Monthly Whiplash

vol.192

Sep.2022

月刊「WHIPLASH」Sep,2022 Vol,192
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は7月25日から8月24日までです。

今年2回目の山岳渓流に行ってきました。

今年2回目の山岳渓流に行ってきました。最初に入った沢は数日前に入ったらしい足跡がちょこちょこあり、魚の追いはほとんどなし。エサ師に抜かれた後か…? しかもミミズの空きパックまで捨ててあり、その推測はどうやら当たり。小さいイワナを数匹釣って、別の沢に移動。
そちらの藪沢は釣りづらいので入渓者が少なく、これまでひどい渇水を除いては、たいてい比較的苦労せずに魚の姿を見ることができた場所。この日もサイズは小さいもののけっこうな数のイワナの追いがあり、数としては悪くないぐらい釣れました。ところが同行者のリールにトラブルが発生。替えスプールをもって登ってなかったので、これにて釣り終了。そこそこキツめの沢を2本登ったので、まあまあいい運動になりました。

[当日使用タックル]
Rod: SILVER CREEK STREAM TWITCHER 48ULB(Daiwa)
Reel: SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOM (Daiwa)+ Fluoro Carbon 3.5lb
Lure: SILVER CREEK MINNOW DART CUSTOM 48S (Daiwa), RIGGE FLAT 45S (Zipbaits), 蝦夷50S(Ito Craft)

*クモの巣対策としてフロロカーボンラインの通しでやってみました。これまでずっとPE+リーダーでやってきたので、明らかに異なるキャストフィールに違和感。ともすればラインが膨らみ気味になる。しかし、PEとリーダーの結び目にクモの巣コブができるという最大級の面倒からは解放されました。それは藪沢で快適に釣りをするうえで大きなプラスでした。夏の藪沢はコレやな。まあナイロンかフロロカーボンかは個人の好みでいいと思うけど。
*SILVER CREEK AIR TW STREAM CUSTOMの意外に素晴らしい利点。それはラインがスプールに咬んだ時、ロック解除だけで簡単にレフトサイドプレートをオープンできること。これまでのSS AIRとかでは、これができなかった。めっちゃ便利!

茹だるような暑さが少しマシになる夕暮れ時、

茹だるような暑さが少しマシになる夕暮れ時、久しぶりに近所の川にマナマズ釣りに行ってきました。それでも異様な湿度ですぐに汗まみれ。本来ならベイトタックルでやりたいのですが、RD711 LMX-RF2Sのテストモデルのティップセクションを改良したヤツを試す必要があるので、今回はスピニングタックル。ティップセクションは初回テストモデルとパワーとテーパーは同様で、マテリアルを変えて「張り」感を付加したもの。ワイヤーベイトのブレードの回転は初回モデルよりタイトに伝わってくるし、アタリの伝達も上がったし、操作感も少しシャープになり、想定していたロッドになりました。マナちゃん以外でもこそこそテストはしてたんだけどね。

[当日使用タックル]
Rod: RAW DEALER ○○○○○○○○ RD711LMX-RF2S THE TRIAL BY FIRE BSV-test model_2(Whiplash)
Reel: 10 CERTATE 2500 (Daiwa)+ PE#1.2+20lb Leader
Lure: いろいろ

マナちゃん釣りの背後からはクツワムシやらウマオイやらの声。それらに聞き入っていると、なんかけっこう大きな獣が15mほど向こうの藪を走ったような…? シカのようなシシのような…クマは出ないので安心だけど、シシだったらけっこう怖いし。とにかく走った音だけでは判断がつかぬ。自宅裏では盆の頃からエンマコオロギが鳴き始めたし、少し秋が近づいてきた気がします。

途中まで順調だったSWAYWARD-16(Sixteen)なるリップレス・ジョインテッドミノーの進行が渋滞に巻き込まれました。これはまったくワタクシ事情ではありません。秋にはインジェクションモデルで最終調整ができるかな? 晩秋には海外に持ち込めるかな?余裕をもって進めたいので、いろいろ前倒しでやってきたのですが、そのあたりがギリギリのラインになってきました。

