Monthly Whiplash

vol.190

Jul.2022

月刊「WHIPLASH」Jul,2022 Vol,190
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は5月25日から6月24日までです。

SWAYWARD-16(Sixteen)の開発はけっこう順調に進んでいます。

SWAYWARD-16(Sixteen)の開発はけっこう順調に進んでいます。少しジョイント部を形状変更し、スラローム幅(けっこうワイドで、うねり~うねり~と艶めかしく動きます)をわずかに調整したABS切削モデルもあがってきて、それによる各タイプのテストもけっこううまくいきました。ウェイトルームの試案もうまくいった感じなので、そのまま本番に移行してもいいかな…と。どのみちインジェクションでのショットは、切削モデルとは重量が若干異なるので、そのあたりは最終調整が必要ですが、それもウェイトボールの配列や材質による調整でコントロールできそうです。晩秋頃に予定している海外渡航には、インジェクションモデルを持っていけそう♪ けっこうタフな魚が相手なので、耐久テストになったりして(笑)。発売は2023年前半になりそうです。その前にアクション動画を撮っておかないと。手前味噌ですが、この手のルアーのわりに生命感のあるイイ動きをしますよ。

時々釣りには行ってますが

時々釣りには行ってますが、今年もまた釣禁や地域住民とのトラブル(←釣り人の私有地侵入だとか)の話があり、また釣り人によるゴミも増え、なかなか純粋に楽しめなくなっています。で、6月末から唯一純粋に楽しめそうな山岳渓流に入ろうと思います。できるだけ釣り人が来なさそうなところへ、来なさそうな時間に(笑)。そうでもしないと、昔から大好きなはずのお魚釣りが苦いものになる。

たとえば…。

たとえば…。自分の好きないくつかのライギョの棲む池では、この季節ホトトギスの声が響いています。ウグイスも鳴いているし(年柄年中「ホーホケキョ」と鳴くわけではないことぐらい誰でも知ってるよな…?)、シジュウカラやヤマガラも鳴いています。水面のみならず岸も草で覆われ、木々の深い緑に囲まれています。そこでは何種類ものトンボが飛び交い、スズメバチが何度も人間を偵察しにやってきたり、時にシカやイノシシ、イタチなどが姿を見せることもあります。近所に買い物に行くような軽装で釣りができるとか、何の用心もしないで釣りができるとか、そういうこととは無縁。大型魚が多いかといえばそんなことはないし、魚影が濃いわけでもありません。ブーンと投げてズルズル引いたり止めたりしてりゃ釣れるほど単純なわけではありません。くるくるピッチングをやれる場所も少ない。早い話、イマドキの釣り人が「難しそう」と避けるような場所です。たしかに我ながら難しいと思います。それでも自分が行くのは、ちょっとした自然の中で心静かに釣りができるから。それはライギョ池にかぎったことではありません。マナマズ渓谷もとりたてて魚影が濃いわけではなく、むしろどこぞの町外れの用水路の方がナマズだらだ。しかし、渓谷にはヤマセミが現れるし、ホトトギスやコジュケイの声も聞こえます。釣りをしている近くの藪からは、なんかの鳥がガサガサしている音がのべつ聞こえてくるし、シカやアナグマも生息していて夜になると出てくることもあります。魚はいるけど人工物だらけとか、完全に護岸された場所とかいうのは雰囲気的に苦手だし、そういうところでは血が騒ぎません。どんな場所を選ぶかは個人の嗜好によりますが、自分は釣果のためだけに場所を選びたくはないな…。

最近雑誌類をほとんど読まなくなりました

どんなジャンルにせよ、最近雑誌類をほとんど読まなくなりました。コロナ禍のせいもあるのでしょうが、なんかやっつけ仕事的に思えるものが増え、露骨で稚拙な「推し」も散見され、手に取ることも減りました。個人的には「コロナ禍だったからこそ練る時間があったろうに…」と思うのですが、現実は逆っぽいですね。音楽はいいのがたくさん生まれてるのに。もはや何も言うことはない。

最もかかわりたくないのは、調子のいい顔して寄ってくる、口先がやたら潤滑なウソつきどもだ。「覆水盆に返らず」って知ってる?

以前、コロンビアがスポーツフィッシング禁止に!?という話を書きましたが、ここにきて初の左派政権が誕生。どうなることやら…。

何とかならんのか?ガソリン高騰と円安。おちおち釣りに行っていられないほど、かつてないほど懐を直撃されています。

今月は私事がいろいろあって、書く時間や書く内容があまりありませんでした。内容薄々でスミマセン。もちろん仕事はあれこれやってますよ。上のSWAYWARD-16はもちろん、上がってきた2pcロッドのプロトのティップセクションにガイドをつけてテストできるようにしたり、SWAYWARD-16の次に開発するつもりのルアーのラフを作ったり…。

