Monthly Whiplash

vol.206

Nov.2023

月刊「WHIPLASH」Nov.2023 Vol,206
この雑記は適当にダラダラ書いているので、前回の原稿を渡した日(だいたい各月23日頃)の翌日から、約1カ月のことが出ています。今回の場合は9月25日から10月24日までです。

毎年恒例の駿河湾夜遊び

毎年恒例の駿河湾夜遊びに行ってきました。今年はまったくの初心者も含め、まあまあな人数。開始直後にサビタチにラインをやられ、リーダーの組み直しからやらざるをえないサイアクな事態が発生したし、やっと乗ったと思えばサビタチ。エサつきの人たちにはアタリがあるものの、ジグ単体はカイチョーが回収中にカケた1本のみ。長めのジグに交換しジャークの後の滞空を意識してやってみると、やっとしっかりしたアタリ。しかしゴリ巻き上がってくる程度の小サットウ。船べりでは突っ込んで抵抗してくれたけど…。その後もいろいろやってみましたが、サットウのアタリは追加で1回のみ。おかしな小アタリは全部サビタチのもの。ジグはザクザク、しょっちゅうチェックしておかないとリーダーもアブナイ。いろいろやってみましたが、結局サビタチ1本追加しただけで終了。結果は船中サットウ4本、サビタチ3本いう貧果でした。でも久しぶりに富山のセンセーたちとも合流して遊べたし、楽しい時間を過ごすことができました。なんか年々ショボくなるような…。

A型肝炎ワクチンを接種しました。衛生環境の整っていない国や地域の病気で、主な感染経路は経口感染で、感染者の糞便中に含まれるウイルスに汚染された水や食材(魚介類、肉、野菜、果物など)を経口摂取することで感染します。2~6週間の潜伏期間を経て、発熱や全身倦怠感、腹痛、吐き気・嘔吐、下痢、食欲不振、黄疸などの症状が現れるそうです。これまで自分は感染したことはありませんが、いずれ行く予定の場所がアヤシイので、念のために接種しました。1回目と2回目の間隔は2~4週間。2回目と3回目の間隔は約半年なのだそうです。3回接種しておけば5年程度は効果が得られるらしいです。ワクチンの副反応として倦怠感や発熱、発赤、頭痛が現れることがあるそうですが、自分は2回ともまったく何事もありませんでした。

耐久テスト

度重なる素材の問題で、本来ならライギョ釣りに行かなくなる頃になってからもウィードレスプラグのボディの耐久テストをおこなってました。先に提案された素材は1個のルアーで10本のライギョを釣りましたが、貫通するほどの深い傷はなく、これはなかなかいいな…と思っていたのですが、ずいぶん後になってその素材はNGという話に。新しく提案された素材をチェックするため、9月末に再テスト。水は悪いし魚は沈黙気味だし、なんとも厳しい。いい魚も出ましたが、テスト優先なので、どちらかといえば歯の鋭い60~70cmの魚が多く出る方が好都合という、普段の釣りなら避けているおかしな状況を望んでました(苦笑)。で、テストの結果は芳しくなく、再度素材の調整を依頼…。
すると10月下旬に「なかなかいいな」と思ってた素材に近いものが届きました。しかし、時すでに10月下旬。けっこううすら寒かったりするし、近所でのライギョによるテストはムリ。どうしたものか…?とぼんやり考えていると、ふといいことを思いつきました。だが、このテストはひとつ間違うと悲惨なことになるのは間違いない。まあ、おかしなモノが出ないことを祈りつつやってみよう。

秋の恒例、メッキ釣り

秋の恒例、メッキ釣りに行ってきました。着いたのはド干潮の時間帯。地形変化をチェックするにはちょうどいいかな。河川は水が引いてクサフグしか見当たらず。で、少し深い港内をチェックするとヒラセイゴ祭り。ルアーを引くとワラワラ寄ってきてコンコン当たる。さらにはオニカマスの子供やニセクロホシフエダイ、アオヤガラ(コイツは食わなかったけど)も。しかしメッキの姿がない。歩きながら各ポイントを探っていると、岸壁でメッキの追いがあったけどこれはメタルジグでの話。やっぱりトップかトゥイッチで釣りたいよなあ。とにかくヒラセイゴの群れはあちこちにいて、 そういうところをルアーが通過すると盛んに追いがありました。
車で移動したり、ちょいと観光(?)したりして、夕方の時合を待つ。ところがその夕方も芳しくなく、話しかけてきた地元の釣り人も「9月末はよかったけど今日はサッパリ。今年はピークが短い」という。そういやヒラセイゴもいなくなった…。マヅメ時なのに水面は静か。小魚の逃げる音も波紋もない。でも日没にはなにか起きるかもしれない。「ちょっと足が疲れた」という同行者に頼んで、日が落ちるまでやらせてもらうことに。その日没。川筋でトップにアタック。ノラない。別の場所でもアタック。これもノラない。そして少し水が動いている場所でついにルアーに引ったくりアタリ。キャッチ後の次のキャストでまた同サイズ。あきらかに明るい時間帯に出たメッキより大きい。そして何よりメッキはトップで派手に出るのが一番。しかし、この2枚で時合が終わったらしく、その後水面は静まり返ったまま。それを機に納竿しました。

