Monthly Whiplash
vol.189
Jun.2022
月刊「WHIPLASH」Jun,2022 Vol,189
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は4月25日から5月24日までです。
ホームページがリニューアル!
そうなんですよ。先日ホームページがリニューアル!
かかわってくださった皆さん、ありがとうございましたm(__)m
まだ少しキャプションと写真が一致しないなどの間違いはありますが、近日中に直していただく方向です。
ワクチンの3回目接種を終えました。接種当日は一瞬37.6まで熱が上がったものの、すぐに36.7まで低下し、「これはたいしたことないかも…」とひそかに期待していましたが、翌朝には39.4まで上昇。その日はカロナールを飲む→38度台まで下がる→効果が切れる→39度を突破…を繰り返し、接種箇所の痛みも発生。さらに1,2回目になかった頭痛と倦怠感も出てきてぐだぐだになりました。おまけに接種から24時間後に左手指の痙攣も。さいわい痙攣は数分でおさまりましたが、一瞬「なんや、コレ!?」と少々ビビリました。ちょうど1年前のこの期間、自然感染で苦しんでいた記憶が蘇って重い気分にもなりました。しかし、その後はゆるやかに回復し、1回目、2回目より尾をひいたものの、接種後約80時間でほぼ完全に復活しました。しかし腕の痛みはしつこく、消えるまでに一週間以上かかりました。
でも自然感染時や1、2回目接種時とまったく違うのは、ひどい風と雨の中、夕食のおかずとデザートを持ってきてくれたり、翌日・翌々日と手作りのスイーツを差し入れてくれたりと、いろいろ気を遣ってくれる人がいること。心から感謝しています。
ワクチン接種(4/28夕方)もあり、GW前半はけっこうなぐだぐだ状態。そして釣り場で多くの人に遭いたくないので、今年のGWも恒例の釣行ゼロ。釣りに行かなかったので時間に余裕ができ、ふたりで庭飲みとか、午後だけ近所のカフェとか、カキオコを食べに日生(ひなせ)に行ったついでに田倉牛神社や和気神社やフジ公園に行ったり(なんと前日には偶然コーヘイ君夫婦も同じ神社と公園に行っていた。カキオコには行ってなかったようだが)とかはしたけど、規制緩和とはいえ、極力人混みは避け、渋滞も避け、静かにおとなしく過ごしました。もちろん遊んでばかりでなく、それ以外の時間は仕事もしてました。
TVで観たり、知人から聞いたところによると、このGWは天気がよかったせいもあり、すごい人出だったとか。もはや感染なんていちいち気にしてられない事象になったのかな?
5月のバチ抜け
昨年はCOVID-19感染による体力低下と喪中のため行けなかった5月のバチ抜け。今年は久しぶりに行ってきました。日没前にはゴカイがひょろひょろと水面を泳ぎ、ところどころで捕食も起き、水面引きで2本、立て続けに釣れました。そして約30分後にもう1本。サイズは50cm台ですが、きゅんきゅん引いて楽しませてくれました。しかし、その後は続かず、ゴカイは浮かず水面での捕食もなくなり、やがて「し~ん」な状態になり、少し風波まで出てきたので納竿しました。
同行の空手センセイは、何とかたくさん釣ってやろうと欲をこいてソフトルアーを使用。そのワームのクリアレッドがボラを刺激したらしくアタリ連発。チヌは釣れたものの、本命のスズキは釣れず、ボラにまみれて、めでたくボラ師四段(←空手も四段だからね)の称号を授けられました。
[当日使用タックル]
Rod: RAW DEALER R705RRL-S2 THE ENTRANCER(Whiplash)
Reel: 10 CERTATE 2500 (Daiwa)+ PE#1.0+Nylon Leader 16lb
Lure: LAZY 8S (Daiwa)
*この時期はよくボラが捕食してくる(口が小さいので丸呑みされるとトレブルは大変なのだ)し、暗い中ネットやなんかに絡んだフックを外すのは厄介なので、ルアーのフックはシングル(もちろんバーブレス)に替えることが多いです。チヌ鈎や伊勢尼をザイロンXやシーハンターでループ仕様に。今回食ってきた3本は、いずれもリアフックが下アゴ先端にかかっていました。そんなかかり方でもバレにくいんよな、この仕様。しかも外しやすさ抜群! 元気なうちにさっとリリースできます。