最近の!!な試合

★UFC276 L.ヘヴィ級選手権 グローバー・テイシェイラ vs イリー・プロハースカ
あと少し持ちこたえれば…。5R後半、プロハースカの体形を活かした、変則的なリアネイキッド・チョークでテイシェイラがタップアウト。プロハースカがサイドにまわってきたため、締まらないと判断したのだろうか? それまでの展開では明らかにテイシェイラがポイントを重ねていたので、あのチョークを防げば、5Rを落としたとしてもテイシェイラの判定勝利だった。負けはしたが、43歳のテイシェイラの円熟味と技術と諦めない精神力を見せつけられた試合だった。
それにしても最近のUFCのナンバー大会メインカードは素晴らしい試合だらけ。コ・メインイベントの女子ストロー級選手権も手に汗握る内容。なんせあの絶対王者ともいわれたヴァレンティーナ・シェフチェンコが、追い込まれるシーンがあったのだから。バッティングによるタイラ・サントスの右目の視界不良がなければ、判定で王座が入れ替わっていたかもしれない。あの状態でもスプリット判定だったのだから。これは是非とも再戦を観たいな。ずっとUFCで戦い続けてきたヨアナ・イェンジェイチックとジャン・ウェイリーの試合も壮絶。ジャンのバックハンドブローがイェンジェイチックをとらえた瞬間、歴史に幕が降りた観がある。

★WBAライト級選手権 ジャーボンティ・デイヴィス vs ローランド・ロメロ
無敗対決。個人的に最も注目しているボクサーのひとり、ジャーボンティ・デイヴィスが、やや変則的な強打者ローランド・ロメロを迎え撃つ一戦。デイヴィスが何発かもらうシーンはあったが、6Rに左フックのカウンターで一撃KO。またしても鮮烈なKO決着を見せた。やんちゃなイメージのデイヴィスだが、試合後のインタビューでは落ち着きと貫禄が見られ、ボクシングのみならず人としての成熟具合もうかがえた。最近ボクシングでは、様々な階級で団体統一戦が盛んだが、このライト級でもワシル・ロマチェンコに判定勝ちして3団体統一王座を手に入れたテオフィモ・ロペスをスプリット判定で下したジョージ・カンボソスJr.が近日防衛戦(WBAスーパー、IBF、WBO)を行う。その勝者vsデイヴィスというのも是非とも観たい試合だし、現在ウクライナで従軍中のロマチェンコが万全の状態で試合をできる状態になれば、その対戦も観てみたい。現在デイヴィスが頭ひとつ抜けている感じだが、どんな組み合わせでも興味深い試合になると思う。

最近の愛読書

★北海の狩猟者 ヒグマ撃ちと山釣りに明け暮れたある開拓者の記録 西村武重著 ヤマケイ文庫
以前同著者の『ヒグマとの戦い ある老狩人の手記』を読み興味深かったので、この本も購入。将来的にも自分が狩猟をやる可能性はゼロに近いけど。

最近の珍事件

★アニーちゃんアレルギー
友人が2度目のアニサキス症に。旅行先で生のサバを爆食した際にアニーちゃんも食ってしまったようです。でまあ当然のように胃に痛みが発生し、内視鏡で取り除いてもらったとのこと。普通ならこれで「めでたし」なのですが、彼の場合はアニサキスアレルギーになってしまったようで、抗体検査で実測値が相当なものになったとか。そのままでは恐ろしいので精密検査をしたようだが、結果は…。
このアレルギーは、アニサキスのタンパク質に抗体が反応するため、アニサキスそのもの、およびそのタンパク質を含んでいる魚介類や、アニサキスそのもの、およびそのタンパク質を含む可能性のある魚介類の加工食品すべてに注意を払わなければならないそうです。でないと、場合によっては強烈なアナフィラキシーショックに襲われる可能性も。しかも面倒なことに抗体価と症状の強さは一致しないといわれていて、 抗体価が低くてもアナフィラキシーに至ることもあるのだとか…。

最近のお買い物

★特になし
寝具などの生活必需品を少し。

SOUND CORNER Vol,190

『AFTER TEARS 』

MUTHAS PRIDE

古き良きハードロックなんて言ってしまっていいのだろうか?自分としては、むしろ「普遍的なハードロック」とよばせていただきたい。自分はKeyが前面に出すぎたハードロックはあまり聴かないのだが、MUTHAS PRIDEは絶妙のバランスでオルガンが配置され、いつもそのメロディの妙とセンスのよさに感銘を受けている。そのオルガン奏者が元MARINOの筒井さん。知人の先輩(?)ということもあり、ライヴに行った際には少しお話をさせてもらったりしているが、MARINOといえば自分が10代後半の頃、すでに関西HM/HRの中心的存在だったので、その昔だったら「雲の上の方」みたいな存在だったかもしれない。カバーバンドのライヴの際には「ウチのメンバーは還暦が2名」とおしゃっておられたが、あれから数年、どうやら3名に増えられたようで…。新曲5曲、再レコーディング4曲、もちろんヴェテランならではの円熟味と高度なテクニックを感じるが、同時に皆さんのプレイは若々しく瑞々しくもあるし、十分ハードかつヘヴィでもある。DEEP PURPLE、RAINBOW、WHITESNAKEあたりの香りもするが、もう少し様式美系(←自分にはそう聴こえる)のメロディが要所でキラキラ踊っていたりする。
『BURRN!』2022年6月号にインタビューが掲載されているので、そちらも参考に。

最近の愛聴曲

SUPERSTITION / SOULFLY『TOTEM』
SCOURING THE VILE / SOULFLY『TOTEM』
全曲『WHO DO WE THINK WE ARE』/ DEEP PURPLE
全曲『COME TASTE THE BAND』/ DEEP PURPLE
全曲『WHOOSH!』/ DEEP PURPLE
全曲『TURNING TO CRIME』/ DEEP PURPLE
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