[当日使用タックル] Rod: 7‘1“改造ロッド Reel: CARDIA FC LT2500S+SLP 2500SS Spool(Daiwa)+ PE 0.5G+Fluoro 7lb Leader Lure: Sinking Minnow 50mm, Metal Jig 5g, Pencilbait 60mm *ロッドはとあるメーカーさんが昔々に作ったメッキ用ロッドからパーツをすべて引っ剥がし、自分なりのガイドセッティングを施し、ハンドルまわりも自分の使い方に合わせて組んだモノ。元からブランクスは気に入っていたし、新しいセッティングで幾分しゃきっとした使用感になりました。

*今回はメッキを5枚とかかりどころの悪かったヒラセイゴを2本キープしました。
当日の帰宅後にさっと捌き、翌日の夕食のおかずにしました。少しマシなサイズのメッキは恒例のムニエル。残りのメッキとヒラセイゴは南蛮漬けに。いずれもとてもおいしかったです。ちなみに捌いたのとムニエルを作ったのはワタクシ、同行者はおいしい南蛮漬けを作ってくれました。なのにせっかく買って冷やしておいた一番搾りを開けるのを忘れてしまいました。日頃晩酌をしないので、こういう時につい忘れるんよなあ…。

WAKE THE DEADの進行状況

WAKE THE DEADは、ABS切削4thモデルのスイムテストに移行。基部が空洞になったリップも成形してもらい、かなり市販品に近づいてきました。テストでは飛行姿勢も問題ないし、動きの立ち上がりも早いし、水面に描く波もイイ感じ。テストは7ft足らずのバスロッドでおこないましたが、ロッドを立ててスロー気味でリトリーブすると、わりと遠い距離でも水面引きが可能。まあ滅多にこんな使い方はしないと思うけど、ファスト気味のリトリーブでも泳ぎの破綻はきわめて少なかったです。腹部の埋め込みスイベルに小型ウィローリーフブレードをつけてもバランスは崩れないし、フェザー(←フェザーフックではなく)をつけてもイイ感じでした。引き方によっては20cmぐらいまで潜行しますが、有効な使用レンジは0~10cmといったところでしょう。海外向けにはウェイクベイトという呼称が通用するかどうかわからないので、少し長いけど「Surface Rippling Minnow(表層にさざ波を立てるミノー)」と称することにしました。ウェイトバランスの調整はまだ必要ですが、それは金型に移行した後で念入りに。

心を傷める毎日

「このところ中東は静かやな…」と思っていたらハマスの侵攻とイスラエルの報復攻撃。また街が破壊され人が傷つき死ぬ。悲惨な報道を目にするたびに、なんとかならないんだろうか…と心を傷める毎日。


空白期間はあったものの、25年ほどの付き合いがあった友人が亡くなりました。釣りとバイクとロック、その中のジャンルは少し異なるものの3つの趣味が同じで、ほぼ同世代。話が合わないワケがない。長いことステージ4のガンと闘い続けていたのですが、ついにガンを道連れにこの世を去ってしまいました。だからガンに負けたわけじゃないよな。彼に巣くっていたガン細胞もそこで終わったんだから。負けず嫌いのヤツに「負けた」なんて言ったら発狂するわな。思い出はたくさんあります。楽しかったことがほとんどですが、アブナイこともちょっとやったなあ、今の時代ならあーいうのはやばいよなあ。絶対そこらの人にスマホで撮られてSNSにアップされ、おまわりさんが…。まあいずれも悪いのは相手側だったんやけど、ちょいとやりすぎたな(苦笑)。
豪快で時にミョーに繊細で、もちろんガラも口も相当よろしくなく、そのくせなんか憎めないヤツ。知識が豊富で(←特化してたけど)、エロトークが激しくて、人に頼まれたらイヤと言えないヤツで、ちょっと出しゃばりで、自分の人生のある期間を楽しく彩ってくれたヤツ。お通夜の後、昔一緒に釣りに行ったりしていた友人たちと集まって、近くの居酒屋で献杯後に、ひとりが持ち込んだ古い写真他をサカナに思い出話に花が咲き、ふと寂しくなった瞬間もありつつも、けっこうみんな笑って飲みました。人が亡くなったのに不謹慎?いや、これが自分たちのヤツへの感謝と弔辞なのだ。かしこまった弔辞より、この方がヤツも喜んでくれるかな…と。戒名は知らない。俗名稲川明、安らかに。三途の川でマグナムトピードやソリザラでも投げながら待っていてくれ。早かれ遅かれ、いずれみんなそっちに行くから。合掌。

