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vol.186

Mar.2022

リップレス・ジョインテッドミノー、進行中

「何を今さら」と思われるでしょうが、リッ プレス・ジョインテッドミノーを制作中。 尾ビレをのぞいて外観はほぼ出来上が りました。いわゆるビッグベイトというほ どの大きさではなく、ミディアムヘヴィク ラスのタックルでも十分使えます

 この手のルアーが世に出てもうかなりの年月が経ちます。当初、世間的にすごい反 響だったので、自分も試しに数種類購入して引いてみました。しかし、なんかピンとこ なかったので、それっきり興味を失い、かわりにウッド製の3連ジョイントのリップレス ミノーを作って遊んだりしていました。で、そのウッド製のがすごくいい動きをするの で、「リップレスミノーをABSでやるなら3連やな」と思い、原型を製作をしたり、内部ま で構想していました。ところがある時ふと3連特有のコントロールのしにくさがイヤに なり、同時に予定していたサイズではウェイトルーム他に無理が出てくることもあって 封印。かわりに自分なりの2連タイプを作ってみました。するとコレが世間の同様のタ イプ(というか手持ちの数種)とはちょっと異なった動きを見せ、しかもタダ巻きで独 特の抵抗感を手元に送ってくるので、さらに数個製作して煮詰めてみました。
 ちょうど1年ほど前、当時の担当者スギゾー君とDISTURBIN’WIRE 105のアクション チェックに出かける機会があったので、その時に冬の人造湖でこの2連モデルを動か してみると、スギゾー君が目ウロコ状態に。彼がスマホで撮った動画を現担当者他に 見せると、「これは世に出すべきだ」という方向になり、DISTURBIN’WIRE 105とFLUTT ERIN’WIRE 75が手から離れたら進行という運びになりました。で、写真は加工して細 部がわかりづらくしていますが、左みたいな状態にまで進み、内部構造に着手できる までになりました。発売時期は未定ですが、22年夏までには金型に進みたいです。

生物など

少し時間ができたので、東播のコハクチョウの南限池に行ってきました。ついでにハス池も。

この日は7羽見かけました。平日でもバズ ーカみたいなレンズをセットした鳥屋さ んが並んでいました
かぎられた観察エリア内で近づいてみま した。優雅です。カモ類ではマガモ、コガ モ、オナガ、ヨシ、キンクロが浮いてました
オナガの羽ばたきを真後ろから撮ってみ ました。ちょっとだけジャコウアゲハみた い…
隠者みたいなアオサギ。よくこの位置に とまっています
風に冠毛や胸の長い羽毛がたなびくと、 なんか風格みたいなものも感じます。古 い絵に出てくる仙人みたいな…
立木に隠れてダイサギに接近してみまし た。夏羽では嘴が黒、目の前が青緑色に なります

2月下旬、カメラだけもってマナちゃん渓谷に行ってみました。マナマズはまだまったく見えませんでしたが、コイは浅場の緩流帯 にけっこうな数が出ていて、春が近いことを教えてくれました。春が近いといえば、そこらの藪でウグイスが馴染みのある声で鳴き 始めました。気温は5度でしたが、無風の日溜りの暖かいこと。枯葉の上で昼寝したいぐらいでした(笑)。太陽に感謝ですね。

カワウのオスが繁殖羽になってました。 頭部の白化が進むにつれ、虹彩がエメ ラルドグリーンになるようです
左の写真をアップにしてみました
こういう角度で見ると、猛禽類っぽくてカ ッコいいですね
アオジのメス。マナちゃん渓谷の藪でフ ツーに見かける種類
ルリビタキのメスが地上に降りていまし た。鮮やかなオスも1羽だけ見かけまし たが撮影できず
珍しく7mぐらいの距離に寄ってきてくれ ました。これで日なたならいうことなしだ けど…
歩いているとエナガの群れに囲まれまし た。とにかくせわしなく飛び回るので撮り にくいです
左のカットをアップにしてみました
斜め後方から。こうして写真を撮ってると、 釣りをしてるのと近似の緊張感とわくわ く感があります
首をかしげている。あざといぐらいかわ いいですね。この時川の方からヤマセミ の鳴き声が聞こえましたが、林が邪魔で 撮影どころか姿も確認できず
エナガを撮っていたらコゲラが現れまし た。自宅の裏にも年に一回ぐらい現れる、 一般的なキツツキです
川岸の藪からカラス2羽とトビ1羽が飛び 出しました。近づくと死臭が。もしヒトだ ったら通報しないといけないので、とり あえずチェック。正体は20kg級のイノシ シ。内蔵や食べやすい部位はなく、肉の 少ない四肢の先だけ手つかずでした。 タヌキやキツネなどの野生動物と植物の 栄養になれば…と
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