*経験的にバチ抜け時のクリアレッドは、ボラを刺激することが多いです。シンキングペンシルでもクリアレッドやクリアレッド+ホログラム系カラーは、よくボラに吸い込まれます。なので、スズキよりもパワーのある引きを楽しみたいなら、そちらを試してみてください。誰も試さないか…。自分だけか?わざわざボラを狙ってみたりするのは…。今回はクリアレッドのワームを持参してなかったので、別の赤っぽいワームを試しましたが、スズキとは明らかに異なる「はむっ…」という小アタリが2度ありました。おそらくボラの仕業でしょう。食い切らなかったけど…。できれば釣って、空手センセイのタモをいっそうボラ臭くしてやろうと企んだのだが…。センセイは「たくさん釣ってやろうとゴカイっぽいワームを使って、結果スズキはゼロでボラまみれ。欲をこいたバチが当たったなあ、バチ抜けだけに…」とおっしゃっておられました。…とはいえ、全然凝りてなさそうだったけど。
たまたま
たまたま知人(←自分が釣りをしてることを少ししか知らない)のところに行ってた時に『池の水を~』という番組がついていて、見るともなく5分ほど見ましたが、外来種であれ、在来種であれ、魚の扱いが雑というか乱暴で配慮がないな…と。小型在来魚なんかはダメージで近いうちに死にかねないな…と。本当に魚や自然が好きな人なら、それがなんであれもっと丁寧に扱うはず。殺される運命のものであっても、乱雑には扱えないはず…。引き取り手のないアカミミガメは殺処分(冷凍後焼却?というウワサを聞いたことがあります。外来魚はそのまま焼却処分に…というウワサも。ウワサですけどね)にされるのかな…などと思うとすごく陰鬱な気分に。ほんの少し見ただけですが、他人の家なのにすぐに勝手に『~一軒家』にチャンネルチェンジ。
バンクシー展に行ってきました。独特の展示形態だったし、内容も実に興味深かったです。その帰り、同行者と夕食を終えて店から出たところ、商店街は若い人たちで大混み。あちこちでけっこうな騒ぎ具合。違和感がありましたが、思い返してみるとコロナ前はこんな感じだったなあ…と。でも、すごく自由な感じになってきたアメリカでも、先日大統領が「まだパンデミックは終わっていない」なんて発言してたし、北朝鮮はここにきて急に感染爆発をアナウンスするし、台湾は方針を変えるし、中国は「それで封じ込められるの?」というゼロコロナ政策…。まだもう少し先は見えないか…。
急にある国とある街が意識の中に飛び込んできました。釣り目的じゃないし、観光でもないんだけどね。年内に行くことになりそう。
ここにきて何人かの独裁者に変化が訪れるかも…。
南米コロンビアの話
特に深いつきあいがあったわけではない。数度話をして、1度偶然同じ店に居合わせて、そのままテーブルを一緒にして飲んだだけだった。でも自分より若い知人の逝去は重くのしかかってくる。藤原さん、安らかに。合掌。
その藤原氏も行ったことがあり、自分も2回行った南米コロンビアの話。スポーツフィッシングが違憲とされ、1年以内に国全体で禁止という決定がなされたそうです。ワケがわからん。かの国の憲法を知らないので、どう違憲なのかわからん。まさか自分の国の資源である魚を搾取してるとでも? もしくは魚に痛みを与え弄ぶ卑劣な趣味とでも? もちろんコロンビア国内では反発は相当出ているようです。現地では5/29に大統領選挙も行われるし、今後それによる影響も考えられそうです。ウワサによると新大統領候補は相当クセの強い(←いい意味ではなく)人間だとか…。
ちなみに自分が2度世話になったロッジも、首都ボゴタで宿泊していたホテルも、コロナ禍で閉鎖となったようです。ロッジにかんしてはガイドの元締めみたいな立場の人が、再開に向けていろいろやってるそうですが、スポーツフィッシングが違憲となってしまえば、その努力も水の泡。もう一度行きたい場所なので、なんとか決定が覆らないものか…と期待をいだいています。
たまたまいろんなニホンオオカミ本を読み返していた時に、偶然にも興味深い発表がありました。山梨大や国立博物館などの研究チームによる、ニホンオオカミにかんする研究です。それによると、ニホンオオカミは大陸から渡ってきた巨大オオカミと、後に渡ってきた未知のオオカミの交雑種ということです。…だとすると後から現れたオオカミが小型種で遺伝的により強力だったということか? これが事実なら、これまで言われていた「DNA判定の結果、独立種ではなくタイリクオオカミの亜種にすぎない」とか、「亜種ということはニホンオオカミ=タイリクオオカミであるわけだから、海外産のそれを今の日本の森に放っても外来種ではない」とかいうのは崩壊するわけだ。とにかく個人的には今後の進展に大注目です。一体「未知のオオカミ」とはどんなヤツなんだろう?