早くも2023年のフィッシングショー

早くも2023年のフィッシングショーの話が聞こえ始めました。今のところ横浜も大阪も開催されるようですが、バレーヒル(以下VH)さんはいずれにも出展しない方向みたいです。というわけでWHIPLASHも出展はナシ。お世話になってるメーカーさんはいくつか出そうなので、大阪は業者日に紛れ込んでそういうところに表敬訪問に行こうかな…と。名古屋のキープキャストにはVHさんは参加予定。ただしWHIPLASHはナシ。小倉と新潟はVHさんもWHIPLASHもアリのようです。まだまだ予定の段階にすぎないと思いますが、とまあそんな感じなのだそうす。それ以外にはショップイベントにいくつか参加してほしいとのことなので、VH・邪道との合同イベントに同行する可能性はあります。

年末に傷めた左肩、5月頃まではルアーにアクションをつける際にも、角度によって痛みが走るほどでしたが、徐々に回復し痛みはほぼ完全に消えました。おかげで各種のライトな筋トレもできるようになりました。ライトな筋トレ…たとえば深めの拳立てを連続60回やっても肩に響かなくなったし、ベントオーバー・サイドレイズも痛みなくできるようになりました♪ そしてなにより現在は、左肩の可動域の復活を目指し柔軟運動をやってます。見た目より随分体が軟らかいのが売り(?)だったのでね。

この異様な暑さ。

この異様な暑さ。一部の植物が枯れたのは水や養分不足のせいではなく、異常な日照と暑さのせいだと思われます。なんで朝の9時から33℃になったりする? 暑さに強いヒトコブラクダが熱中症で亡くなるぐらいだし、渓魚以外は早朝と日没後以外はほぼ沈黙だし、そう遠くないうちに海外出張をひかえる身だし…というわけで、釣りは基本的に自粛中です。第7波もピークは過ぎた観があるけど、まだまだ猛威を振るってるしね。

庭が少しあってよかった。隣家との距離が少しあってよかった。小さな迎え火や送り火を焚いただけで近所から苦情がくることがあるそうだし、小さなたったひとつの風鈴がうるさいと文句を言われることもあるらしい。自分のちっぽけな閉塞空間を異様なまでに必死に守るあまり、過剰に攻撃的になる人が増えてきたようだ。これはコロナウィルスのせいだけではないと思うけどね。

ここにきて自分の周囲にも小物ぶりを露呈する人が続出中。子分キャラなら子分キャラのまま、親分を目指すことなく、有能でカッコイイ子分を目指せばいいのに。ちょっと担がれたら、すぐに大物ぶったり、親分ぶったりするので、結果的にカッコワルイことになる。聞きかじりでつぎはぎだらけの帝王学なんかクソの役にも立たんぞ…とワタクシは思うのであった。

よく人はプライドというが、自分の周囲でプライドという言葉が使われる場合は、真に「PRIDE」という英語に該当するものではなく、ほとんど見栄だとか、打たれ弱いくて情けない自分を守るために先に押し出しておく盾みたいな口上であって、たいていが「屁のつっぱり」レベルのものであるような気がします。なんとも失礼な言い方ですが…ね。

圧倒的な第7波。

圧倒的な第7波。これまで感染を逃れていた友人や知り合いもけっこう罹患。でも症状は軽かったり、かりに高熱が出ても数日で復活というケースがほとんどで、アルファ株とおぼしきモノに感染して肺炎にもなって長いこと苦しんだ自分としては、ほっとしています。ただ頭痛や咳はけっこうひどいらしいね。
そんな中、72時間以内のPCR検査陰性が必須の入国規制を撤廃する話が聞こえてきました。いつから緩和やろ?出張の帰りに間に合う?ワタクシの都合で言うなら、できればナシにしてほしいな。高いし(2まんえんほどかかるというウワサも)面倒くさいし…。…なんて言ってたら、9/7に撤廃だって。国葬とやらにも合わせるのかな。
でもその国葬って一体何? 公表される以上の税金が使われるのは目に見えてるし、 周囲の元アベ派の人からも疑問が出てるほど。それはさておき、海外の友人たちからも、久しぶりに来日したいという声が聞こえ始めた今日この頃。