最近の!!な試合

★S.ミドル級4団体統一戦 サウル・カネロ・アルバレス vs ジャーメル・チャーロ
前代未聞のマッチメイクだと思った。S.ミドル級4団体統一王者 サウル・カネロ・アルバレスにS.ウェルター級4団体統一王者ジャーメル・チャーロが挑戦。階級差は2つでその体重リミットの差は約6.4㎏。しかしチャーロはアルバレスより長身で、おそらく普段の体重はそこそこいってるだろう。しかもアルバレスはS.ウェルター出身。ウェイトアップしたチャーロはあきらかにアルバレスよりひとまわり大きいが、強打への耐久性は未知数。その他あれこれ、見どころ満載の試合として期待していました。まあなんにせよ、プレッシャーで下がらされたらチャーロの負けだろうな…と。
1Rこそアルバレスのプレスに対抗できたものの、2R以降は明らかに下がらされているし、だんだん煽られて上体が立ち、重心が高くなってきた。こんな態勢になると小柄でがっしりしたアルバレスは有利になる。そして7R、ついにアルバレスの右がガードの隙間を割ってテンプルに入り、チャーロはしばし耐えたもののヒザをつく。プロキャリア2度目のダウン。ただその後の試合展開はそれほどエキサイティングなものではなかった。チャーロは倒されないことに徹しているように見えたし、アルバレスはまだ残っているチャーロのパンチを警戒して積極的に倒しにいかない。もちろん判定は大差でアルバレスの勝利だったが、世紀の一戦であったはずの試合が、少しばかり煮え切らないものになってしまった観アリ。両者の今後としては、アルバレスはWBC暫定王者ディヴィッド・べナビデスとの試合を観たいですね。一方のチャーロは何といってもWBO王者のティム・チュー戦。いずれもリスクが大きいだけに、ファンとしてはたまらない。

最近の愛読書

★特になし

最近の珍事件

★特になし

最近のお買い物

★STREAM TRAILのリュック
完全防水ではありませんが、雨程度には強そうなSPLASH DEFENDERのリュックタイプを購入。サイズはぎりぎりで機内持ち込み可能なぐらい。今後まだあちこち旅行しようと思ってるので、きっと役に立ってくれることだろう…と。

SOUND CORNER Vol,206

『HACKNEY DIAMONDS』

THE ROLLING STONES

18年ぶりのオリジナルアルバムは期待をはるかに超えた! とにかく全編カッコいい。曲だけでなく、アルバムタイトルの由来もROCK N’ ROLLそのもののカッコよさ。歌メロが冴えている。音が生きてる。音が立ってる。なんだ、この元気さは? ミック・ジャガー80歳、キース・リチャーズ79歳、ロン・ウッド76歳。なんとカッコいいジジイたちだろう。この音の元気さはテクノロジーのおかげだけではない。ボーナストラックとして「LIVING IN A GHOST TOWN」を入れてくれたのにも感謝! もはやコロナ禍は忘れ去られようとしているかのような観があるが、この曲のMVを眺めているとロックダウンの時代が甦る。

southernnative

最近の愛聴曲

砂塵の彼方 / ALICE『ALICE V』
街路樹は知っていた / ALICE『ALICE VI』
それぞれの秋 / ALICE『ALICE VIII』
シェナンドー河に捧ぐ / 谷村新司『黒い鷲』
本当にすごいメロディーメイカーだったと思います。無理に言葉を詰めることも伸ばすこともなく、言葉の扱いがとにかく丁寧だなー…と。印象的なフレーズがシンプルにジャストで収まっていたと思います。そして音楽以外なら、やはり自分の世代なら『ヤングタウン』の金曜日「女性立ち入り禁止コーナー」。立ち入り禁止のはずなのに佐藤良子さんが…(笑)。中学生が公然と(?)下ネタが聞けるのは、これぐらいしかなかった時代。自分の部屋でラジオを聞きながら声をひそめて笑っていました。「関東4文字、関西3文字」なんて名文句も懐かしいな。訃報を聞きふとあの時代を懐かしく思い出しました。合掌。え、もんよしのりさんも…。その昔の熱帯熱マラリアに罹られて大変だった件ははっきり憶えています。合掌。
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