバーバージョンでした。R.I.P.
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