ずっと昔に習ったよなあ。日本国憲法第20条と第89条。「政教分離」という原則について。「なあなあ」とか「だらだら」とか、「長いものには~」とか日本人は好きやもんな。その昔、宗教関係者から選挙時の投票にかんしてけっこう強引な働きかけがあったけど、「そんなこと言われたら絶対入れない(笑)」と笑って断ったら、二度と言われなくなったなあ。「オマエは地獄に落ちるぞ」と脅されたけど(苦笑)。いったいどんな地獄だろう? 八大地獄ってのがあるけど、自分はまだ第一階層の等活地獄に行く資格すらないんだけど(笑)。そっちじゃない地獄なのかな?

最近の!!な試合

★UFC277 バンタム級選手権 ジュリアナ・ペーニャ vs アマンダ・ヌネス
ダイレクト・リマッチ。前回バックチョークで敗れたヌネスが、おそろしく制御されたクレバーな戦術で勝利し再戴冠。メインカード初戦のライト級3回戦、マゴメド・アンカラエフvsアンソニー・スミスでは、アンカラエフの強さ・恐ろしさが際立っていた。フライ級暫定王者決定戦のブランドン・モレノvsカイ・カラ=フランスも好試合。モレノの総合力の高さには驚くしかない。デイブソン・フィゲイレイドとの再戦が楽しみだ。しかし、そこにメインカード第2試合で圧勝したアレッシャンドリ・パントーハが絡んできそう。パントーハはモレノにもカラ=フランスにも勝っているし、三つ巴のタイトル争いが観られそう。

★UFC278 ウェルター級選手権 カマル・ウスマン vs レオン・エドワーズ
1Rのエドワーズによるグラウンド支配には少し驚いたが、その後2,3,4Rはウスマンがペースを握り、それは5Rのその瞬間が訪れるまでは、そのままウスマンが盤石の体制でポイントアウトで勝つだろうな…という流れだった。あの左ストレートのフェイントから左ハイキックというエドワーズの攻撃が出るまでは。観ていて、エドワーズの左ストレートに対して、ウスマンが上体を右にして少し過剰に避けた瞬間、あ、左ハイが来る!と閃いた。その時まさにそれが飛んできてクリーンヒットしたのだ。まさか本当に!?と目を疑ったが、映し出されたのは失神KOされオクタゴンに倒れた王者ウスマンだった。UFC史上最大の逆転劇という評価も大げさではないと思う。
そのメインの前のパウロ・コスタvsルーク・ロックホールドの試合も死力を尽くし合った観があり素晴らしかったが、エドワードによるKO劇の衝撃は、それすらも霞むほどだった。

最近の愛読書

★ペリリュー ー楽園のゲルニカ- 1~11巻 武田一義著 平塚柾緒原案協力 白泉社
「ペリリュー -外伝-」1巻が発売されたので、完結していた「-楽園のゲルニカ-」もあわせて全部読んでみました。
年々太平洋戦争に関する報道番組は減っているような気がします。あったとしても一般的には視聴しにくい時間だったり…。先日『NHKスペシャル 沖縄戦 全記録』や『選 戦慄の記録 インパール』の再放送を観ましたが、いったいどれぐらいの人が視聴したのだろう?という疑問が浮かびました。
自分が子供の頃は、少し贅沢な発言をしたり、無意味な好き嫌い(自分は食べ物において好き嫌いが多いと言われますが、実は好き嫌いではなく本当に努力しても嚥下できないものがけっこうあり、ムリに飲み込もうとすると苦しくて涙がぼろぼろ出たり、嗚咽したりします。そんな姿を見て、親はある時期から無理強いはしなくなりました)をすると、「戦時中は…」とか「戦後の物のない頃には…」と必ずたしなめられたものでした。そして戦死者の話や機銃掃射に遭った話などは、周囲でも珍しくありませんでした。そして掃射痕の残った防潮堤や建物の外壁はあちこちに残っていたし、防空壕の跡もまだまだありました。戦後20年を目前に生まれ、戦後20~30年という戦争の記憶が風化していない時代に幼少期を過ごした自分には、自身の戦争体験をダイレクトに話してくれるオトナたちがいました。現在ふと不安になります。このまま太平洋戦争が風化していくとどうなるのだろう?…と。そしてウクライナ、再び中東、さらに台湾(ペロシ・ショックには驚きました)と不穏が広がっていくような…。