最近の!!な試合
★UFC275ライト級選手権 シャールズ・オリベイラ vs ジャスティン・ゲイジー
0.5lbオーバーでオリベイラの王座が剥奪され、オリベイラが勝っても空位、ゲイジーの勝利のみがライト級王座を決定するという試合。そこが何とも残念だが、内容は実に見ごたえがあった。ゲイジーはパンチで2度ダウンを奪うも、スタンドでもオリベイラが優位。右ストレートでダウンを奪った後のグラウンドの展開でゲイジーを完封。リア・ネイキッドチョークでタップアウト勝利。前回マイケル・チャンドラーとの激戦を制したゲイジーがこんなに早く沈められるか? オリベイラはインタビューではコナー・マクレガーの名も挙げていたが、次はおそらくイスラム・マカチェフだろうな。マカチェフの不気味な支配力に対しオリベイラはどう対処するのか? たしかにマクレガー戦は華も話題性もあり注目されるだろうが、今のライト級で最も底が見えず恐ろしいのはマカチェフだと思う。
そしてライト級のもう1試合、マイケル・チャンドラーvsトニー・ファーガソンも衝撃的だった。1Rはファーガソンがパンチでダウンを奪い、独特の動きを見せて好調ぶりをアピールしたが、2R開始早々、死角から飛んできたチャンドラーの前蹴りがファーガソンの顎を下から粉砕。一撃KOとなった。チャンドラーもインタビューでマクレガーの名を挙げていた(華と名があるので大人気やね)が、オリベイラvsマクレガーよりチャンドラーvsマクレガーの方が観たい。いや、ゲイジーvsマクレガーか…。今のマクレガーにはオリベイラは壁が高すぎる気がする。グラウンドはもちろん、スタンドでもオリベイラが有利だろう。マカチェフvsマクレガーなら、マクレガーが凄惨な負けを喫する可能性も…。
最近の愛読書
★特になし
あれこれ読んでます(特にニホンオオカミ関連)が、新しい本は買ってません。
最近の珍事件
★不運3連チャン
釣りをしていたら、すぐ近くの山で「バチッ!バキバキッ!」という変な音。ん、煙が見える…山火事!? すると消防車両が集まってきて、狭い道は塞がれるし、車の前後はホースで包囲され身動きできない状態に。さいわい消火活動にまったく邪魔にならない場所に停めていたので、迷惑をかけることはありませんでした。2時間ほど車で待機してると完全消火し、「もう通って大丈夫ですよ。ご協力ありがとうございました」と言われ解放されたので、20分ほど走って別の場所に行くと、入り口のいいポイントにタヌキの水死体。あぁ気が滅入る。とりあえず合掌してから、また別の場所に。そこではいい魚をかけ急斜面を降りてランディングしたものの、なんとか斜面を上り、魚を上の草地に置いた瞬間大暴れ。お魚さんは急斜面に張り付いた自分のすぐ横を滑り落ちて元の水にドブン! たしかにキャッチしたものの、写真は撮れず終い。今年またあんなのに遭えるかな…というぐらいデカかったのになあ。…という不運3連チャンがありました。
後日談。山火事の件で近くの人と話していると、「このへんには火をつけるが好きな人が一人いてなあ…」とのこと。「え、それは放火ということなん?」と自分。「いや、放火というのではなく、伸び放題の草地を刈るのが面倒なので火をつけるわけ。それが迂闊でなあ。今回は火がヨソに移って、消そうにも個人の手におえず、ちょっとした山火事になって消防団が大出動となったわけだ」。放火でなくよかったと思う反面、それはそれで非常に恐ろしい。
最近のお買い物
★特になし
SOUND CORNER Vol,189
『CHINATOWN』
THIN LIZZY
スノーウィ・ホワイト師が加入して作られたレコードで、故フィル・ライノット師の
「都会の陰の部分に向けられた感性」で作られたアルバムとも言われている。表題曲のみならず「KILLER ON THE LOOSE」の歌詞にも出てくるチャイナタウンはニューヨークのそれだろう。全体的にブルージーで流麗。ナチュラルなオーバードライブのレスポールの音が冴える。T-1のギター・ハーモニーには感涙。次の『RENEGADE』からメタリックな要素を強めていくので、THIN LIZZYらしいTHIN LIZZYが聴けるのはここまでかな…と。
クレジットを見ると、後に正式なメンバーとなるダーレン・ワートンが初めてレコーディングに参加している。
最近の愛聴曲
- NO FAITH REQUIRED / SNOWY WHITE AND THE WHITE FLAMES『NO FAITH REQUIRED』
MIDNIGHT BLUES / SNOWY WHITE AND THE WHITE FLAMES『NO FAITH REQUIRED』 - **元THIN LIZZY、スノーウィ・ホワイト師のブルーズアルバムより。
- PREACHER / DEAD CITY RUINS
- *オーストラリアのハードR&Rバンドの新曲。これが相当カッコいい!なんか一皮剥けた感じだ。
- HATE UBER ALLES / KREATOR『HATE UBER ALLES』
STRONGEST OF THE STRONG / KREATOR『HATE UBER ALLES』
MIDNIGHT SUN feat. Sofia Portanet / KREATOR『HATE UBER ALLES』 - *KREATORの新譜より。『GODS OF VIOLENCE』に続き今回も期待大!