最近の珍事件

★安物パルスオキシメーターは信用ならぬ?
オミクロン株に感染した友人が、自前のパルスオキシメーターで血中酸素濃度を測って保健所に知らせると、救急車が飛んできて、ビニール袋みたいなのに入れられて病院に運ばれたそうです。しかし、そこでちゃんとしたパルスオキシメーターで計測すると正常値。すぐさまUターンして自宅療養へ。その後保健所から借りたメーターを右、自前のメーターを左につけて測ったところ、2器の数値には明確な差。ネット通販で買った自前の○○製安物メーターはウソの数値を表示し、まったくもって信用できなかったとのこと。安物のせいで救急車の無駄使い…。

最近のお買い物

★ウィルキンソン ジンジャーエール
ショッピングモールをプラプラしていた時にカルディの店先で発見。で、買って帰ってキン!と冷やして飲んだら、ガツンとジンジャーが響く辛口のオトナの味で、ふたりとも一口で気に入った次第。この味、ガキやお子ちゃま舌の人は飲んではイケナイ(笑)。そういやウィルキンソンの工場、カッコよかったなあ。ずいぶん昔に取り壊されたけど、ウチからそう遠くないところにあったのだ。宝塚が発祥ということもあって、やっぱりジンジャーエールはウィルキンソンのを飲みたいね。いや、カナダドライも好きなんやけどね。

SOUND CORNER Vol,191

『ARCH ENEMY』

DECIEVERS

すでに公開されていたアリッサ・ホワイト-グルーズのクリーンVoも聴ける「HANDSHAKE WITH HELL」がオープニングとなった新作は、とにかく充実の内容。
攻撃性と抒情性が極めて高いバランスで配置され、全11曲、聴きどころ満載! なのでボーナストラック2曲は、個人的にはなくても十分な感じがする…。

最近の愛聴曲

SOLDIER ON! / MEGADETH『THE SICK, THE DYING, AND THE DEAD!』
全曲『PEACE SELLS…BUT WHO’S BUYING?』/ MEGADETH
*新作は今の時代の『PEACE SELLS…』?
DEATH, WHERE IS YOUR STING / AVATARIUM『DEATH, WHERE IS YOUR STING』
*相変わらず冴えるジェニー・アン・スミスのVo。でもアルバムにはもっとヘヴィな曲も欲しいなあ。
全曲『BEFORE THE STORM』/ SAMSON
*ニッキー・ムーア氏の訃報を聞き、加入1枚目の『BEFORE THE STORM』を聴いてみた。その昔のボロボロのカセットテープから知人がCDに落としてくれたやつだ。 ブチ切れシャウトスタイルを武器にしたブルース・ブルース師の後任ということもあり、ずいぶん地味に聞こえたが、その体躯同様ヘヴィなブリティッシュボイスの歌唱はけっこう好きだった。あらためて聴き直してみると、当時の印象より数倍イイ。故ポール・サムソンのGもテクニカルではないが味があって、なんともNWOBHMである。B級扱いする人も多いが、なにも世の中、A級だけが認められるべきであるというわけではない。エンディングの「YOUNG IDEA」が沁みる。R.I.P.
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